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てらまち・ねっと



 「菅が勝っても小沢が勝っても、党分裂で政界再編か」、そまで心配させた代表選。
 国民としては、せっかく政権交替したのだから、もっと続いて欲しいと思う人のほうが多い。

 そこに、世論調査で「菅支持が圧倒、小沢極めて少」という結果。

 それでもハラハラしたこの数日。
 もともとの「トロイカ体制」とか、つまり菅、鳩山、小沢の3巨頭で引っ張っていく方向でまとまる雰囲気。
 (もっというと、「輿石氏を加えた野党時代の集団指導体制を重視する」ということらしい)

 小沢さんに引いてもらうのは、検察や世論に期待して、というところか。

 もちろん、釈然としないところもあるし、
 そもそも、何があるのかは予測しがたいのが政治の世界だから、今日の菅・小沢会談の結果待ちというのはもまた真なり。

(関連) 8月23日ブログ⇒ ◆小沢一郎氏と代表選/側近「代表選で負ければ党を80人も出れば民主党は野党」/大臣は訴追を免れる

8月25日ブログ⇒ ◆小沢氏は立候補断念か/民主党代表選/『脱小沢』の方針の撤回を獲得してから

8月27日ブログ⇒ ◆意外にも小沢氏・立候補/鳩山氏の後押し/国民には分からない関係/どんな結果にしても、政界再編

9月1日ブログ⇒ ◆びっくりした昨夕のニュース/菅・小沢の決裂/健全でいいことだけど波乱含み

 ところで、こちらは、今日もリコールの事務仕事。
 日中は秋野菜の種を調達にまどかくんと種屋さんへ。

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●菅氏69%、小沢氏15% 民主代表選で緊急世論調査
      2010/08/28 19:21 【共同通信】
 共同通信社が27、28両日実施した9月1日告示の民主党代表選に関する全国緊急電話世論調査で、代表になってほしい候補者に菅直人首相(党代表)を挙げたのは69・9%で、15・6%の小沢一郎前幹事長を大きく上回った。民主支持層では菅氏支持は82・0%に上った。
 首相続投支持が世論、支持層の大勢であることが鮮明になり、党所属の国会議員や地方議員、党員・サポーター票の動向に影響を与えそうだ。

 菅内閣の支持率は48・1%で、7、8両日調査の前回から9・4ポイント増。不支持率は8・6ポイント減の36・2%で、7月の参院選後、初めて支持が上回った。代表選の結果、首相が交代した場合、「衆院解散・総選挙を行うべきだ」とする回答は56・1%。「行わなくてもよい」は39・1%だった。「小沢首相」は世論の解散圧力にさらされることになりそうだ。


●菅陣営、「政治とカネ」で攻撃=小沢氏側は「手腕」アピール-民主代表選
       時事 2010/08/28-12:51
 9月1日の民主党代表選告示を控え、菅直人首相、小沢一郎前幹事長の両陣営は28日午前、支持拡大に向けた活動を続けた。

 TBSの番組に両陣営のメンバーが出演。菅氏支持の若手で検事出身の山尾志桜里氏は「(検察審査会の議決で)起訴される可能性がある立場と、一国の首相の立場をどう両立させるのか」と、政治とカネの問題を抱える小沢氏の出馬表明に疑問を呈すと、小沢陣営の川内博史氏は「首相になれば毎日説明責任を果たさなければならない」と反論。山尾、川内両氏は「クリーンな政治を保ってきた方の下で団結したい」「豊富な政治経験を持つ小沢氏の手腕、剛腕に期待する」とそれぞれ訴えた。

 一方、小沢氏側近の松木謙公氏はテレビ東京の番組で、首相側近らが小沢氏サイドから「裏で官房長官、幹事長の交代を求められた」などと発言していることを念頭に「バカ者。本当に最低だ」と激しく反発した。

 首相は同日午前10時前に、空路で北九州入りし、同市内の先端技術工場を視察、多数派工作が激化する中、休日返上で公務に力を入れる姿勢をアピールした。小沢陣営の議員は、態度未定の議員に電話などで支持を呼び掛けた。

●民主代表選:鳩山前首相「小沢さんに恩返し」
       毎日 2010年8月28日 10時16分
 【モスクワ大前仁】鳩山由紀夫前首相は27日、民主党代表選に関し「国難ともいえる時で、小沢一郎(前幹事長)さんのパワーが今まで以上に必要な時と思う。政権交代と私を首相まで導いてもらった恩返しをするべきだ」と述べ、小沢氏を支持する考えを改めて示した。訪問先のモスクワで記者団に語った。

 鳩山氏は一度は菅直人首相支持を表明しながら、小沢支持に転じたことから鳩山氏のグループなどでは困惑が広がっているが、「何も方針は変わっていない」と言明。さらに「国民に政策論争をみせて、その後、党内が結束を固めていくようにする。そのための役割があればと思っている」と語り、代表選後の挙党一致に取り組む姿勢を強調した。

 鳩山氏はモスクワ在住の長男紀一郎氏(34)が同地の渋滞緩和対策の提言を発表することに合わせて、26日にモスクワ入りした。29日に帰国する。

●小沢支持「鳩山氏『頼みます』でグループ従う」
      2010年8月28日11時54分 読売新聞
 民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)で再選を目指す菅首相は28日午前、北九州市を訪問し、電機メーカーの工場を視察した。

 景気の現状把握や、政府の追加経済対策の材料とするのが目的で、午後には同市内で「車座」対話も行う。
 首相は、27日も都内の企業を視察した。29日も兵庫県内の視察を予定しており、国民との直接対話に積極的な姿勢をアピールする狙いもあるとみられる。

 これに対し、小沢一郎前幹事長は28日午前は都内の自宅で過ごし、表だった動きは見せなかった。

 28日午前のテレビ番組には両陣営の議員が出演し、支持を訴えた。小沢氏側近の松木謙公国会対策筆頭副委員長はテレビ東京の番組で、「小沢氏が(首相に)なった時は、支持率3%くらいから始まる可能性もある。政策を遂行することで上げていけばいい」と述べた。

 菅グループの山尾志桜里衆院議員はTBSの番組で、「菅氏は一貫してクリーンな政治を保ってきた。薬害エイズ(問題)では厚生省と戦ってきた」と強調した。

 一方、鳩山グループの中山義活前首相補佐官はテレビ朝日の番組で、「鳩山グループは鳩山氏個人とのつながりでやってきた。(小沢氏支持を表明した)鳩山さんが『頼みますよ』と言えば(従う)」と述べ、鳩山グループは小沢氏支持でまとまるとの見方を示した。

●民主代表選 鳩山氏に党内から批判 小沢氏支持にグループ内も困惑
        北海道(08/28 09:10)
 民主党代表選で、小沢一郎前幹事長への支持を表明した鳩山由紀夫前首相に対し、党内から批判が出ている。「政治とカネ」の問題で6月にそろって辞任してから3カ月足らずで、小沢氏の復権を後押しする姿勢に、おひざ元の鳩山グループにも困惑が広がる。

 「10日くらい前まで『菅だ、菅だ』と(言っておいて)、『今度は小沢だ』と。国民の運命を決める首相の人事で、一週間でからっと変わるのは、鳩山君も恥ずかしいな」
 渡部恒三元衆院副議長は27日、東京都内で鳩山氏の態度を痛烈に批判した。

 鳩山氏は6月の両院議員総会で首相辞任を表明した際、「とことんクリーンな民主党に戻そう」と語りかけた。一方の小沢氏は自らの資金管理団体をめぐる事件で、検察審査会の議決を控える。

 その両者が手を結んだことに鳩山グループ幹部は「鳩山さんもよく分からん」と困惑をあらわにした。同グループは、26日から鳩山氏の判断をめぐり対応を協議しているが、内部で意見が分かれ結論が出ていない。

 菅グループからは、鳩山氏の突然の裏切りに「正直驚いた」(藤田一枝衆院議員)との声が聞かれる。鳩山氏が小沢氏支持の理由を「(民主、自由両党合併で)私が小沢さんを仲間に引き込んだ」と説明したことにも「途中から合流した小沢さんより、民主党結成時から一緒に歩んだ菅さんを支持することが『大義』ではないか」(ベテラン議員)と不満が漏れた。

●民主代表選、渡部氏が小沢氏を批判
    TBS 28日10:24
民主党の渡部・元衆議院副議長は、TBSの番組「時事放談」の収録で、来月の民主党代表選挙に立候補する考えを表明した小沢前幹事長について、政治とカネの問題に関する説明責任が果たせていないとして強く批判しました。

 「政治とカネについて説明しろと言って、一切説明しない男が総理大臣になろうなんて、また、それを担いでいる国会議員がいっぱいいる。情けなくて情けなくて国民の皆さん申し訳ありません」(民主党 渡部恒三 元衆院副議長)

 渡部氏はこのように述べた上で、菅総理が民主党代表に再選された場合でも「小沢氏が離党することはないし、離党してもついて行く者もいない」と小沢氏を支持するグループをけん制しました。

●民主代表選:「最初のヤマ場」地方票に 議員地元へ続々
   毎日 2010年8月28日 11時26分 
 民主党代表選(9月1日告示、14日開票)は28日、菅直人首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちの構図が固まって初の週末を迎えた。両陣営の国会議員の多くが、地元で集会などを開き、地方議員、党員・サポーターの「地方票」獲得に向けて支持を呼びかける予定。地方票は郵便投票で、告示直後から可能になるため、今週末が「最初のヤマ場」となる。

 代表選は計1224ポイントを争う形式で、国会議員、地方議員、党員・サポーターの3段階で争われる。衆院300小選挙区ごとに割り振られた党員・サポーター票は全体の4分の1を占めることから、両陣営とも注目する。地方票は国会議員の投開票が行われる9月14日の3日前の11日に締め切られる。

 両陣営とも「党員・サポーター票が議員の意向に従うか、世論に近づくか」(ベテラン議員)に関心を寄せている。ハガキ到着後すぐに投函(とうかん)する有権者も多いとみられ、今週末は告示前だが両陣営とも地方票の山場と位置付ける。

 舌戦も過熱してきた。菅グループの津村啓介内閣府政務官は28日朝のTBS番組で、衆院選マニフェスト(政権公約)について「原理主義か修正主義かの対立は分かりにくい。参院選公約も党内論議してまとめたものだ」と「公約軽視」との批判に反論。一方、小沢氏支持の川内博史衆院議員は「09年公約を実現するというのが小沢さんだ」と対立軸を明確にした。また、鳩山由紀夫前首相グループ幹部の中山義活前首相補佐官はテレビ朝日の番組で「この十数年間、小沢氏抜きで政治が語られていない。表に出たのだから、首相を目指してほしい」と述べ、支持を示唆した。

 首相と小沢氏は31日までに記者会見を開き、政権構想を明らかにする。【竹島一登】

●民主代表選、地方票争奪が本格化 両陣営議員の地元で
        2010/08/28 13:00 【共同通信】

●民主、統一選公認料を倍増 代表選の買収?
       産経 2010.8.30 22:45
 民主党は30日の常任幹事会で、来春の統一地方選で行われる道府県議選と政令市議選の第1次公認候補を決定し、合わせて公認料を倍増することも決めた。公認料は、新人は100万、現職は60万円になる。推薦候補に対しても、新人は10万円から50万円に、現職は10万円から30万円にそれぞれ大幅に増やした。

 枝野幸男幹事長は同日の記者会見で、公認料の倍増について「地域で(国政選の選挙の)足腰となる地方議員を全国で拡大するためだ」と強調した。

 ただ、党代表選告示を9月1日に控えた時期だけに、小沢一郎前幹事長を支援する議員からは早くも「地方票を握る県議らを“買収”しようとする動きだ」と反発する声が上がっている。

●菅・小沢会談へ調整続く=陣営の動き活発化-民主代表選
         時事 2010/08/30-13:36
 民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)をめぐり、出馬表明している菅直人首相と小沢一郎前幹事長の会談を模索する動きが30日午前も続いた。仲介役の鳩山由紀夫前首相は都内で記者団に調整を急ぐ考えを表明。午後に衆院議員会館で小沢氏と輿石東参院議員会長と会談した。ただ、両陣営とも出馬準備を活発化しており、対立が回避できるかは不透明だ。

 会談は午後1時すぎから始まった。鳩山氏は小沢、輿石両氏に、29日夜の首相との会談内容を説明したとみられる。

 首相は30日午前9時前に首相官邸に入り、公務をこなした。首相支持の蓮舫行政刷新担当相は記者団に対し、「次期代表で望ましい人」に関する報道各社の世論調査で首相が小沢氏を大きく引き離したことについて、「非常にありがたい数字だ」と述べた。

 また、仙谷由人官房長官は午前の記者会見で、小沢氏の出馬表明で党分裂の懸念が出ていることに関し「知恵が出てくるのかなとの気持ち、わたしの直感は変わらない」と語り、対立回避は可能との考えを重ねて強調した。菅グループは情勢を見守るため、30日夜に予定していた総合選対本部の発足延期を決めた。

 小沢氏は午前10時すぎに衆院議員会館の自室に入り、海江田万里衆院議員らと会談した。海江田氏は自身がまとめた経済政策の実現を求め、小沢氏に支持を伝えた。

 小沢氏に近い山岡賢次副代表はTBSの番組で「(小沢氏の出馬は)決まりだ。これでやらなかったらそれこそ大変」と述べ、首相との会談が実現した場合でも、小沢氏が出馬を見送る考えがないとの見方を示した。 

 一方、近藤昭一衆院議員らによる「リベラルの会」は午前の会合で独自の政策をまとめ、これに対する候補者の姿勢をみた上で、最終判断する方針を決定。旧民社党系グループも昼に会合を開いたが、結論を見送った。

●【民主党代表選】全面激突回避で、仙谷官房長官の更迭論が急浮上
     産経 2010.8.30 01:29
 民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)の対応をめぐり、菅直人首相は29日夜、首相公邸で鳩山由紀夫前首相と25日に続き再会談した。代表選で小沢一郎前幹事長と一騎打ちとなる公算が大きくなり、党内に「党分裂」への懸念が高まる中、首相は全面対決回避に向け、土壇場の調整を求めたとみられる。「脱小沢路線」を主導してきた仙谷由人官房長官の更迭論も急浮上しており、首相と小沢氏の直接会談が実現するかどうかが焦点となる。

 会談で鳩山氏は、小沢氏の処遇を含め、「挙党一致」態勢の構築を重ねて要請するとともに小沢氏との直接会談による事態打開を求めた。併せて仙谷氏の更迭を求めたとみられる。

 首相は鳩山氏に小沢氏との会談の調整を要請した。首相と小沢氏は31日に出馬会見を予定しており、会談が実現するならば30日夜となる公算が大きい。

 会談後、鳩山氏は記者団に「挙党態勢でまとまったか」と問われ、「挙党態勢は挙党態勢だ」と答えた。側近には「言いたいことはすべて言った」と伝えた。

 鳩山氏は29日午後、都内のホテルで仙谷氏とも会談。仙谷氏は会談後、記者団に「深刻な事態にならないように私も努力したい。(無投票の可能性は)十二分にある」と述べた。

 仙谷氏が所属する前原グループ(凌雲会)にも仙谷氏更迭を条件に小沢氏の出馬回避を模索する動きが出ている。仙谷氏本人も周辺に「オレの首を差し出して収まるならば、いつでも辞めてやる」と漏らしているが、仙谷氏の更迭は政権の命取りになりかねないため慎重論も根強い。

 一方、小沢氏サイドでは枝野幸男幹事長の更迭を求める声も強い。これに対して仙谷氏は、参院選大敗を念頭に「幹事長に小沢氏が就くのはダメだが、向こう(親小沢派)に渡してもいい」との考えを周囲に漏らしたとされる。

首相との会談に先立ち、鳩山氏は29日午後、都内のホテルで鳩山グループ幹部と対応を協議。鳩山氏は「首相は党内の厳しい情勢を把握しているのか。誰でも代表選に立候補する権限はある。まずは首相と小沢氏が話し合うことだ」と語った。グループ幹部は「党分裂を避けるため、首相が小沢氏に頭を下げるべきだ」と要請し、鳩山氏は首相に伝えたとみられる。

