おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

Star Adventurer GTi+α他用のウェイトを作りました

2023-02-06 19:04:54 | ブログ


Star Adventurer GTiマウントに付属している2.2kgのウェイトがちょっと大きくて持ち運びが面倒なので、2種類のウェイトを作りました。他にもAZ-GTiやビクセン赤道儀にも使えるので、φ20シャフト用として「1.0kgと1.5kg」を作りました。ただし、まだ完成ではなくて、これからホワイトで焼き付け塗装をして仕上げます。お値段もステンレス製よりは少しお安くしますので、ご要望の方はご注文ください。

Star Adventurer GTiに小さな鏡筒などしか乗せない方は、2.2kgのウェイトは重すぎるので1kgウェイトでもいいでしょう。まぁ、せっかく付属しているのに使わないで新たに費用を出して小さなウェイトを買う必要は無いかもしれませんが、山で使ったり海外へ持って行ったりする場合には、このウェイトが活きてきます。合わせて150mmのシャフトも作っています。



中心穴は、φ20とφ24.5の段差のある穴になっており、ウェイトを無駄なく引っ張り出して使えるようにしています。



見た目綺麗に加工しているのでステンレスのように見えますが、鋼材で作っていますので、塗装しなければ錆びてきます。材料費は高騰していますが、それでもステンレスよりはまだ安いです。あと塗装の手間もかかるので、トータルではそれほどコストは変わらないかもしれませんが、ステン材よりは少しはお安くできます。またカラーもマッチしているので、いいかもしれません。



ウェイトは、本体側への干渉を最小限度に防ぐためにスリムに作っていますので、赤道儀の高度調整ネジに干渉しにくいです。2.2kgのは大きい分シャフトの上までは上げられません。ただし、このシャフトはその干渉などを防ぐために取り付け部を前よりに変える事ができるようになっています。

Star Adventurer GTiは、赤道儀としてはコンパクトでWiFi対応で高機能ですが、大きな望遠鏡を無理に乗せて使うような事はせずに、できるだけコンパクトに使うためにウェイトやシャフトもそれに合わせたものを使った方が良さそうと考えて、このウェイト類も作りました。例えば、ビクセンのFL55SSなどを乗せて使うなら、1kgのウェイトでも十分です。



Star Adventurer GTiマウントのWiFi接続は、AZ-GTiと違って全然接続が出来ていません。WiFi機器は、スマホなどと繋がってはじめて機能するものなので、それが繋がらない、繋がっても直ぐに切れたり動作が遅れるなどの症状があると、使いこなせません。今の所はASIAIRで繋げて使っているので問題ありませんし、仮にSynScan Proと繋がっても結果的にはASIAIRを介して使うので、私にとっては大きな問題ではありません。しかし、本来繋がるものなら繋がって欲しいとは思っています。



ところで困った事に、ポラリエUの極軸望遠鏡PF-LIIの黒い胴部を固定している小さなイモネジがバカになっているようで、固定できません。ある程度ネジ込んでからイモネジで固定するのですが、そのイモネジが全く効いていないので、常にグラグラしています。仕方ないので、ジュラコンでリングを作ってそれを締め付けるようにねじ込んで固定する事にしました。このリングの役割は他にも調整用パターンの回転を渋くするのにも役立つのでいい感じです。



固定するとこんな感じになりますが、赤丸のイモネジがバカになっていますので、いくら締め付けてもグラグラです。しかし、これでもうグラつかなくなりましたので良かったです。


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