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てらまち・ねっと



 百姓にとって田植えと稲刈りは大きな「行事」もしくは「区切り」。
 先週は玄米になって戻ってきたので、新米パーティーをした。

 畑も順調。
 ニンニクの水浸・冷蔵の芽出しも成功。

 今日は午前中は岐阜地裁で岐阜県被告の住民訴訟。
 午後は畑で作業。
 今まで、間引きながら食べたりしていたけど、もうおっつかないので、
 間引残りを一気に除ってしまおうと思う。
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

 
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稲刈りは先週の日曜日
 稲刈りの様子は ⇒ ◆稲刈りも済んで
  

いつも、乾燥・籾摺りをお願いする専業農家
加温は昼だけ、夜は風だけで乾燥してくれる
    

今年の夏までは業者の低温倉庫で保管していたけど
今年からは自宅で保管。
倉庫まで取りに行く往復もなくなるから毎月の配達も楽になる
今年は、手植えの田の稲刈り時期はぴったり、機械植えの田は早過ぎる
でも、一緒に刈るしかないので・・・緑色の米が少し多い
味は、この方がいいけど、収量がちょっと落ちる
このあたりはお米のたくさん採れる地域ではない
私は、その平均より少なめでいいから美味しいお米をとやってきた
今年は、どこも出来がいいらしい
うちも「反(たん)8俵」あった
    

早速、地区の共同の精米機で玄米を白米にした
    

みんなで日にちを調整して 「新米・手巻き寿司パーティー」
炊き上がり。米粒が光り、立っている
粒もいいし味もいい
    

以下は、今日10月29日の畑の様子

ニンニクはバッチリ
10月19日に植えたニンニク(左と真ん中の写真)
右側の写真は今朝29日  一気に伸びた芽に驚く
1日水につけて冷蔵庫で1日という芽だし済みはさすが
    

ジャガイモ
花が咲き始めた
    

ここ山県市の美山の特産の
 桑の木豆(くわのきまめ) 干した莢が美味しい煮物に――岐阜県山県市(旧美山町)
初めての栽培は8月播きの抑制栽培
  

9月中旬植えと月末植えのブロッコリーやキャベツ
今日の昼には防虫ネットを片付けようと思う
8月中旬植えのキャベツは採りごろを「過ぎた」
  

水菜 右のワサビ菜より生育が早い
はくさい
    

大根
作付けの早い順に左から
    

桜島大根 白カブ 赤カブの写真は撮り忘れた
  

玉ネギの苗も順調


寒くなって、トマトが復活
  

食卓も野菜づくし
 オーシャンブルー
 今朝咲いた花も、昨日の花も「むらさき色」
 この時期、「青い色」は出にくいのかな


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 先週からのこの間に稲刈りも、どうにか済んだ。
 この一週間の水田や畑の様子を載せよう。
 初めて作った『ワサビ菜』も初めて収穫して食べてみた。
 とてもいい味で満足。

 と、このブログを書いているとき、稲刈りして脱穀したモミの「乾燥とモミすり」を頼んでいた人から、「お米が出来た(=玄米になった、こと)」と電話があった。
 その米の写真は、夕方までには追加したい。

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稲刈り
倒れ掛かった稲を先に刈っておく
一部を、原始的に手作業でやってみたいということで
この分は別に「はさ架け」で乾燥することにした
    
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刈終わりごろには アオサギ が 機械を怖がらずに見物にやってきた
    


最後の藁(ワラ)は 短くカットせず 畑用に長いままにしておいた
翌日、中位の束にして乾す
  


今年は、レンゲの種を稲刈り後に播いた



まだ、野菜の種まきも続く
8月20日から10日間隔で播いてきたけど
10月1日のあとは15日に飛んだ
次は、30日頃に播く

この時期はホウレンソウを中心にする
真冬でも成長し、しかも美味しいのはホウレン草
他の菜っ葉類より、いろんな点で勝る
一番美味しいのは「次郎丸ほうれん草」

この仲間は、芽が出にくいので、催芽する
方法、一晩水につけて(何度か水を換える)から
(乾燥しないようにして)冷蔵庫に2.3日入れておく(写真の右上のパック)

正月菜(小松菜)も通常の天候なら、10月中旬播きが「お正月」に採れる

今年初めて栽培したのが「ワサビ菜」(写真の右上)

9月中旬に播いたけど、生育が早いのに驚く
20から30センチ伸び、茎も指より少し細いくらいの株もある
生で食べてみたけどシャキシャキ、ジューシー、香りも味も良い
お浸しにしても、味がいいし肉と炒めても合う

最近、「ミズナ」がはやり。でも、水菜より味があると思う
「冬は大株にして、葉を摘んで食べる」らしいこともあって作ってみた
    


中原採種場・品種紹介 - つけな(水菜・高菜)/わさび菜(わさびな) から
「 ●ダイコン葉に似た大きな欠刻がある葉形で、葉面がちりめん状に縮む丸茎のからし菜。
 ●葉は大きくやわらかで、一種独特の辛みがあり、サラダ、漬物、お浸しなどに利用するが、特に肉料理との相性はいい。
 ●独特の形状と風味からレタス、パセリに代わる生食・装飾野菜としても好適する。・・」から


野菜を収穫
スティック・セニョール、ブロッコリー、コスレタス、ワサビ菜



ワサビ菜とコスレタス、ブロッコリーのサラダ
夏の北海道で「ブロッコリーを生で食べる」ことを教えてもらったので・・
 (左)スティック・セニョール (右)ブロッコリー
   


ニンニクは芽が出にくい
インターネットで調べたら、
「1日水につけて、半日から1日冷蔵庫に入れる」と発芽はバッチリ
そういう情報があったのでやってみたら・・・芽が出ていた
植え付けは畑の関係で、芽が出てからマルチをかけることにして・・・
    


アサツキは、畑の都合で撤去してしまっので
アスパラの「盛り上げた畝」の南側に植えた。続に ワケギ も



まこもだけ
先日の自治体ネットの例会の時、鈴鹿市議の杉本さんが 
鈴鹿身土不二の会  
皆にマコモタケを配ってくれた

「黒いのがオハグロの原料」と教えてもらったけど
横に割ってみて、黒い部分が多いのに納得

味と食感もいい。甘味もある
ハヤトウリより美味しいという人もいたことを思い出した
    


(マコモタケ情報)
● JAいしのまき
  田植え/3年目 から
「・・マコモダケ栽培3作目に期待 2005. 05.20
 JAいしのまき女性部鳴瀬地区(古川宣子部長)は5月12日、恒例となったマコモの田植えを根古地区と上下堤地区の田んぼ30aで行いました。マコモはイネ科の多年草で、肥大した茎の基部が「マコモダケ」として食用になります。「マコモダケ」はタケノコやアスパラガスのような食感で食物繊維が豊富。癖がなく、炒め物やサラダにするとおいしいと人気があるほか、血圧を抑える効果が注目されています。・・」


● JA長野
  マコモタケを知ってますか? 食べたことは? から 
「・・ 圃場に着いて度肝を抜かれた
本当に背が高いのです! 写真を見てください。こんなに大きいんですよ! 高さ2.5メートルはあるでしょうか? 迫力満点ですね! ・・」


●ウィキペディア マコモ(真菰) から
「・・・成長すると大型になり、人の背くらいになる。花期は夏から秋で、雌花は黄緑色、雄花は紫色。葉脈は平行。

黒穂菌 Ustilago esculenta に寄生されて肥大した新芽(マコモタケ)は食用とされ、古くは万葉集に登場する。中国、ベトナム、タイ、ラオス、カンボジアなどのアジア各国でも食用や薬用とされる。さらに、日本では、マコモダケから採取した黒穂菌の胞子をマコモズミと呼び、漆器の顔料として用いる。・・・」


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 今朝は、最近に珍しく深い霧。
 前日が雨、夜は上空が晴れ、次の朝も晴れて冷たさのある時、こんな朝は深い霧が出る。

 このあたり、稲刈りもほとんど済んでいる。
 初霜(ハツシモ)という品種が遅いこともあって、いつも私のところが一番最後。
 近くでは、あと一軒、最後の水田1枚を残している人があるだけ。

 そろそろ稲刈りと今朝、見に行って、マイッタ マイッタ

 稲が、倒れかかっている。
 先日から、水田の角の株が少しだけ傾いていたけれど、昨日の強い雨で、倒れかかった。

 一昨日、関東の人から自然薯のことで質問のメール。
 偶然にもその日、北海道の人からも自然薯のことで質問のメール。
 いつもブログで拝見してます、とのこと。

 昨日まで、裁判の書面作りで頭を集中していたので、これから返事をしようと思う。
 それが済んだら稲刈りの調整をして、昨日たくさん出しておいた裁判の書面の続編を書いてFAXしようと思っている。

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昨日の強い雨で 稲が倒れかかる(汗)
ま、ここで止まるなら問題はないけど
    
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ジャガイモ
毎日ドンドン伸びている


玉ねぎ苗


キャベツ
20センチくらい  もうしばらくしたら収穫


(右) ブロッコリーも20センチ弱 こちらも収穫前
(左) スティック・セニョールも まもなく
  


にんじん  大根  白菜
    


桜島大根
幅 1メートルほどに展開



もう、虫除け資材も撤去してよさそう
今日1日の晴れで被服資材を乾かして
明日の日中に全部片付けようかと思う
  


(左) 徳田ネギ 分けつのところの上まで土をかけておいたけど
 土の上に上がってきた
(右) 下仁田ネギ  実質、初めて作る
 分けつの上まで土をかけたけど 土の上に上がってきた

    


自然薯の北側
すぐ北側(右側)は 来年の自然薯の予定地
あと、右の方はイチゴやニンニクにしようと思っている
その部分、先日、菜種粕を20キロ×3袋 ふっておいて
その日と 先日 の 2回 すき込んだ 



イチョウの葉も 色づきかけてきた



7月末に播いたトウモロコシ。昨日食べてみた
この地域で農薬なしにトウモロコシを作るには
7月中旬採りとこの10月中旬採りの2回
    

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 今年も薪ストーブのことが気になりだす季節。
 インターネットでもそんな話が流れてくる。

 こちら、まだ、薪は2.3週間分ほどしか準備していないので、手配に動き始めた。
 こんなのがあるけど、との話で見てきたけど、ちょっと遠いし・・

 そんな時、なんといいタイミングが、電話しようと思っていた造園屋さんから、今切ったから、いるならもって行くよ、どうする・・・
 去年切った大きいのもまだあるけど、持っていく暇がなくって・・とまで・・
 嬉しいこと。
 
 ところで、燃料の高騰で、今年も国産・薪ストーブが増産中らしい。

 そんな記事を見ていたら、
  「濡らした古新聞を固めるペーパーログ」
  「レンガとほぼ同じ大きさのペーパーログ」
  があるとの情報。
 輸入品だったけど、今は、国産化された商品になっているらしい。

 レンガの3倍サイズ用の製造機もあるらしい。

(2013年4月6日の追記/実際に作った記録)
 ★2011年12月1日ブログ⇒ ◆面白くて、はまった 「新聞紙での『薪』作り」/「紙薪(ペーパーログ)」/今年の薪ストーブ
  「・・・1個作るのに、最初の10個ほどを測ったら7分台の時間がかかった。
      要領が分かってきたら、1個あたり4分台で出来るようになった。
   ・・・ともかく、「紙のレンガ作り」は結構面白く、はまってしまった。
      そして・・・・・300個 作った。。。。。   」
 ★2011年12月21日ブログ⇒ ◆薪ストーブ/「紙薪」を初めて燃やしてみました/温まって夜は皆既月食を観察