 鳩山氏は25日の会談でも小沢氏の要職での起用を求めたが、首相は拒否した。鳩山氏は周辺に「子供扱いされた」と首相への不信感を漏らしたという。

 鳩山氏に近い中山義活前首相補佐官は29日、「民主党には新進党のトラウマがある。両巨頭がぶつかれば『ひょっとしたら』とみんな思っている」と語り、党分裂の可能性を危惧(きぐ)した。

●菅首相と小沢氏、夕方にも会談 鳩山前首相らが調整
      朝日 2010年8月30日13時36分
 菅直人首相が30日夕にも、民主党代表選への立候補を表明した小沢一郎前幹事長と会談する方向になった。対決回避を求める声が党内に出ていることを踏まえ、鳩山由紀夫前首相が両氏の会談を調整。菅、小沢両氏は会談で挙党態勢の構築などについて話し合うとみられ、小沢氏が土壇場で立候補を取りやめるかどうかが焦点となる。

●分裂か話し合いか 菅・小沢会談に向け調整続く
      テレビ朝日(08/30 11:49)
 分裂か話し合いか、民主党代表選の告示が1日に迫り、党内に新たな動きです。菅総理大臣と小沢前幹事長の直接対決になった場合、党が分裂する可能性もあることから、鳩山前総理大臣の仲介で、30日夜にも2人の直接会談を行う方向で調整が続いています。

 鳩山氏が激突回避に走るなか、菅総理サイドからも「党の分裂は避けるべきだ」という声が上がっています。
 仙谷官房長官:「党内が一体として、今、ご期待頂いている、政権交代後の政権運営をしっかりやっていけという答えに応えられる知恵が出てくるのかなと」

 鳩山氏が29日夜、菅総理や仙谷長官と会談したことを受け、菅総理サイドからはソフトランディングを目指し、30日夜にも菅・小沢会談が行われるよう期待する声が上がっています。一方、小沢サイドは聞く耳を持っていません。小沢氏側近は「小沢氏は菅総理とは会わない」と断言しています。

また、小沢グループの議員は、「小沢氏の出馬取りやめは、ポスト目当ての取引と見られるため、絶対にあり得ない」と言っています。また、小沢氏は30日午前に鳩山グループの海江田万里議員と会って支持表明を受けたほか、国会議員の切り崩しを30日から本格化し、31日に票読みをいったん行うなど多数派工作を進めています。

仲介役の鳩山グループ内にも「激突の回避は難しい」という声が上がっていますが、仮に菅・小沢会談が実現すれば、最大のヤマ場を迎えることになります。

●民主代表選:「脱小沢」の旗降ろす
     毎日新聞 2010年8月31日

●激突回避の見方広がる 菅グループ、安堵の表情
          2010/08/30 22:25 【共同通信】
 民主党代表選をめぐり菅直人首相が30日夜の鳩山由紀夫前首相との会談で「トロイカ体制」を復活する考えを表明し、小沢一郎前幹事長との会談が31日に実現する見通しになったのを受け、党内には「激突回避の可能性が出てきた」(中堅)との見方が広がった。

 首相の無投票再選を望む菅グループのベテラン議員は「党分裂を回避する峠の8合目まで来た」とホッとした表情。小沢氏に近い党幹部も「鳩山由紀夫前首相はとてもいい調整をしてくれた。首相側が小沢氏に対する排除の論理をあらためてくれれば、ポストの問題ではない」と歓迎の意向を示した。

 ただ別の小沢氏周辺は、首相が表明した挙党態勢について「抽象的表現だ。首相と会ってみないと分からないだろう。戦う姿勢に変わりはない」と述べ、現時点では対応は白紙との見方を強調した。

 小沢氏と距離を置く議員も「今さら出馬調整すれば、世間から『談合』と受け止められる。ここまで大騒ぎしたのだから、正々堂々と戦った方がいい」と述べた。

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09:04 from web
リコールの署名簿を手分けして製本してもらっている。今日は、「説明書き」を作って印刷⇒◆「県議リコール手続き開始=失職なら全国初」(時事通信)⇒http://blog.goo.ne.jp/teramachi-t/e/c2c816fe15afcdc1a9b35f1db0cc67f1
by teratomo on Twitter

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 リコールのスタート。
 とはいっても、県選管から証明書などが交付されて、それを署名簿に「つづり込むべし」と政令で定められているので、交付後に印刷開始。
 署名簿の必要書類の印刷は終わった。
 今、いつも手伝ってくれる人たちにお願いして、手分けして署名簿の製本などの作業中。

 今日は、署名の説明書きなどを印刷する。

 昨日も、「署名簿はいつからまわるの?」などの問い合わせがあった。
 「今週の半ばからです」と答える。

 時事通信は「総務省によると、県議のリコール手続きは1955年の石川県以来55年ぶり2例目」
 「失職すれば、全国初となる。」と報道している。
 今日もアツイ。

(関連) 8月28日ブログ ⇒ ◆「横山善道」県議のリコール開始・ポスター代水増し詐欺でも辞職しないから/署名簿配布は来週から
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(左)8月20日提出の請求書の原本。26日に返付された。
(右)8月26日に交付されたの岐阜県選挙管理委員会の証明書。

  

26日の即日、岐阜県によって告示された。
岐阜県公報の公式ページ

岐阜県公報 号外1(平成22年8月26日) 目次■ 選挙管理委員会告示
○ 岐阜県議会議員の解職請求代表者証明書の交付 (選挙管理委員会)


選挙管理委員会告示
○岐阜県議会議員の解職請求代表者証明書の交付 (選挙管理委員会)
岐阜県選挙管理委員会告示第八十一号
地方自治法施行令(昭和二十二年政令第十六号)第百十条において準用する同令第九
十一条第二項の規定により、次の者に対し平成二十二年八月二十六日、岐阜県議会議員
横山善道の解職請求代表者証明書を交付した。
平成二十二年八月二十六日
岐阜県選挙管理委員会
委員長 大 松 利 幸
住 所 氏 名
山県市伊佐美一五六番地 長 屋 正 信
山県市西深瀬二〇八番地一 寺 町 緑


署名簿の必要書類の印刷は終わった。
今、手分けして署名簿の製本などの作業中。
    

(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

● 県議リコール手続き開始=失職なら全国初-市議時代、ポスター代不正・岐阜
       2010/08/20 時事通信
 岐阜県山県市の市民団体「やまがた・リコール運動」のメンバーが20日、2004年の市議選で選挙ポスター代を水増し請求した当時の市議で、現在は自民党会派に所属する横山善道岐阜県議(56)のリコール(解職請求)のための請求書を県選挙管理委員会に提出した。総務省によると、県議のリコール手続きは1955年の石川県以来55年ぶり2例目。必要な署名が集まり、住民投票で解職賛成が有効投票の過半数になれば、同県議は失職する。
失職すれば、全国初となる。

 住民投票を行うには、2カ月以内に有権者の3分の1に当たる約8200人の署名が必要。会見した同団体代表の寺町知正市議は「横山県議への反発を考えると、十分集められると思う」と話した。
 横山県議は、04年市議選で、他の市議6人とポスター制作費を水増し請求していたことが発覚。このうち、5人は辞職したが、横山県議ら2人は不正を認めながら、辞職しなかった。 


●岐阜県議リコールへ 04年出馬の山県市議選 ポスター費問題
    2010.8.21 中日新聞

 2004年4月の岐阜県山県市議選をめぐるポスター費水増し事件に関連し、同市議の寺町知正さん(56)らでつくる市民団体「やまがた・リコール運動」が20日、詐欺容疑で書類送検され、起訴猶予となった元同市議の横山善道岐阜県議(山県市選出)の解職請求(リコール)を始めるための書面を県選挙管理委員会に提出した。

 同事件をめぐっては横山県議と同市議が04年の市議選で公費から支出されるポスター制作費を市に水増し請求。議員7人を含む12人が書類送検されたが、起訴猶予に。検察審査会が二度にわたり不起訴不当の議決をしたが、地検は今年1月に再び不起訴(起訴猶予)とした。
 議員7人のうち、横山県議と宮田軍作市議以外は、すでに辞職している。

 寺町さんは県庁で「地検には期待できず、リコールしかない。来春の統一地方選の前に、県議を選んだ市民が主権者として辞めさせたい」と直接請求に踏み切った理由を説明。「まずは横山県議のリコール成立に全力を注ぐ」と対象を絞ったという。
 リコール成立には、2カ月で有権者の3分の1(6月23日現在で8213人の署名を集め、さらに投票で有権者の過半数の同意が必要となる。 


 ● 山県市議選ポスター費問題:市民グループ、県議リコール開始へ /岐阜
    毎日新聞 2010年8月21日 
 04年4月の山県市議選を巡るポスター代水増し請求事件で、寺町知正同市議らで作る市民グループは20日、当時同市議だった横山善道県議(56)のリコール(解職請求)を目指し、解職請求書などを県選管に提出した。県選管から請求代表者証明書が26日に交付される見込みで、翌日から署名集めを始める。10月26日までに有権者の3分の1以上に当たる約8200人の署名が集まれば、議員解職の賛否を問う住民投票を直接請求できる。

 水増し請求は、市議選の3年後の07年6月に表面化。同年7月に議員7人が詐欺容疑で書類送検され、岐阜地検は12月に全員を起訴猶予とした。08年6月と09年10月に岐阜検察審査会が不起訴不当の議決をしたが検察はいずれも起訴猶予とした。7人中5人は議員辞職したが、横山氏と宮田軍作市議は辞職しなかった。

 リコールを目指すのは寺町氏が事務局長を務める「やまがた・リコール運動」。県選管によると、県議のリコールは全国でも珍しく55年ぶりという。県庁で記者会見した寺町氏は「多くの議員は辞職しているのに居座っている人がいる。いったん職を解いて、改めて有権者の信を問うべきだ。3分の1の署名は集まる」と述べた。宮田市議については今回は見送った。

 横山県議の事務所は「議員本人と連絡がとれず、コメントできない」としている。【山盛均】

●県議のリコール手続き 山県市議選ポスター代水増しで
      岐阜 2010年08月21日 岐阜新聞
 2004(平成16)年の山県市議選をめぐるポスター代水増し請求事件に絡み、市民グループ「やまがた・リコール運動」は20日、当時の市議候補だった横山善道県議(山県市選挙区)の解職を求める解職請求書を県選挙管理委員会に提出した。リコール(解職請求)の本請求には同市の有権者の3分の1に当たる約8200人以上の署名が必要。26日にも署名集めを開始する。

 同事件では、県警が07年に詐欺容疑で横山氏らを書類送検したが、岐阜地検は起訴猶予処分とした。その後2度、岐阜検察審査会は不起訴不当議決をしたが、同地検はいずれも不起訴(起訴猶予)処分とした。横山氏と同時に書類送検された市議6人中、5人はすでに辞職している。

 市民グループ事務局の寺町知正山県市議は「選挙で水増しをした議員が政治の場にいることは許されない。検察に期待できない以上、有権者としてはリコールするしかない」と説明。署名集めの受任者を募り、活動を展開する考えを示した。

 県選管は26日に請求代表者を告示する予定。同日から署名活動が可能となる。告示翌日から2カ月間で必要数以上の署名が集まれば、本請求を経て、リコール投票が実施される。
 横山氏は取材に「言うことは何もない」とコメントを避けた。




●山県市議選ポスター費問題:横山県議解職請求、代表者に証明書--県選管 /岐阜
   毎日新聞 2010年8月27日
 04年4月の山県市議選でのポスター代水増し請求事件にからみ、横山善道県議(56)の議員辞職を求める市民グループ「やまがた・リコール運動」(寺町知正事務局長)の解職請求代表者に26日、県選管から証明書が交付された。来週半ばから、リコールの署名集めをスタートさせる。

 この日は寺町事務局長と解職請求代表者の寺町緑さんが県庁を訪れ、県選管の担当者から証明書を受け取った。会では受任者(署名を集める人)を数百人募り、この日受け取った証明書を署名簿に添付するなど準備を経て、10月26日まで署名集めをする。

 有権者の3分の1(約8200人)以上の署名を集められれば、議員解職の賛否を問う住民投票を直接請求できる。寺町事務局長は「ポスター代の問題への市民の怒りは強く、協力は得られると確信している」と語った。【山盛均】

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09:58 from web
阿久根市長の独占インタビューが流されるらしい⇒ ◆阿久根・今日11時ごろから特集「テレビ朝日」/リコール・署名は法定数を超える⇒http://blog.goo.ne.jp/teramachi-t/e/c9ed0d185cd5c9f57ad41a7a3d6fe4af
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 先日、臨時議会が2日間開かれて、全国ニュースで注目された阿久根市。
 市長リコールの署名は1週間で法定数の1/3を超えたとされる。

 ところで、知人のジャーナリストがその時期、阿久根市に行くとのことだった。
 今日の10時からのテレビ朝日「サンデー・フロントライン」、その11時ごろからのパートで流されるはず。

 阿久根市長の竹原氏もその番組のことをブログで紹介している。

 ところで、その前日の市長のブログは、
   ■2010/08/28 (土) 首長に朗報--「公約は実現できる」
    「専決が議決に優先する」この事を知っていたのは、
      おそらく総務省官僚など、ごく一部の者だけだった。
     総務省は隠してきたのではなく
    「聞かれなかったから発表しなかった」


 とある。
 「専決」の適法性は当分は決着がつかないから、
 既成事実としてものごとが進んでいく。
 もちろん、議会は黙っていない。
     戦時の臨時議会中に、
   「年間を通して議会を開会状態にする「通年議会」を
    可能とする議員提案の同市議会定例会条例改正を可決し、
    閉会した。」

という。
  通年議会は会期を1年など長期間に設定し、議会側が必要に応じて本会議や委員会を開ける制度。竹原市長が議会を招集せず、専決処分を繰り返すのに対抗するため、議員が条例改正案を出した。改正条例は市長に議決書が送付されて20日以内に公布、施行される。

 活発な関係はいいこと。

(関連) 2010年8月26日ブログ ⇒ ◆阿久根市・専決の適法性/市長と議会の見解/総務省は微妙/今日は県庁でリコールの代表者証明書の交付が

 8月24日ブログ⇒ ◆阿久根市/知事は面会拒否・専決副市長には係長以下で対応・名刺も渡さない

 8月17日ブログ⇒ ◆阿久根市25日議会招集/専決の副市長 「中枢3課職員は組合脱退を」/市長のリコール開始

 8月5日ブログ⇒ ◆阿久根市・仙波副市長/専決で「議員報酬は日当」議員の収入は「九分の一」に/補助金も

 7月26日ブログ ⇒ ◆阿久根市副市長/議会同意無しで専決/裏金告発の元巡査部長仙波氏に

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  テレビ朝日「サンデー・フロントライン」公式サイト


●緊急追跡「改革か破壊か~阿久根騒動で見えた地方自治の窮状」

8月25日、ある地方都市の臨時議会が全国の注目を集めた。
鹿児島県・阿久根市。
市議の不人気投票を呼びかけたり、職員それぞれの人件費を公開するなど「ブログ市長」として知られる竹原信一市長が、およそ半年ぶりに市議会に出席したのだ。

竹原市長はこれまで市議会への出席を拒み続け、「専決処分」という市議会の議決を経ない手法で、市議のボーナス半減や副市長の選任を断行してきた。
本来「専決処分」は、次の市議会で承認を求めなければならないが、竹原市長は議会を開かないまま、市議会議員と対立を続けてきたのだ。

ともに選挙で選ばれた首長と議会の対立は、大阪府や名古屋市など各地で顕著になっている。
また、地方財政の悪化は各自治体に共通する問題だ。
阿久根の一件は単なる一市町村の騒動と片付けられるものではなくなりつつある。

いったい、竹原市長の真の狙いはどこにあるのか、そして市長と市議会の対立の行方はどうなるのか。

サンデー・フロントラインは竹原市長を独自にインタビュー。
さらに、竹原市長が誕生した背景も取材し、地方自治のあり方を考える。

リポート 相川俊英


 首長に朗報--「公約は実現できる」

■2010/08/28 (土) 首長に朗報--「公約は実現できる」

 「専決が議決に優先する」この事を知っていたのは、おそらく総務省官僚など、ごく一部の者だけだった。
総務省は隠してきたのではなく「聞かれなかったから発表しなかった」
伊藤知事も教えてはくれなかった。(阿久根出身の人なのに冷たい!)

