おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

SkyWatcher Dob16の再メッキ

2019-05-11 18:22:02 | ブログ


KenkoスカイメモR/RS用の雲台ベースとPoleMasterアダプターが仕上がったので、ご注文の方に発送致しました。特注製作ができない時にご注文いただきましたのでかなりお待たせしてしまいました。このPoleMasterが付いたスカイメモ雲台ベースは、1台だけ在庫品となっております。

このスカイメモ雲台ベースは製作してから大分経ちますが、ポラリエ雲台ベースほどは出ておりません。元々この雲台ベースは、私が海外でスカイメモRを使った際にどうしても使いづらいと考えてデザインしたものなので、純正状態で満足できない方には必ずやお役にたつはずです。

ポラリエが発売されるまではスカイメモが一人勝ち状態でしたが、今は完全に逆転してポラリエがダントツでトップに君臨しています。他にも売れているのは、サイトロンのナノトラッカーです。現状この2台がトップにあって、後は中間にKenkoスカイメモSなどがあり、底辺層に高級機がある感じでしょう。



こちらもPoleMaster関連の商品ですが、ポラリエ雲台ベース専用のPoleMasterアダプターです。たまに注文があるのですが、注文される際に在庫が無いことが多いので、少しだけ製作しました。海外でもこの組み合わせで使われている方も結構いらっしゃるようです。私も一応はPoleMasterを持っているので、この組み合せで使ってみようかとも考えております。



ところで、先日もスカイウォッチャーの40cmドブソニアンの事を書きましたが、主鏡の再メッキが出来るところを探しておりましたが、ジオマテック社が引き受けてくれることになりました。当初なかなか回答が来ませんでしたが、その理由はこの構造にありました。



主鏡セルを横から見るとこんな形状になっています。一般的なミラーは下部は平坦ですが、このドブはラッパ型に開いています。この構造は30cmと40cmだけのようです。その上の18インチもたぶん同じ形状だと思います。



セルから外した裏面ですが、中央に主鏡を支えている部品があるのですが、どうやらボンドで固着させているようで簡単には取れません。しかし、この写真を送って検討していただいた結果、再メッキを引き受けてくれることになりました。当初、最も状態の悪い1面だけ出すつもりでしたが、引き受ける方も面倒なので、3面まとめて出すことにしました。

明日はそれぞれのミラーを3箱に分けて梱包しないといけないのですが、サイズが大きいので相当気を使います。結果的に再メッキとなりましたが、トータルで考えると相当リーズナブルで40cmドブソニアンが新品状態に戻って使えるので良かったと思っています。



接眼体を修復して錆びたネジ類は全てステンレスに交換しました。後は主鏡が来月戻ってくれば使えるようになります。この3台の大型ドブは、町内のいくつかの施設へ設置しようかと考えています。そのうち1台は天文ファンのメッカでもある「レストハウスふるさと」に設置しようかと町の観光課に相談しています。標高1700メートルの高地ですので、大型ドブを見るには最適な環境でしょう。

完全に仕上がったら、麦草峠へ持っていって使ってみようと考えています。その時にこちらへ来られる方がいらっしゃったらぜひご一緒してください。できるだけ土日の天気の良い時にしようと楽しみにしています。標高2000メートルで見た40cm大口径のイメージはさぞかし素晴らしいものがあると考えています。

今日明日は店舗営業日ですが、今日は午前中に関西からお二人のお客様がいらっしゃいました。1時間ちょっとお話してお帰りになりました。来店される方が全て営業に結びつくことはありませんが、遠方からわざわざ来ていただけることはとても嬉しいことです。明日もお客様が九州から来られます。天文業界ではとっても有名な方です。去年からお話がありましたが、タイミングが悪くてこの時期になりました。

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