        (追記はここまで)
     
 面白そうなので紹介したい。

 そのあと、うちの薪ストーブの様子と、昨年のコラム「いきいきセカンドステージ」の関連部分の再掲。
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先日、造園屋さんが、切った材をトラックに積んできて置いていってくれた。
直径、30cmから50cmほどのしっかりした材。
切り応えがありそうだ。
チェンソーの手入れをしなくちゃ。
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

 ●薪ストーブ 原油高で注文殺到… 北海道・函館の工場
 10月5日1時43分配信 毎日新聞

灯油価格の高騰を受け、人気が急上昇している薪ストーブ=函館市新川町の大和金属で、近藤卓資撮影
 「ダン、ダン、ダン」。鉄板を金づちでたたく音が作業所内に響く。灯油価格の高騰で薪(まき)ストーブが見直され、北海道函館市新川町の「大和金属」(高岸良明社長)には注文が殺到。従業員がフル稼働で製造に追われている。

 今年は8月中旬から注文が入り始め、ダルマ型を中心に1日150台を仕上げるが、それでも注文をさばき切れない状態という。

 価格はダルマ型が4500円程度。作業は年末まで続く。【近藤卓資】


●薪ストーブの人気急上昇 燃料費、灯油の3分の1  神戸新聞 07/11/17 15:11
長谷川社長(右)と川添夫妻。ゆらゆらと揺れる炎は、心と体に癒やしを与えてくれる=加東市社

間伐財を加工した木材チップの「たきつけ君」=多可町加美区豊部、北はりま森林組合
 間伐材などを燃料とする「薪(まき)ストーブ」の人気が急上昇している。もともとは環境問題やスローライフに関心が強い人の間で広がっていたが、最近の原油急騰で灯油の三分の一という燃料費の安さにも注目が集まり、販売会社に問い合わせが相次いでいる。安全性の向上に加え、一度体験すると、とりこになるという火の温かみと癒やしの力も魅力。寒さとともに、自宅の薪の炎で暖を取る人が増えているという。(篠原佳也)

 「体の芯(しん)から温まるね」。加東市社に住む一級建築士の川添純一郎さん(40)は揺れる炎を眺めながら、妻の一恵さん(40)とまどろむ時間が冬の楽しみだ。
 化石燃料を使わず、環境への負荷が少ない点にひかれて四年前に新築した自宅に設置したが、その後、建築士の仕事でも、薪ストーブを組み入れる設計依頼が増えてきた。「昭和三十年代を描いた映画がヒットするように、家族の団らんを求めるニーズがあるのかもしれませんね」

 薪ストーブ専門店のハリマ興産(小野市復井町)では、年間百台前後だった販売台数が二年前から急増。今年は百五十台程度になる見込みだ。
 薪ストーブは近年、燃焼効率などの技術革新が進み、コンパクトな箱形の家具として北欧などで普及。日本でも都市部の若い人の注文が目立つという。
 安全性についても、煙突を利用した吸排気機能が向上。薪が燃える際に出る一酸化炭素などのガスも再度燃焼させ、不純物の少ない廃ガスを煙突から強制排出させる構造になっている。

 「灯油の価格が高いので、燃料費の安さも受ける理由では」と同社の長谷川幸仁社長(49)。熱量でみると、灯油一リットル(現在の店頭価格八十九円程度)は薪二キロに相当するが、同社は六キロを百円で販売しており、三分の一程度で済む計算だ。
 ストーブは二十万円台からあるが、設置費などを含めると初期投資は六十万円以上かかり、年に一度は煙突掃除も必要だが、「きちんと手入れすれば一生もの。温かさや部屋でたき火ができる感覚は代え難い、という人は多い」と長谷川社長は話す。

 同社は今年から、北はりま森林組合(多可町加美区)と提携し、着火用の木材チップ「たきつけ君」の発売も始めた。
 木材価格の低迷で間伐が進まない日本のスギ、ヒノキ林は木の過密化が進んでおり、大雨や台風などの災害に弱く、二酸化炭素の吸収力も弱まっている。多可町は間伐材の有効利用を図るため、今年七月、「木質バイオマス供給センター」を建設。運営委託を受けた同森林組合がたきつけ君などの木材チップを製造している。
 同組合の橋詰雅博参事(58)は「薪ストーブが普及し、燃料として間伐材の利用が進めば、荒れた日本の山の再生にもつながる」と、期待を寄せている。

●灯油が高いので…家計に優しい薪ストーブ  読売 05.12.24
ストーブの前でくつろぐ大西さん夫妻。「夫婦で過ごす時間も増えました」(神奈川県厚木市で)
1台で家中ポカポカ 不要な木材が燃料
 薪(まき)ストーブが売れている。自然志向やログハウスブームなどで数年前から人気が高まってきたが、この冬は灯油の高騰も追い風になり、例年にない売れ行きという。
    ・・・・
 有害物質を含んだ建築廃材や家庭ゴミ、水分を含んだ薪を燃やすとストーブを傷める。異臭やススの多い煙が出ると、近所迷惑にもなる。ブナ、ナラ、カシなどの硬い木をよく乾燥させて使うと火持ちが良く、煙突も汚れにくい。煙突掃除は、毎日燃やす場合は月1回、週末だけならシーズンの終わりに1回を目安に。掃除をしないと、煙突内でススが異常燃焼する危険があるそうだ。
 同協会は、冊子「暖炉 薪ストーブQ&A」(税込み500円)で基礎知識や使用上の注意を紹介している。問い合わせは同協会(03・5840・9150)へ。(2005年12月24日 読売新聞)

●レンガとほぼ同じ大きさのペーパーログ  
庭田工業  薪の代わりに古新聞 
   Web 北海道住宅新聞 平成19年4月25日号から
濡らした古新聞を固めるペーパーログメーカー
 薪ストーブの新たな楽しみ方として、愛好者の間で話題になっている製品もある。手軽に古新聞を薪と同じ燃料に加工できる「ペーパーログメーカー」がそれだ。

 道南・七飯町の工務店・(有)庭田工業では、庭田謙社長が海外の友人から教えてもらって60個取り寄せ、昨年12月に販売価格1台4830円(税込・送料別途)で販売開始したところ、新聞やテレビ、ラジオなどで紹介され、注文が殺到し売り切れになった。現在は販売を再開している。

 ペーパーログは古新聞を原料とした固形燃料で、濡れた新聞紙が乾くと固まる性質を利用して造ったもの。薪と同じように燃やすことができ、ヨーロッパでは広く利用されているというが、日本ではほとんど知られていない。

 ペーパーログの作り方は、古新聞34ページ(17枚)程度を、水の入ったバケツに入れ、柔らかくなるまで濡らし、1枚ずつ軽く水を切ってペーパーログメーカーに隅まで詰め込む。それから押し型を乗せ、ハンドルを使ってプレスすると水が押し出されて、取り出した時にはレンガ大程度の塊になる。その後、1週間以上かけて乾かせば完成する。

 薪ストーブに投入すると、表面が黒く炭化し、しばらくすると薪とほとんど見分けがつかなくなり、約2時間ほど燃え続ける。

 同社の庭田社長は「ペーパーログは薪より軽くてよく燃えるし、作るのが楽しいと喜ばれている。新聞社から新聞は燃やしても有害物質を発生しないという報告をもらっているので安心して使える。1日に家庭で出る古新聞の量には限りがあるので、補助燃料として使ってほしい」と話している。
問い合わせは庭田工業(亀田郡七飯町字大沼町780-5、Tel.0138・67・2134)へ。
 庭田工業ホームページ


 ●漸く、自社生産のペーパーログメーカーが完成、販売致します。  改良品 ペーパーログメーカー  2008/06/22 22:39
 大変お待たせ致しました!!!
ここまで来るのには、たくさんの方々の協力や励ましのおかげです、ありがとうございました。
新モデルは、「PAPER LOG MAKER Re」。 後にアールイーを付けました。
Re で始まる単語はたくさんありますが、一番の思いは rebirth の「復活・生まれ変わる」のReです。(まだまだ、当てはまるReはありますが。。。。)
生まれ変わった点は、

1,ハンドル   握る部分を丸く回転するようにしました。これによって手の痛さの緩和と力が伝わり易くなり、以前より力がいらなくなった。

2,ボックス上部の縁   部材を折り曲げて手に優しくし、指の甲側のケガを防ぎました。

3,U字型底板    指を引っかけ易く部材を延ばし、若干厚さを変えました。これにより、脱水圧縮後の取り出しが楽になりました。

以上が、変更点です。

オートメーションの機械製作でなく、一個一個が手作りの品ですので、まだまだ完成度は低いですけど、心のこもった品ですので、どうぞよろしくお願いします。
価格と購入方法は、次の記事を見て下さい。

●庭田工業社長のブログ ーログメーカーRe の販売について   ペーパーログメーカーRe の販売について 作成日時 : 2008/06/22 23:03
PAPER LOG MAKER Re の価格と送料、申し込みについて。
価格は、¥6,500円となります。お支払いは・・・

●どこの会社製か分からないけれど
  紙薪の安全さ
  他国での紙薪は?
  紙薪(ペーパーログ)のつくり方
  メディア掲載情報

●何種類かあるけど・・という会社。結果として、イメージが進む 
 「ペーパーログ製作機(1)」  ぺーパーログ
  サイズとお値段ですが
  A、200mm×90mm×50㎜で4,830円(税込み・送料別)
     ※簡略化した製品のためBタイプより少し使い勝手が悪いです。
     ※使いづらいとのクレームが多いため現在生産中止しております。
  B、220mm×90mm×50㎜で6,300円(税込み・送料別)
     ※Aタイプより使いやすくできています。 
  C、280mm×120mm×90mmで9,450円(税込み・送料別)
     ※暖炉用で体積で言うと3倍のものが出来ます。



 ところで、うちの薪ストーブは、昨年3台目として更新した。
 2007年12月22日のブログ ⇒  ◆薪ストーブの入れ替え・設置と焚き始めのこと/アンデスからヨツールに。クリーンバーン・二次燃焼  から 一部を再掲
・・・・・・・・・・・・
ヨツールは横から薪を入れられる。
横入だとストーブの扱いがこんなにラクだとは思わなかった。
前の観音開きのガラス扉2枚は、朝、一度あけるだけ。
  

あえて、薪をたくさん入れてみた


前のアンデスより一回りコンパクト&スッキリな風体。
でも、薪は半分から2/3程度で暖かいとの印象。


 2007年12月23日ブログ ⇒ ◆朝日新聞・県内版/2007年12月16日/エコ優等生 薪ストーブ /いきいきセカンドステージ
   朝日新聞・岐阜版 ⇒ いきいきセカンドステージ  の 12月19日の記事版は ⇒ エコ優等生 薪ストーブ

    2007年12月16日 エコ優等生 薪ストーブ 【寺町 知正さん】
 薪ストーブは田舎暮らしやログハウスなどの象徴。折からの石油価格の高騰も加わって、ブームはさらに加速しそうだ。

 我が家は二十数年前から愛用している。機密性の低い日本家屋に住む私たちの暖房のほとんどを担う器具だから、消耗も早い。ちょうど先月、3台目として、環境に一層優しい最新の自動二次燃焼方式の薪ストーブを設置したところだ。
 薪ストーブは薪を作るときに身体が温まり、炎を見て心が温まる。機種を選べば、コトコト煮たり、ジュージューいためたり料理できることも重宝する。

