おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

さらに進化したポラリエUに微動付き雲台ベース仕様になりました!

2023-03-20 17:10:03 | ポータブル赤道儀関連


ポラリエUが発売されてから共に雲台ベースPCBU-EQを作り続けてきましたが、また新たな雲台ベースを作りました。見れば直ぐに分かりますが、スカイウッチャーの微動装置とポラリエUをジョイントしたのが今回の製作品です。極軸が長くなりますが、強度的にも実用的にも問題はありません。PCBU-EQ2と同様な内部構造でベアリングを入れてあるので、雲台ベース部でも粗動ができますし、微動体でもできるので、それぞれ必要に応じて使い分ければいいでしょう。



この新たな雲台ベースは販売を想定して作っていますが、商品にはスカイウォッチャーの微動体も当然含まれて完成品として販売します。このポラリエU微動雲台を装着する事で、小口径写真鏡や望遠レンズで星雲や星団、彗星を狙う際に構図決めのために微動装置が活きてくるので、ほぼ赤道儀と同じ感覚で撮影や観測に使えます。撮影時の微動使用は非常に便利でモザイク撮影をする場合にも赤経赤緯に剃って望遠鏡をシフトできるので、正確な撮影ができます。これまで欲しい、欲しいと考えていた写真望遠鏡使用時の微動装置ですが、ようやくその思いが叶うようになります。



とりあえずは、1点だけは余分に製作しましたので、外観を綺麗に仕上げてから販売致します塗装処理もできますが、この部品に限ってはカラーアルマイト仕様として販売しようと考えています。仮に塗装色をポラリエUに合わせてやったとしても、微動装置とは色違いなので、全体的なイメージとしては、赤や青で仕上げた方が見栄えしそうです。もちろん塗装も検討しますが、やってみてから決めようと思っています。



機材の乗せ方は、雲台ベース部分には1/4インチカメラネジ1本だけなので、基本はそれでクランプベースを乗せる事になります。また自由雲台を介してカメラ類も乗せられるので、これまで通りの星景写真にも使えます。何れにせよ、まだ実際には使っていませんが、このデザインでポラリエU側に過剰な負荷をかける事はないと考えておりますので、とりあえず1台を仕上げてから販売しようと思います。ただこの新たな雲台ベースを販売するようになっても、従来のPCBU-EQ2は販売し続けます。双方の販売価格が同じなら後者に変わりますが、価格差があるので引き続き販売を継続します。

先週末の本年度最初のアストロカーによるスターウォッチングは、残念ながら大雪のために室内開催となりましたが、それでも参加人数が定員の半数近くいたのには驚きました。去年6月から始めたばかりの時には天気が悪いと酷い時には参加者ゼロと数名とかありましたが、今年に関しては今の所出だしは良いです。ただそうは言っても室内でやるよりは外の満天の星空の中でやる方が双方に良いので、スターウォッチングはその形式に関わらず晴れた時に限りやるべきなのかもしれません。難しいところです。

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