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奥さんは赤ピラミッドを独り占め 2/2

隣の土産物屋に、未唯にぴっったりの置物があったが、重すぎて、日本に送ると18万円と言うことでした。持ってきても、未唯から、「それ、何」と言われる可能性もあるので、断念しました。

エジプトの車は古いものが多い。ここの車が電気自動車になることがあるのか。三輪車はエンジンを変えれば、簡単に変わります。発想の転換が必要になる。そのときにブランドがどうなるか。

その後に、オプションツアーで、他のピラミッドへ行きました。赤ピラミッドです。観光客が我々しかいないピラミッド。太陽は暑く、地面は燃えている。石は欠けて、下の方は砂で覆われている。風情があります。奥さんがピラミッドの前を一人で歩いているビデオ(iPODナノ)で撮っていました。自分の指がレンズを塞いで、ピラミッドが半分しか映っていなかった。

ガイドの計らいで、赤ピラミッドの石棺の所まで行けることになりました。奥さんは当然、中まで入りに行きました。私は階段のところで考えごとことにしました。そこで考えたのは、「さて、地球は動くか? 歴史は動くのか?」でした。太陽がきつかったけど、奥さんが出てくるまで待って、写真を撮りました。満面の笑みでした。

エジプトは天然資源が豊富です。足りる分だけとっている。天然ガスは輸出している。

次に、階段ピラミッドです。ピラミッドの原型です。周りのピラミッドがすべて見えます。

ピラミッドの一日でした。感じたのはピラミッドに頼った観光には限界があると言うことです。三大ピラミッドは流行っているけど、赤ピラミッドは我々のバスだけでした。隣は軍関係の敷地です。観光とは相いれない世界です。観光に徹していない。エジプトの国の方針が揺らいでいます。天然資源は豊富です。自国で使う分には十分です。無理して観光を行わなくてもどうにかなります。その国だけのことを考える甘さが露呈しています。

ホテルに夕方5時半に到着しました。プールに行くかと思ったら、気懸かりなバゲッジの整理を始めてました。ペースを合わせました。エジプトの専制政治について考えていました。トルコは市民のレベルで豊かになろうとしています。それに対して、エジプトには諦めを感じました。ピラミッドへ行く道の人々の暮らしは豊かではないが、子どもの笑顔は豊かでした。

専制政治の場合はThink Globallyから直接、Act Locallyを行います。Think Locallyの機能を省きます。エジプトでは軍隊を使っています。これでは市民の知恵が出てきません。政府が恐れるのが、実は市民の知恵なんです。規模が大きいほど、強健的になります。

トルコの観光は「使う」ことを方針にすることで、国民全体が観光で生きれるようにすることで、平和な国を作ろうとしている。そのためには、地方の知恵、グループの知恵、国民の知恵を結集している。エジプトの場合は軍隊とセキュリティが増えています。あとは、観光客へアタックする人たちです。これらは、サファイア循環では主役ではない。観光地を維持するだけしか機能しません。

エジプトを変えていくには、健全なThink Locallyを育て上げることです。その結果として、Act Locallyの知恵が湧出します。それが専制政治を変質させます。軍事革命ではなく、ビロード革命的なものです。トルコのアタチュルクが行ったようなものかもしれない。Think Globallyを変えるには、「赤ピラミッドを考える会」から始めるといい。
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奥さんは赤ピラミッドを独り占め 1/2

日の日程は、ピラミッドづくしです。エジプトについては、「地球の歩き方」も「指さし」も買っていません。単にピラミッドを愉しむために、奥さん用に「るるぶ」だけです。

ピラミッドへの出発時間が6時から7時に変更になっています。私の緊張感は継続されています。この旅の間も起床時間を3時にしています。2ヶ月半続いています。緊張感がある限り、どんな状況にも耐えられます。

カイロはすごい街です。馬車も犬も元気です。道はカフェに占領されている。立ち止まると、タクシーはすぐ止まります。ワゴン車はドアを開けて走っています。人を拾うとすぐに走りだします。散歩に出たけど、奥さんは、この雰囲気になれずにすぐに引き返しました。

街にはセキュリティ(ツーリスト・ポリス)は大勢居ます。

朝食のカフェテラスには一番乗りです。ウェイターが傍で5人ぐらいが話していて、気になります。のんびり食べていたら、皆と一緒になってしまった。

ピラミッドは唐突に合って、富士山みたいです。カイロの街のそばにあります。砂漠のイメージはありません。

第一、第二ピラミッドなら、第二ピラミッドの方がいい。展望台は遠すぎる。らくだはしつっこい。その後に、スフィンクスです。スフィンクスを撮りに行く代りに、ピラミッドが見えることで有名はピザハットを撮りに戻りました。オープン時間までだったので、外観だけ撮りました。奥さんたちはスフィンクスの尻尾を撮ってきたそうです。

ツアーの目的である、お店屋さんでの買い物で、パピルス工房に行きました。私は興味がないので、ポメラを出して、入力を始めました。店員が見つけて、「それは何か」と聞いてきました。「新しい時代のパピルス」と答えました。紙はいらない。パピルスはノートになり得ない。売るために居た、店員が8名ぐらいがやってきて、ポメラをいじり始めました。「これは日本だけか」「日本はすごい!」と口々に言い始めました。

その挙句、ここのあるパピルスと替えないかと言い始めました。日本語が打てるのかよ。エジプトの人も、電子機器には興味があるみたいです。値段としての16800円はベリー・チープだそうです。その辺の感覚はしっかりしています。

パピルス工房で見ていると、ツアー客は結構買っていました。感心します。奥さんはそんなときもしっかりしています。微動だにしません。

(つづく)
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