日本中の首長で「議会があって良かった」などと思っている人はいない。居るとすれば、最初から公約を実現する気持ちの無い奴だ。
「専決優先」を発見した事は公約を達成しようとする全国の首長にとって朗報である。 しかし、これを利用した時に強烈に非難するのが「御用マスコミ」だ。議員達を煽り「市政の混乱」を捏造する。
御用マスコミに嫌われてもやりとげる覚悟が必要だ。

それにしても、なぜ記者クラブ系列の御用マスコミがマヌケ顔の鹿児島大学教授だけを利用して「専決優先」を強烈に嫌うのか。首長の公約実現を妨害しようとするのか。何か意図があるのだろう。


●阿久根市:市長リコールの署名3分の1超 住民投票実施へ
         毎日新聞 2010年8月25日 
 鹿児島県阿久根市で竹原信一市長(51)の解職請求(リコール)に向け署名運動を進めている「阿久根市長リコール委員会」(川原慎一委員長、約30人)は25日、署名数が1週間で請求に必要な有権者の3分の1(約6700人)を超え8420人分に達したと発表した。市長解職の是非を問う住民投票の実施はほぼ確実となった。川原委員長は「勢いはこちらにある。今後も署名数を増やせるだけ増やしたい」と述べた。

 署名期間は8月17日~9月17日。市選管の審査や公開(縦覧)を経て署名が有効と確定すれば、11月中にも住民投票となる。竹原市長は、有効投票の過半数が解職に賛成して失職した場合、出直し市長選への出馬を明言している。

 リコール委は20~40代の若手市民で構成。「竹原市長は司法判断を無視し、議会招集を拒否して専決処分を乱発しており、三権分立と議会制民主主義を完全に否定した独裁」などとして8月16日、リコール手続きを開始した。署名を集める受任者は約520人に達している。

 竹原市長は08年8月、市長選期間中にブログを更新し公選法に抵触する恐れがあると県警から警告を受けながら初当選。その後、議員定数10減などを提案して議会と対立し、09年2月には議会の不信任決議に対抗して議会を解散。出直し市議選後の同年4月、議会の再度の不信任決議で失職したが、同年5月の出直し市長選で対立候補を562票差で破った。

 竹原市長は、リコールの署名数について報道陣に「ああ、すごいな」とだけ答えた。【村尾哲、馬場茂】

●阿久根市会閉会 かみ合わぬ対話 「異常事態」出口は見えず 鹿児島
       産経 2010.8.28 01:56
 竹原信一市長による専決処分の大半を「不承認」として2日間の会期を終えた鹿児島県阿久根市議会。市長と議員とのかみ合わない議論は、阿久根市政が依然「異常事態」にあることを印象づけた。「独裁者」と批判され続けてきた竹原市長の姿勢が、わずかながら変わりつつある様子も垣間見えたが、混乱はまだまだ続く見通しで、出口は見えてこない。(松本学、力武崇樹)

 ■変化  

 「対話していただきたいなと思っています。よろしくお願いします」。議会後の26日夕の記者会見で竹原市長は「今後は定例会見を開くか」という問いかけに笑みをたたえて答えた。

 一部報道機関の庁舎内での撮影を許可制とするなど、マスコミとの衝突が絶えなかった竹原市長だが、今回の議会では、休憩中に廊下で取材に応じたり、進んで記者に話しかけたりする場面もあった。会見では皮肉を込めた「竹原節」こそ健在だったものの、質問には真剣に答えている印象を受けた。

 ■参謀  

 臨時議会を招集したことそのものも、そうした「変化」の一つだ。3月定例議会は途中から出席を拒み、6月は招集すらしなかった竹原市長が「正常化」に舵を切った背景には、仙波敏郎副市長の進言があった。

 市議の4分の3が反市長派に回り、議場で孤立し続けてきた竹原市長。しかし今回の議会中は、隣の席の仙波副市長と相談する場面がしばしばあった。会見でも「仕切り役」を務めた仙波副市長は、マスコミ対応が得意とはいえない竹原市長のスポークスマン的役割を果たしている。

 手法への批判が絶えない竹原市長だが、自らが「日本一すばらしい人」と評する参謀役を迎え、かたくなだった態度は確実に軟化していた。

 ■審判  

 とはいえ市長と議会の溝は一向に埋まっていない。職員の期末手当削減など「竹原行革」の本丸である官民格差是正を狙った処分はすべて不承認となった。不承認を意に介さない竹原市長に議会側は「二元代表制を無視した独裁的行為だ」(櫁柑(みかん)幸雄議会運営委員長)と猛反発している。

 一方、竹原市長は「専決処分は不承認でも有効」と強気の姿勢を貫き、その審議では議員をあざ笑うかのような答弁も。反対派議員の発言に市民の不利益を感じると「市民のことを考えましょうよ! 住民のためにまっすぐ仕事をしていますか」と痛烈に批判を浴びせるなど、対決姿勢は崩さなかった。

 両者の言い分がかみ合わないまま臨時議会が終わり、焦点は、年内にも予想される住民投票で市長リコール(解職請求)が成立するかに移る。「市民」は竹原市長の政治姿勢にどう審判を下すのか。


●「専決優先 首長に朗報」阿久根市長 ブログに持論
      2010年8月29日 読売新聞
 副市長人事など専決処分を乱発した鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が28日、自身のブログに「『(議決より)専決優先』を発見した事は公約を達成しようとする全国の首長にとって朗報である」と書き込んだ。

 市長はブログで「『専決が議決に優先する』この事を知っていたのは、おそらく総務省官僚など、ごく一部の者だけだった」と指摘。「日本中の首長で『議会があって良かった』などと思っている人はいない。居るとすれば、最初から公約を実現する気持ちの無い奴だ」と持論を展開している。

 議員から招集を要請された臨時議会を開かない中での専決処分については、同県の伊藤祐一郎知事や反市長派市議が「違法状態で行われた専決処分であり無効」と主張。総務省も「議会が不承認でも有効になるのは、専決処分が適法に行われていることが前提」との見解を示している。

●「専決処分、議会より優先」 阿久根市長、ブログに持論
       朝日 2010年8月28日19時1分
 議会を開かないまま専決処分を繰り返してきた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が28日、自身のブログで、議会の議決より市長の専決処分の方が優先されるとの持論を展開し、「日本中の首長で『議会があって良かった』などと思っている人はいない。居るとすれば、最初から公約を実現する気持ちの無い奴(やつ)だ」と記した。

 竹原市長は25、26日に半年ぶりに臨時議会に出席し、問題視された4月以降の専決処分14件をすべて不承認とされた。

 このブログは「首長に朗報――『公約は実現できる』」のタイトル。「『専決が議決に優先する』この事を知っていたのは、おそらく総務省官僚など、ごく一部の者だけだった」「『専決優先』を発見した事は公約を達成しようとする全国の首長にとって朗報である。しかし、これを利用した時に強烈に非難するのが『御用マスコミ』だ」などと、持論を展開している。

 竹原市長は、専決処分で副市長に選任した元愛媛県警巡査部長、仙波敏郎氏(61)からの進言で「専決処分が議決に優先することを知った」などとして、臨時議会を招集した。臨時議会後の記者会見で9月以降も定例会を開くかどうかについて報道陣から問われると「全く白紙だ」と答えた。

●阿久根市議会:宙に浮く副市長問題 違法の疑いも既成事実化 /鹿児島
      毎日新聞 2010年8月27日
 25日の阿久根市臨時市議会で仙波敏郎氏の専決処分は不承認とされたが、竹原市長は「専決処分の効果は議会で不承認となっても無効とならない」との国の見解を盾に、仙波氏を続投させている。26日の本会議でも仙波氏は副市長席に座って答弁し、議会も容認した。ただ、専決処分そのものに違法の疑いは残る。「副市長」問題は宙に浮いたままとなりそうだ。

 総務省は「専決処分は議会で不承認となっても効力を失わない」とする。ただし仙波氏選任の専決は、竹原市長が議会招集請求を拒否した違法状態でなされている。さらに、専決処分は議会を招集する時間がない時などに限り認められており、専決自体に違法の疑いが残る。

 総務省は「一般的に専決が議会で不承認でも有効なのは、専決自体が適法な場合に限られる」と指摘しており、仙波氏の選任の有効性に疑問符を付ける。鹿児島県の伊藤祐一郎知事も20日の記者会見で「無効」との見解を示している。

 しかし竹原市長は「議会が市長に不信任状態だから専決は適法」と自説を唱えるだけ。仙波氏は「司法が判断すること」と繰り返す。

 26日の審議で、反市長派の児玉賢一郎議員は「副市長の専決処分は違法で、仙波氏がそこに座っていることがおかしい。地方自治の根本を揺るがすものだ」と批判した。しかし、議事のスムーズな進行を優先し、仙波氏の退席を求める展開にはならなかった。仙波氏の「副市長職」は違法の疑いを残したまま既成事実化しつつある。【福岡静哉】

●目立った「副市長」=不承認の仙波氏-鹿児島県阿久根市
         時事 2010/08/26-21:48
 鹿児島県阿久根市の議会が、約4カ月ぶりに開催された。2日間の臨時議会期間中、議場の内外では、不承認となった仙波敏郎「副市長」の姿が目立った。

 25日に招集された議会では、最初に仙波氏を副市長に選任した人事案件が審議された。慣例として、人事の審議は本人の面前では行わないため、議長は仙波氏に退席を求めたが、竹原信一市長は拒否。実は、事前に仙波氏から拒否するよう要請されていたという。
 続いて、愛媛県警の裏金問題を内部告発した件などを副市長選任の理由として市長が報告すると、仙波氏は「(告発した当時のつらかった時期が)フラッシュバックした」と涙を流し、ハンカチでぬぐった。

 結局議会は、本人の前で人事を不承認としたが、「専決処分は不承認でも有効。手続きが終わって、晴れて副市長」と、仙波氏は「副市長」の札が立つ席に座り続け、「就任」前に専決処分された議案への答弁も行った。
 仙波氏は、26日の閉会後に行われた市長の記者会見にも同席。市長が「世界一の人に副市長になってもらった」と話すと、笑顔を浮かべた。

●阿久根臨時会 「通年議会」を可決 専決14件不承認
        南日本 (2010 08/27 06:30)
 阿久根市議会(定数16)は26日、臨時会を続開、年間を通して議会を開会状態にする「通年議会」を可能とする議員提案の同市議会定例会条例改正を可決し、閉会した。竹原信一市長が専決処分した市議ボーナス半減など11件は「違法な手続きによる」として賛成少数で不承認とした。

 2日間の会期で竹原市長が承認を求めた専決処分は19件。国の法改正に伴う事務的な5件を除き、人事や予算など政策的14件はすべて不承認となった。竹原市長は同日、仙波敏郎氏の副市長選任を含む不承認はいずれも「有効」と述べ、撤回しない方針を示した。
 通年議会は会期を1年など長期間に設定し、議会側が必要に応じて本会議や委員会を開ける制度。竹原市長が議会を招集せず、専決処分を繰り返すのに対抗するため、議員が条例改正案を出した。改正条例は市長に議決書が送付されて20日以内に公布、施行される。

 同日、不承認となった専決処分は市職員や市長のボーナス半減、議員報酬の日当制化、固定資産税率減など。

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11:05 from web
昨日は、自分のニュースで、今は署名簿の印刷で、べったり「輪転機づき」⇒◆「横山善道」県議のリコール開始・ポスター代水増し詐欺でも辞職しないから⇒http://blog.goo.ne.jp/teramachi-t/e/468d282a4f206108addaa60019196bf1
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 昨日は、自分で出している新しい風ニュースの233号を作成、1万1000枚の両面を印刷して、6軒の新聞販売店に持ち込んだ。
 今度の月曜日の朝刊に折り込んで、市内全戸に配布。
 今回は、リコール開始のご案内のことが中心。

 リコールの周知度は高い。
 名古屋のリコールのことが頻繁に報道されるので、ここの市民の関心もいっそう高まるはず。(見込みどおり)

 「署名、協力しますよ、辞職していないのはどうしても納得できない」
 「てらまちさん、がんばってますね」
 などど街で声をかけられる。

 ともかく、今日は、朝から輪転機が回っている。
 署名簿の印刷だ。私は主として印刷係。
 「製本」作業は、あちこで手分けして。
 
 ということで、今日のブログは、「本日土曜日づけ発行」のニュースをアップ。
 後刻、輪転機の合間に、Webページにもデータをあげて更新しておく。

8月30日(月)の新聞折込で配布するニュースは、
    ニュース223号 印刷用PDF版 A4版4ページ 370KB

配布する紙版のニュースはB4版両面印刷 (今回はブルー)

 これ以前のニュースを ブログ で見るには カテゴリー をさかのぼってください
    ⇒ 山県市議としてのニュースや一般質問など

 ニュースだけまとめたページは、
    ⇒ 新しい風ニュースのページ/寺町ともまさのネットワーク

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新しい風ニュース NO 223
やまがたの環境とくらしを考える会 (通巻259)
岐阜県山県市西深瀬208 ℡・FAX 0581-22-4989

なんでも相談  どの政党とも無関係の 寺町ともまさ  2010年8月28日
H P ⇒ http://gifu.kenmin.net/teramachi/  メール ⇒  tera@ccy.ne.jp
毎日、千何百のアクセスがある私の日記(ブログ)は「て ら ま ち」で検索するのが一番はやい

 
いよいよ リコールのスタート! まず 岐阜県議を!
 かねてから、「いつから始める?」とお問い合わせなどいただいていた、山県市議選でのポスター代の詐欺事件に関して、水増しを認めながらも辞めていない議員をリコールする署名運動は、地方自治法の定めに従って、8月20日(金)に岐阜県選挙管理委員会に手続きを開始しました。今回は、まず、「署名期間2ヶ月」の「県議」からです(市議は1ヶ月)。

8月26日(木)に「署名運動の開始」を認定する「岐阜県議会議員横山善道解職請求代表者証明書」(請求の代表は「長屋正信」「寺町緑」の2名)が県庁で交付されました。

いろいろな人が参加するリコール運動であることを明確にするため「やまがた・リコール運動」と名づけて、事務局が手続きや実務の作業に当たります(事務局長 寺町知正)。
 山県市のみなさん、世論を高めていただいて、是非、署名にご協力ください。

 県選管・総務省のデータによれば、県議のリコールは全国で55年ぶり、だそうです。

署名簿は 週の「なかば」 から 
リコール署名簿には、26日に交付された「代表者証明書の写し」を「つづり込む」ことが定められていますので、交付後にしか、印刷・製本ができません。現在、この作業中です。署名簿は、8月30日(月)からの週の「なかば」から、要請のあった方にはお渡しできるようにしますので、ご連絡ください。

それとは別に、署名簿は、9月7日(火)から9日(木)の間に、市内の皆さんのお宅に届くようにします。その一式の封筒には、署名の集め方や注意事項、「水増しを認めた横山県議の発言の記事」などを資料として添えるようにしたいと思っています。

今回の新しい風ニュースは、このリコールのことを中心に、お知らせいたします。
9月の市議会の定例会の関連日程
8月24日・行財政改革特別委員会
  26日・東海環状自動車道及び幹線道路特別委員会 
  27日(金)・議会運営委員会 
9月 1日(水)・全員協議会 
   6日(月)・議会開会 
   7日(火)・一般質問通告期限
13日(月)・本会議質疑   
14日(火)~16日(木)・各常任委員会
17日(金)・行財政改革特別委員会 
21日(火)・一般質問 
24日(金)・閉会


8月20日(金)に岐阜県に提出した《請求の要旨》。
署名簿につづり込むページです。↓


岐阜県議会議員 横山善道 解職請求書
 現在、「政治とカネ」の問題や「クリーンな政治」が大きな課題となっています。
 議員や首長の選挙のときの費用に関して、ポスター代、選挙カーの借り上げ料や燃料費、運転手の日当などを負担する制度があります。候補者から請求があったら税金で負担する「選挙公営」制度です。

