
今日届いたばかりの「Vixen ED70ss」です。タカハシFS60CBと同系列に位置する望遠鏡ですが、いろいろ思うところがあり購入しました。届いて直ぐにやったことは、重量測定です。対物ユニットと鏡筒が620グラムあり、接眼体と接眼部が1030グラムありました。トータルでは1650グラムです。FS60CBが約1400グラムですので、その違いは200グラムほどです。

そこでまずは対物ユニットと鏡筒だけ使ってアダプターを製作してBORGヘリコイドMを取り付けようかと考えています。次にやってみたいのは、タカハシ純正の0.72xレデューサーをSX60-50.8ADを介して装着して使ってみることです。この場合には純正接眼体を残したままでの使用となりますが、BORGヘリコイドMに交換してもレデューサーがM57仕様になったアダプターがあるので、それでも使うことが可能です。

実際に仮付けで撮影してみましたが、見た限りでは使えそうです。星を撮ってもそれほど悪くなさそうな感じです。FS60はFL355mmに対して、ED70ssは400mmと大きな違いは無いので、他社製品同士ですが、意外とマッチするかもしれません。純正のレデューサーもありますが、フルサイズでの使用を前提にしていないみたいなので、このタカハシRDが使えるといろいろ役立ちそうです。
このED70ssをヘリコイド仕様に改造すると、その重量は1.2kg程度でファインダー台座と三脚ベースが付くので、鏡筒バンドは不要になります。この重量ならポラリエに乗せて使うことも可能です。FS60CB用のBORGアダプターは既に製作に入っていますが、ED70ss用も近いうちに製作します。

こちらも仕上がったばかりの「新型お気軽撮影ズームアイピースセット for G9X用」です。その隣は、ビクセンHRアイピース用のG9Xアダプターです。FS60もED70ssも改造が終了すれば、このセットで月や惑星がポラリエに乗せて撮れるようになりますが、月惑星を高倍率で観測撮影をするには、赤道儀同様に視野調整できる微動装置が必要です。それもこれから製作していきますが、もう少しかかります。

新しいお気軽撮影ズームアイピースは、これまでよりお値段も安くなりますし、他のコンデジ用も同価格にて製作販売する予定です。