 ところで、木材を燃やすと、石油と同様に二酸化炭素を排出するため、地球温暖化対策としてマイナスと考えがちだが、実はそうではない。薪が燃えても、その樹木が成長した数十年の間に吸収した二酸化炭素を元の大気に戻すだけ。つまり、水や酸素、炭素などが太陽のエネルギーで循環しているわけで、二酸化炭素の追加的な発生を抑える、暖房の優等生なのだ。

 間伐材、倒木などを活用した薪ストーブの暖房は、今は環境教育やエネルギー教育の教材として学校でも採り入れられている。とは言っても、薪を置く場所も必要になり、街中や住宅地では煙の心配もある。そんな条件にも対応できるのがペレット・ストーブ。
 木くずなどを破砕・乾燥・圧縮して小粒にしたペレットを燃やすストーブだ。燃料費も割安で、毎日の掃除はほぼ不要。灰もほとんど出ず、煙突不要方式(給排気筒は必要)もある。寒い地域では補助金を出して推奨する自治体もある。

 住宅地でもできる「炎のあるエコライフ」。木や山に恵まれた岐阜県にぴったりだ。ペレット・ストーブはまた改めて紹介したい。


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 昨日の朝、NHKの全国放送で米のの特集番組。
    「びっくり お米の最新事情」

 前にこのブログや新聞コラムで、気温が10年で1度上がって・・と書いた。
NHKはその数倍のデータを出した。
 それは、「8月中旬」という米作に影響の出る時期で見たもので、27年前と比べて、なんと4度から5度上がったという。

 かつて北海道の米はマズイといわれたが、今後は北海道が米の主産地になるという話もうなづける。

 ( 8月20日 ◆温暖化の影響はどう出るのか / 今年の秋冬野菜の作業は遅らせる
 8月27日 ◆農業と温暖化/専門家はどう予測しているのか  )

 ところで、昨夜のニュース、豊作で米価格の下落予想があり、政府が対策をすると流れた。
 昨年でも、中・大規模農家は、燃料費や資材費の高騰で撤退する人も出るといわれ、今年のさらなる燃料費高や肥料高は重圧。
 一方、価格の低下はこの数年著しい。
 米作農家をやめる人も出るのだろう。

 ともかく、今のところ畑は順調。毎日、野菜もふんだん。
 ギンナンも収穫した。イチョウの木はまだ小さいので実はバケツ1.5杯ほどだった。

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9月30日 NHK 「びっくり お米の最新事情」から
この27年間の気温上昇(8月中旬)
福岡・久留米 25.3⇒30.0
新潟・十日町 23.2⇒27.1
北海道・滝川 17.8⇒22.7
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

お米の種類はたくさんある
被害米は 茶色になる
うちではこんな粒はほとんどでないけど
  

(左) 未熟米が3割を超えると一等米にならない
(中) 左が正常米 右が被害米(白い部分がある)
(右) ピンクの県が「一等米60%未満」 岐阜は突出
    

高温障害(こうおんしょうがい) ルーラル電子図書館 から
 育苗期の高温多湿は立枯れ病やムレ苗などの発生原因になる。減数分裂期から出穂後の登熟期の高温、とくに夜温の高温は、呼吸作用の増加による稲体の消耗を招き、登熟歩合の低下、乳白米や腹白米の発生の原因となる。日中に生産したデンプンが呼吸で消費されてしまい、穂や根に転流される量が少なくなるからである。さらに根が弱ると、蒸散を防ごうと早くに気孔が閉じられるために、ますます光合成の効率も落ちる。根が弱るため倒伏しやすくなる。

 高温障害を防ぐには、飽水管理や夜間かん水なども有効であるが、幼穂形成期から出穂までの生育中期に、あまり葉色を淡くしないことが肝要である。チッソが切れて消耗すると、充実した根群や生殖細胞ができず、高温障害を助長するからである。そのためには、元肥減と疎植で、茎数をゆっくり確保し、安心して穂肥がやれるようにすることが重要である。


ミョウガ
ミョウガの花は美しい。



今年の春に、イチョウの木とユリノキの
北側に移植したミョウガも芽を出してきた。
テーブルの上で皿に載せて、花を咲かせて楽しむ人もいる。
(右の調理済み写真は、山のお土産を漬けたもの)
    


玉ねぎ  今年は久しぶりに苗作りから
  


9月10日播きのハクサイ



にんじん
8月20日播き  間引き
にんじんは、採集は拳(こぶし)の幅程度に
 ⇒ 

9月1日播き  間引き
間引いた後は 水やりして根を落ち着かせたい
 ⇒ 


畑の南に植えたイチョウ の ギンナン



桜島大根
本場の鹿児島では80cm位の株間だそう
こちらは、数日前に「60cm間隔」ほどにした
岐阜あたりでは8月中旬ころにまく必要があるという
今年はどこまで行くか



ブロッコリー類
(左)8月20日植え  (右)9月10日植え
  

一昨日、カリフラワー、ブロッコリー、キャベツなどの苗を購入
最後の分として植える


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 今日は、野菜と蕎麦とサンマのこと。
 うちの畑の産物。
 まだ、菜っ葉類が採れ始めで少なめ。
 ササゲや秋茄子、キュウリがつなぎに活躍してくれます。

 ところで、例年なら、秋が一番「ヘルスメーター」の数字が気になります。
 でも、昨年夏前に痛風をやったことで食事内容がガラッと変わっていますから、私は、今年は、特に気にしなくても良さそう。

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(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


 ところで、田舎暮らしをする人はわりと蕎麦が好き。
 第二の人生に転換したり、脱サラしたり、田舎に入ったりして「蕎麦屋」を業としてはじめる人も少なくありません。
 インターネットでみても、そんな情報がたくさん拾えます。
 例えば・・・・

● 八ヶ岳の大泉村に「GO-SOBA」
  50代の住替で暮らしが変わった 脱サラしてログハウスのそば屋に

● 脱サラ若僧の営業日記 - 佐野蕎麦
  こだわりの越前十割手打ち蕎麦

● 蕎麦の本 こだわり蕎麦屋の始め方蕎麦の本紹介
 蕎麦に関する面白い本が出版されたよ。という紹介より、蕎麦屋を経営するための今後の方向を示す本が出版されたと捉えれた方が適切であろうか。

● ブログ 田舎暮らし 人気ランキング
 ブログでは、特定のテーマでのグループがたくさんある。
 その中には、「田舎暮らし」もあるそうな。

● こちら岐阜県山県市内には、地域の元気な女性たちが運営しているユニークな店があります。
 先日、用事のついでに 美山のバザール で 蕎麦 を食べました。
 私は、ここの蕎麦のファン。
  

●岐阜新聞 旬の食材使い素朴な味「ざるそば定食」

●山県市観光協会 ふれあい バザール

●東海農政局のPR


● こちらは、先日の うちの 昼ごはん
 連れ合い特性のスパ 超大盛



●上記の「バザール」の名物のテンプラで出る 「桑の木豆」
「抑制栽培」として8月初めに播いてみました。
ギリギリ収穫できるかなぁ



●その畝の続きの ササゲやキュウリ
 こちらは大丈夫でしょう。
 おっとっと、ネギが草に負けそう(汗)
  


●秋ジャガも地上に芽を出し始めました
赤系のイモの茎や葉は赤みがあり、 白や黄色系のイモは黄緑
  


●こちらは 春に収穫したジャガイモ アンデス・レッドの料理
茹でてから 半分はポテト・サラダ 半分はジャーマン・ポテト



●トウモロコシ は 7月後半に播いた キャンベラ



●続いて、先週紹介した長さ45センチの 「庄屋長ナス」
 「焼きナス」にしてみました。ともかく、茄子の味が違う



●サンマは、今年は値打ち
だから 何回も食べました 


● サンマ はどう書くの??  どれも本当らしい
 
「サンマ」 「秋刀魚」 「さんま」「佐伊羅魚〈サイラ〉」 「青串魚〈サンマ〉」 「三馬〈サンマ〉」


●サンマ、豊漁で価格下落 前月の4分の1に  共同 2008年9月13日 08:36

イトーヨーカドー木場店の売り場に並ぶサンマ=12日、東京都江東区

 秋の味覚サンマの価格が、9月に入ってからの豊漁で下落している。主要漁港の平均卸売価格は1キロ当たり60円前後で推移し、8月の約4分の1に急落。食品値上がりが相次ぐ食卓は歓迎だが、漁業者は経営に痛手と悲鳴を上げている。

 サンマの主要団体である「全国さんま棒受網漁業協同組合」(東京)によると、漁港地の平均卸売価格(12日)は1キロ当たり約55円。前年の同時期に比べ、約6割の水準だ。ことし8月は240円前後で取引されていた。

 小売価格も大幅に低下。イトーヨーカドー木場店(東京都江東区)では1匹95円で販売。買い物に来た主婦(39)は「安くてうれしい」と銀色に光るサンマを買い物かごに。売り場の担当者は「2000匹用意したが、売れそうだ」と話す。

 燃料費高騰と魚価低落傾向による窮状を訴えるため、サンマ漁を8月18日に一斉休漁したばかりの漁業者は複雑だ。「値下がりし過ぎると採算割れで船が出せなくなる」(根室漁業協同組合)という声が目立つ。


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 今の時期の畑って、どんどん野菜が大きくなっていくから見ていても楽しい。
 こんなところにも楽しみが転がっている。

 9月11日には、いろんな種まきをした。
 なお、前日10日には、次の苗を買っておいた。
    カリフラワーなどの苗、9種類×5+3=48
    キャベツ類 4種類×5=20
 
 もちろん、出荷しいたころは、これらの苗も7月から自作していたけれど、今は、少しずつ購入している。

 ということで、今週のいきいきセカンドステージもうつり行く秋の畑のこと。

 文末には、種苗メーカーも 「短所 特に無し しいて言えば長すぎる」というナスを紹介。

 次の種まきは21日に予定。
 今年は分かりやすく「10日間隔」で種まきや植え付けしている。
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スクナカボチャ  漢字は 「宿儺南瓜」 

(左)うちの畑で生育途中のようす ⇒ (右)最近の台所で
ただ、蒸すだけでも、甘くて味があっておいしいのが
このかぼちゃの真骨頂
 ⇒   
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


偶然、最近見た本場飛騨での品評会のテレビ・ニュース↓
最優秀品はこんな姿なんだ・・・
純正品のすくなかぼちゃは「金ラベル」つきで売られる
    


ブロッコリー


スティク・セニョール  芽キャベツ
   

カリフラワー
スノークラウン 連山
  

オレンジブーケ  バイオレット
  

キャベツ
グリーンボール ルビーボール
  


これらの苗は9月11日に定植した
(ここから下は昨日9月16日夕方の写真です↓)



8月21日に定植したレタス類
1ヶ月経って、雑草がほんの少しだけ生えてきた
(今年8月中旬は雨が多く、熱処理が不十分だった)



8月21日に定植したキャベツやブロッコリー類
虫除けのトンネルの天井につっかえてきたので、
今度、高いトンネルにしよう
  


8月21日蒔き の 桜島大根や菜っ葉類



9月1日に1.2年前の古い種を播いたところ
(左)白菜類 や (右)各種菜っ葉類



9月11日に1.2年前の古い種を播いたところ
(左)白菜類 や (右)各種菜っ葉類



9月11日に播いた 
(左)古種の大根類 や (右)ニンジン  ニンジンは何も出ていない??
と心配で土の中をのぞいてみたらやっぱり大丈夫だった。
ここで失敗したら(汗)
  


ちなみにニンジンのステージ
(左)9月1日播き  や (右)8月21日播き・間引き1回済み
  


7月蒔きで栽培時期を抑制した キュウリ と ササゲ
    


8月中旬に切り戻したナスも復活済み
庄屋大長なす 一番右の長い実は 長さ45cmもあった(太さ5cm)
作って3年目だけど、このナスは、秋に本領を発揮する
是非作りたい品種だ
  
