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てらまち・ねっと



 次の土日、10月26日27日に名古屋で「市民派議員塾2013」の講座がある。
 2日目の午後、つまり27日の午後には、「公開講座」ということでネット選挙についてのオープンな勉強会も企画。

 「公開講座」は、今年7月からのネット選挙解禁を受けて、ネット選挙に詳しい高橋茂さんにいろいろとお話をしていただく。
 4月から、講師依頼して日程を決めていたこと。
 高橋さんは、もともと、田中康夫長野県知事のネット選挙をサポートし、今は、日本で選挙の情報を最も多く集め、かつ、データを最新に更新している「ザ選挙」を運営。
         選挙の総合サイト / ザ選挙

 国や地方の政治家や「団体」のWebページも担っている。
 その一方で、大学の講師も務めている。加えて、実際のマラソンランナーでもある。

 9月には、「マスコミが伝えないネット選挙の真相」という本を出版された。 

 27日の公開講座のテーマは、 「ネット選挙解禁で選挙がどうかわるか-市民型選挙の可能性と展望 」
 ということで、今日のブログは、この企画のこと。
 まず、企画の案内、それから、高橋さんの本の紹介、さらに、ネット上の「高橋さんの本の書評」にリンクし記録しておく。
 
 以前にもご案内したけれど、興味のありそうな方は、ぜひ、転送・転載を。

 なお、高橋さんのお話の前に、私が7分で 「政治活動と選挙運動の基本~文書図画に関して」 ということで説明することになっている。
 ネット選挙の前提であるところの、「政治活動」と「選挙運動」の違いや、「文書図画」に関する規制を知り、使いこなす基本を説明する。
 来年開催する「選挙講座」で使えるようにとの思いもあり、昨日、資料をA4サイズ2枚にまとめてみた。今回は、その概要だけ説明する。

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 ●  双葉社 / マスコミが伝えないネット選挙の真相 / 著 : 橋茂(タカハシシゲル)

この本は現在発売中です。

お求めは、お近くの書店または下記オンライン書店でもご購入できます。
( 発売日は地域によって異なります。)





 市民派議員塾2013「公開講座」
「ネット選挙解禁で選挙がどうかわるか-市民型選挙の可能性と展望 」 のお知らせ
         2013年10月10日 / 議員と市民の勉強会/選挙講座 
             「む・しネット」~女性を議会に 無党派・市民派ネットワークblog

(以下転送・転載歓迎)
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このたび「女性を議会に!無党派・市民派ネットワーク」(む・しネット)は、
「市民派議員塾2013」のプログラムの一環として、ネット選挙に関する公開講座を開催することになりました。
この業界においての第一人者、高橋茂さんを講師としてお迎えします。

はじめてネット選挙が解禁となった参議院選挙の分析など、
なかなか聞けない最新情報を手に入れることができます。
ぜひご参加ください!

【市民派議員塾2013・公開講座】
「ネット選挙解禁で選挙がどうかわるか~市民型選挙の可能性と展望 」


【日時】10月27日(日)午後1時半~4時
【場所】ウィルあいち
愛知県女性総合センター)視聴覚室
〒461-0016 愛知県名古屋市東区上竪杉町1番地
TEL : 052-962-2511(代表) FAX : 052-962-2567

・・・・・・・・・・内容およびスケジュール・・・・・・・・・・

(開場13:00)
13:30 ・ 開会 主催者あいさつ
・市民派議員塾講師から(寺町みどり)
・政治活動と選挙運動の基本~文書図画に関して(寺町ともまさ)

13:45
《第1部》講師・高橋茂さんのお話
「ネット選挙解禁で選挙がどうかわるか~参院選の経験と分析を踏まえて」
・政治活動と選挙運動、それぞれのインターネット活用方法/
・候補者にできること、できないこと/・自治体選挙・政治をかえるにはetc


14:45
《第2部》高橋さんへの質問と意見交換
  「市民型選挙の可能性と展望~「ネット」を活用して市民に情報を届ける手法」
コーディネーター&発言者:寺町みどり&寺町ともまさ

《質疑応答》会場参加者からの質問に答える

・・・・・・・・・・・・16:00 閉会・・・・・・・・・・・・・・・・・

《高橋茂さんプロフィール》全選挙と全議員のデータベースサイト『ザ選挙』運営。
『マスコミが伝えないネット選挙の真相』(双葉新書/2013/9/4)著者。
(株)VoiceJapan代表取締役。専門は政治・選挙におけるネット戦略。
武蔵野大学非常勤講師。国会議員、地方議員のHPを多数作成。

【対象】
無党派・市民派の議員および市民
【定員】 40名
【参加費】 2,000円 (む・しネット会員=1000円)

【主催】 「女性を議会に!無党派・市民派ネットワーク」(む・しネット)
【問い合わせ・申し込み】
氏名・住所・連絡先・所属を明記の上、下記までメール、FAXにてお申込みください。

メール:shimamoon@re.commufa.jp
FAX : 0561-72-4880 いずれも島村紀代美まで



 ●次のネット選挙はもう始まっている~その2(書評)
   新田哲史 20013年09月20日

やっとネット選挙の話題を書こう。ちなみに「その1」はこちら。で、今回は連載再開にあたり、書評にする。ただし私のバイアスがかかりまくりですが・・・。さて、初のネット選挙を事後検証する本が、参院選終了から1カ月を経て出版され始めた。きょう20日には、西田亮介さんの「ネット選挙とデジタル・デモクラシー」(NHK出版)が出るらしいので、密かに献本を待っているのだが(笑……西田さんお願い!書評書きます)、その前に、高橋茂さんの「マスコミが伝えないネット選挙の真相」(双葉新書)を取り上げる。