2004年4月に行われた山県市議会議員選挙について、2007年6月、選挙公営のポスター代水増し詐欺事件が表面化して大きな社会問題となり、市民の強い批判を浴びました。

 この詐欺事件の発覚で、2007年4月の県議選山県選挙区において山県市議から県議に転出した横山善道県議は、同年6月15日に県庁で水増し・不正請求を認めて謝罪会見をしました。他に、市議会議長ら市議6人も水増し等を認めました。県警は同年7月12日に議員らを書類送検、その後、11月までに5人が市議を辞職しました。

 他方、横山善道県議と宮田軍作市議は、不正を認めながら、なんら社会的責任をとらず、辞職していません。
 私たちは、岐阜地検の判断に期待しましたが、同年12月20日、地検は全員を起訴猶予としました。

 これに対し、一般の県民で構成する岐阜検察審査会は、2008年6月、辞職していない二人について、検察に対して「不起訴不当」の議決をしました。しかし、検察は再度の不起訴(09年3月)。さらに同検察審査会は、同年10月、再度、「不起訴不当」の議決をしました。検察はこの議決に対しても2010年1月、不起訴としました。

 市民感覚では、選挙費用の水増し詐欺事件・公金の不正取得をした政治家は、刑事責任を問われることは当然ですが、横山善道県議は辞職もせず、いまだに司法によって裁かれてもいません。

 私たち市民は、2007年4月の岐阜県議選において、横山善道氏が過去のポスター代の水増し・不正請求を隠して立候補したことを知らずに、当選させてしまいました。

 市民の間には事件発覚時から「議員を辞めないならリコールすべき」との声が根強くあります。岐阜県民への責任としても、横山善道県議の有権者に対する背信行為と「県議在任」をとうてい容認することはできません。

 よって、横山善道岐阜県議会議員に対し、強く「辞職」を求めるものです。
 私たちは、市民の良識と責任として、選挙公営のポスター代水増し詐欺で公金を不正取得しながら辞職しない横山善道岐阜県議会議員のリコールをします。

《請求代表者》  
  山県市伊佐美156    自営業  長屋正信
  山県市西深瀬208-1  自営業  寺町 緑

 上記の通り、地方自治法第80条第1項の規定により岐阜県議会議員横山善道の解職
を請求致します。 
         2010年(平成22年)8月20日
岐阜県選挙管理委員会委員長 大松利幸様


(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


横山県議 リコール運動 の おおまかな流れ
●8月20日(金) 岐阜県選管に解職請求の手続き開始
●8月26日(木) 代表者証明書の交付・告示 (1/3の法定数は「8213人」)
●署名収集(2ヶ月以内)
●署名簿を山県市選挙管理委員会に提出
●山県選管による署名簿の審査、効力の決定及び証明、縦覧、署名簿の返付
●署名簿とともに県選管に解職請求、県選管は本請求受理の告示
●県選管は解職投票日を告示 (本請求受理の告示から60日以内)
●リコール投票 (12月ごろか?)
「投票の過半数の同意」があると、その投票日に県議の職を失う


【寺町のコメント】 直接請求の署名運動の代表には、「公務員」である「議員」もなることができます。しかし、法律の規定で、署名が集まった次の段階の「解職の請求」では、公務員は代表にはなれません。もちろん、形式的な代表になることが禁じられているだけで、リコール投票の運動を中心になって進めることに規制はありません。

私は、選挙ポスターなどの選挙公営問題や、公金の水増し問題にも取り組んできました。今回の山県市での「リコール署名」の運動についても、請求の代表として進めるつもりでした。が、途中つまり「リコール投票」の運動になってから代表を降りるのも不自然です。

そこで、最終結論として、「請求代表」は初めから「市民の方」お二人にお願いして、事務局として運動を支えることに決めました。よろしくお願いします。

《2010年8月26日 中日新聞 社説 から》・・・・民意がつねに正確に反映されれば理想だろう。フランス革命をもたらした思想家ルソーが「選挙の時は自由、それ以外は奴隷」と言ったのは理想はやはり遠いからであり、リコールという手段はそのためにある。・・・名古屋市に限らず、全国を見渡せば、これまで眠りこけていたような地方政治は明らかに変わりつつある。・・・「地域のことは地域で」という地域主権が日本全国で進もうとしている。名古屋だけでなく、今は全国の市民、住民がわがまちの自治を考える正念場にちがいない。


【今後のニュースの発行日】
リコール開始なので、いろいろな動きをお伝えするために、ニュースは、毎週「土曜日」に発行し(インターネットのブログ「てらまち・ねっと」には当日掲載予定)、次の「月曜日」の新聞各紙の折り込みで配布予定です。9月13日(月)は休刊日なので翌日火曜日。

       地方議員年金廃止のためのイベントを開催
先週の土曜日、8月21日は、名古屋でイベントを開催。私も中心的に勧めている「無党派・市民派 自治体議員と市民のネットワーク」(略称・自治ネット)が主催して、「地方議員年金廃止のためのアクション」として、名古屋の河村市長らをお招きし、全国各地で議員年金を廃止したい、不要と考える議員らや興味ある市民らが参加しました。


(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
 

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08:07 from web
小沢氏の立候補で新たな政界再編の可能性も。どちらが勝っても負けても⇒◆意外にも小沢氏・立候補/鳩山氏の後押し/国民には分からない関係⇒http://blog.goo.ne.jp/teramachi-t/e/89828e1bcbbedd517e458f428fc4ef7a
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 昨日朝9時ごろのニュースの速報。
 意外にも「小沢氏・立候補の表明」
 昨日朝会談した鳩山氏が、一存だけど小沢氏を推す、とのことで確信したらしい。もちろん、菅総理の「小沢はずし」の方針固持が前提。

 ともかく、小沢・鳩山のこころは国民には分からない。

 いずれにしても、意外なことだったから、今朝は、紙版の新聞5紙のあと、インターネットの新聞の報道などを見た。

 気になるのは、どちらが勝っても、負けたほうは離党して他と連立の可能性を言う記事が幾つもあること。
 さらに、自民党内からは「小沢さんが勝てば大連立か政界再編だろう。与党復帰も遠くない」という声もあるという。
 
 どんな結果にしても、政界再編ということになりそうな雰囲気もする今朝の報道だ。
 そんな記録。

 ところで、こちらは、今日は10時から議会運営委員会の傍聴。
 それと別に、リコール開始を呼びかける新しい風ニュースも作る。

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●小沢氏 急転民主代表選出馬!引退覚悟か
      スポニチ [ 2010年08月27日 ]
 民主党の小沢一郎前幹事長は26日、鳩山由紀夫前首相と東京・赤坂にある鳩山氏の個人事務所で会談し、代表選(9月1日告示、14日投開票)に出馬する考えを伝えた。再選を目指す菅直人首相と小沢氏の一騎打ちになる見通しで両陣営は本格的な多数派工作を開始した。首相が仙谷由人官房長官らとの会合で小沢氏を念頭に「権力の二重構造にならないよう着実に政策を遂行したい」と述べたことで「脱小沢」の是非が最大の争点に浮上した。

 鳩山氏との会談を終えた小沢氏は「鳩山前首相から出馬を決断するなら全面的に支援していきたいとの言葉を聞いた。不肖の身ではあるが出馬する決意をした」と吹っ切れた様子で語った。

 鳩山氏との会談は午前8時前から約20分間。鳩山氏から、25日夜に首相と会い小沢氏を含む挙党態勢の構築を求めたが、首相が態度を明確にしなかったとの説明を聞いた小沢氏が「それならば(03年に当時の民主党と旧自由党が合併した)民由合併の時からの同志としての協力が得られるならば出馬をしたい」と述べたという。

 鳩山氏が25日夜に小沢氏のポストについて首相と会談した際、首相からは実権のない閑職「最高顧問」との提案があった。事実上の隠居勧告を知らされた小沢氏の胸中に「退路」はなくなり、これで出馬に向け大きく舵を切ったようだ。

 幹事長の電撃辞任から約3カ月。小沢氏自身、出馬を迷った跡がうかがえる。結論が出ない間に、首相とその政権運営に批判的な勢力の「マグマ」がたまり、小沢氏が引くに引けない立場に追い込まれてしまった事情も否定できない。小沢氏が出馬しなければ、そのマグマが逆に小沢氏に対する失望感や影響力の低下に転ずる可能性が高まっていたからだ。

 小沢氏は今週中にも出馬に向けた記者会見を開く考え。この日は、横路孝弘衆院議長、西岡武夫参院議長ら党内実力者に電話で協力要請。旧社会党系グループの代表格である赤松広隆前農相、旧民社党系幹部の田中慶秋衆院議員に会いグループとしての支持を求めた。小沢氏に近い衆院議員でつくる「一新会」は、選対本部立ち上げや地方議員、党員・サポーター票獲得をめぐり協議した。

 小沢氏は93年の自民党離党以降、新党結成、分裂、合併を繰り返しているだけに、首相周辺は「小沢さんは、負けても笑顔で握手とはいかない。支持議員と離党し、新たな枠組みで政権を取るつもりではないか」と警戒。小沢氏が勝利した場合は「ねじれ」国会乗り切りに向け、連立組み替えに積極的に動くとの見方が有力だ。自民党内からは「小沢氏は勝っても首相にならず、みんなの党や公明党と組んで渡辺喜美氏を担ぐのではないか」(伊吹派幹部)などの観測も。一方、現在68歳で当選回数は14回。代表選に敗れた場合は政界を引退するのではとの見方も出始めている。

●民主党代表選:「小沢氏敗退なら分裂」 再編の可能性も
       毎日新聞 2010年8月27日 
 民主党の小沢一郎前幹事長が26日、党代表選への立候補を決めたことで、代表選後に民主党分裂や野党も巻き込んだ政界再編につながるのではないかとの見方が与野党に広がった。「挙党態勢」を求めた鳩山由紀夫前首相の仲介が失敗したことから、菅直人首相と小沢氏のどちらが勝とうとも、脱小沢路線の首相と、小沢氏との溝は埋めがたいと見られているためだ。

 「何回も代表選を繰り返したが、分裂したことは一度もない」。首相は26日午前、首相官邸で新人議員にこう語り、代表選後に挙党態勢を敷けると楽観してみせた。だが、党内での懸念は強く、首相周辺からも「これが党の大きな亀裂になることはぜひ避けたい」(荒井聡国家戦略担当相)との声が漏れる。

 小沢氏は、首相の消費税増税発言など政権運営に強い不満を示してきた。ただ、首相が勝った場合、小沢氏サイドが排除を求めてきた仙谷由人官房長官や枝野幸男幹事長が留任する可能性が高く、小沢氏サイドは党内の実権を取り戻すことはほぼ不可能になる。

 衆院の新人議員は約140人。小沢氏が選挙実務を握っていた時代に初当選しただけに、同氏の影響力が色濃く残る。小沢氏の側近議員は「新人ら100人を率いて離党すれば、民主党は下野することになる」と漏らすなど、代表選に敗れれば政界再編を仕掛けるという見方は根強い。

 このため首相周辺には「小沢氏側には『負けて勝つ』戦略があるのではないか。60人も離党すれば、自民党や公明党との連携が視野に入る」と警戒する声がある。26日の鳩山グループの会合でも「このままでは(分裂した)新進党と同じになる」と、代表選後の結束を絶望視する意見が出た。小沢グループが離脱すれば、国会での多数を押さえるために民主党と「小沢新党」による野党との連立工作が加速し、大規模な政界再編となる可能性もある。

 一方、小沢氏が勝利した場合も、大連立を含めた連立政権の組み替えに動くのではないかとみられている。小沢氏に出馬要請した山岡賢次副代表は26日のテレビ朝日の番組で「野党と健全な連立を組み政策を実現する以外に、民主党が生き残る道はない」と語り、新たな連立を模索する考えを示した。

 首相支持を鮮明にしている前原誠司国土交通相と野田佳彦財務相のグループからは、首相が負ければ小沢政権から排除されることを前提に、「次の選挙は無所属で戦うことを覚悟している」(中堅議員)との声も漏れる。

 ◇野党「好機に」「警戒を」
 こうした民主党内の対立を、一部野党は政界再編のチャンスとにらんでいる。自民党内からは「小沢さんが勝てば大連立か政界再編だろう。与党復帰も遠くない」(中堅議員)といった声も漏れる。たちあがれ日本の幹部は26日、小沢氏支持の民主党議員から面会の申し入れがあったことを明らかにした上で、「次の解散が政界再編の起爆剤となる」と指摘した。一方、自民党の山本一太参院政審会長が「小沢さんの行動パターンや存在感を考えれば、警戒しないといけない」と語るように、小沢氏の「剛腕」による自民党の切り崩しを警戒する声も出た。【竹島一登】

●菅首相が全面対決“逆転勝利のシナリオ”ある?
    スポニチ 2010年08月27日
 菅首相は小沢氏との全面対決の道を選んだ。相手は412人の民主党議員のうち、約150人の最大勢力を束ねる剛腕。ここに約60人の鳩山グループなども加わり、議員数では不利に立たされている。それでもかたくなに挙党一致を受け入れなかったのは、代表選で負けても“逆転勝利のシナリオ”があるためだとの指摘があがっている。

 首相は小沢氏出馬について「大変いいことだ」と言及。その上で「首相を選ぶ選挙だ。正々堂々戦う」と意気込んだ。官邸で開かれた民主党新人議員との会合で語った。

 夜には阿久津幸彦首相補佐官らと都内で会食し「国民が菅を選ぶのか、小沢氏を選ぶのかが最終的に問われる」と対決姿勢を鮮明にした。正式な出馬表明は「経済対策の基本方針の道筋をつくり、その後」と官邸で記者団に説明。小沢氏が政治とカネの問題を抱えていることについては「国民、党員がどのように判断するかにかかっている」と述べるにとどめた。

 25日夕、鳩山氏との会談で、小沢氏との対立を回避するために人事面での譲歩を求められたが、拒否。さらに鳩山氏に「小沢さんの了解がなくては何も決められないのは良くない」と話すなど、脱小沢を強調。小沢氏の息のかかった議員に党幹事長ポストを譲り渡してしまえば小沢氏の出馬を回避できたとみられるが、実権もカネも握らせたくなかったようだ。小沢氏が出馬する流れになるのを知った上で、あえて全面対決の道を選んだ。

 小沢グループは党内の最大勢力。ここに鳩山、羽田両グループが支持に回り、議員数では勝算がない。それでも全面対決の道を選んだ理由について、関係者は「代表選で負けた場合、脱党して自民党と消費増税で手を組むことを考えているのではないか。首相指名選挙で選ばれて逆転というシナリオだ」と指摘した。

 首相は参院選のマニフェストで自民党案に乗り、消費税10%への増税を表明。自民党はもちろん、公明党も消費税を含む税制抜本改革を掲げており、衆院で消費税増税を掲げる会派の議員数は計約150人。首相指名での逆転には90人強の人数が必要だが、首相再選を支持する菅、野田、前原の各グループで計約120人。グループに属さない議員や1回生議員も囲い込んでいる。

 一方、首相支持グループは26日夕、阿久津氏ら幹部が都内のホテルに選対事務所を構え、支持拡大に向け戦略を練った。代表選後も見据えた対策が練られたようだ。

●「脱小沢」継続に反発=党分裂、再編も視野-小沢氏
        時事 2010/08/26-22:28
 小沢一郎前幹事長が民主党代表選への出馬を決断したのは、菅直人首相が「脱小沢」路線を継続する姿勢を変えず、これに強く反発したためだ。鳩山由紀夫前首相を仲介役に、小沢氏は人事で要職を求め復権を狙ったが、首相は拒否。代表選で首相に対抗できる有力候補が「反菅」勢力に見当たらない中、小沢氏は党内の主導権を奪回するためには、勝利に確信は持てなくとも自らが出馬せざるを得ないと判断したようだ。

 「挙党態勢を鳩山さんが申し入れたが、首相が受け入れなかったので決めた」。小沢氏は出馬表明後、三井辨雄国対委員長代理ら「親小沢」系議員と会うたび、出馬の理由をこう説明した。

