
昨夜撮影したM51の画像ですが、現在製作中のHAC125用のM42アダプターを使って撮影したものです。カメラは、ZWO ASI585MCを使っています。非冷却カメラですが、アプリで30フレームのスタッキング処理をしています。各フレーム10秒露出なので、この程度です。M42アダプターには、フィルターを装着できますが、それも敢えてせずにノーマル状態で撮影しています。まだアダプター自体はアルマイト処理をしていないので、輝星を撮るとゴーストが発生しますが、アルマイト処理で改善するでしょう。

ZWO ASI585は、冷却タイプもありますが、純正のままでは、使えないので、そのためにもこのアダプターがあれば使えます。画像はピントがきちんと合っていない状態ですので、きちんと追い込んで使えば、視野の端から端まで針をついたような鮮明なイメージが得られます。

ZWOのカメラでもケーブルが横から出ているものは、フォーカシングする際にケーブルも一緒に回すことになるので、そこが慣れないと少し厄介ですが、冷却カメラならケーブルが後部から出ているので、フードを付けた状態でも支障なくフォーカシングが可能です。まだ使い始めたばかりですが、アルマイト処理が終わって仕上がったらしばらく使ってみようと思っています。

CORONADO PSTを先週末にご来店いただいて持ってきてくれましたが、状態を見ると相当劣化が進んでいて、もはやHα太陽望遠鏡としての性能を全く出していなかったので、内部の劣化したフィルターを正常なものに交換して再度太陽を見たところ、新品時かそれ以上に素晴らしいPSTのイメージに復活しました。その前の週も愛知から直接持ち込んで修理依頼されたので、それも済んで既にお返ししています。太陽望遠鏡は、普通の望遠鏡と大きく違って、本来の性能が出せない状態では、白色光の望遠鏡より悪くなるので、太陽黒点さえもまともに見えなくなります。お持ちのPSTやCORONADOのSolar Maxを使われていて良く見えない、イメージが暗いと感じた時には、当店へご相談ください。