●業者ならではの目線
高橋さんは通称ヨロンさん。社長を務める世論社は、コラムニスト勝谷誠彦さんの有料制メール日記を配信している会社としてご存じの方も多いだろう。著名人のメルマガビジネスで成功した草分けだ。そしてもう一つの異名が「デジタル軍師」。もともとは政治と縁遠い電子楽器のエンジニアだったそうだが、2000年の長野県知事選で初当選した田中康夫氏の選挙サポートをしたのを機に政治と関わることに。豊富なネットの知識を生かして、政治家や政治団体のコンサルティングをしたり、選挙情報データサイト「ザ選挙」の運営をしたりしている。


高橋さんの経歴をちょっと細かく書いたのは理由がある。この本を特徴づける「視座」が理由だ。ネット選挙関連本といえば、公選法改正前に発売された津田大介さんの「ウェブで政治を動かす」、前述の西田さんの「ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容」が知られているが、津田さんはジャーナリスト、西田さんは学者だ。時には現場(津田さんは取材、西田さんはフィールドワーク)目線に立つことはあれど、職業柄どうしても歴史的な経緯や社会的意義の考察に力点が置かれるので、大所高所のお話も増えてくる。オープンガバメントなどという、現時点ではユートピアに見える構想を声高に語っているあたりが象徴的だ。

しかし、ヨロンさんは10数年、選挙の表も裏も知り尽くした業者だ。選挙事務所の内部と候補者の間近に視座があるので、津田さんたちと同じ話題を取り上げたとしても見方が微妙に違う。参院選における各党や候補者の動きなどの振り返りをするにも、例えば私も当事者として苦しめられた鈴木寛さんを巡るデマの話。ヨロンさんは、鈴木陣営がデマへの反論を動画などで展開した事例などを挙げながら、「今後の選挙においても候補者はデマに正面から向き合うべきだと思う」と指摘する。広報の専門家によっては意見が割れそうだが、技術的な知識と長年の経験に裏付けられた進言は、やはり記者や学者と違う重みがある。

●理想への冷めた見方
その意味で極めつけは、「候補者のネット選挙戦略」の章。政治家やこれから選挙に出る方にとっては参考に値する内容が雄弁に語られている。写真の撮り方、選挙期間中のアクセス数の動きといった実践的な中身もさることながら、傾聴に値する苦言がある。

とかくネット選挙対策というとテクニカルなことに目が向きがちな政治家・候補者に対し、日頃の政治活動との結びつけを最も強調しているあたりは、目下、ネット選挙で初めてとなる統一地方選へ浮き足気味の地方議員にとって良い戒めになるだろう。

そのあたり、また連載で次回以降書いていく。そして、ネット選挙導入で期待されたネット上の政策論議、候補者と有権者とのネット上の質疑応答の活発化についてもヨロンさんは、現実主義者らしく実に冷めた見方だ。本では、大勝した自民党が、選挙が始まると政策を語るのを抑制した経緯を振り返り、有権者に対し、次のように指摘する。

「細かな政策的な論議は選挙前にやっておく」そして「選挙期間中は細かな政策の論議はしない」「差し障りのない選挙活動だけを流す」、これが今後、政党のソーシャルメディアの使い方のスタンダードになっていくだろう。

この夏、私も実際に選挙に携わってみて有権者とネット上で政策論議をするのは、時間的・物理的に容易ではない現実に向き合った。それでも鈴木さんは、医師の有権者からの疾病予防対策に関する専門的な質問に対し、Facebookノートで長文の返答をするなど極力対応していた。私は業者の立場でもあるけれど、ヨロンさんと異なり、もう少し理想を追いかけてみたいとも思う。

●最後に1点だけ・・・
「マスコミが伝えないネット選挙の真相」。今夏のネット選挙の動きを最も網羅し、最もまとまった本です。ただし、1点だけ間違いあり。66ページで「すずかんVSメロリンQ」のネットバトルを取り上げたくだりで、互いに批判を行ったのと同時期にネット上で鈴木さんを誹謗するデマが流れ始めたとの記述があるが、先にデマが流れ、その後バトルに発展したというのが元広報担当としての見解です、ヨロンさん。さて本を読んだ後、自分の経験に加味して、維新の会と大阪都構想の生死を決める堺市長選を注視する。ネット選挙の視点からみると色々面白いことが見えてくるもので…。それについてはまた今度。ちゃおー(^-^ゞ



● 次のネット選挙はもう始まっている~その3(広報戦略)
    ブロゴス / 新田哲史 / 2013年09月24日
前回、高橋茂さんの「マスコミが伝えないネット選挙の真相」(双葉新書)の書評を書いたところ、ご本人から丁重な文面のメールをいただき、参院選の振り返りで少々意見交換もさせていただいた。さすが改めて勉強になりました。

本にも書かれているように、とかくネット選挙というと「動画をどうする」「Facebookページの開設は?」みたいなテクニカルな話、特にハード面に目が行きがちだが、候補者の立場に立つと、何をどうアピールするか?コンテンツやソフト面からの広報戦略が無ければ始まらない。

・・・・・・・(略)・・・

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