 「政治とカネ」の問題を抱え、世論の厳しい視線を浴びる小沢氏。資金管理団体の政治資金規正法違反事件では、検察審査会の2度目の議決が今秋にも予定され、4月に続いて「起訴相当」と議決されれば強制起訴される。このため、党内で小沢氏の支持は広がらず、出馬は困難との見方は強かった。

 ただ、仮に出馬を見送っても、小沢氏の求心力低下は必至。菅政権で「脱小沢」路線が続けば、このまま埋没する恐れがある。小沢氏にとって、この事態を打開し、復権を果たすためには、自らが乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負に踏み切るしか選択肢は残されていなかった。

 首相との仲介に動いた鳩山氏の支持表明も、小沢氏の出馬を後押しした。ただ、「2週間前には出馬の意向を固めていた」(小沢氏側近)との見方もある。

 小沢氏側近は「負けたら負けたで、党を割って政界再編すればいい」と語る。小沢氏が敗北した場合、党分裂、政界再編を視野に入れていると見る向きは少なくない。代表選に勝てば首相に就任し、「憲法75条によって訴追を免れることができる」と指摘されるものの、首相として野党の徹底追及を受け、政権は追い込まれかねない。勝っても負けても、小沢氏の厳しい状況は続きそうだ。

●「鳩山氏言うことコロコロ」党内から不満噴出
       スポニチ 2010年08月27日
 鳩山氏は小沢氏支持の理由について「わたしの一存で小沢氏に民主党に入っていただいた。その経緯からして応援する。それが大義だ」と、終始神妙な面持ちで話した。しかし、党内からは「キングメーカー気取りなのでは?」との不快感を示す声が上がっている。

 鳩山氏は当初、再選を狙う菅首相について「挙党態勢の確立」との条件付きで支持を表明。ところが、今月19日に長野県軽井沢町で開いた研修会に小沢氏を招待。鳩山、小沢両グループのメンバーら約160人が集まり、さながら小沢氏出馬に向けた決起集会の様相を呈していた。その一方、24日夜に小沢氏と意見交換した際には首相再選を支持する考えを伝えていた。

 あまりの変わり身の速さに、ある閣僚の1人は「鳩山氏はその場その場で言うことが変わる」と不快な様子。菅グループの幹部も「この間まで菅氏の再選を支持する考えを示していた。何を考えているか分からない」と戸惑いを隠せないでいた。

 当の鳩山氏は首相支持を示していたことについて記者団に「現にいま政権として行動している首相に対して、民主党の一議員として応援するのは当然だという意味で申し上げてきた」とはぐらかした。

 首相を支持する参院議員は「鳩山氏は自分もまだ最前線にいることを誇示したいだけ。党内の混乱は元はと言えば鳩山氏がまいた種なのに…」とあきれ顔だった。

●小沢氏出馬表明/国民の理解は得られるか 
        河北新報 2010年08月27日金曜日
 党内最大の実力者で、政権交代の功労者でもあった人に向かってついこの前、「しばらく静かに」と突き放した。菅直人首相はやはり、虎の尾を踏んだと言うべきなのだろう。

 民主党の小沢一郎前幹事長がきのう、9月の代表選に出馬する考えを表明した。「出るも地獄、出ないも地獄」の厳しい状況の中、あえて正面突破の道を選択した。

 党を二分した激しい選挙戦になる。その剛腕ぶりから「政局の人」と見られがちな小沢氏だが、遺恨試合なら願い下げだ。次の首相の座を決める代表選であることを自覚し、政策で正々堂々と渡り合ってほしい。

 小沢氏は出馬を決意した理由として、鳩山由紀夫前首相が菅首相に何度も挙党態勢の確立を求めたにもかかわらず、受け入れられなかったことを挙げた。

 鳩山氏とともに身を引き参院選勝利への道筋を付けたのに、菅首相の不用意な消費増税発言などが災いして大敗。そのけじめもつけず党役員、内閣人事で相変わらず「脱小沢」を貫き、衆院選マニフェスト(政権公約)の見直しにも動く首相の政治姿勢に反発を強めていた。

 無論、首相側にも言い分はある。参院選敗北は「小鳩政権」が政治とカネをめぐる問題を先送りした結果でもあり、選挙資金の配分と公認調整権をバックに「私兵」を増やす小沢氏の政治手法そのものが挙党態勢を阻んできたとの認識だ。

 政権交代から1年、挙党態勢をめぐる抜き差しならない対立が一騎打ちの構図を生んだ。

 代表選出馬に当たって、小沢氏に注文しておきたいことがある。一つは収支報告書虚偽記入事件への対応だ。

 小沢氏を強制起訴すべきかどうかについて判断する東京第5検察審査会の議決は代表選後になる見通し。代表選で当選すれば、推定無罪の原則があるとはいえ、首相が刑事被告人になる可能性がある。

 共同通信の直近の世論調査によると、「代表選で当選を望む人」は菅首相が最多の37.2%だったのに対し、小沢氏は5.3%にとどまる。党内の小沢待望論とは相当な温度差がある。この問題で小沢氏が説明責任を果たさない限り、出馬は理解を得られまい。

 二つめは国家ビジョンが明確でない点だ。1993年に発表した『日本改造計画』で、小沢氏は自己責任や小さな政府論を唱えた。だが、ここ数年は「生活が第一」をスローガンに掲げ、野党からバラマキ批判さえ浴びている。

 政策の力点が時代とともに変遷するのは当然としても、立ち位置がはっきりしない。「小沢イズム」を披歴してほしい。
 「官僚政治を打破し、政策決定を政治家の手に取り戻さなくてはならない」。1969年、27歳の若さで初当選したときの小沢氏の選挙公約である。

 わが国の政局はここ20年ほど、良くも悪くも小沢氏中心に回ってきた。だが、かつての青年政治家も今は68歳。逆風覚悟の出馬は、初志貫徹のための「最後の賭け」のようにも見える。

●民主党代表選:対決は党再生の宿命=政治部長・小菅洋人
          毎日新聞 2010年8月27日 
 2人の対決は宿命である。参院選に大敗した民主党政権が再スタートを切る上で、避けては通れない道だったと思う。

 一連の小沢一郎氏出馬の動きは、国民感情から遊離し戯画的でさえあった。

 小沢氏は「政治とカネ」問題の重荷を背負い、国会では説明責任を果たしていない。政治資金規正法違反事件での検察審査会の結論を待つ身でもある。

 小沢氏出馬の動機は使命感よりも、菅直人首相との間の人事上の取引が成立しなかったことにある。

 その仲介役を買って出たのが、約3カ月前に退陣したばかりの鳩山由紀夫前首相だ。軽井沢の別荘に160人の議員を招き権勢を誇示したものの、要求を菅氏に拒否されると一転、小沢氏支持を表明した。退陣の際のクリーンな政治を取り戻したいというたんかは何だったのだろうか。

 それでも菅、小沢両氏が根本的な対立を隠しながら、人事上の取引で互いに延命をはかるという最悪の選択は避けられた。


 菅氏にとって無投票再選では、反転攻勢の勢いは出ず「ねじれ国会」は乗り切れない。今回は本格的な代表選であり、参院選大敗の汚名返上のチャンスでもある。

 論戦を通じて財政状況に応じたマニフェスト修正のお墨付きを得るべきである。

 民主党は2003年の民主・自由両党の合併で、都市型政党から保守層や地方にもウイングを広げ、党の体質を強化してきた。

 しかし、同時に旧田中派的な金権体質も持ち込まれ、「小沢」VS「反小沢」の対立が底流にあるようになった。ただ政権交代の大目標の前に対立は隠され、小沢氏の手法は違和感を持たれながらも、小沢氏の力は最大限に活用されるというジレンマを抱えてきた。

 昨夏、政権交代という目標が果たされた。党内が「政治とカネ」問題に覆われると、このまま小沢的なるものを放置していいのかという問題意識が強くなった。そのピークが菅首相誕生の際の小沢氏排除だった。

 すでに小沢氏出馬=党分裂の可能性がささやかれる。純化主義に貫かれた過去20年の小沢氏の政治経歴がそれを語らせるのだろう。

 小沢氏からはマニフェスト実現にあたり財政の裏付けや消費税問題、日米関係のあり方もじっくり聞きたい。権力闘争が前面に出て政策論争が隠れてしまうことだけは避けるべきだ。


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17:42 from web
先程、岐阜県庁でリコールの代表者証明書の交付を受けた。県は公報で告示。今日中にWebにも出すという。ブログは⇒◆阿久根市・専決の適法性/⇒http://blog.goo.ne.jp/teramachi-t/e/9bf6f9d62764f7dc34553ccc5aefa958
by teratomo on Twitter

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 全国ニュースで流される阿久根市。
 昨日は4ヶ月ぶりの議会の本会議=臨時議会。

 竹原市長はこの間、さまざまな専決処分を行ってきた。
 専決処分とは、本来、議会の議決を経なければならないことについて、首長が議会の議決の前に自ら処理すること。

 通常は、専決をした場合は次の議会の開かれたときに報告すれば、それが承認されようと不承認と議決されようと有効とされている。
 私は、議会では、いつも、「専決はするな!」ということを主張してきた。だって、そんなことしたら、首長はやりたい放題になるから。

昨日の阿久根市議会の結果の報道から次のよう。

◆議会は 3件を不承認とした。

 (西日本新聞)「初日は8件の専決処分を審議。うち5件は国の制度改正関連に伴うものとして承認されたが、副市長選任、花火規制条例、「放課後子ども教室事業費」約630万円を盛り込んだ一般会計補正予算の3件は「緊急性もないのに議会に故意に諮らなかった違法な専決処分」として、反対多数で不承認とした。」

 「反市長派議員は26日、残る専決処分11件も違法として不承認とする方針」


◆市長は 有効とする。

 (共同通信)議会での採決を受けて仙波氏は、報道陣に「手続きは踏んだ。専決が議会の議決に優先するので、私は完全に副市長です」と正当性を強調。竹原市長も「これがルール。これで誰も文句は言えない」と述べた。

◆総務省は 微妙。
 夜7時のニュースでは、「総務省は専決は有効と答えた」旨をアナウンサーが明快に伝えていた。
 しかし、夜9時ごろのニュースだったかはその部分が話されなかった。
インターネットは、
(NHK) 総務省行政課は「専決処分が法律に基づいて行われたどうかが問題になっている以上、直ちに効力があるとは言えない。想定しない異常な状態だ」と話しています

◆私見。 法律的には、案外、市長の勝ちかも知れない。
 専決を可とするの要件の一つである「緊急性」の有無の判断は極めて流動的なもの。裁量の幅が極めて大きい。すると、あえて議会を無視するカタチで専決したかどうかが問われるのではないか。
 いずれにしても、どんなかたちでかはともかく、裁判所に有効か無効か問いかけるしか結論は出ないようだ。

 適法な専決処分という判断なら不承認でも問題なく、
 不適法な専決処分とするなら、議会が承認すれば違法性は解消されたとなり、議会が不承認なら違法で無効ということか。

 いずれにしても、想定外で前例がないから、とりあえずは、竹原市長が何歩か先を行くのだろう、当分は。

 ところで、こちらは、今日の午前は、議会の特別委員会。
 今日の午後3時からは岐阜県庁でリコールの代表者証明書が交付されるので出かける。
 取材の報道機関に配布する「見本用」の「署名簿」を作っていこうと思っている。

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地方自治法 第百七十九条
○1 普通地方公共団体の議会が成立しないとき、第百十三条ただし書の場合においてなお会議を開くことができないとき、普通地方公共団体の長において議会の議決すべき事件について特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認めるとき、又は議会において議決すべき事件を議決しないときは、当該普通地方公共団体の長は、その議決すべき事件を処分することができる。

○2  議会の決定すべき事件に関しては、前項の例による。

○3  前二項の規定による処置については、普通地方公共団体の長は、次の会議においてこれを議会に報告し、その承認を求めなければならない。
 他に「議会の委任による専決処分」(地方自治法180条)があるがここでは略。

●阿久根4カ月ぶり開会の市議会 副市長選任を不承認 市長無視「専決は有効」
    =2010/08/26付 西日本新聞朝刊=
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(右)が副市長選任の理由を述べた後、感激して涙ぐむ仙波敏郎副市長(左)=25日午前10時25分、阿久根市議会 

 竹原信一市長が「議会は無駄」として開かず専決処分を乱発してきた鹿児島県阿久根市の臨時議会が25日開かれた。開会は3月定例会が閉会した4月19日以来、4カ月ぶりで、会期は26日までの2日間。初日の焦点となった仙波敏郎氏を副市長に選任した専決処分は、議長を除く15人中、反市長派議員11人が「地方自治法違反」として反対多数で不承認としたが、市長は「議決より専決処分の方が有効」として無視する方針を示した。

 臨時議会で、市側は市職員のボーナス半減や、議員報酬の月額制から日当制への変更、補正予算などの専決処分19件の承認を求め、反市長派議員も市職員のボーナス半減を元に戻す条例改正案など3件を提案。3月定例会の途中から議会への出席を拒否してきた竹原市長も2月26日以来、議会に出席した。

 初日は8件の専決処分を審議。うち5件は国の制度改正関連に伴うものとして承認されたが、副市長選任、花火規制条例、「放課後子ども教室事業費」約630万円を盛り込んだ一般会計補正予算の3件は「緊急性もないのに議会に故意に諮らなかった違法な専決処分」として、反対多数で不承認とした。

 副市長選任の審議で、専決処分の違法性を追及された市長は「議会は私を不信任で、議会が議決すべき状況にないという部分に適合するので合法」「違法かどうかは司法の場で争われること」などと主張。かみ合わない議論が約3時間続いた。

 竹原市長は、伊藤祐一郎知事から7月に受けた2度の是正勧告も無視。今月着任した仙波氏の進言で「専決処分は議会で不承認でも有効と知った」として臨時議会を招集した。議会終了後、竹原市長は「議会は何も変わっていない。私を不信任のままだ」。仙波氏も「個人攻撃ばかりでこんなレベルかと思った」と話した。

 反市長派議員は26日、残る専決処分11件も違法として不承認とする方針。

●阿久根市議会 副市長を認めず
      NHK 8月25日 19時15分
市長が市議会を招集せずに専決処分を繰り返していた鹿児島県阿久根市で、臨時の市議会が25日開かれ、副市長を選任した専決処分は、反対が多数を占めて認められませんでした。竹原信一市長は、議会の承認がなくても副市長の選任は有効だと主張しています。

25日から始まった鹿児島県阿久根市の臨時市議会では、竹原市長がおよそ5か月ぶりに議場に姿を見せました。竹原市長は、ことし3月の定例市議会のあと、市議会の招集に応じず、補正予算などの専決処分を繰り返したため、鹿児島県の伊藤知事から、違法だとして、2度の是正勧告を受けています。

25日は、愛媛県警察本部の元警察官で、捜査費の不正支出を証言した仙波敏郎氏を副市長に選任した専決処分について審議が行われ、竹原市長は「正義を貫く勇気を学びたい」と選任の理由を説明しました。

採決の結果、賛成が4、反対が11で、反対が多数を占め、副市長選任の専決処分は認められませんでした。これについて、竹原市長は記者団に「有効ですよ」と述べ、議会の承認がなくても副市長の選任は有効だと主張しました。

総務省行政課は「専決処分が法律に基づいて行われたどうかが問題になっている以上、直ちに効力があるとは言えない。想定しない異常な状態だ」と話しています。

阿久根市の臨時市議会は、26日も、竹原市長の一連の専決処分をめぐって審議が行われます。臨時市議会のあと、仙波氏は「専決処分が優先ですから、きょうから完全な副市長として仕事ができる。世の中はそういうルールです」と話しました。

●阿久根市:仙波氏副市長人事、議会が不承認
     毎日新聞 2010年8月25日 
 鹿児島県阿久根市の臨時市議会が25日、約4カ月ぶりに開会し、議会招集を拒んでいた竹原市長が約半年ぶりに議場に姿を見せた。竹原市長が議会に諮らず専決処分で選任した元愛媛県警巡査部長、仙波敏郎氏(61)の副市長人事について約4時間、議論し反対多数で不承認となった。竹原市長は専決処分の有効性を主張し、議決を無視する構えだ。

 仙波氏選任の人事案件は当初、16番目に審議予定だったが、定数16のうち12人を占める反市長派が、最初に審議するよう求める緊急動議を提出し可決。反市長派議員が「専決処分の要件に該当せず違法」と批判したのに対し竹原市長は「議会が市長に不信任の状況では専決は有効」と反論。激しい応酬の末、不承認となった。

 竹原市長は3月議会中の3月4日「議場にマスコミがいる」として本会議出席を拒否。6月議会も「市議会が市長不信任状態」として招集せず、副市長人事をはじめ専決処分を乱発した。伊藤祐一郎知事の2度の是正勧告も無視したが、仙波氏の進言を受け入れる形で議会招集に応じる方針に転じた。

 地方自治法などで、専決処分は議会で不承認となっても効力を失わないとされる。ただ今回の副市長選任は、市長が議会招集請求を無視した違法状態での専決のため県も無効との見解を示していた。

 仙波氏は不承認とされた後、記者団に「議決が済んだので、晴れて副市長の仕事ができる。専決優先だから。これが法治国家だ」などと述べた。

 臨時市議会の会期は26日までの2日間。【福岡静哉、馬場茂】

●阿久根市の副市長選任など不承認 市長専決で議会
    2010/08/25 20:20 【共同通信】
 鹿児島県阿久根市の臨時市議会は25日午後、竹原信一市長が承認を求めた専決処分19件のうち8件を審議し、元愛媛県警巡査部長の仙波敏郎氏の副市長選任など3件を反対多数で不承認とした。

 26日に残る11件が審議されるが、ほとんどが不承認となる見通し。

 議会での採決を受けて仙波氏は、報道陣に「手続きは踏んだ。専決が議会の議決に優先するので、私は完全に副市長です」と正当性を強調。竹原市長も「これがルール。これで誰も文句は言えない」と述べた。

 竹原市長の一連の専決処分に関連して総務省行政課は「もともと違法な処分なら、不承認の議決以前に無効だ」との見解で、鹿児島県の伊藤祐一郎知事も「(仙波氏の選任は)違法な状態での専決であり、法的効力が生じるか極めて怪しい」としている。

 25日に不承認となったのはほかに、公共の場での花火使用を制限する条例と教育事業に関する本年度の一般会計補正予算。

 一方、竹原市長のリコール(解職請求)手続きで市民団体は同日、8420人分の署名を集めたと発表。有権者の3分の1を既に上回っており、住民投票が実施されることがほぼ確実になった、としている。

  ●動議、挑発、退席 阿久根議会ドキュメント
         2010年8月26日 読売新聞
 午前10時 議会開会。

 10時5分 大田重男議員が副市長の選任を最初に審議するよう求める動議を提出する。市長派議員が異論を唱え、休憩に入る。

 10時27分 本会議再開後、仙波氏の副市長選任について、竹原市長は「正義を貫く勇気を学びたい」と述べる。仙波氏はハンカチで涙をぬぐう。

 10時43分 櫁柑幸雄議員が「(仙波氏が)副市長の席に座っていることはおかしい」と主張。竹原市長は「市長と議会は不信任の関係」と反論。

 11時20分 仙波氏が初めて発言し、「(市長とは)社会の不条理が許せないところで共鳴した。行政改革は本物だ」と訴える。

 午後1時23分 松元薫久議員が「議長をはじめ、仙波副市長に対して『仙波さん』と言っている。敬意が足りない」と発言する。

 1時43分 竹原市長が「私を不信任にしてくれたのでこういう(専決処分をする)状況ができた。ありがとうございます」と頭を下げ、質問した木下孝行議員を挑発。

 1時48分 傍聴席の女性が木下議員の発言を笑い、浜之上大成議長から退席を命じられる。

 2時8分 採決の結果、副市長の選任が不承認に。仙波氏は「すべての手続きが終わった」として竹原市長と握手。

 2時30分~3時 国の制度改正などに伴う専決処分5件をいずれも全会一致で承認。

 4時 花火規制条例の承認に反市長派3人を含む7人が賛成するが、反対多数で不承認。

 5時50分 2010年度一般会計補正予算が不承認となり、散会。

「向き合って議論を」 阿久根臨時議会で市民ら審議見守る


●傍聴席に詰めかけた市民ら
     2010年8月26日 読売新聞
 元愛媛県警巡査部長、仙波敏郎氏(61)の副市長選任が不承認となった25日の阿久根市の臨時議会。竹原信一市長は「議会が不承認にしても専決処分は有効」として仙波氏を副市長職にとどめる意向だ。傍聴に訪れた市民らは傍聴席や庁舎内に設置されたモニターなどから審議の行方を見守り、様々な感想を述べた。

 市は同日午前7時から先着順で傍聴を受け付け、早朝から約10人が正面玄関前に列を作った。元福岡市職員の松尾秀昭さん(77)(福岡県小郡市)は「職員らのボーナスをいきなり半減するのは考えられないことだが、市民に比べて職員の給与が突出していると聞いた。竹原市政に興味があるので臨時議会を見守りたい」と話し、開会の3時間前に傍聴席に座った。

 同様に早朝から並んだ阿久根市赤瀬川の主婦平岡まり子さん(60)は「住民サービスを向上させられるのは竹原市長しかいません」と力を込めた。

 一方、同市の無職男性(75)は「市長がやっていることはむちゃくちゃ。専決処分を乱発し、世間や全国に阿久根市の恥をさらしている」と反発した。

 市長のリコール(解職請求)運動で署名を集める「受任者」を務める漁業男性(66)は、この日の審議が終了するまで見守った後、「市長の政策すべてに反対しているわけではなく、法を無視した独断的な手法に反対している。こうやって議会としっかり向き合えば、良い政策については市議も賛同するはず」と語った。

●副市長選任、「有効か分からない」=阿久根市議会の不承認で-総務省
         時事 2010/08/25-18:23
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が専決処分で副市長に選任した仙波敏郎氏の人事案件を同市議会が不承認としたが、この選任が現時点で法的に有効な状態なのかについて総務省の担当者は「コメントできない。分からないとしか言いようがない」としている。

 同省によると、地方自治法上、首長が専決処分をした案件については基本的に次の議会で報告し、承認を求めなければならないが、通常は承認を得られなくても効力は失われない。

 しかし今回は、市議が臨時議会の招集を請求したにもかかわらず、竹原市長が自治法上の期限内に応じなかった「違法状態」の中での選任。また、「緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がない」などの専決処分の要件に該当するかどうかも問われる。担当者は「専決処分の時点で適法だったかが問題だ」としている。
 

●阿久根市長、半年ぶり議会 鹿児島
 ■専決不承認「これでだれも文句言えぬ」 独自解釈に議会困惑

         産経 2010.8.26 02:04 
 元愛媛県警巡査部長、仙波敏郎氏の副市長選任など、竹原信一市長による専決処分3件を「不承認」とした25日の鹿児島県阿久根市議会。しかし竹原市長は、不承認が決まったとたん議場内で小さくガッツポーズし、報道陣に「これでだれも文句が言えない」と独自の解釈を示した。反市長派の議員や市民は「話がかみ合わない…」と困惑。議会開催にはこぎ着けたものの、両者の溝は埋まりそうになく、混乱収拾にはなお時間がかかりそうだ。(松本学、力武崇樹)

 専決処分は不承認の場合でもその効力が残るとされる。このため市長は、承認・不承認が採決された時点で処分が認められたと解釈したとみられる。

 しかし反市長派の議員たちは、そもそも今回の専決処分が法令上の条件を満たしていないと主張。質疑では「そこに座っている仙波氏を副市長として認めるつもりはない」「地方自治法を朗読してください」といった批判が続出した。

 平行線をたどるやりとりに、傍聴した主婦(58)は「仙波さんがどんなにすばらしい人でも法に定められた手続きを踏むべきでは」。市長のリコール(解職請求)を目指す市民団体「阿久根市長リコール委員会」の川原慎一委員長は「話がかみ合っていないが、市長の考え方なら仕方ない」。

 一方、同県薩摩川内市の富山英虎さん(68)は「最初から反対しようとする議会の態度は今日も同じだった」と市長を擁護した。

 この日は傍聴席からのヤジも相次ぎ、議員の発言に対し笑い声をあげたとして市長を支持する主婦(60)が議長から退席を命じられる場面もあった。主婦は「密室会議で談合を繰り返してきた議員たちが、『議論すべきだ』と市長に迫るのがおかしかった」と話した。

●阿久根議会招集 名古屋市長「信念は曲げんほうがええ」
          朝日 2010年8月25日11時53分
 名古屋市の河村たかし市長は25日午前、鹿児島県阿久根市の議会が半年ぶりに招集されたことについて朝日新聞の取材に、「議会が開かれ、市民の前で議論するのはええこと」とした上で、竹原信一市長に対し、「公務員の人件費改革など普通はできない困難なことに挑戦してきた。違法な手法はいかんけど、信念は曲げん方がええです。行政改革は貫くべきだ」と話した。

 河村市長自身も公約実現のために27日から、市議会解散の直接請求(リコール)のための署名集めに乗り出すことから、「最後は市民が決めるというのはいいんじゃないですか」と話した。

●おれんじ鉄道で「阿久根の味」満喫 市飲食店組合がビール列車
         西日本 2010 08/25 21:30
肥薩おれんじ鉄道でビール列車を楽しむ参加者=阿久根市大川

 肥薩おれんじ鉄道で美しい夕日を見た後、阿久根でおいしい魚はいかが-。阿久根市飲食店組合(浜田豊和組合長)は23日夕、おれんじ鉄道の車両を借り切り、阿久根-川内駅間で夕涼み会「ビール列車」を初めて企画した。参加者らは「自然豊かな風景と、新鮮な食べ物をPRしよう」と盛り上がった。

 来年3月の九州新幹線全線開業を控え、おれんじ鉄道のよさをあらためて認識しようと企画。市外から観光客を呼び込むためには、まずは自分たちが阿久根の素晴らしさを実感しようと、地元の旅館や特産品業者らに呼びかけた。

 参加した60人は、早速ビールで乾杯。キビナゴやエビ、貝など「阿久根の味」をつまみに車窓を楽しんだ。焼酎が酌み交わされるころにはオレンジ色の夕日が映え、「酔いが覚めるほど美しい」との声も。

 客として参加した、鹿児島酒造阿久根営業所長の牛之浜安利さん(48)は「おれんじ鉄道は乗っていると気分が安らぐ。より多くの人に利用してもらいたい」。飲食店経営の松木志保子さん(59)は「この機会に、市外のお客さんに阿久根のよさを伝えたい」と話した。

 浜田組合長は「今後はおれんじ鉄道と連携して、観光客向けのイベントに挑戦したい」と期待を膨らませた。

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08:58 from web
民主党は早く「社会復帰」しないと、世論から見放されるのに ⇒ ◆小沢氏は立候補断念か/民主党代表選/『脱小沢』の方針の撤回を獲得してから ⇒ http://blog.goo.ne.jp/teramachi-t/e/d5cf718d8763d4ccba87e15b58150ff7
by teratomo on Twitter

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 円高で大変な状況、というのに民主党代表選。
 9月1日に告示という。
 ただ、その揺れる代表選も、今日・明日で決着するらしい。

 昨日、鳩山前首相が小沢氏と会談。
 小沢グループとの連携を視野に入れていた鳩山グループが小沢氏に距離を置く姿勢に転じたことで、小沢氏の出馬は困難との見方が強まっているという。

 もちろん、裏はあるわけで、鳩山氏が近く菅首相と会談するときに出す「条件」の確認もあったとか。

  「菅首相が人事面で『脱小沢』の方針を撤回して
   挙党態勢を作ること」・・など

 もともと、小沢氏が立候補する状況にはなかったから、菅首相に方針転換をさせる一連の動きだったということか。

 とはいっても、菅首相は、「脱小沢」を大きく修正すれば、前原国土交通相や野田財務相らの反発を招く可能性は大。

 こんな報道を見ていると、落としどころが見えてきそう。
 そのあたりの記録。

 ともかく、早く、内閣が社会の状況に対応した姿勢に転じないと、先は長くなさそう。

(関連) 2010年8月23日ブログ 
  ⇒ ◆小沢一郎氏と代表選/側近「代表選で負ければ党を80人も出れば民主党は野党」/大臣は訴追を免れる

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●小沢氏出馬回避へ調整、民主党代表選で鳩山氏「仲介」乗り出す
        産経 2010.8.25 01:33
 9月の民主党代表選で再選を目指す菅直人首相に対抗しようとする小沢一郎前幹事長の「出馬回避」に向け、党内で最終調整が始まった。鳩山由紀夫前首相が24日夜、都内のホテルで、小沢氏と会談。小沢氏は自身の出馬の是非について「一両日中に判断したい」と述べ、鳩山氏を通じ、首相側と妥協をさぐる考えを示唆した。
 会談には平野博文前官房長官、樋高剛衆院議員が同席した。

 鳩山氏は、首相と小沢氏が全面対決すれば党内に深刻な亀裂が走り、党分裂の引き金になりかねないと判断した。首相が27日に正式出馬の記者会見を予定しているため、それより前に決着をつけたい考えだ。

 会談で、小沢、鳩山両氏は、菅首相が人事面で「脱小沢」の方針を撤回して挙党態勢を作ることや、昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)の実現で努力すべきとの認識で一致した。また、厳しい経済状況に早急に手を打つべきだとの考えも確認した。鳩山氏は25日に首相と会談し、対応を協議する。

 会談に同席した鳩山氏側近の平野氏は「小沢さんが(出馬の是非の)判断をするときにはもう一度、鳩山さんに相談するだろう」と述べた。

 鳩山氏の仲介については、首相も24日夕、首相官邸で記者団に「近いうちに鳩山氏に直接会って話を聞いてみようと思っている」と述べた。さらに、周辺に「鳩山さんがキーパーソンだ」と述べ、仲介に期待を寄せた。

 だが、首相を支えてきた仙谷由人官房長官ら前原誠司国交相のグループには「小沢氏と戦う姿勢を崩すな」と、「脱小沢」路線堅持の声が強く、対決路線へ巻き返しにでる可能性もある。鳩山氏の仲介が成功するかは予断を許さない。

●鳩山氏、小沢氏に菅代表の再選支持を表明
     サンスポ 8.25 05:00
 民主党の小沢一郎前幹事長(68)と鳩山由紀夫前首相(63)が24日夜、東京都内のホテルで会談、9月の代表選への対応を協議した。小沢氏は、出馬の有無について「一両日中に判断したい」と述べた。鳩山氏は現時点で、菅直人首相(63)の再選を支持する考えを伝えた。

 鳩山氏は、菅首相と、動向が注目される“反菅”小沢氏の仲介役を果たす意向を示しており、対立回避へ説得に乗り出したとみられる。党関係者の話で分かった。

 代表選は9月1日に告示。現状、出馬が確実なのは菅首相だけで、「対決の構図」は未確定だが、小沢氏は25日、自らが主宰する政治セミナーで講演する予定。出馬の有無について言及するのではないかとの見方があり、注目が集まる。一方の菅首相は24日も党所属新人議員との対話集会を続け、支持固めを急いだ。

 小沢、鳩山両氏の会談には平野博文前官房長官(61)と、小沢氏側近の樋高剛元副幹事長(44)も同席。小沢、鳩山両氏は「現在の経済や政治状況は非常に厳しい」との認識で一致した。

 これに関し、菅首相に批判的な中山義活前首相補佐官(65)を含む鳩山グループ幹部が24日夜、都内で協議。ここでも小沢氏への出馬要請は見送るべきだとの声が大勢を占めた。

 菅首相は新人との対話で「官僚が役所を守るのではなく、国民を守る仕事をする行政にしたい」と強調。政治改革にも取り組む姿勢を見せた。
また早期の衆院解散に重ねて否定的な見解を示した。
 対話集会は23日に続き2日目。午前と午後の計2回で、衆院当選1回の議員合わせて26人が出席した。23日と合わせ参加者累計は67人。25日も集会を続ける。

