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京都と香川の図書館から地方自治を推し量る

未唯へ。2年計画の一環として、初心に戻り、出張時などに図書館に立ち寄って、クルマ販売のベースの地方格差とか地方自治を考えることを始めています。

これまでに、国内は90館ぐらい、海外は12館ぐらい、図書館は訪問しています。図書館から、その地方とか国を知ることは楽しいことです。この最近の地域格差の状況も分かるし、それにいかに対応していこうとしているかも、図書館を見ればわかります。

今日は平安神宮の敷地の中の京都府立図書館に寄りました。図書整理日でお休みでしたが、雰囲気はつかめました。以前、京都市立図書館に行ったことと合わせると、図書館に関する限りは京都は「まずしい」です。府立図書館は伝統を感じるものですが、機能的ではない。市立図書館には市民へのメッセージが中途半端です。やはり、京都の政治には、一緒に作り上げていくという感覚が足りません。

昨日は香川県立図書館にやっと、行くことが出来ました。というのは、駅前からバスで30分ぐらいのところの空港跡地に作られています。往復1時間以上かかりますので、香川泊でないと行けません。クルマで来るのが当たり前みたいです。

入館後に、リファレンスの県職員に尋ねたことは、「なぜ、こんな不便なところに図書館を作ったのか」という素直な問いです。それに対する答は、「広い場所がなかったから」というものです。滑走路の敷地に使ったので、長細い1階建てです。

レファレンス以外は町の“本屋さん”に全て委託しています。同じ、アウトソーシングでも、豊田市と比べると、「あいさつ」などの教育がされていません。「県立」といった風情です。

朝、到着した時に、市立図書館を再訪しました。ここはいい図書館です。人も大勢入っているし、150円に市内循環バスの停留所もあります。図書館よりも交通手段が気になりました。香川はクルマでないと移動できないという前提の下に、バスが運行されています。バスレーンもあるが、他のクルマも気にせずに走っていました。

街から30分以内であれば、クルマよりバスの方が早く着くように、配置すれば、街にも人が戻ってくるし、駅前図書館も活きてくるのでは、と感じました。図書館は全ての思いのバロメーターになりえます。

一度、全国の県立図書館の駅からの距離の一覧表を作りましょうか。そうすれば、行政に関する指針が出てくる。
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