
ZWOのスマートテレスコープSeestar S50ですが、購入してだいぶ経ちます。最近はほとんど使っておらず、物置の荷物になっていました。たまたまYouTubeのSpace Koalaを見たら、いつの間にかSeestarが進化して、赤道儀モードで60秒露出が出来て、まるでCCDカメラで撮影したようなイメージが作れるようになっていました。ただ、その撮られたイメージは、Seestarから取り出した数百枚からPCアプリで処理されたもののようですが、それが誰でもできるなら凄いと思いました。

それで久しぶりにSeestarを立ち上げたところ、いきなりアップデートが始まって、ファームウェアーの更新作業ができたのですが、なぜか 4.4かで終わってしまって、4.7にはなりませんでした。それとVersion2.1かなんかで、2.5にはなっていなかったので、ネットアプリから新たなSeestarアプリをインストールしたところ、そこでようやくVer 2.5になりました。

それで、60秒露出を使えるようにするためには、今の経緯台モードから赤道儀モードに変更する必要がありますが、それは設定から簡単にできます。それができれば極軸調整支援もアプリからできるようです。まだやったことが無いので分かりませんが、あれば素晴らしい機能です。
ただ、赤道儀モードでSeestarを使うためには、何らかの極軸調整マウントが必要です。微動雲台までは要らなくても、それに近い機能を持った雲台があればいいでしょう。ZWOからその支援のためのマウントが販売されていますので、それを使うのが簡単です。しかし、せっかくなので、Seestar用の調整雲台を一つ作ってみようかと思っています。

露出は、60秒まで最大で使えますが、調整架台を使ったとして、それでどの程度まで正確に追尾撮影ができるのか分かりません。また事前にフラットフレームを撮っておく必要があるそうですが、それほど大変では無さそうです。ダークフレームもSeestarに任せて撮れるようです。その設定をきちんとやって撮影ができれば、スマートテレスコープでは考えられないような素晴らしい天体撮影ができそうです。
Seestarが発売になってから2年ほど経ちますが、既に後継機のS30も販売されていて、またこの先にS70も販売される可能性もあるので、これからこのSeestarがどこまで進化するのか目が離せません。ビクセンまでがSeestarを販売するようになりましたが、できるなら自社商品で電視観望ができるようなものを作って欲しいものです。
今後の星空観察イベントでもSeestarを用いたものが各地で開催されると思いますが、Seestar S30を10台くらい購入して、タブレットもセットで使えるようにすれば、子供たちに宇宙への興味を持ってもらえるようにできるかもしれません。近い将来に導入を考えてみようと思っています。
>ニュージーランド with S30...
こんにちは。S30をNZで使われたのですね、驚きました。S30をどう使われたのか知りたいですが、ブログなどをお持ちなら拝見させてください。
私も6月に行く予定でしたが、見送りました。もう少しファームウェアの更新が早かったら、NZで赤道儀モードで撮影ができたでしょう。しかし、4泊で2日晴れたのはラッキーでしたね。
Seestar用の調整雲台、大いに興味があります。
このところ、Seestar S50とDWARF3ばかり使っているので、極軸合わせがしやすい雲台があると良いですね。
赤道儀モードやフラット補正、60秒露光など、Seestarによる画像が一段とレベルアップしているので、まだまだ楽しめそうです。
こんにちは。
沼尻さんにとっても、SeestarのEQモード仕様化は、とてもエキサイティングなグレードアップでしょう。
調整用雲台については、まずは昨日のブログの架台で使ってみてから考えてみようと思っていますが、梅雨に入る前に何とかしたいですね。