種苗会社のページ タキイ交配 庄屋大長なす
特長 
 色ボケ果(ボケナス)が少なく、大長なすとしては早生、多収。
 果長は35~40cm、果色はツヤのある黒紫色で、
 温乾燥下でも石なすが出にくく品質がよい
 果実内の種子が少なく皮は柔らかで美味
 草勢は強く立性で枝太く作りやすい

長所 やわらかく美味 乾燥した気候でも、硬くなりにくい、旱魃に強い
短所 特に無し しいて言えば長すぎる
調理法  一般的な茄子料理  長さを使った創作料理


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 昨日の朝、起きたら「寒さ」を感じて窓を閉めた。
 長ズボンだけで足らないので、冬に着る厚手の長ソデのシャツも着て・・
 今朝も同じ。靴下も履こうか、そんな涼しさ。

 ところで、秋冬野菜の象徴の白菜や大根、その種まきのピークを私は9月3日から5日頃にしていた。
 ここ岐阜市の北あたりでこの程度。
 当然ながら、寒い地域ならもっと早く、暖かい地域ならもっと遅い。

 その種まきのピークを今年は、遅らせて、ここのところの涼しさも頭におきなが、今日の9月10日に持ってきた。
 白菜や大根は「寒い年用」に9月1日に少しだけ播いて、今日は「気候の標準の年用」にたくさん播いて、20日頃には「暖冬の年用」に少しだけ播く予定。

 ニンジンなどは、1日に実質播き終わったので、今日10日には「暖冬の年用」に少しだけ播く。通常なら、この分は来年の3月から4月に食卓に上がる。

 ところで、1日に播いた種は、昨年、一昨年の残りの種を使った。
 昨日点検して、今日10日播くのに足らない白菜類と赤カブ系を買い足してきた。つまり、大部分は古種(ふるだね)の整理をしている今年。

 その買い足しに寄った種屋さんが昨日、私のほうを向いて「10日遅く播いたら、10日収穫が遅くなるわけじゃないからね」と言っていた。

      ・・(内心)そんなこと、十分わかっているさぁ・・・

 この意味。秋はどんどん日照が減り、気温も下がる。だから、種まき時の1週間ないし10日のズレは収穫時期でいうと1ヶ月のズレになるという経験則。
 実際、白菜や大根を1ヶ月遅れの10月の初めに播いたら、3ヶ月遅れどころか収穫に至らない(特別な品種&暖冬でない限り)。

 そういうことを承知の上で、今年は、自分の種まき標準から1週間から10日遅く種まきしようという訳。

 ということで、畑をみつつ、今週のいきいきセカンドステージも秋の農作業や収穫のこと。
 
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ナスの花
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


秋ジャガは4種類
 私はこれが一番好み アンデスレッド が主体  
ほかに3種類 アイノアカ   デジマ   ニシユタカ
ジャガイモ品種解説 
  

 種芋を求めるのが遅くなって、Lから2Lサイズ。
 秋ジャガは高温の夏に植えるから、種芋を切って植えると腐りやすい。
 だからMかSサイズがいいんだけど。

 幸い、芽が出揃っていたので、一週間ほどで陰においてから昨日植えた。
 昨年は、樹の下で湿らせて2週間ほど芽出ししたけど・・

(追記・2007.8.25ブログ ⇒ ◆すくな(宿儺)カボチャの自家作り。まだちょっと早いけど、おいしい。秋じゃがの芽出しも

 ジャガイモの植え付けは30センチ間隔位が普通。でも、種芋が大きいから3本仕立てくらいにするつもりで、60センチ間隔とたっぷり株間を空けて、2条植えた(条間は120センチ)。


ピーマンの枝葉  強い雨で枝が折れた。
ピーマンの葉をしっかり炒めて佃煮にすると抜群の味。
  


秋のナス
  

焼きナスも格別な味。柔らかくもっちり
丸い賀茂ナス系。厚く切ってそのまま焼くと
おイモのような食感と独特な味
  


桜島大根の間引き
久しぶりの「菜っ葉」の味わい。
  


秋のキュウリは夏のキュウリよりずーーっとおいしい
独特の香りがあり、味も深く、歯ざわりももっちりしているから
ササゲ2種類。7月末に播いた。やっと収穫開始
  


8月21日播きのニンジン。収穫まで約3ヶ月かかる
続きの向こうの方はレタス。
ネットの中には桜島大根や菜っ葉類、ブロッコリーなども



稲「初霜」
  


トウモロコシ
3段階の生育ステージの状況
  


左・根深ネギ(徳田ネギ)
中・下仁田ネギ
右・抑制のキュウリやササゲなど

 今日はここにいろんな野菜の種まき
種を播く溝は昨日、たっぷり水やりしておいた。
今日もたっぷり水やりしてから種まき
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・

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 先週、先々週も、温暖化と農業や暮らしについてかたい話だった。
 今週のいきいきセカンドステージは、今のうちの畑や稲の様子、種まきの様子を久しぶりに。
 料理も・・・
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タカサゴユリ
どこから飛んできて勝手に咲くのが タカサゴユリ
  
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

ササゲの花


すくなかぼちゃ
切って1時間もしないうちに りんごの蜜のように噴出す


ジャーマンポテト風 チーズやハムと
短冊はそのままいためて 輪切りは茹でてから 
  

(左) 味も食感も色も、一番気に入っている ジャガイモの「アンデス」
初物の 抑制キュウリ も入れて ポテトサラダ にした
   (秋ジャガの芽だしをしなきゃ)
(右) アスパラと玉ねぎの炒め物
昨年までは春しか収穫しなかったアスパラ
今年は伸びすぎにならないように気をつけて、夏も芽が出たら収穫している
  

絶品でとろけるようなイチジクの生ハム巻き。
桃も巻いてみた


 昨年より1週間遅く8月21日の種まき野菜
 防虫資材(サンサン・ネット)でスッポリ
 桜島大根 その横には 抜き菜 用に 各種の菜っ葉類

 熱処理のムラ クサが生えた
 その訳は、ポリマルチで蓋をした時、
 水を溜めてみたことが原因か
 縦・横のポリの透き間が広がって、水もあるから草が伸びたらしい
 =裸地で放置したら、これだけ(以上)の草が生えていたわけ


9月1日 2回目の種まき
8月21日に蒔いた畝の横に2畝蒔く



ここのところの異常な長雨に反応して、
「10日遅くするぞ、の決意を少し緩めた」もの
前回は5寸ニンジンだけ蒔いた
今回、ちょっと遅いけど (左)長ニンジン と (右)5寸ニンジンを蒔いた
  

 この時期の私の種まき方法
 まず、まき溝を深めに切ってから、たっぷりと水やり
 ニンジン・大根などの縦にすっと根が伸びる野菜のために、スジの地下だけは水を十二分に浸透させておく
 種を蒔いたら、少し土をかける。
 水を少しかける。

 この9月頃の時期は強雨が来る。
 ニンジンは、発芽したばかりの芽がたたかれないよう、籾殻(もみがら)をかける。大根や白菜、菜っ葉類は、どちらでもが、日照が続くときの乾燥防止対策としては籾殻(もみがら)は有効

古い種の整理(処分)のつもりで「てきとう」に蒔いた
白菜 や 大根 カブ など
  


菜っ葉類 各種
  


右2本が9月1日に蒔き終わった畝
ニンジンは黒寒冷紗を3重にかけて陽を遮る(遮る)
3日か4日あたりで1枚はずし、また1枚はずし・・・
1週間後あたり、芽が出揃ったら黒寒冷紗を完全にはずす
菜っ葉類は9月中は防虫資材の中



稲のようす(今朝9月3日8時)
品種「ハツシモ」の出穂、開花は9月5日頃が標準
でも、この数日の天気、今日なんか朝のNHKの全国放送で
岐阜が大雨と流していたとおりの天気。
稲の花の時期の台風や大雨はとても気がかり。
ともかく、稲の花が満開になるのは昼12時ごろ。
    


アスパラもこの雨でよく出る 今朝は3本収穫
8月に切り戻したナスも復活。
これから、秋ナスの初採りをしよう
  

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 畑をやっている人は、この10日ほどの涼しさに、秋冬野菜の作付けに戸惑いを感じている人も少なくないだろう。
 ずっと以前はこの程度の気温が普通だったはず。

 暑いから遅らせようとしたのに・・・
     先週水曜日8月20日
      ⇒ ◆温暖化の影響はどう出るのか/今年の秋冬野菜の作業は遅らせる

昨年より1週間遅く8月21日に蒔いた
(左)桜島大根や菜っ葉類  (右)ニンジン (8月26日の写真)
虫除け資材や黒寒冷紗で保護
    

抑制のササゲやキュウリ
    
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

8月21日の種まきは 遊び的 。
このあとは、9月1日に蒔く予定

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●主要県産米の「コシヒカリ」や「ハツシモ」の品質低下が深刻化
 朝日新聞県内版 2007年11月14日
 
 県産米、劣化深刻

 左側が高温障害の玄米。
 右側の1等米と比べて白っぽい米が多い

 原因に考えられるのは地球温暖化による夏の異常高温だ。岐阜と中濃、西濃の平野部の水田は、品種や栽培法が現状のままだと将来的に稲作に不向きな土地となる恐れも指摘されている。県は「平野部の米の収穫量と品質のマイナスは避けられない」として、温暖化に対応する新品種を研究している。(保坂知晃)

 「米が細くなった」
 羽島市内で農家を営む西川光弘さん(40)は昨年、ハツシモを届けた得意先の飲食店から指摘された。「自然相手だからどうしようもない」と説明したが、「今年も最悪だった。来年も同じ気候になるだろうな」と不安を隠さない。

 今年のハツシモのうち売り物になるのは6俵半(約390キロ)くらい。例年7、8俵はあった。西川さんは「猛暑が続けば、九州の品種に換えることも考えなければならないだろう」という。
 県によると、ハツシモは成熟する時期が、70年代と比べ約1カ月も早くなった。収穫期の9月に厳しい残暑が長引くため、成熟後の劣化が早く、収穫適時は長くても10日間ほど。農家の「刈り遅れ」によって米が割れるなどの品質低下が後を絶たない。

 一方、主にコシヒカリに顕著な高温障害は、実が養分を蓄える「登熟期」に高温にさらされて起きる。大半は8月にあたり、活動を抑えるはずの夜に高温が続くため、稲の呼吸が荒くなって養分を浪費。人間同様に夏バテを起こす。米の表面が白くなり、パサパサした食感になるという。
 こうした米は、高値で取引される1等米からはじかれる。
2等米では60キロ当たり約千円の差がつく。「大規模農家になるほど影響は大きい」(県農産園芸課)。

 07年産コシヒカリの1等米比率は57・7%(10月15日現在)で、過去5年で最低水準。ハツシモも2年連続で15%台で推移している。
 高温が稲の生育に影響を与え始めたのは94年ごろ。県農業技術課の高橋宏基さん(50)は「そのころまで高温障害という言葉すらなかったが、近年は高温障害が常態化している」と話す。

 岐阜地方気象台によると、00年以降の8~9月の岐阜市内の平均最高気温は70年代と比べて2度近く上昇。飛騨や東濃の中山間地に比べ、岐阜や西濃、中濃の平野部では影響が大きい。
 県などは98年ごろから、コシヒカリの栽培農家に田植え時期を10日前後遅らせ、登熟期が猛暑と重なるのを避けるように呼びかけてきたが、安定した効果は上がっていない。県は10年を目標に温暖化に対応した新品種「新ハツシモ」(仮称)の開発を目指している。

●コメ作りでも温暖化防止 水量調整や堆肥でメタン削減  朝日新聞 2007年11月26日16時02分
 地球温暖化をもたらす温室効果ガスの一つ、メタンが水田から発生する量を減らすため、田んぼの水を枯らしておく期間を長くしたり、堆肥(たいひ)の利用を促したりして発生を抑える農業を広げる取り組みが来年度から始まる。農林水産省が効果と影響をみる試験に乗り出し、農家向けマニュアルをつくる。10年度には二酸化炭素(CO2)換算で年間約18万1000トンの温室効果ガス削減が期待できるという。

 メタンはCO2の21倍の温室効果があり、京都議定書が規制する対象ガスの一つ。水田からの排出量はメタン全体の約4分の1を占める。
 農水省によると、水を張った田んぼでは空気を嫌う細菌が活性化して有機物を分解し、メタンが発生しやすいが、これまでの研究では、水が干上がった状態だと22~51%排出を減らせる。

 また、収穫後の稲わらをそのまま土に混ぜる「すき込み」をするより、稲わらをいったん取り出して牛ふんなどとともに堆肥を作って土に戻した方が、手間はかかるがメタンの排出を25%程度減らせるという。

 そこで農水省は、通常は稲の茎が増えすぎないように6月に1週間ほど水を干しているのを前倒しして2週間ほどに期間を延ばすことや、国内で6割ほどを占める稲わらのすき込みを12年までに4割ほどに減らし、その分を堆肥利用に替えることを目標とする。福島県で実地研究したところ、水干しを1週間程度延ばしても収穫量は変わらなかったという。

 農水省は、これらの施策を進めるために08年度予算に7億7000万円を概算要求。まず全国8カ所ほどで水干し期間の延長を試し、品質や収穫量に影響がないかを調べてデータを収集、その結果に応じて農家向けマニュアルを作る。議定書の約束期間(08~12年度)内に削減への取り組みとしてスタートさせることを目指す。

 堆肥利用では、全国のコメ農家と畜産農家の連携を進め、稲わらと牛ふんなどの交換を促す収集運搬などの態勢を整え、堆肥を作る施設や、まく機械の整備も進める。田んぼだけでなく畑でも肥料の量を抑えることで、温室効果ガスの一つである一酸化二窒素の排出抑制も目指す。

 これらの対策は、京都議定書の目標達成のために見直しが進められている政府計画に、追加対策の一つとして盛り込む方針。政府が必要とする2000万~3400万トン(10年度見通し)の追加削減量の1%未満にとどまるが、農水省は「農業は温暖化の影響を受けやすく、少しでも脱温暖化に貢献したい」としている。

●温室効果ガス:CO2削減「農地は吸収源」検討 「ポスト京都」政府が姿勢転換  毎日新聞 2007年11月27日
 京都議定書後(ポスト京都)の温室効果ガス削減の枠組み交渉へ向け、政府は農地を二酸化炭素(CO2)の吸収源として位置づける検討を始めた。CO2削減の手法が広がることに加え、農業が地球環境に果たす役割が評価されることにも期待している。農林水産省は、30日に開く食料・農業・農村政策審議会の地球環境小委員会などで、土壌や農法ごとのCO2吸収・排出量の試算などを本格化させる。

 農地に堆肥(たいひ)や稲わらなどの有機物を投入すると、一部は微生物に分解されCO2が放出されるが、残りは分解しにくい腐植物質に変わり炭素が土壌に長期間蓄積される。土壌に蓄えられている炭素は大気中の2倍以上に上るという。

 農水省の試算では、日本全国の農地に有機物を与えると、京都議定書の第1約束期間(08~12年)の削減目標の約1割に当たるCO2を吸収できる。メタンなど温室効果ガスを放出するため、放出量を差し引くとどうなるか精査している。
 京都議定書でも各国が農地を吸収源として選択できるが、選択しているのはスペインなど4カ国だけ。日本は吸収量算出のデータが不十分だとして選択しなかった。

●農作物、温暖化の影響じわり コメやリンゴ品質低下、日経調査  日経 2008.08.02
 コメや果物などの農作物に、地球温暖化の影響とみられる被害が広がっている。日本経済新聞が47都道府県を対象に実施した調査では、コメの品質低下が西日本を中心に深刻化。リンゴやミカンなどにも影響が出ていた。一方、関東地方では南国特産果物の栽培研究も始まっており、温暖化が農業地図を変えることになりそうだ。

●【JAひだ】営農情報  2007年12月
(1)現地の現象 
 水稲は夏季の高温・乾燥障害が、西日本を中心に広い地域で発生しています。
深刻なものに、白未熟粒や胴割れ粒・斑点米などでの、収量・品質低下があります。
 中でも白未熟粒など、高温障害の発生は47都道府県中39県で問題となっています。また、斑点米・カメムシ類の分布域も拡大し、被害発生が増加傾向を示しています。
 
(2)適応策
 登熟期の高温を避けるため、普通栽培では遅植えや晩生品種の利用、早期栽培では早植えや極早生品種の導入が有効とされています。

●『サンパチェンス』シリーズの環境浄化能力の研究概要  サカタ種苗
1.研究着手の経緯
 インパチェンス属の種間雑種により当社が開発した『サンパチェンス』シリーズの最大の特長は、生育が画期的に旺盛で、夏の暑さに強いことです。1株で鉢植えの場合約60cmになり、露地植えで秋までに約1mもの大株になります。開花持続性にも優れ、夏の高温期から秋の低温短日期まで長く楽しめます。また、生命力が強く根張りがとてもよいため、強い風などにより倒れても、すぐに回復するなど、厳しい気象環境に非常に強いことも大きな特長です。

●地球温暖化の影響(2)|お役立ち情報|製品情報|   日本農薬株式会社
 水稲以外の農作物に対する温暖化の影響については、2007年2月の農水省の調査によれば、
 ①温州みかんでは生理落果の増加、日焼け果や浮皮症の増加、着色不良、ダニ類の多発、そうか病やかいよう病の多発など。
 ②ぶどうでは凍害の発生、発芽不揃い、着色不良、ダニ類の多発など。
 ③梨では凍害の発生、果肉障害の発生、「新高」のみつ症の発生、ダニ類の多発など。
 ④りんごでは凍害の発生、生理落果の増加、果肉軟化(貯蔵性低下)、ハダニやカメムシ類の多発、輪紋病や斑点落葉病の多発が各地からあげられています。

 野菜でも地球温暖化の影響が指摘されています。
 ①いちごでは花芽分化遅延、生育不良など。
 ②トマトでは夏場の高温による着色不良、昼夜温格差減少による糖度低下など。 ③ほうれんそうでは発芽不良、葉焼症の発生、抽台の発生、寒締め効果の低下など。
  これらの温暖化現象に対する対策については、現在、農水省が中心に鋭意検討中で、今秋、発表があるでしょう。

●農林水産省地球温暖化対策総合戦略  農林水産省  平成19年6月
  ・・・1ページ・・・
 ・・・また、地球温暖化適応策についても、これまでの高温障害等の農作物被害の発生状況、地球温暖化の進行が農林水産業に与える影響に関する予測研究による知見等を踏まえ、今後の取組のあり方について検討を進めてきたところである。 

 ・・・4ページ・・・
 一方、我が国の農林水産業への影響については、全国調査の結果、水稲の高温障害、果実の着色不良、病害虫の多発等が確認されており、この要因については、直接的には短期的な気象変動による高温影響によるものであるが、背景には長期的な気候変動(地球温暖化)が影響している可能性が高いと考えられる。 

  ・・・20ページ・・・
 水稲は近年、北海道で豊作が続く一方で、九州を中心とした西日本では不作が続いていること等により、温暖化による水稲生産への影響に関心が高まっている。

 ・・・21ページ・・・
 気候変動により、農業生産基盤である農地・農業用水・土地改良施設が被る影響については、様々なものが考えられる。海面上昇の影響としては、沿岸農地の排水機場の能力不足等による安全性の低下、水資源への影響等が懸念される。また、暖冬・少雨の影響は春期の融雪水等を用水源とする稲作地帯にとって深刻な問題となるおそれがあり、気温上昇に伴う用水管理への影響や、無降雨日数の増加による土壌の乾燥、生育不良等の畑地への影響も懸念されている。

 他方、豪雨の頻発、降雨強度の増加の影響は、農地土壌の侵食、土地改良施設への被害、農村地域の浸水などの脆弱性の拡大を招くことが懸念される。
 
  ・・・23ページ・・・
<これからの取組>
 ・・地球温暖化の影響、作物別需給見通し、適応策導入コスト等を要素とする作物転換評価システムを開発する。・・・・・(つづく)
 
( なお、2008年7月に一部改定された  一部改定版 )

●温暖化影響に関する説明資料目次  環境省 2007年3月   説明資料 の目次。一部は抜粋
【温暖化の基礎知識】
 1.世界の年平均気温・上昇のグラフ

 10.将来の温暖化予測結果
  【農業・漁業への影響】

 11.コメ:苗の移植日変更栽培方法の変更が必要
 ・コシヒカリの栽培では、温暖化した場合に苗の移植日程を現在のまま続けると、東北地方南部から南の多くの地域で、50年後に約10%の減収が見込まれる。
 ・温暖化が進んでも、苗の移植日を現在より4~10日早めると、東北地方南部から南の多くの地域で、5~20%の増収が見込まれる。

 12.コメ:品質の低下
 栽培方法や品種を変える、害虫の対策技術を確立する、などの対策をとらないと、高温障害や害虫被害が増加する。

 13.コメ:九州の予測(水田の水不足)

 14.果樹:りんごの色づき
 りんごが着色する時期に高温が続くと、着色の進行が遅れてしまう。
(写真提供:(独)農業・生物系特定産業技術研究機構杉浦俊彦)

 15.果樹:りんごの生産適地温暖化が進むと、りんごの栽培に適した気温(年平均7~13℃)の地域分布が変わる。

 16.果樹:うんしゅうみかんの生産適地温暖化が進むと、ウンシュウミカンの栽培に適した気温(年平均15~18℃)の地域分布が変わる。

 17.野菜:トマト、ピーマンなど
 夏や秋の気温が高いと悪影響が生じる
 •トマト:腐る、糖度が下がる、実が軟化する、実がつきにくい
 •ピーマン:実がつきにくい、日焼け、腐る
 •キャベツ:結球しない
 冷涼な気候を好む野菜の多くは、気温が高くなると生産性が低下する。
ハウス栽培では冬に暖房が要らなくなるなどの効果が予想される場合もある。しかし、さまざまな悪影響に対応するには、栽培管理の技術を温暖化に合わせて変更していかなければならない。

 18.お茶:冷涼地域の産物への影響
 出典:農林水産省(2002)
 近年の気候変動の状況と気候変動が農作物の生育等に及ぼす影響に関する資料集秋冬の気温が2℃上がると休眠期が短くなり、一番茶の生育・収量・品質が悪化する。
 •さらに一番茶の時期の気温も高いと、葉が早く硬くなってしまい、お茶の品質に影響する。
 気温が上昇すると、今より北の地域でお茶の栽培が可能になるかもしれない。しかし実際には、お茶の特殊な栽培・製造技術、工場などがあるのは現在のお茶栽培地に限定されており、産地が拡大する可能性は大きくない。
 
