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アフガン侵攻とNPO代表

昨日の10時からNHKでソ連のアフガン侵攻の番組を見ていた。色々なことがわかった。シルクロードが交差する山岳地帯の小さな国、ロシアとイラクとパキスタンにはさまれた国での過去と現在、そして未来。

30年前はアメリカとソ連の争いの最中で、アメリカはベトナムでの痛手を受けていた。そして、20年前にソ連の撤退とソ連の崩壊が起こった。アメリカはソ連に打撃を与えるために、イスラムを使った。スティンガーという携帯式のロケットランチャーを提供することで、ソ連の主要な武器であった攻撃ヘリが使えなくなった。人間一人でヘリに対抗できるということをイスラムに知らせてしまった。

その武器をイスラムに渡す時にアメリカはソ連にダメージを与えることしか考えていなかった。それが自分たちに戻ってくることを考えていなかった。それはナチが最初にアフリカ戦線でバズーカを使った時と同じです。それまで、無敵であった戦車に対して、個人が対抗できる武器をイギリス軍に見せてしまった。日本の桶狭間でも同じことが騎馬隊と鉄砲の関係で起こっている。

イスラムはスティンガーとジハードの精神をつなぐことで、大国とやりあうことができることを知った。それが9・11につながった。そして、北朝鮮の核にもつながっている。

この番組で、マスードの名前が出てきました。アフガンでソ連とタリバンと戦い続けた“ロマンチスト”で、9・11の2日前に自爆テロでなくなった。彼がいたら、現在のアフガンは違っていた。彼とロシア侵攻軍との間で秘密会議があったことを、当事の大佐が証言していたことです。マスードの現実的な側面を見た気がします。

それが、愛知万博に協力した中部リサイクルの代表とダブって見えました。皆のために何をすべきかと考えて、手を組んだと思います。だけど、NPO仲間からは「裏切り者」的な反発も出てきました。NPOの難しさです。

一番感じたのは、こういうアーカイブをどう残して、どう活用できるようにしていくかです。今回は偶々テレビ欄を気付いただけです。図書館の本のように検索でき、チェックできる仕組みはやはり、Googleが作り上げるのを待つしかないのでしょうか。その時にはNHKそのものがGoogleに支配されているでしょうけど。
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