●民主党内対立回避へ 鳩山氏、小沢氏に出馬見送り要請
         サンスポ [ 2010年08月25日 ]
 民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)で出馬の是非を検討している小沢一郎前幹事長と、鳩山由紀夫前首相が24日夜、東京都内で会談した。鳩山氏は菅直人首相の再選を支持する考えを伝え、党内対立の回避に向け説得したとみられる。小沢氏は出馬について「一両日に判断したい」とした。25日には小沢氏の講演が予定され、発言が注目される。

 小沢氏と鳩山氏はホテルで会談。鳩山氏側近の平野博文前官房長官と、小沢氏側近の樋高剛元副幹事長が同席した。関係者によると、鳩山氏は小沢氏に出馬見送りを要請。その“見返り”として首相側に求める条件について真意を確かめたという。

 鳩山氏は代表選で条件付きで首相支持を表明する一方、19日に軽井沢で行った自身のグループの研修会に小沢氏を招待するなど両様の構えを見せていた。23日には小沢氏と、首相の仲介役を果たす意向を示していた。

 小沢氏はきょう25日午前、自身の政治セミナーで講演。この場で、沈黙を守ってきた代表選について、言及するとの見方が強い。

 24日は国会近くの個人事務所で、民主党幹部と面会。「やっとの思いで政権交代したのに、このままでは国民を裏切っちゃうよな」と述べ、政権が目指した「国民生活の充実」が果たされていないと嘆いてみせた。首相への不満を漏らしたのかどうか、この幹部は真意を探るべく「早急な経済対策を打つべきだ。権力闘争をやっている場合ではない」と代表選に話を向けたが、返ってきたのは「困ったなあ」というつぶやきだけだった。地元岩手県の達増拓也知事が「後援会を中心に出馬への期待が盛り上がっている」と伝えても、小沢氏はほほ笑みながら聞き置くだけで本音を見せなかった。

 首相はこの日、前日に続いて新人議員との対話集会を衆院議員会館の事務所で行った。午前は衆院議員19人が参加したが、午後の部は7人だけ。2日間で計67人と伸び悩み、きょう25日の最終日まで見込んだ100人に届くかは微妙な情勢だ。

 それだけに首相も24日夜、記者団に、小沢氏との関係について「近いうちに鳩山氏と直接話してみたい」と述べ、小沢氏を推す勢力との対立回避に向け鳩山氏に仲介役を果たしてもらいたいとの期待感を示していた。

 「一両日中」とする小沢氏の決断はどちらに傾くか――。
 ≪総計1226ポイントを争う≫民主党所属国会議員は413人。今度の代表選は地方議員や党員・サポーターも投票する。総計1226ポイントを争う仕組みで、国会議員は1人の票が2ポイントに換算され、計826ポイント。地方議員票は全国集計し計100ポイントをドント式で各候補に振り分ける。計約35万人の党員・サポーター票は衆院300小選挙区ごとに最多得票候補に1ポイントが与えられる。

●代表選出馬は困難?小沢氏「一両日中に判断」
       2010年8月25日03時07分 読売新聞
 民主党の小沢一郎前幹事長は24日夜、鳩山前首相と東京都内のホテルで会談し、民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)に出馬するかどうかを一両日中に判断し、鳩山氏に伝える意向を示した。

 民主党内では、小沢氏に出馬を求める声は広がっておらず、小沢氏の出馬は困難になったという見方が強まっている。
 会談では、鳩山氏が「民主党の一議員としては、菅さんでやってもらいたい」として菅首相の再選を基本的に支持する立場を示し、代表選での慎重な対応を小沢氏に求めた。小沢、鳩山両氏は、菅政権が政治・経済の厳しい状況に十分に対応できていないとし、挙党態勢を築く必要があるという見解で一致した。

 会談には平野博文前官房長官らも同席し、2時間以上に及んだ。鳩山氏は挙党態勢構築のため、菅首相と小沢氏との仲介役を目指しており、25日にも首相と会談する考えだ。

 小沢氏は25日午前、自らが主宰する次世代リーダー養成のための「小沢一郎政治塾」で講演する予定で、小沢氏に近い山岡賢次副代表らは26日にも小沢氏に出馬を要請する方針だ。鳩山氏は、小沢氏擁立の動きが本格化する前に、小沢氏の真意を確認する必要があると判断した。首相も24日夜、首相官邸で記者団に、「近いうちに鳩山氏と直接、話をしてみたい」と述べた。

 党内では、首相再選を支持する議員を中心に、菅、小沢両氏の対立は党分裂の危機を招きかねないとして、鳩山氏の仲介で小沢氏が出馬見送りを決断することを期待する向きがある。

●民主党代表選:小沢氏、出馬「一両日中に判断」 鳩山前首相と会談
           毎日新聞 2010年8月25日

●小沢氏「代表選に出るか一両日中に判断」 鳩山氏に伝達
       朝日 2010年8月25日3時2分

●民主党代表選 小沢氏と鳩山氏が緊急会談 菅首相は近いうちに鳩山氏と面会する意向表明
          フジ 8/25 00:24
 小沢前幹事長と鳩山前首相が24日夜、緊急会談に臨み、民主党代表選が風雲急を告げている。

菅首相は、「まあ、あの近いうちに鳩山前総理とお話をしてみたいと思っております。(小沢前幹事長とは?)まずは鳩山前総理とお話を直接してみたいと思っています」と述べた。

24日夜、菅首相は、近いうちに鳩山前首相と面会する意向を表明した。

23日、BSフジの「PRIME NEWS」で鳩山首相は、「まだそのタイミングではないなと」と述べた。

23日、鳩山前首相は、菅首相や小沢前幹事長とそれぞれ会談する意向を示したが、早速、小沢前幹事長との会談に臨んだ。
都内ホテルで面会した鳩山前首相と小沢前幹事長。

民主党幹部の1人は、「鳩山さんは、小沢さんに出馬しないよう説得するつもりだろう」との見方を示した。

一方、菅首相は、24日夜、自らのグループメンバーとの会合に参加し、足場固めに余念がない。

24日午前には、23日に引き続き、1年生議員との懇談を行った。

民主・柴橋正直議員は「私は菅首相を支持します」と述べた。
民主・山尾 志桜里議員は「任期ある3年というスパンでもって、全員で政策を実現していこうと」と述べた。
「任期中、解散しない」という意向が功を奏したのか、「囲い込み」は、着実に成果を上げているとみられる。

一方の小沢前幹事長サイドは24日、予定されていた山岡副代表による新人議員らの勉強会は中止。

小沢前幹事長本人は、事務所で達増(たっそ)岩手県知事や、桜井議員らと面会した。
達増拓也岩手県知事は、「すでに総理大臣になっているかのような、そういうオーラを感じました」と述べた。

民主・桜井 充政調会長代理は「(党内の権力闘争については?)一応その点も(話を)してまいりました。『困ったなあ』とおっしゃってましたけど」と述べた。

両陣営の新人議員争奪戦が過熱している。

●【主張】民主党代表選 第三の候補はいないのか
          産経 2010.8.25 02:48
 民主党代表選は、菅直人首相の出馬表明に続き、小沢一郎前幹事長の動向に注目が集まっている。だが、両氏のいずれにも、日本丸のかじ取りを担うことには強い疑問を呈したい。

 菅首相は参院選で大敗し、国民の信を失ってしまった現実をどう考えているのか。敗北のけじめをつけないことで、2カ月以上の政治空白をつくることになった。その責任はきわめて大きい。

 小沢氏は自らの政治資金管理団体をめぐる政治とカネの問題で、東京第5検察審査会から「起訴相当」議決を受けている。同審査会が同じ議決を行えば「強制起訴」となる。一連の事件では国会議員を含む元秘書ら3人が起訴されている。政治的かつ道義的責任をあいまいにし、疑惑の渦中にある人物は、日本の指導者になる資格はないといってよい。

 両氏とは別の第三の候補者が出馬して、日本をどうするかを語ることこそがいま、求められている。民主党は国民の意識と乖離(かいり)している現実を直視すべきだ。

 首相の言動のいいかげんさを示すのは、23日の新人議員との懇談会で、「小沢前幹事長も含めて前向きな態勢を作る」などとした発言だ。首相支持派と反対派による党内対立の拡大を懸念する新人らの不安を考えたのだろう。

 だが首相は2カ月前、「小沢氏はしばらく静かにしていた方がいい」と語り、政権運営で小沢色を払拭(ふっしょく)する考えを示していた。挙党態勢に言及し、小沢氏に配慮を示すことで代表選を乗り切りたい思惑なのだろうが、こうした発言のぶれを露呈していて信頼を得られるだろうか。

 一方、小沢氏支持グループは、検察審査会が小沢氏の刑事責任の有無を検討していることは、代表選出馬の妨げにはならないと主張している。

 また、小沢氏は衆院選マニフェストの修正の動きを牽制(けんせい)し、公約実現を主張している。だが、子ども手当などのばらまき政策の財源難に対し、小沢氏はムダの排除で生み出すことができると主張してきた。実際にはそうはならず、ガソリン税などの暫定税率廃止も撤回した。政策的な疑問や矛盾を放置しているにすぎない。

 再選を目指す首相以外に、取りざたされる対抗馬が小沢氏だけという現状を憂慮する。民主党のあり方が根本から問われている。

●小沢氏、25日に講演 出馬の有無言及か
            2010/08/24 18:38 【共同通信】
 民主党代表選は25日で、告示まで1週間となる。出馬が確実なのは再選を目指す菅直人首相だけで「対決の構図」は未定だが、首相に批判的で、動向が注目されながら代表選に関して沈黙を守ってきた小沢一郎前幹事長が25日午前、自らが主宰する政治セミナーで講演する。出馬の有無について言及するのではないかとの見方があり、これまで模様眺めだったグループの注目が集まる。

 首相は24日午後も、党所属新人議員との対話集会を行った。集会は23日に続き2日目。午前と午後の計2回で、衆院当選1回の議員合わせて26人が出席した。前日と合わせ参加者累計は67人。25日も集会を続ける。

 集会では次期衆院選を2013年まで先送りするとした前日の発言に関連し、新人議員から「参院で与野党が逆転しており野党が法案に反対したら行き詰まる。考えが甘い」と真意をただされる場面も。首相は1998年の金融国会を引き合いに「お互いがぶつかって何も決まらないのを国民はよしとしない。楽観も悲観もしない」と自信を示した。

●みんな・渡辺代表「小沢氏は張り子の虎」
       2010年8月24日11時22分 読売新聞
 みんなの党の渡辺代表は24日朝のTBSラジオ番組で、民主党代表選への出馬を検討している小沢一郎前幹事長について、「自分の力を実力以上に見せる力がある。『張り子の虎パワー』だ」と述べ、実力が過大評価されているとの見方を示した。

 その上で、「張り子の虎パワーを維持するため、権力奪取と政策実現のどちらが表(目的)で、どちらが裏(手段)かよくわからない。これが小沢さんの不幸なところだ」と指摘した。

●小沢氏は「張り子の虎」 みんな・渡辺代表
          2010/08/24 10:32 【共同通信】
 
●新人議員の支持拡大、首相が淡々と戦術進行
          2010年8月24日22時07分 読売新聞
 菅首相は24日、民主党の当選1回の衆院議員との懇談会で、自民、公明両党との連携で衆参の多数派が異なる「ねじれ国会」を乗り切る意向を示し、新人議員の不安払拭(ふっしょく)に努めた。党代表選(9月1日告示、14日投開票)では、小沢一郎前幹事長の出馬は困難だという見方が出ており、党内では「首相は再選に向け、地歩を固めつつある」という声が強まってきた。

 2日目となった24日の懇談会には、午前中に19人、午後に7人が参加した。7月の参院選で初当選した議員も対象だったが、この日は参院議員は来なかった。

 出席者によると、首相は午前中には、「野党との協議はどう進めるのか」と尋ねた出席者に、「自民党、公明党、そういったところと話し合って乗り越えていきたい。景気対策も含めて野党としっかり協議したい」と述べた。みんなの党との連携には、「少し政策がとがっているかなあ」と慎重な姿勢を示したという。

 午後には、首相は1998年の「金融国会」の話を持ち出し、参院で過半数割れしていた与党・自民党が民主党など野党の修正案をほぼ丸のみするなどして乗り切った経緯を説明した。そのうえで、「追いつめられて選挙とならないよう、しっかり頑張っていきたい」と、任期満了近くまで衆院を解散しないとした前日の懇談会に続き、早期解散を重ねて否定した。

 首相の一連の発言は、「菅降ろし」に向けて若手議員の不安をあおる小沢一郎前幹事長のグループを意識したものだ。

 小沢氏の出馬を求める同グループの山岡賢次副代表は「菅首相では野党と協議が進まず、『追い込まれ解散』になる」と主張している。公明党の支持母体である創価学会とパイプを持つ小沢氏が首相になれば、「ねじれ国会」も乗り切れる、というわけだ。

 選挙基盤の弱い新人議員にとっては、早期の衆院選は避けたいところだ。首相の発言は、こうした新人の不安を打ち消すことで、支持を自らに向けさせようとする狙いがある。

 実際、24日の懇談会の出席者からは、「首相の話を聞き、『これならいい』と確信を得た」(石田芳弘氏)、「今日、固まった。ぜひ菅さんを支持したい」(柴橋正直氏)などの声が上がった。首相と距離を置く議員はもともと懇談会を欠席していたという見方もあるが、菅グループでは「首相の人間性を分かってもらえたようだ」と手応えを感じている。一方、小沢グループの幹部は「首相の発言は願望でしかない。首相の思惑通りに政局が進む保証はどこにもない」と反発している。

●小沢氏「一両日中に判断」=代表選、出馬困難な見方強まる-鳩山氏25日首相と会談
        時事 2010/08/25-01:55
 民主党の小沢一郎前幹事長は24日夜、都内のホテルで鳩山由紀夫前首相と会談し、9月の党代表選に出馬するかどうか「一両日中に判断する」と表明した。また、「状況を判断した上で、鳩山氏と相談したい」とも語った。会談には鳩山氏側近の平野博文前官房長官、小沢氏側近の樋高剛衆院議員が同席した。

 代表選は、再選を目指す菅直人首相の対抗馬として、小沢氏が名乗りを上げるかどうかが焦点。党内では出馬した場合、首相支持派と小沢氏に近い「反菅」勢力の間で深刻な亀裂が生じる可能性が指摘されている。このため、鳩山氏が対立回避へ仲介に乗り出した形で、同氏は25日には首相とも会談する方向で調整している。

 鳩山氏は小沢氏との会談で、現時点で首相の再選を支持する立場に変わりはないことを伝えた。また、鳩山グループは24日夜、都内で幹部会を開き、代表選で小沢氏の出馬は好ましくなく、首相と小沢氏の対決は避けるべきだとの認識で一致した。小沢グループとの連携を視野に入れていた鳩山グループが小沢氏に距離を置く姿勢に転じたことで、同氏の出馬は困難との見方が強まっている。

 党内では反菅勢力を中心に、代表選後に想定される党役員・閣僚人事での処遇を念頭に「挙党態勢」構築を求める声がある。首相の再選を支持している鳩山氏も挙党態勢づくりを条件としており、こうした声に首相がどう対応するか注目される。

 首相は24日夜、首相官邸で記者団に対し、「近いうちに鳩山氏と話をしてみたい」と語った。挙党態勢づくりに関し、首相は、23日から始めた新人議員との意見交換会で「みんなが前向きにやっていける態勢を築かないといけない」と柔軟に対応する考えを示している。
 
 ただ、人事で「脱小沢」路線を大きく修正すれば、首相の再選支持を表明している前原誠司国土交通相や野田佳彦財務相の各グループなどの反発を招くのは必至で、首相は難しい判断を迫られそうだ。

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05:54 from web
昨日のブログをツイッターに載せるのを忘れた⇒◆小沢一郎氏と代表選/側近「代表選で負ければ党を80人も出れば民主党は野党」/大臣は訴追を免れる ⇒http://bit.ly/a6PGzt
12:41 from web
賛成するかしないかはともかく、地方自治の一つの実験とみるしかない⇒◆阿久根市/知事は面会拒否・専決副市長には係長以下で対応・名刺も渡さない⇒http://blog.goo.ne.jp/teramachi-t/e/cbbe14d891f2e8f2d19b2e09d61da747
by teratomo on Twitter

