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てらまち・ねっと



 福島第一原発でまた、初歩的なミスによる汚染の拡大。
 汚染水が大量に土中にしみ込んだという。
 安倍首相がオリンピック誘致演説で「コントロール下」にあるとしたけれど、そうでないことは日々明らか。
 今回のことも、海外にも報道されている。
 いずれ、しっぺ返しが来るだろう。

 ところで、元首相の小泉氏が、今年夏ごろから「原発はゼロに」と宣伝している。
 それ自体は良いこととして、真意も気になるところ。
 そのあたりについて、 j-cast の報道をブログ末に記録。
   見出しは、
   「進次郎「『興政務官』に込められた安倍政権の狙いは? 『脱原発』小泉元首相と『あ・うん』の秘策なのか」
 

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●汚染、基準の10倍以上 福島第1で雨水漏洩 放射性物質入った約4トン
            日経 2013/10/2
東京電力福島第1原発の一時貯蔵用タンクからあふれる水(1日)=原子力規制委員会提供・共同


 東京電力は1日、福島第1原子力発電所の汚染水タンクを囲う堰(せき)にたまった雨水を別の場所に移送する際、誤って仮設タンクに移したため、放射性物質が入った約4トンの水があふれて漏れ出たと発表した。タンク内の放射性物質の濃度を調べたところ、ストロンチウムなどが排出の法定基準(1リットルあたり30ベクレル)の10倍以上に相当する1リットルあたり390ベクレル含まれていたという。

 当初は雨水を別のエリアの堰に移送する計画だったが、何らかの理由でホースの接続が仮設タンクに変更されていたという。漏れ出た雨水の大半が地面にしみこんだとみられる。

 東電によると、1日午前10時38分に雨水の移送を開始。同11時50分に仮設タンクが満水になって水があふれているのを作業員が見つけ、午後0時10分に移送を止めた。仮設タンクの容量は12トンで、満水になるには約1時間かかる。

 東電から報告を受けた原子力規制委員会は1日、ホースの接続を誤った経緯などを調べるよう東電に指示した。

●福島第1原発:放射性物質含んだ雨水4トンあふれる
        毎日新聞 2013年10月01日
東京電力福島第1原発の仮設タンクからあふれた放射性物質を含む水=2013年10月1日午前11時51分撮影(原子力規制庁提供)

 東京電力福島第1原発の汚染水問題で、東電は1日、放射性物質を含んだ水が仮設タンクから約4トンあふれたと発表した。東電はあふれた水は周辺の土壌に染み込んだとみている。汚染水の貯蔵タンク周りのせきにたまった雨水を仮設タンクに移送する作業中だった。

 東電によると、1日午前11時50分ごろ、4号機南西側のタンク周りをパトロールしていた作業員が、仮設タンク上部のふたから水があふれているのを発見した。約20分後に雨水の移送を止めた。

 原子力規制庁によると、この雨水は、本来は別のエリアのせきの中へ移送する予定だった。予定と異なる仮設タンクへ移送していた経緯を調べている。

 あふれた水に含まれる放射性物質の濃度は調査中。9月の台風による大雨でこの区域にたまった水は、ストロンチウムなどの放射性物質が1リットル当たり160ベクレルの濃度で含まれていた。【鳥井真平】

●福島第1原発タンクから水4トンがあふれるトラブル、移送先に誤りか
       ロイター 2013年 10月 1日
10月1日、東京電力は、福島第1原発内で放射性物質を含むとみられる水をタンクに移送中、約4トンの水があふれるトラブルが発生したと発表した。3月撮影(2013年 ロイター/Issei Kato)

[東京 1日 ロイター] - 東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート) は1日、福島第1原発内で、放射性物質を含むとみられる水を仮設タンクに移送中、約4トンの水があふれるトラブルが発生したと発表した。あふれた水の放射能汚染濃度は不明だが、東電の広報担当者は「多少なりとも汚染されている」と説明している。
原子力規制庁によると水の移送先が誤っていたという。

東電によると、1日午前11時50分ごろ、福島第1原発H5エリアタンク東側に設置している仮設タンクへ、H6エリアタンクのせき内の水を移送していたところ、H5エリアのタンク上部マンホールから水があふれているのを東電協力企業作業員が発見した。移送した水は雨水をせきに貯めていたものだという。

その後、同日午後0時10分ごろに移送ポンプを停止し、水があふれ出る現象は止まっているという。東電は、漏えい状況や原因、水の汚染濃度などを調査している。

規制庁事故対処室の志間正和室長は同日午後、「もともとH6エリアのせきの水は、(H5エリア東側の)仮設タンクに入れる予定ではなく、H2エリアの貯留タンクに移送する予定だったものが、誤って仮設タンクに接続された」と記者団に説明した。なぜ移送先がH2ではなくH5になっていたのかは「調査中」(東電広報)としている。(ロイターニュース 田巻 一彦 浜田健太郎 斉藤真理)

●小泉元首相 原発ゼロ目指すべき
             NHK 10月2日
小泉元総理大臣は1日に名古屋市で講演し、今後のエネルギー政策について、「日本は原発に依存しない循環型社会を作るべきだ」と述べ、自然エネルギーなどの普及・拡大によって、原発ゼロの社会を目指すべきだという考えを示しました。

この中で、小泉元総理大臣は日本のエネルギー政策について、「これまでは原子力が一番クリーンで安全だと信じてきたが、東京電力福島第一原子力発電所の事故が起きて、本当にそうなのかと疑問を感じ始めた。原発を作るよりも、そのお金を自然を資源にしたエネルギーの研究開発に回し、循環型社会を作った方が建設的ではないか」と述べました。

