goo

Sa-ポータルの検証が始まった

今日から、本格的にポータルの検証を始めます。ここでは、メーカーが作ってきたものを、詳細な仕様書に沿って、ケース分けして、その通りになっているかを、“愚直に”やる方式をとっています。私には、そんなことに時間をかけられません。電算部にいたときも周りはそんなやり方をしていたが、私はほとんど右脳で対応していました。

東富士でサーバー、セットワーク、プログラム言語、ついにはメーカーまでも変えて、設計者にアピールする仕組みを作り、仕事そのものを変えていた。その時に頼りになるのは、完成した時に、設計者が喜んでいる顔だけでした。その以外の、自分に対する攻撃のための「言い訳」は全て絶ちました。

今回も、これを使う販売店の人にとって、このシステムが何を考えているかが分かるかどうかを成否の分岐点です。使う人が「理解できる」システムならば、安心して使うし、開発者の思惑を超えて行きます。これは東富士のマッキントッシュで習いました。

今回のシステムのベースはアメリカで開発されたパッケージです。このパッケージの理念をいかにサファイアの理念に合わせられるかがポイントです。本当はその営業担当のODAさんに頼ろうとしたのに、昨年末に会社を替わってしまった。これは本当にショックです。本当に、前向きで元気な女性で、一緒に夢を語れる相手でした。

そんなことで、まずは検証機に「インスピレーション」を入れてもらうように頼みました。ところが、メーカーの人は「インスピレーション」というソフトを知らなかった。このアウトラインプロセッサーを知らない! エクセルとワードというマイクロソフトの世界だけで生きているみたいです。考えるための道具とか表現する道具には関心がなく、作るための道具だけに囲まれている。

個人が考えるのに必要なツールは「管理の世界」ではうけないみたいです。環境問題もそうですけど、基本は個人が考えることであり、サファイアは、そういう個人に道具とか仕組みを渡すものです。その意味では、前向きのパートナーを次は考えましょう。

このウェブ2.0の世界もこのままだと、そういう思慮のない連中に掠め取られます。彼らは権力機構に入り込んできます。今度こそ、リベンジしないといけない。そのためには、我々の戦略を大きく変えていかないといけない。それをサファイアで実現しましょう。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )