昨日は、山梨県の石和温泉にある「シャトレーゼホテル石和」まで出張観測会をしに行ってました。今月は2回ありますが、その1回目でした。天候は雲が多くて最後に夏の大三角が見えただけで、土星が一瞬見えただけで終わってしまいました。参加者は20名でしたが、何とか望遠鏡は覗かせてあげることができました。石和は、今年何度か行ってますが、まだまともに晴れたことが無くて、一度くらいは晴れた状態でやりたいものです。ガトーキングダム小海では、回数は多いですが、晴れて見せられたのも多いので、それなりに良い結果が出ています。石和の星空環境は決して良くはなくて、こんなところでスターウォッチングなど、良くやると思われるかもしれませんが、まだ東京のど真ん中のビル屋上でやるよりはマシだとは考えています。それは星を見る環境についての事ですので、やること自体が無駄だとは考えていません。
日本は、星を見せる公共の天文台などは、星が見えない町中にあるのが多いですが、アストロカーも同じです。せっかく移動できるのに、星が見えるところへ移動して観測会をしないのが不思議ですが、移動するのはあくまで市内のみで、遠方へは通常は移動しません。うちのアストロカーも基本的には移動せずに、ガトーキングダム小海をベースにしてやっていますが、その場所自体が星空環境が素晴らしいので、敢えて移動する必要がありません。ただし、石和温泉の場合は、移動しても星空環境が良くないので、望遠鏡が持っている能力を十分に発揮できないのがもったいないです。今月末の志賀高原の天空フェスも移動しますが、星空環境は良いので、晴れてさえくれれば最高のパフォーマンスを発揮できます。
シャトレーゼホテル石和での開催は、今年が初めてなので、現地の環境に慣れていない部分もあって、上手くいかない部分もありますが、それはガトーキングダム小海でも同様です。しかし、年を追うごとに参加者が年々増加の傾向にあるようなので、来年以降も継続されるのであれば、石和らしい観測会ができればと考えて研究中です。