そのうえで、小泉氏は「『原発をゼロにする』という方針を政府・自民党が示せば、野党側も賛成して一挙に雰囲気が盛り上がる。そうすると、原発に依存せず、自然を資源にした循環型社会を作るという夢に向かって国民が結束できる」と述べ、自然エネルギーなどの普及・拡大によって、原発ゼロの社会を目指すべきだという考えを示しました。

●「原発推進は無責任」 小泉元首相、政策転換を主張
             産経 2013.10.1
 小泉純一郎元首相は1日、名古屋市で講演し、政府の原発政策に関し、「放射性廃棄物の最終処分場もないのに原発を進めるのは無責任だ」と述べ、脱原発への政策転換を訴えた。

 衆院議員時代を通じて「原発はクリーンでコストも一番安いという専門家の意見を信じてきた」と述べた上で、東日本大震災を機に、「本当に安全でコストが安いのかと疑問を感じ始めた」と強調。再生可能エネルギー普及を進めるドイツ視察などをへて循環型社会を目指す考えに変わったと紹介した。

 同時に、「日本は原発ゼロでも十分やっていける。政府・自民党がいま原発ゼロの方針を出せば、全野党が認める。一挙に雰囲気が盛り上がる」と指摘した。

●小泉元首相「原発進める方が無責任」 名古屋で講演
          朝日 2013年10月1日
 小泉純一郎元首相が1日に名古屋市で講演し、「今こそ原発をゼロにする方針を政府・自民党が出せば、世界に例のない循環型社会へ結束できる」と語った。シンクタンクなどが主催した約1時間の講演で、最近力を入れる脱原発の訴えに終始した。

 「経済界では大方が原発ゼロは無責任だと言うが、核のゴミの処分場のあてもないのに原発を進める方がよほど無責任だ」と強調。「原発ほどコストのかかるものはないと多くの国民が理解している」と続けた。

 「捨て場所もないような原発を経済成長に必要だからとつくるより、同じ金を自然エネルギーに使って循環型社会をつくる方が建設的じゃないか」と語った。約1時間の講演の概要は次の通り。

●進次郎「復興政務官」に込められた安倍政権の狙いは? 「脱原発」小泉元首相と「あ・うん」の秘策なのか
        j-cast 2013/10/ 1
小泉進次郎衆院議員が、「震災復興」を担当する内閣府政務官に決まった。一見単なる人気取りとも見える人事だが、気になるのは父・小泉純一郎元首相の存在だ。

みんな・渡辺代表とも「脱原発」で意気投合
「政治が早く、将来原発ゼロにしようという目標を打ち出せば、多くの国民がドンドン協力すると思いますよ」
「汚染水なんていうのは、どこから漏れてるのか、海は大丈夫なのか、はっきりした結論が出てない」
2013年9月24日、小泉元首相が都内で行った講演は、明確に「脱原発」を打ち出したものだった。

小泉元首相が毎日新聞紙上で「原発ゼロしかないよ」という見解を示したのは8月のことだ。当初、世間は半信半疑の感さえあったが、以後も上記の講演などで繰り返し原発問題に言及、9月27日にはみんな・渡辺喜美代表との会食で「首相が脱原発を決めれば前に進むのに、残念だ」と、「首相批判」まで飛び出したという。

小泉元首相が「脱原発」を掲げ、国民的人気の高い息子・進次郎議員とともに決起する――元外交官の天木直人氏はブログでこうしたシナリオを指摘するが、氏ならずともそんな事態を想像する人は多いだろう。にもかかわらず安倍首相はあえて、進次郎議員を原発問題とかかわりが深い「復興担当」ポストに抜擢してみせた。これではまるで、わざわざ火種を持ち込むようなものではないか。

安倍首相の心中はどこにあるのか。政治評論家の有馬晴海氏が分析する。

「実はこれは、想像以上のうまい人事なんです」
えっ、どういうことですか?

「まず重要なのは、『復興担当』であって『原発担当』ではないことです。別に原発問題に進次郎議員が取り組むとは言っていない。しかし『復興』ということで、原発問題も含めて『進次郎がしっかりやってくれる』という期待感を生み出すことができるわけです」

進次郎議員は月1回被災地の訪問を続けており、現地の人々からも人気が高い。テレビの取材でも、住民たちからは「進次郎政務官」歓迎の声が相次いだ。確かに有馬氏の言うとおり、原発について特別な政策を打ち出したわけでもないにもかかわらず、「進次郎人事」で政権への期待は着実に高まっている。仮に原発問題が前進しなくとも、進次郎議員には傷が付かない。

しかし天木氏が言うように、進次郎議員と小泉元首相が父子タッグで脱原発を訴え、政権批判に走る危険はないのだろうか。有馬氏は、それも計算のうちだと見る。

「もちろん安倍首相からすれば、小泉元首相の脱原発主張は『迷惑』ではある。ですが仮に、原発問題が悪化してにっちもさっちも行かなくなった場合、進次郎議員のような発信力のある人物が政権内で『脱原発』を唱えていれば、安倍首相としても政策転換の舵を切りやすい。むしろ政権にとっては、選択肢が増えたということだと思います」
いわば小泉父子は、安倍政権にとって「保険」というわけだ。


一方の進次郎議員にとっては、政治家としての今後を占う試金石ともなる。
「週刊朝日」9月27日号は2020年の東京五輪までに、進次郎議員が「戦後最年少」首相になると予測しているが、実現するかどうかは「復興」をどれだけ前進させられるかにかかりそうだ。



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