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昨夜は富士山で撮影をしていました。いつものポラリエU+PCBU-EQ2+TK-ALZM jr2E+FL55SS with RDの組み合わせです。カメラはEOS M6です。APS-Cサイズを使うのは、撮影倍率を簡単に得られるのと、周辺部の星像を気にせずに撮影できるので海外でも良く使っています。天候は最高で一晩中雲一つ無い空で風も強くなかったので月明かりさえ無ければ最高の条件でした。この写真はSIGMA 105mm/1.4とEOS Rで手持ちで撮っています。流石に明るいレンズなので、まるで日中のように明るく写ります。撮影中は、顔や手が冷えて痛いくらいでしたが、小海の自宅ほどの寒さは感じませんでした。
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ポラリエU+α機材で撮ったZTF彗星ですが、日々撮る度に彗星の尾が分かりにくくなっています。ただし明るくはなっているようで、双眼鏡やファインダーではその存在が簡単に分かります。まだ撮り始めた頃とは明るさと中心核の大きさでは確実に分かりやすくなっています。露出はポラリエUではその性能を出し切る180秒露出ですが、きちんと追尾が出来ています。ポラリエUでは久しぶりに3分露出で撮りましたが、4年前まではアメリカやニュージーランドではこの機材の組み合わせで常に3分露出は安定して成功させていました。画像ではかろうじて尾が出ているのが分かりますが、月明かりの中での撮影なので、露出をかけ過ぎると尾が背景に消されて見えなくなります。
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この画像は、1月22日に撮影したものですが、尾の存在がはっきりと分かります。今とは大きく違っていますが、やはり彗星は太陽に近づいて尾が伸びてくるので、可能であれば太陽にできるだけ近いうちに撮影すべきでしょう。今は明日の地球最接近に向けて太陽から離れていってますので、彗星本体は明るく大きく見えていても、尾が成長しないので全体的には見劣りします。しかし良い事もあります。それは彗星が北極星に近くなっているので、一晩中見える周極星になっている事です。尾は写りにくいですが、家の庭などから簡単にその存在を写せるので、初心者などには良い撮影素材になるのではないでしょうか。今日も今の所良く晴れていますが、ZTF彗星もそろそろお腹一杯になってきました。今夜はKOWAのハイランダープロミナーで庭から観察して見ようと思っています。