 悪影響を防ぐには、作付けする品種や栽培方法の変更、新たな防除技術の開発などが必要になる。

 19.農業全般:病気被害の影響増大
 •コメ:高温で発生しやすい紋枯病、もみ枯細菌病が多発・北上する。高温で抑制されるいもち病は、危険地帯が北上する。
 •野菜:夏の地温が高いと、白絹病やナス科の青枯病が増加する。
     冬の気温が高いと、ネギさび病の病原菌が越冬する量が増える。

 20.農業全般:害虫被害の影響増大
 気温が上昇すると、害虫の個体数や発生回数が増加する。冬の低温で死滅していた個体が生き残る率も増える。
 •コメの害虫:ニカメイガ、ツマグロヨコバイ、ヒメトビウンカ
 •野菜・果樹の害虫:ミナミキイロアザミウマ、ハスモンヨトウ、カメムシ、カイガラムシ、ハダニ
 悪影響を防ぐには、綿密な調査や、新たな防除技術の開発などが必要になる。

 21.コメ:稲の害虫増加予測
 ヒメトビウンカの6月1日時点の世代数。温暖化によって気温が上昇すると、2世代から4世代も発生する地域が増加し、全くいなかった地域にも侵入する可能性がある。

 22.スケトウダラの漁獲量【海面上昇による影響】
 •冬季に沿岸の水温が高いと、漁獲量が減る場合が見られる。
 →産卵に適した水温の深さまで潜るので、浅い海域には群れが来なくなる。温暖化が進行すると、現在のスケトウダラの漁場、特に産卵場が消滅してしまうおそれも懸念される。

 31.日本脳炎のリスク地域拡大
 日本脳炎ウイルスは、水田で発生するコガタアカイエカが媒介する。夏の気温が高い年にウイルスの活動も活発になる。温暖化により、コガタアカイエカの生息域が拡大したり活動が活発になったりすると、日本脳炎のリスク地域も拡大する可能性がある。

 34.熱中症による患者発生
 平均気温30℃、最高気温35℃を超えると患者が急増
 温暖化により気温が上昇すると、これらの健康被害が増加する可能性がある。


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 地球温暖化がどう影響するか、いろいろといわれている。
 農業や暮らしについても情報が出てくる。

 今週のいきいきセカンドステージは、全体的な報告を拾い、来週は、農業などについての情報を見たい。
 農業や植物関係は 色塗り しておく。
 報告のリンク先はもっと詳しい説明があるから、興味ある人はそちらをどうぞ。

 今の最近のうちの畑の様子も併せて紹介。
 私の今年の秋冬野菜の作付けは、体感と畑の実感の温暖化を反映させて、1週間から10日遅らせる決心をしている。

 なぜ、「決心」か。
 ついつい心配で、いつものパターンに戻るのが、人の習性だから ここはやはり「決心」しないと。

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8月11日 種まき
とうもろこし ささげ きゅうり レタス など
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


8月15日
    


この苗たちは、一昨日18日に定植した
ここよりもう少し奥の美山地域特産の 
  桑の木豆 も蒔いた
  


7月20日頃に蒔いて8月に定植した
 ササゲ、きゅうり、とうもろこし の畝
温暖になれば「抑制栽培」の時期も後ろにズレると目論む
  


トマトのうち一番端の ミニトマト 1本 が
枯れたので 抜いてみた。
斜め誘引しているので、 茎の長さは 2.7メートル
  


 珍しい 高級イチジク “バナーネ”
 世界最大級 高級 イチジク 秋果は小果ながら激甘!
大きい実の夏果を全部盗られてしまった
サルの仕業と思うしかない
そこで、100個程度ついている秋果を守るため
初めての 害獣対策のネット張り
他のイチジクも、このネット・トンネルの中に集めよう
  


イチジクの生ハム巻きは絶品


宮崎県の温暖化に関するページ 地球温暖化の影響


●地球温暖化が日本に与える影響について   平成17年1月27日  独立行政法人国立環境研究所  から一部を抜粋
1.日本において検出された地球温暖化と考えられる影響の現状
(1) 気候の変化
[1] 気温の変化
 20世紀の100年間(1901~2000年)で、日本の平均気温は約1 ℃上昇した。特に都市部ではヒートアイランドの影響も追加され、東京では約2.9 ℃上昇した。また、真夏日、熱帯夜の日数も都市部を中心に増加、真冬日の日数は減少した。(※1)
[2] 降水量の変化
 地域によってばらつきがあるが、時間降水量50 mmを超える大雨の発現回数はやや増加傾向にある(※1)。降雪量は一部の地域において減少している(※2)。
[3] 海水位の変化
 1970~2003年において、日本沿岸では年間2 mm程度海面水位が上昇している(※3)。

(2)身近な自然への影響
[1] 高山植物
北海道アポイ岳では、キタゴヨウの生育高度の上昇に伴い、ヒダカソウなどの高山植物が減少し、ハイマツ等が拡大した。(※4)
中部山岳ではハイマツの枝先が枯れる現象が確認され、温暖化による積雪深の減少で、雪の保護効果が小さくなっていることが要因の一つと考えられている。(※5)
[2] 植物の開花時期
ソメイヨシノ(サクラ)の1989~2000年の平均開花日は平年(1971~2000年)より3.2日早くなった(全国89地点)。(※1)
イロハカエデの紅葉日が1953~2000年に約2週間遅くなった。(※1)
[3] 昆虫の生息域
1940年代には九州や四国何部が北限であったナガサキアゲハが1980年代から和歌山県、兵庫県など、2000年以降は関東地方でも確認された。(※6、7)
亜熱帯から熱帯に生息する南方系のクマゼミが、2001年には東日本でも確認された。(※8)
熱帯性のスズミグモは1970年代までは西日本のみで確認されていたが、1980年代には関東地方でも確認されるようになった。(※9)
[4] 動物の生息域
近年、マガンの飛来時期が遅くなり、旅立ち時期が早くなった。越冬地が本州のみならず北海道にも拡大した。個体数も増加傾向にある。(※10)
キツネ、テンなどが白山の標高2000 m以上での生息が確認された。(※11)
[5] 海洋動植物への影響
ウミガメの産卵・ふ化場が北上し、屋久島が北限の種であるアオウミガメは、宮崎県、鹿児島県で産卵・ふ化が確認された。(※11)
南方系のタコ、カニ、魚類などが北上した。(※11)
沖縄県本部町の近海などでサンゴの白化現象が発生した。また、エンタクミドリイシ(テーブルサンゴの一種、熱帯)は生息域を北方へ拡大し、天草で確認された。(※12)

(3)市民生活への影響
[1] 水害被害
局所的に、記録的な豪雨による浸水被害が最近多発している。水害による浸水面積(水害面積)は減少傾向だが、水害密度(浸水面積あたりの一般資産被害額)は増加する傾向にある。(※13)
[2] 都市環境、水環境
熱帯夜が増加した。(※1)
琵琶湖の湖底水温の上昇、溶存酸素濃度が低下傾向にある(※14)。
[3] 産業
気温の上昇により民生・業務部門における冷暖房需要の変化、季節型産業の盛衰に伴う産業部門におけるエネルギー需要に影響を与える。(※15)
[4] 健康
東京の場合、日最高気温が30℃を超すと、熱中症患者が増加しはじめ、35℃を超えると急激に増加する傾向にある。(※16)
気温1℃の上昇により、病原性大腸菌出血性腸炎発症(EHEC,食中毒を引き起こす)の発症リスクが4.6%上昇することが推定された。(※16)

2.日本における地球温暖化影響の予測結果
 国レベル、地方レベルにおける地球温暖化影響将来予測については、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)においても知見が不足しているが、現在、関連の調査研究が精力的に進められている。今回は、最近明らかとなった日本独自の地球温暖化影響の予測結果について、以下のとおり紹介する。

(1) 気候の予測
 地球シミュレータによる最新の地球温暖化予測計算の結果によれば、経済重視で国際化が進むと仮定したシナリオ(2100年の二酸化炭素濃度が720 ppm)の下、1971~2000年と比較した場合の2071年~2100年の平均的な日本の気候について、以下のとおり予測される(沖縄等の南西諸島は計算の対象外)。(※17)

地球の平均気温は4.0 ℃上昇。
日本の夏(6~8月)の日平均気温は4.2 ℃、日最高気温は4.4 ℃上昇、降水量は19 %増加。
真夏日の日数は平均で約70日程度増加。また、100 mm以上の豪雨日数も平均的に増加。

(2) 生態系(動植物)の影響予測
 今後の地球温暖化の進行により、動植物等の生態系の影響の範囲、程度がともに大きくなると予測されている。

北海道アポイ岳のヒダカソウは、ハイマツやキタゴヨウの生息高度の上昇により、早ければ30年後に消滅すると予測。(※4)
3.6 ℃の気温上昇によって、ブナ林の生息域が大幅に減少すると予測。
(※3)

(3) 市民生活への影響予測
 今後の地球温暖化の進行により(一部は都市化の影響も加わり)、熱中症患者の増加、大気汚染や水質汚染等他の環境問題への影響、スキー産業等への影響の拡大、深刻化が予測されている。具体例は以下のとおり。

1 ℃の気温上昇によって、霞ヶ浦ではCOD(化学的酸素要求量)が0.8~2.0 mg/l上昇すると予測されている。(※18)
3 ℃の気温上昇によって、スキー客が30%減少すると予測されている。(※19)
気温上昇により、民生・業務部門における冷暖房需要の変化、季節型産業の盛衰に伴う産業部門におけるエネルギー需要への影響が予測されている。(※11)
・・・・・

●温暖化への不安、科学的に裏づけ IPCC報告書    朝日新聞 2007年02月04日
温暖化する地球
 地球温暖化は確実に進み、その原因は人間活動とみてまず間違いない。今後も気温上昇は続き、実害に直結する――。6年ぶりにまとまった「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第1作業部会」の第4次評価報告書は、多くの人が抱く不安を科学的に裏付ける内容だった。08~12年に温室効果ガス削減を約束している京都議定書だけでは不十分なことが、はっきりした。だが、温室効果ガスの大排出国である米国や中国を含む削減シナリオはない。さらなる対策は待ったなしだ。

 ■米中、なお鈍い反応
 「気候の変動はすでに始まっている。一刻も早く行動を起こすべきだ」
 国連気候変動枠組み条約事務局(UNFCCC)のデブア事務局長は2日、作業部会が開かれたパリで記者会見し、各国に警告。「科学をベースにした結論なので、米国への働きかけに役立つだろう」とも語った。

 京都議定書から離脱したブッシュ政権は、温暖化について「人為的原因か自然現象が原因なのか議論がある」と一貫して主張してきた。報告書は、そうした懐疑論に終止符を打つことになる。
 ブッシュ大統領は1月の一般教書演説で、ガソリン消費の大幅削減を目指す新政策を提案した。ただ、目新しい施策とはいえず、米紙ニューヨーク・タイムズは「これまでと同じゲーム」と社説で一蹴(いっしゅう)。今回の報告書で、ブッシュ政権の環境政策が大きく転換するとの見方もほとんどない。
 議定書は、世界一の温室効果ガス排出国である米国が離脱したのに加え、2位の中国を含めた途上国にも削減義務を課していない。義務のある先進国は世界の排出量の3割程度にしかならず、「30%クラブ」とも呼ばれる。これをいかに広げるかが、13年以降の「ポスト議定書」に向けた最大の課題だ。

