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てらまち・ねっと



 アメリカの政府機関の閉鎖、そしてデフォルト(債務不履行)の事態に至る懸念は、1日ごとに高まっている。
 「アメリカの破たんなんて起きないだろう」と誰しも思いつつ、アメリカの政治は解決が見えない状況。
 以前から「10月17日」が一つの期限とされていたけれど、その日まであと3日。
 
 そこで、今の流れや、アメリカの世論、世界的な批判などを見てみた。
 基本は、共和党が世論の批判を受けて、強硬な姿勢を少しずつ崩さざるを得ず、結局、「医療保険制度改革を後退させる要求」を拒否し続けたオバマ氏に分がありそうな雰囲気。

 ★ブルームバーグによれば、
  「20カ国・地域(G20)の財務相と中央銀行総裁は米国を名指しで非難。
   中国や欧州の当局者は、合意に至らなかった場合に金融市場が混乱し、
   世界経済が再びリセッション(景気後退)に陥るリスクがあることに懸念を表明」


 ★ロイターは、
   「政府機関の一部閉鎖が12日に入り、国民が不満を募らせていることに加え、市場が米国政府のデフォルト(債務不履行)を警戒」
   「下院共和党は数週間前には政治の行き詰まりを利用して医療保険制度改革法の弱体化を狙っていたが、11日には要求を大きく後退させた打開策を提示」
   「債務上限引き上げと赤字削減策をセットで実施するよう求めていたが、この要求からも後退」
   「共和党ではここ数日の間に医療保険制度改革法の変更に代わって赤字削減策を勝ち取る動きが最優先事項となっていた」


 ★イランラジオは世論調査について
    「NBSテレビとウォールストリートジャーナルによって行われた合同調査によると」
   「アメリカ人の53%が政府の閉鎖に関して共和党を非難」
   「31%がオバマ大統領にこの問題の責任」
   「共和党と民主党の支持率の低下」
   「オバマ大統領の支持率は47%、民主党の支持率は39%に低下」
   「共和党の支持率は24%」


 今日は、とりあえず、こんなところまで確認しておく。
 ところで、今日は急きょ、稲刈りの日。
 稲の成熟具合から、あと数日先の予定でいたけれど、ここ2.3日前からの天気予報は、「台風の関係で明日火曜日から雨が降る」という。
 もし、台風でも来たら、稲が倒れてしまう可能性もあり、大変なことになる。
 そこで、稲刈り適期というにはちょっと早いけど、快晴の予報の今日のうちに稲刈りを済ませることにした。
 一昨日の決定。
 ・・ところが、今朝はすでに「晴れ時々曇り」の天気で、稲に着いた朝露の切れ(乾き)が悪そうで、絶好調になるのは昼頃か。

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2013年10月5日ブログ ⇒ ◆アメリカ、この後どうなっていく / 「シナリオ=米国初の債務不履行はどう起こるか」(ロイター)

●シナリオ:米国初のデフォルトはどう起こるか
      ロイター 2013年 10月 4日
米債務は17日にも16兆7000億ドルの上限に到達する見通し。
財務省の日々の収支がどうなるのか正確には分からないため、デフォルト(債務不履行)がいつ、どのように発生するのか予測するのは難しい。

<10月17日>
債券の新規発行が一切できなくなる。

<10月18─29日>
この時期、財務省の手元資金は急激に減少する。
投資家は毎週、再投資を選択することが多い。デフォルトへの警戒感から再投資が敬遠されれば、財務省の資金繰りは一挙に崩壊する。

<10月30日>
デフォルト発生。政府は70億ドルの支払いが履行できない状況に陥る。
財務省は、どの支払いを履行するか選択することはできないとしている

<10月31日>
60億ドルの国債利払い日でもある。
利払いができなければ、世界で最も低いレベルに抑えられてきた金利は上昇することがほぼ確実。
株式市場は急落し、消費者の財布のひもは固くなり、景気は一段と悪化する。

<11月1日>
この日をもって、米政府は未踏の領域に入る。
財務省報告書は「デフォルトすれば前代未聞で壊滅的な打撃となる可能性がある」とし、「負の波及効果が世界に広がる可能性がある」と指摘した。


●G20声明:デフォルト懸念払拭に向け米国は「早急に行動を」
      ブルームバーグ 2013/10/12  
  10月11日(ブルームバーグ):20カ国・地域(G20)の財務相と中央銀行総裁は11日、共同声明を発表し、米国をデフォルト(債務不履行)の危機にさらしている政治的行き詰まりを解決すべく、同国に対して「早急に行動」を取るよう強く求めた。

オバマ大統領と議会共和党が債務上限の引き上げで合意を目指す中、G20当局者はワシントンで会議を開き、米国を名指しで非難した。中国や欧州の当局者は、合意に至らなかった場合に金融市場が混乱し、世界経済が再びリセッション(景気後退)に陥るリスクがあることに懸念を表明した。

G20は声明で「米国は短期的な財政の不透明感の払拭(ふっしょく)に向け早急に行動する必要がある」と強調した。

景気刺激策が解除されると苦境に立たされるとの新興市場の不満に配慮し、G20は1国の行動が他国に害を及ぼす「波及効果」を監視していく方針を表明した。

G20会議では米国はこれまで中国に対して人民元をめぐる政策、欧州に対しては財政および銀行問題に取り組むよう教え諭してきたものだ。世界最大規模の経済大国である米国に対して行動を求めるなど今回のケースは異例と言える。

G20会議は先進国経済がようやく「改善の予兆」を示していることを歓迎した一方、新興市場については多くが減速していると指摘した。

ロシアのシルアノフ財務相は10日のG20夕食会後、記者団に対し、すたいる債務上限をめぐる対立が恐らく17日までに解消されると、米財務省と連邦準備制度理事会(FRB)の当局者が発言したことを明らかにした。

●アメリカ人の半数、政府閉鎖で共和党を非難
            イランラジオ- 2013/10/11
 アメリカ人の多くが、共和党は政府の閉鎖により大きな被害を受けている、と考えています。

プレスTVによりますと、NBSテレビとウォールストリートジャーナルによって行われた合同調査により、アメリカ人の53%が政府の閉鎖に関して共和党を非難していることが明らかになっています。

こうした中、31%がオバマ大統領にこの問題の責任があるとしています。

この世論調査はさらに、共和党と民主党、さらにはアメリカ大統領の支持率の低下を物語っています。

この調査の結果、オバマ大統領の支持率は47%、民主党の支持率は39%に低下したことがわかりました。

こうした中、共和党の支持率は24%となっています。


また、アメリカ人の42%が、2014年のアメリカの経済状況は悪化するだろうと考えており、8%から10%がアメリカは間違った方向に進んでいると考えています。

この調査は、10月7日から9日まで、アメリカ人800人を対象に行われ、その結果はハフィントンポスト紙に掲載されました。

この世論調査の一方で、債務上限引き上げをめぐる共和党と民主党の協議は、結論に至っていません。

アメリカの政府系機関は10月1日から閉鎖されています。

●米上院での交渉が焦点に―政府閉鎖、債務上限引き上げ問題で
   ロイター 2013年 10月 13日
【ワシントン】米上院のハリー・リード民主党院内総務とミッチ・マコネル共和党院内総務は12日、米国の債務危機回避と政府機関の再開に向けて交渉を再開した。
 リード氏とマコネル氏が直接交渉するのは政府機関が閉鎖された今月1日以来初めて。議会の力学に変化が起きていることがうかがえる。下院共和党は11日に従来の要求の多くを撤回して新たな打開案を提示したが、オバマ大統領はこれを拒否した。

 焦点は上院に移っている。上院では与野党の議員は数日前から妥協案についての協議を開始しており、12日に院内総務レベルの交渉に格上げされた。

 リード氏とマコネル氏の交渉は12日午前9時頃から約45分間にわたって行われた。民主党のチャールズ・シューマー議員(ニューヨーク州)と共和党のラマー・アレグザンダー議員(テネシー州)も同席した。リード氏は11日夜、アレグザンダー議員がマコネル氏の要請を受けて交渉の開始を呼び掛けたことを明らかにした。

 リード氏は12日午後、交渉再開を「非常に前向きな動きと受け止めるべき」と述べる一方で、「われわれはまだ何も成し遂げていない」として、妥結までの道のりは長いと指摘した。

 上院民主党の指導部は大統領や大統領補佐官と約1時間半会談し、上院共和党との交渉に向けた戦術を話し合った。

 上院の与野党指導部が再び交渉のテーブルについた背景には、政府機関の一部閉鎖が12日に入り、国民が不満を募らせていることに加え、市場が米国政府のデフォルト(債務不履行)を警戒していることがある。財務省は17日には緊急措置を使い果たし、約300億ドルの手元資金しか残らないとしている。その300億ドルも1~2週間で尽きるとみられている。

 上院指導部は合意の具体的な期限を定めていないが、今後2日間で状況を打開したいと述べた。また、債務上限引き上げ問題をめぐる不透明感が週明けの市場に影響する可能性があることは認識していると発言している。

 シューマー氏は民主党が一律の歳出削減が維持される案への合意には前向きではないと述べた。

 ホワイトハウスは11日の段階でオバマ氏が下院共和党案について「一部懸念している」と明らかにしていたが、協議を続けると述べていた。下院共和党はこの時と比べて、ホワイトハウスとの協議について否定的な見方に大きく傾いている。

 下院共和党は数週間前には政治の行き詰まりを利用して医療保険制度改革法の弱体化を狙っていたが、11日には要求を大きく後退させた打開策を提示していた。また、債務上限引き上げと赤字削減策をセットで実施するよう求めていたが、この要求からも後退しているようだ。

 一部の下院共和党議員は12日になっても、医療保険制度改革法の変更を合意に盛り込みたいとの意向を示している。共和党ではここ数日の間に医療保険制度改革法の変更に代わって赤字削減策を勝ち取る動きが最優先事項となっていた。

 また下院共和党では上院共和党が来年3月までの資金手当を検討していることについて失望感が広がっている。下院共和党は非常に短期間の措置を提案していた。

●米下院の債務上限案、政府再開も盛り込むべき=上院共和党議員
            ロイター 2013年 10月 11日
[ワシントン 10日 ロイター] - 複数の米上院共和党議員は10日、ベイナー下院議長が示した短期の債務引き上げ法案に支持を示しながらも、政府機関の再開も盛り込むべきとの考えを示した。
共和党のジョン・マケイン上院議員(アリゾナ州)は「私の地元選挙区の人々にとっては政府機関の閉鎖への対応が最も切実」と述べた。

また上院で代替案を推し進めている共和党のスーザン・コリンズ議員(メーン州)は「政府機関が閉鎖されているという事実に目をそむけることはできない」とし、債務上限引き上げと政府機関再開の両方の問題について短期的な解決策を盛り込む方が支持を集めやすいとの考えを示した。

●米財政協議の舞台上院に
            ロイター 2013年 10月 13日
 【ワシントン共同】米上院の与野党トップは12日、連邦債務の上限引き上げと政府機関の再開をめぐり会談した。
オバマ政権と下院共和党の調整が行き詰まったためで、米財政問題の打開に向けた協議の舞台は上院に移った。

米メディアによると、民主党のリード院内総務は、共和党のマコネル院内総務との会談後に「48時間以内に合意したい」との考えを表明した
。ただ協議の具体的な内容は伝えられておらず、話し合いの行方は不透明だ。

●米債務上限問題 議会上院、上限引き上げ法案の投票について否決
             FNN 10/13
 アメリカの連邦政府の債務が、10月17日にも上限に達する問題で、議会上院は、2014年末まで14カ月間、上限を引き上げる法案について、投票を行うかどうか採決したが、否決された。

この法案は、下院で多数を占める野党・共和党が提案する、6週間の債務上限の引き上げに対抗したものだが、これも否決されたことで、事態はさらに混迷している。

これに先立って、オバマ大統領は、「債務上限問題を数カ月間だけ先送りにするという、一部の提案は、賢明ではない」と述べて、長期の引き上げをあらためて議会に求めているが、下院が13日に審議を再開するかどうかは不透明で、17日の期限を控えて、情勢打開のめどは見えてきていない。


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