 一方の中国。これまでの温暖化交渉では「温暖化は先進国が工業化に伴って排出してきたのが主原因で、先進国の削減が先」として、途上国に削減義務を課す動きに反対してきた。
 今回の報告書とりまとめでも、中国の警戒感を示すこんな一幕があったという。草稿では、温暖化が人為起源であることを示す数値が、太陽放射量の変化による自然由来の影響の数値よりも「少なくとも5倍の大きさ」とする表現があった。しかし、中国などは数値の記載に抵抗、結果的に削除されることになった。
 報告書づくりに参加した日本の科学者ら15人は2日、二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減した「低炭素社会」の実現に向けて緊急メッセージを発表した。
 呼びかけ人の一人、鈴木基之東大名誉教授は語った。「今が次世代に生きた地球を残せるかどうかの瀬戸際だ」

 ■増える「極端現象」 災害に直結も
 IPCCの報告書によると、もともと雨の多い赤道周辺と高緯度で雨量がますます増える。一方、乾燥している亜熱帯では、夏に乾燥する可能性がある。熱波は世界中で増加する。

 しかも、温暖化の影響は長期間に及ぶ。海水温の上昇に伴う海水の膨張で起こる海面上昇は、千年以上も続くことになる。
 03年の欧州熱波や、05年に米国で1700人以上の犠牲者を出したハリケーン「カトリーナ」のような異常気象は、「予測してきた気候変動の傾向によく合う」と、海洋研究開発機構の松野太郎・特任研究員は話す。
 同機構などの日本チームは、災害に直結する「極端現象」を増やすと予測してきた。

 たとえばインドや中国南部、日本の梅雨で雨量が増える。1日に50ミリ以上の強雨日が現在の2~3倍になる。台風やハリケーンの発生数は約3割減るが、毎秒45メートル以上の風速が強いものが増えるとの結果だ。

 ■農作物・高潮…国内にも影響
 温暖化は、国内でも影響を及ぼすとみられる。
 農林水産省によると、コメは高温による生育障害や害虫被害の懸念があり、トマトやピーマン、キャベツは夏秋に気温が高いと育ちにくく腐りやすくなる。リンゴやミカンは、今の主産地が軒並み栽培に適さなくなる。「果樹は栽培時期をずらしたり、産地を移動させたりするのは難しい。高温に耐えられる品種や栽培技術の開発が必要」と果樹研究所の杉浦俊彦・企画チーム長。

 気温が上がるとブタやニワトリも「夏バテ」を起こして食欲が減退、生産性が低下する。畜産草地研究所の高田良三上席研究員は「温暖化で肉の値段が上がるかもしれない」と指摘する。
 東京都江戸川区の荒川右岸。堤防の幅を100メートルに広げ、洪水時に決壊しない「スーパー堤防」の建設が進む。

 国土交通省は、東京、伊勢、大阪の3大湾内の6河川の総延長約400キロで改修を進めている。だが、進捗(しんちょく)率はまだ5%だ。
 3大湾の標高ゼロメートル地帯には約400万人が暮らす。同省は今年度から、予想を超える高潮や津波に備え、老朽化した海岸の堤防の点検や補修にも力を入れ始めた。

【地球温暖化の日本への影響】
・1度上昇で、病原性大腸菌出血性腸炎の発症リスクが4・6%上昇
・秋冬で2度上がると、一番茶の生育・収量・品質が悪化
・3度上昇で、上水道の需要が1・2~3・2%程度増加
・3度上昇で、スキー客が30%減少する
・3・6度の上昇で、ブナ林は生息域が大幅減少

〈このほか気温上昇で心配されること〉
・コメの苗の移植を、4~10日早めなければならない
・リンゴやウンシュウミカンの主産地が、栽培に適さなくなる

・養殖トラフグが、今の産地で適さなくなる
・サンマやマイワシ、マサバ、マアジなどの漁場が北上
・火力・原子力発電所の冷却水温が上昇し、効率が落ちる
      (環境省や国立環境研究所などの資料による)


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 時には高山植物を楽しみたい。
 先日、天気が良さそうなことを祈って、伊吹山へ出かけた。
 花の宝庫といわれる伊吹山。
 しかも、7月から8月のこの頃が最高といわれている。 
 実際、カラフルな花園だった。
 頂上あたりでガスが少し出たけど、まあまあ。

 うちから1時間半程度で行けるので3年ほど前から、時期を変えて出かけている。

 今日は水曜日だから「いきいきセカンド・ステージ」のブログの日。
 ゆとりも大事との意味で。

 明日も伊吹の花の続きのブログにするつもり。
 美しい蝶のアサギマダラにいつも出会える場所のことや、3合目のナンバンギセルのたくさん咲いている場所のことも紹介しよう。

 来週の水曜日は、温暖化と農業、野菜や稲の栽培とのことに触れたいと思っている。

 昨日は、朝5時からトウモロコシの定植やナスの切り戻し、
 続いて12時まで、サルらしきに全部食べられてしまったイチジクの秋果を守ろうとハウスとネットをかける作業をした。
 ここで、サル対策なんて初めてのこと。
 昨日に続き今日も、ブログは夕方のアップになってしまった。 

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「熊 注意」 北海道の大雪山を思い出す
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

今が盛りの シモツケソウ


  


  


シモツケソウは 競演の背景にもなる
    


ホタルブクロ かと思ったら ツルニンジン



こちらは ヤマホタルブクロ 色や方がいろいろ



クサボタン  咲き始め。開ききると見事
咲き終わっても見事な姿の花だ



クサフジ



指の大きさの 小じんまりした イブキトラノオ
  

青が鮮やかで爽快な  ルリトラノオ  瑠璃虎の尾 ゴマノハグサ科





  

よく似た ルリトラノオ↑ と クガイソウ↓
ルリトラノオは、葉が2枚で対生  クガイソウは葉が輪生

クガイソウ  九蓋草,九階草 ゴマノハグサ科
    


イブキフウロ
フウロウとしては、 花弁が裂ける珍しい形が特徴
  


カコソウ



イブキジャコウソウ
  


キリンソウ
  


カワラナデシコ
  


メタカラコウ



コオニユリ



  


サラシナショウマ
間もなく 大群落を見せて花が咲く気配
    


初めて実物を見たけど すぐに分かった 巴草(トモエソウ)
指の頭くらいの花と思っていたけど、径は5センチほどもあった



ウバユリ



ここまで出ているのに 思い出せない
  

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 この1週間ちょっとは、水田と畑に追われた。
 草との まさに タタカイ だ。

 今、一段落して気休め。
 水曜日のブログは「いきいきセカンドステージ」

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 6月7日のブログに書いたように、うちの田植えは変わっている。
   ◆無農薬稲作。今日は田植え/紙マルチに手植え/品種は初霜
 ともかく、水田の雑草をとり、施肥する時期はこの暑さの時に重なる。

7月28日朝から始めた田の草取り
31日の午前中でやっと済んだ
  
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


畦(あぜ)の際は 畦塗り しながら、草も処理

うちで一番多い雑草は コナギ 。
紫の花がきれいだが、今年は、まだ、咲いていなかった。

 (白い花)
 ウリカワ/オモダカ科
 雑草図鑑
 日本全国の湿地や水田に分布する多年草


 (黄色い花) 
 ヒレタゴボウ 鰭田牛蒡 アカバナ科 チョウジタデ属
  岡山理科大学 総合情報学部 生物地球システム学科
 北アメリカ原産の帰化植物。
 近年、急速に広がっているらしい。
 うちの畑の横の水田もその被害者
 
草取りが済んだら肥料をふる。
私の稲の作り方は 元肥なし この時期の施肥だけ。
稲の品種「初霜」の出穂時期は、例年「9月5日頃」だ。
その「出穂の40日前」を施肥時期としている。
つまり、7月下旬にあたる。今年もギリギリだ。

肥料は、「発酵済みの油粕」で、ペレット状にしてある。
水につかると2.3日で溶けて消える。
稲の葉の色は、3日目あたりから濃くなってくる。
葉色が濃くなるということは肥料が効いてきたことの結果だ。
この遅い時期の肥料の効きは病気や害虫と縁が遠い栽培方法。
天候(年)によっては、病害虫が出ないわけではないが、「危機」には至らない。
とはいえ、今年は、欲張って、昨年の5割り増しの施肥量にしてみた。

なお、通常の「油粕」は ナマ なので、稲の根に有害な物質が出るので使わない。
通常の「油粕」は、水と接して、夏で2週間してから、冬で2ヶ月ほどしてから、やっと植物に効いてくるとの印象を持っている。

また、この「発酵済みの油粕」は、即効性があるから野菜の追肥にも使える。
小袋は高いが20キロ入りは割安だ。
    


稲作りで、たいていの人は、元肥を効かせ、この7月の暑い頃に土用干しといって、水を入れず土を乾かす。そうやって、稲の生長をコントロール(抑制)する。
そもそも、肥えすぎると病気になり害虫が出る。夏に雨が多いといっそう被害を受ける。
だから、農薬と親しくなるのは当然の結果。


31日の午後からは、次に待つ 秋冬野菜のための草対策
ポリエチレンで蓋をして、この暑さを利用して、熱処理する

 7月23日(水)のブログで説明したように、私は、
土をポリエチレンで蓋をして、この真夏の暑さを利用して、熱処理する。
これによって、草の種が死ぬし、有機物や肥料が馴染んで肥えた土が短期で出来上がる。
◆秋野菜の準備は高温・高熱を利用しての草退治と土づくり

米ぬかで線を引いて、畦立機で土を上げて畝を作る
この3年ほどは、手作業でやっていたけど、
今春、25年ほど前から使っていた古い機械を修理してもらった
今年は、130センチ幅で13畝作った



今年は、初めて、斜めの「法面(のりめん)」まで蓋をした
  

水路側の法面は使いようもなく、雑草の茂る元になっていた
今年は、20年ぶりくらいに手をかけて、黒マルチを4枚重ねにした
  


暑さと乾燥のため
(左)ヤマイモ と (右)自然薯 にも スプリンクラーで潅水
  


独特の形で、味が抜群の すくなかぼちゃ その他
ピーマンは 1株ずつ 多品種を作った
  

ウリもおいしいし すくなかぼちゃ の天ぷらもおいしい
  


田や畑が済んだので 4日と5日は家の周りも草の始末
毎日、数十から百輪ほど咲くオーシャンブルー(琉球朝顔) の手入れ
旺盛に繁茂した琉球朝顔の株の中の雑草をとり
道路に広がろうとするツルの整理
数日すれば花は復活すると思う

8月4日 ⇒ 5日
 ⇒ 

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 今日は10時から岐阜地裁で岐阜県庁裏金事件の住民訴訟。
 10時15分からは岐阜県議選のポスター代水増し返還の住民訴訟。
 そのあとは大垣へ。

 ということで、それに間に合うような時間までの涼しいうちは、水田の草取りをしよう。

 ところで、脳科学者として広く知られる茂木健一郎が、昨日のNHKテレビで、年齢を重ねると脳に経験の蓄積が増える、意欲があればその情報が活用できて「創造」がてきる、だから歳をとったほうが良い、ただし意欲がないと活用できないから老化する、という趣旨の話をしていた。

 ふむふむ・・・
 ともかく、彼は、毎朝ブログをやって、あたまを整理をするという。
    茂木健一郎 クオリア日記

 私も朝のブログ  タイプ(笑)

 毎週水曜日のブログは、カテゴリー 「いきいきセカンドステージ」 の 日。
 今日は花や野菜、食べ物を楽しむことの記録。

 さ、まもなく5時半になるこれから、四つんばいの草取りにでよう・・

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自然薯
今、花盛り
今年は、暑さのせいか 「抜群の芳香」 がないのが残念
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

    

植えっぱなしの3年目の「ヤマイモ」
昨年、遠くからでもわかる芳香を漂わせてくれたけど
今年は、花が焼けてしまった



ナス 炒めたり 煮たり 焼いたり
  


冷やし中華
身体を冷やしてくれるので好み
右は35センチ皿
  


白ゴーヤ 
苦味が少なく甘みがある
ナス、ピーマンと一緒に炒めたり
  


イタリアン・レッド
加熱用のトマトだ
ナスとトマトのスパ これも35センチ皿
  


ササゲ
30から50センチになる長いマメ。まな板いっぱいの長さ
今、1日半後に収穫すると、鉛筆くらい太くなってしまう
太いマメは、上げと炒めたりする
細いマメは湯がくのがおいしい。毎日収穫しなくちゃ
    


  


ソーメン・カボチャ
湯がくとソーメンになる  歯ざわり良し
  


ヘルシー・ディナー
こうやって並べてみると 毎日同じものを食べてるのかなぁ
    


田の草取り
この1枚で延べ12時間ほどかかった
昨日の午後からは次の田にかかっている



定植を待つ ササゲ や キュウリ
トウモロコシは、前回発芽が悪かったので、残り種でなく、
やっぱり抑制に向く品種を蒔き直し(昨日)
  

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 高温多湿の日本、畑の草は元気を飛び越えて大繁茂する。
 雑草はどこでも厄介者。
 私は、秋から冬の野菜作りの予定場所では、草を絶やすために夏の高温を利用しています。

 家庭菜園とか小規模農家向きの、除草剤を使わにない草退治。
 加えて、堆肥を使わずにできる土づくり。

 例えば、9月頃のニンジンの発芽直後の草取りは新芽と雑草の区別もつきにくく、暑い中大変な作業。時期が遅れると草に負けます。
 9月10月は、種まきや間引きに忙しく、そこに草取りが加わるとどこに無理が来ます。
 そこで、秋・冬野菜全期間を通しての 雑草との縁切り の提案です。
 さらに、今回は、おまけとして 土作り と 土のクリーンアップ まで付きます。

 今日は名古屋高裁金沢支部で情報公開の訴訟。これから出かけます。
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 (参考) 2007年11月23日ブログ ⇒ ◆いきいきセカンドステージ 「土作り3年 自然の理で」

◆基本
 方法は、「畝を作り、たっぷりの潅水をして土に水を含ませ、そのままポリで全面の蓋をしてしまう」、これだけです。「盛夏に20日間以上放置」が要件。ピッタリ決めれば、次の春まで雑草はほとんど生えません。
 それに、8月終わりから9月10月と順次来る種まきのとき、「明日、ここにこの種を播こう」、と思ったときでも、ポリをはずしてたっぷり潅水すれば、即OK。 
 (もちろん、願わくば、1週間ほど前にポリをはずして土を冷やし、潅水して馴染ませたい)

 秋は種まきだけです。元肥えも良くなじんでいるので、初期成育はどの野菜でも大丈夫。野菜によって追肥を調整するだけ。

 なお、ポリエチレンフィルムのかけ方 や 水がない場合にどうしたらよいか なども説明しておきます。

(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
  今年は、7月17日に取り組み開始。

 まず、以前のポリマルチや資材を撤去。これが大変な作業。
 本当は、冬のうちとか、早めに資材を撤去しておくと良いのですが・・・
 ただ、雑草は茂らせても良いのです。
 このやり方は、その草さえも堆肥資材に転換します

18日 草はそのますき込む。
種かすを大雑把にばら撒いてから、草ごと耕運。
  


 18日に耕運したあと
 2日半、スプリンクラーを回しっ放しでたっぷり潅水して
 土の中での醗酵の促進

 昨日22日、トラクターでまた「耕運」(して「たっぷり潅水」)

 その後「数日放置」しておいて「耕運」して「たっぷり潅水」

 さらに「数日放置」しておいてまたまた「耕運」して

 今度は「畝たて」「整地」してから「たっぷり潅水」

 次の朝、ポリマルチの蓋をして終わり。  こんな予定でいます。
 (なお、すき込む草が少なければ、1回でも良い)

 何しろガンガンと暑い時が勝負のこの方法。
 しかも、最低20日以上は「土を熱処理」したいわけです。

 でも、私の今年のこの一連の作業が済んで、8月になってからブログで説明していては時期を失してしまいます。
  (追記 8月6日のブログに今年の様子 ⇒ ◆田の草取り/稲の施肥/ポリ蓋での秋用の畑の土の熱処理  )
 そこで、3年前の作業を当時のブログで紹介した説明を再掲します。
 是非、参考にしてください。

 キーワードは「施肥」「水」「蓋」「高温」
 しっかり 「施肥」 して、草ごと土にすき込み、たっぷり 「水」 をやって分解促進し、0.02ミリ程度のポリエチレン・フィルムで密閉するように 「蓋」 をして、真夏の太陽で 「高温」高熱 を畝の土に溜め込んで、草の種を退治し土をクリーンにし、有機物の分解をはかること。

 ちなみに今年2008年の施肥量は、たっぷりと
 菜種粕400キロ(今年の相場1袋20キロ1100円)を約400平米に散布。

 以下に、手順を説明したブログ
 2005年7月21日 秋から冬の野菜作りの前に、草を絶やすためには、夏の高温の利用を! と 同年7月29日から再掲

●手順-1● 適宜、肥料を施す
 ★今回、私は、(2005年)7月21日に、
菜種粕20キログラム入り800円4袋を面積約300平米に散布しました。

 ◎要点 超簡単な土作り効果も伴いますから、適当に入れたい。
草や株など有機物は一緒に混ぜ込んでも、十分に堆肥化します。
 この方法は、堆肥も作らず使わず、でも堆肥ありの効果


●手順-2● 予定地の外周りは丁寧に草刈しておく。
 ★以下は、7月22日の作業です。
私は、クサカリキのスチールの刃のもう使えなくなった物で、土の表面から削り取ります。 
◎要点 せっかく、草を絶やす作業中、周りから草が延びてきたら、その部分は影になるので効果が激減。
 管理もしにくいのでちゃんと草刈します。

●手順-3● 耕起し、畝(うね)を立てる。
 ★私が使うマルチ用のポリエチレンフィルムは
 幅180センチ、厚さ0.02ミリ、長さ200メートル(確か3000円位だっかな??)。
 この幅の関係で、140センチ間隔で畝を立てました。
 うちの場合は、畑の関係で、ここは、一畝16メートル。

 ◎要点 蓋をするポリエチレン(ビニールは使いたくない)は
 最低で20センチくらいは重ならないと、すき間ができて、熱と水分が抜けてしまいます。
 ここは重要なポイント。
 専業の頃は、高い畝にしましたが、どう丁寧にやっても幅は145センチまで、でした。


●手順-4● 水やり
 ★私の畑は、自分で作った井戸の水が潅水用に各所に配管してあります。
 ホースの先につける簡易スプリンクラー(15年ほど前で千円ほど)を使います。 一畝当たり、1時間以上。
 ホースで手でやる場合でも、「一畝16メートルを5分×3往復」、これを2回は必要です。 

 ◎要点 何しろ、たっぷり水をやるのがコツ。
 土の水分含量が少ないと、有機物の分解が進まないし、肥料もなじまない、蒸気で土の中をクリーンにする(センチュウ類なども滅)スチーム効果もでにくい。
 もちろん、草の種も残り易くなります。

●手順-5 ポリエチレン・フィルムで蓋をする
 ★23日の朝、ポリをかけるつもりでしたが、風が少しあり、計算したら材料も一部足らないので、翌日に延期することに。
 さらに、この23日の昼から、かなり曇り気味。どうも台風が来る可能性があります。
 ここで、23日夜に決断。今、ポリをかけて、台風が来たら飛ばされる可能性がある、他方、たっぷり水を含ませるには、この雨にも期待したい、という二つの理由で、台風の後まで延期することにしました。
   
●補足●
 私は、今、出荷はしていませんから、「140センチ幅の16メートル畝を14畝」という多さは、キャベツやブロッコリーなどの苗ものの定植場所にも使い、来年春に使う分にもしたいとの目的です。
 なお、この方法を同じ場所で2年続けると、3年目はそこの雑草はほとんどなくなります。
 こうやって考えると、除草剤なしでも、原則的に一年中草と縁切り、それもできないことではないかも知れませんね。

●手順-5● ポリで蓋をして仕上げ
 ポリは風がないときにかけると楽できっちりと決まる。
 このあたりでは、通常の天候なら、朝7時まで、風が吹くことはない。
  まず事前の準備。畝の両側に10センチ程度の溝を先に掘っておく。
 180センチ幅に140センチ間隔で畝を立てたので、1メール以下程度の棒など(私は折れた支柱等。長さは50センチでもどうでもよい)を用意する。
 マルチトンボなど、押さえる道具を用意する。


●手順-6● 端を固定するために埋める。
 ポリの端を棒で巻き込む。
 溝の中に入れ、トンボなどで中に引っ張られないように押さえる。


●手順-7● 土をかけて、片方の固定が完了。
 土をかけ、足で踏んでおく。


●手順-8● ポリの重なり部分をうまくくっつける。押さえる道具と細工
 ポリは片側でそれぞれ20センチ以上重ねたい。
 水をさっとかけるとすぐにくっつくのが新品のポリの特徴(を利用できる)。
 押さえる道具と細工。マルチトンボとかパオパオ押さえとかが便利。
 重なり部分は、1から2メール毎に一箇所は押さえたい。


●手順-9● 上から重しを乗せておく
 全体にポリを張り終わったら、適当な押さえになるものを上に置く。
 このとき、水を全体にかけておくポリどうしの密着が良い。


●手順-10● 後は、何もしなくても良い。風に飛ばされないように注意。かつて、台風が直撃したときポリを飛ばされた経験が一度だけある。もし、すき間があいたら、早めに押さえ込む。
完了後 作業前はこうだった


●補足● 大地からの水滴。
 大地は表面が乾いていても水分がたくさんあります。特に事前にたっぷり水をやったうちの畝は、ポリで蓋をしたら、数分後から、水滴が内側に着きます。

 1時間もして、ポンとたたくと、瞬時に集まって大きな水滴となります。ポリに穴やすき間がなければ、この方法は、地中の水を上に集める方法かも知れません。


水がない場合にどうしたらよいか
◆基本は「たっぷりの潅水をして盛夏の20日間以上放置」が要件、と書きました。これは、草が一本も生えないようにするための方法。
 土地やタイミング、天候の条件にあわせて、柔軟にできます。

●雨を期待する方法(草が100本位生えてもいい)
 梅雨明け前の十分な期間に、今回のような畝を作っておいて、たっぷり雨が降ったら、乾かないうちにポリで蓋をしてしまう。梅雨明け(晴れが続く日まで、という意味)までに10日も二週間もあると中で草が生えるかもしれない。そのときは、再度トライ。つまり、期間のとり方を考える。
 利用例:7月に苗床や定植床にしたいところは、この方法で結構いける。100本位、草が生えるかもしれない。

●雨を期待しないで暑さだけに期待する方法(草が10本位生えてもいい)
 梅雨明け後に暑くなってから、畝を作って、そのまますぐにポリで蓋をする。
 期間さえ十分なら、ほとんど変わらないか、草が10本位生える程度。
 畝を作ってから、何日もおくと乾いてしまうから、直ちに蓋をすることが肝心。
 草や株はできるだけ除いておく。
 
●雨も期待できず短期間の暑さだけに期待する場合(草が100本位生えてもいい)
 8月の途中になってこの方法を知り、一週間でも10日でもやってみる場合。
 それなりのやっただけの効果はあります。
 草や株はできるだけ除いておく。

◆ピッタリ決めれば、次の春まで雑草はほとんど生えません。
 だまされたと思って、一度、ぜひ やってみてください。

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