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 何が起きるか分からない鹿児島県の阿久根市。
 今度は、知事側まで異様な動きを始めた。

 昨日23日、阿久根市長が県庁に知事に面会に行ったけれど、断られたという。
 厳密にいえば、
   朝8時半に市側がアポをとったら、
   9時ごろに県側が『会わない』と断りの知事の回答を伝えた、
   それでも、出かけた市長らは、やっぱり拒否されて、
   市長は久しぶりに記者会見。

 そんなことらしい。

 知事は、20日の定例記者会見で、
 専決で「副市長」に就いている仙波氏に関して回答。
   「阿久根副市長就任、議会同意なければ認めぬ 鹿児島知事」
   「阿久根副市長の専決選任 知事『法的効力怪しい』 会見で表明 『議会同意が常識的』」
   ・・・

 しかも、副市長から、電話や突然の訪問があったときの対応まで内緒で県庁職員に指示。
   県職員に伝えられた指示は

  「課長補佐以上は名刺を渡さない」
  「(議会の同意を必要としない)一般職員として対応する」   「電話がかかっても上司につながない」

 といった内容だったという

 これら方針を受けて、市長と副市長は知事を訪問。
 市側は23日朝に県庁に連絡し、面会を申し込んだという。

  知事が面会を拒否する理由として、
  県は〈1〉日程が調整できない
  〈2〉竹原市長のリコール(解職請求)運動が始まっている――としている。


 どちらもエスカレートしていく感じ。

 市長は、会見で、議会を招集しなかった理由について次のように述べたらしい。

  「議会に専決処分を報告すれば否決されると思っていた」と説明。
 その後「地方自治法に(専決処分の)優先が認められていることが分かった」として、招集を決めた


 ・・・・こんな理由付けではいかにも、こころもとない。

 ともかく、副市長選任について市は、明日25日と26日に予定される同市の臨時議会で報告、同意を求めるらしい。
 しかし、議会の多数を占める反市長派は「選任の専決」には、不同意、不承認の姿勢。

 すると、知事の今の言い分は続くことになる、
 もしくは、「承認されなかった」ことで、知事は「今の仙波氏の副市長職は架空・虚構」と主張するかもしれない。

 ところで、副市長の仙波氏は
 「市の財政が厳しい中、負担をかけたくない。専決処分で副市長に選任されたことをめぐり、住民訴訟も想定されるので給与を受け取らないことにした」
 という。
 一応、不測時への用意はしておこうということか。

 以下に、これらの元記事を記録。

 どうみても、背景には、「リコール中」というタイミングがある。

 なお、こちらは、今日は9時半から議会の「行財政改革特別委員会」の会議がある。

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●阿久根市副市長選任 鹿児島県知事「議会の判断仰ぐべき」
              2010/08/20 17:29 【南日本新聞】
 阿久根市の竹原信一市長が専決処分で仙波敏郎氏を副市長に選任したことについて、伊藤祐一郎知事は20日の定例会見で、法的に問題があるとの認識をあらためて示した上で、「副市長選任の議案を出し、議会の判断を仰ぐべきだ」と述べた。

 副市長選任について市は、25日、26日に予定される同市の臨時議会で報告、同意を求める。

 伊藤知事は「臨時議会の招集請求を無視した違法状態で行われた専決処分であり、現段階で副市長としての法的効力は非常に疑わしい」と指摘。「副市長選任の議案を市が出し、議決を諮れば法的問題は解決する」と話した。

●専決処分の阿久根副市長選任「問題ある」と知事
      2010年8月20日19時10分 読売新聞
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が議会を招集せず、専決処分で仙波敏郎氏を副市長に選任した問題で、同県の伊藤祐一郎知事は20日の定例記者会見で、「違法状態でなされた専決処分は、法律的に問題がある」と述べた。

 伊藤知事は「臨時議会の招集請求を無視した形で、選任が効力を持つのか、極めて怪しい」と地方自治法違反の疑いがあると指摘。25日から同市の臨時議会が開かれることから、「改めて副市長選任の議案を出し、議会の判断を仰ぐべきだ」とした。

●阿久根副市長就任、議会同意なければ認めぬ 鹿児島知事
       朝日 2010年8月20日12時29分
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、議会を開かないまま専決処分で元愛媛県警巡査部長の仙波敏郎氏を副市長に起用したことについて、同県の伊藤祐一郎知事は20日の定例記者会見で「明らかに違法性が生じている段階での専決。効力を持つかは極めて怪しい」と話し、議会の同意がない以上、仙波氏を正式な副市長と認めない考えを示した。

 伊藤知事は「市職員としての選任は有効」としたうえで、「副市長になるためには議会の同意が必要。(25日の)臨時市議会で、副市長人事議案を市長が提案し、議会が可決すればすべて解決する」と話した。仙波氏自身が選任の有効性について「裁判所の判断に委ねたい」としている点については、「おもしろい考え方だと思う」と述べるにとどめた。

 仙波氏は2日に就任した。阿久根市の臨時議会が25、26日に予定されており、これまでに竹原市長が専決処分した件の承認を求めるが、多数を占める反市長派の市議らは、いったん否決する構えを示している。

●阿久根副市長の専決選任 知事「法的効力怪しい」 会見で表明 「議会同意が常識的」
       =2010/08/21付 西日本新聞朝刊=
2010年8月21日 00:50 カテゴリー:九州 > 鹿児島
 鹿児島県の伊藤祐一郎知事は20日の定例記者会見で、同県阿久根市の竹原信一市長が議会を招集しないまま仙波敏郎副市長を専決処分で選任したことについて「明らかに違法性が生じている段階での専決処分。法的効力を持っているのか極めて怪しい」と批判し、現段階では副市長としては認められないとの認識を表明した。

 竹原市長は市議会が地方自治法に基づいて6月に求めた臨時議会の招集を期限の20日間を過ぎても行わず、伊藤知事の2度にわたる是正勧告も無視して、7月25日に仙波副市長の選任を専決処分した。仙波副市長は今月2日に着任、公務に就いている。

 市側は25日開会予定の臨時議会で専決処分の承認を求める方針だが、伊藤知事は「あらためて選任議案を提出し、同意を得るのが常識的だ」との考えも示した。

 一方、仙波副市長の就任以降、竹原市長に昨年7月に懲戒免職処分とされた職員が復職し、臨時議会が開催予定になったことについては「正常化への道」と評価。仙波副市長が総務課職員などに労組脱退を求める発言をしたことについても「市長の判断だろうが、組織の中枢に立つ職員に対しては起こり得ること。(対象の)範囲は、それぞれの自治体で議論してほしい」と述べた。

●阿久根専決問題 「副市長扱いせず」 鹿児島県、職員に対応指示
            =2010/08/21付 西日本新聞朝刊=
2010年8月21日 09:36 カテゴリー:九州 > 鹿児島 社会
 鹿児島県が、同県阿久根市の竹原信一市長が議会の同意を得ず専決処分で選任した仙波敏郎副市長について「地方自治法上、副市長とは認められず一般職員として対応する」との方針を非公式に内部決定していたことが20日分かった。県幹部が明らかにした。この決定は今月2日の仙波副市長の着任後まもなく、出先機関も含めた大半の県職員に口頭で伝えられた。

 県幹部によると、竹原市長が伊藤祐一郎知事の2度にわたる是正勧告に従わないで議会を故意に招集せず、専決処分で仙波副市長を選任した行為を、県は「地方自治法違反」とみなし、副市長の地位の法的効力に重大な疑義があると判断した。

 県職員に伝えられた指示は「課長補佐以上は名刺を渡さない」「(議会の同意を必要としない)一般職員として対応する」「電話がかかっても上司につながない」といった内容だったという。

 伊藤知事は20日の記者会見で「明らかに違法性が生じた中の専決処分。副市長に法的効力があるのか極めて怪しい。(竹原市長が)市職員として選任したのなら有効だ」と述べた。

●鹿児島・阿久根市:副市長、県認めず 専決処分「無効」、係長以下で対応方針
        毎日新聞 2010年8月22日 
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が専決処分で副市長に選任した仙波敏郎氏(61)について、同県が「地方自治法上、副市長とは認められず、一般職員として対応する」との方針を庁内に指示していたことが分かった。今月2日の仙波氏就任後、県職員に口頭で伝えられたという。

 県幹部らによると、竹原市長が議長による議会招集請求に応じない地方自治法違反の中、専決処分した仙波氏の選任は「法的に無効の疑いが強い」と判断。「副市長扱いはしない」と総務部を通じ、口頭で出先機関も含めた全職員に伝えるよう指示が出たという。県幹部は「部局や出先機関によって『副市長』として扱うかどうか対応が混乱しないよう意思統一しただけ」としている。

 指示内容は、仙波氏から「あいさつしたい」と電話があっても絶対に係長以下で対応し断る▽突然の訪問にも係長以下で対応、一般職員も名刺を渡さない--など。県は指示を伝えた一部の会議で内容のメモを取ることも禁じたという。ある職員は「驚いた。デリケートな問題なので、県幹部も神経質になっているのでは」と話した。【福岡静哉、馬場茂】

●竹原市長が伊藤知事に面会へ=鹿児島県阿久根市
        時事 2010/08/21-02:16
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が市議会を開かないまま専決処分を繰り返してきた問題で、専決処分で副市長に就任した仙波敏郎氏は20日、竹原市長が23日にも鹿児島県の伊藤祐一郎知事を訪ね、是正勧告を受けたことに対し、市の対応を説明する考えのあることを明らかにした。

 仙波氏によると、竹原市長は伊藤知事に、25日に臨時市議会を招集することなどを報告する予定。
 竹原市長は議会側からの臨時議会招集要請を無視し続けたことなどから、伊藤知事から地方自治法に基づく是正勧告を2度受けていた。 

●鹿児島知事、阿久根市長との面会拒否
            2010年8月23日13時50分 読売新聞
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が議会を開かずに専決処分を繰り返し、同県の伊藤祐一郎知事から是正勧告を受けた問題で、竹原市長は23日、県庁を訪ね、25日に臨時議会を開くことを報告しようとしたが、伊藤知事は面会を拒否した。

 市側は23日朝に県庁に連絡し、面会を申し込んだという。知事が面会を拒否する理由として、県は〈1〉日程が調整できない〈2〉竹原市長のリコール(解職請求)運動が始まっている――としている。

 市側からは、竹原市長が専決処分で副市長に選任した仙波敏郎氏も同行。県は仙波氏の選任手続きについて「法的に無効の疑いが強い」と判断し、仙波氏を一般職員として扱う方針を庁内に指示した。

 面会を拒否された竹原市長は記者団に「知事にも考えがあるでしょう。特に言うことはない。リコールについて知事が踏み込んだ発言をすることは知事の値打ちを下げる」と話した。

 一方、伊藤知事は「パフォーマンスにはつきあえない」とのコメントを出した。

●臨時議会招集を報告=知事の面会拒否で説明-鹿児島阿久根市長
         時事 2010/08/23-18:06
 議会を招集せず専決処分を繰り返す市政運営が批判を浴びている、鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は23日、県庁を訪れ伊藤祐一郎知事に面会を申し入れたが、県側は拒否した。

その後、市長は県庁内で記者団に「臨時議会を開く報告などをする予定だった」と面会を求めた理由を説明した。

 市長が報道各社の取材に応じたのは、障害者差別とも取られる自身のブログの記述が問題化した昨年10月以来となる。

 市長の申し入れに対し、応対した県の布袋嘉之知事公室長は市長のリコール(解職請求)手続きが進んでいることなどを理由に会えないと回答。室長はまた「断っているにもかかわらずマスコミに話をした上で来るのは明らかなパフォーマンスではないか」との知事のコメントを伝えた。 

 市長は、専決処分を繰り返したことなどでこれまでに2回、知事から是正勧告を受けている。市長は記者団に対し、議会を招集しなかった理由について「議会に専決処分を報告すれば否決されると思っていた」と説明した。その後「地方自治法に(専決処分の)優先が認められていることが分かった」として、招集を決めたという。

 臨時議会は25日に開かれ、市長は26日の議会終了後に記者会見することも明らかにした。

●専決処分は「市民のため」 阿久根市長が会見
        2010/08/23 17:33 【共同通信】
 知事に面会を拒否された後、記者会見する鹿児島県阿久根市の竹原信一市長。左は専決処分で副市長に選任された仙波敏郎氏=23日午後、鹿児島県庁

 市職員のボーナス半減や、議員報酬の日当制導入などの専決処分を乱発してきた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が23日、臨時議会招集を報告するため県庁を訪れたが、伊藤祐一郎知事は「直接請求(リコール)の手続きが開始されている」として面会を拒否した。

 その後、竹原市長は県庁で記者会見。議会を開かず専決処分を繰り返した理由を「市民のためにやっている政策を議会が否決してしまうため」と説明し「(官民の)格差是正を掲げ当選したので、公約を否定することはできない」と主張した。

 25日の臨時議会招集について、竹原市長は会見で「議会で不承認となったら専決処分が無効になると思っていたが、『専決が議会に優先する』と聞き、開かない理由がなくなった」と話した。

 竹原市長はこの日、専決処分で副市長に選任した仙波敏郎氏とともに県庁の知事公室を訪ねたが、伊藤知事は面会に応じなかった。

 伊藤知事は7月、竹原市長に2回にわたって地方自治法に基づく是正勧告を出し、臨時議会を開くよう求めていた。仙波氏の副市長選任についても「違法性が強い」と批判している。

●阿久根市長、今度は「司法尊重」… 副市長専決の適否で
      2010年8月23日20時1分
記者会見をする竹原信一市長(右)と仙波敏郎氏=23日午後1時24分、鹿児島県庁の県政記者室

 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が23日、専決処分で副市長に選任した仙波敏郎氏(61)とともに鹿児島市の県庁を訪れた。竹原市長は「25日に臨時市議会を開くことを報告に来た」と伊藤祐一郎知事との面会を求めたが、知事は「(市長の解職を求める)直接請求(リコール)が始まった段階であり、お会いできない」と断った。

 竹原市長らの訪問は、伊藤知事が20日、専決処分による副市長選任を「違法性が強い」と指摘したことに抗議する目的もあったという。竹原市長は面会を断られた後、県庁で会見し、「法治国家であり、(選任が)違法かどうかは司法が判断することだ」「知事でも、政府高官でも(違法かどうかは)言えない」と語った。

 面会の申し入れはこの日午前8時半ごろにあり、県側は同9時ごろ「お会いできない」との知事の言葉を伝えたという。しかし午後1時すぎに竹原、仙波両氏は県庁5階の秘書課を訪ね、取り次いだ知事公室長に「知事は公の場で『副市長選任は違法性が高い』とコメントした。これは、リコールの応援をするものだ」と抗議した。

 知事公室長は伊藤知事の言葉として、「はっきり『お会いできない』と言っているのに、あえてお見えになるのは、明らかなパフォーマンスではないか」と伝えた。


 竹原市長は昨年12月に障害者の出生を否定するかのような自身のブログが問題になってから、一部の報道機関を除き、取材に応じなくなっていた。報道陣に「なぜ今日は会見に応じたのか」と問われると、「うその記事を書いたり、本当にひどかった。マスコミに対する不信感だ。それは払拭(ふっしょく)されていない」などと述べた。

 また、仙波氏を専決処分で選んだことの適否について、竹原市長は「司法判断を尊重する」と説明。懲戒免職にした係長(今月復職)を巡り、これまで、復職などを命じる司法判断を無視していた点との整合性を記者に問われると、「別の次元の話だ」と反論した。

●竹原阿久根市長との面会拒否=「リコールに影響」と説明-鹿児島知事
              時事 2010/08/23-11:53
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が23日、伊藤祐一郎県知事に面会を求めたが断られていたことが同日分かった。市長の専決処分で副市長に就任した仙波敏郎氏が明らかにしたもので、市長は議会を招集せず専決処分を繰り返し、知事から2回是正勧告を受けていた。また、市民団体が市長のリコール(解職請求)に向けた署名集めを行っている。

 県は面会を断った理由を「市長の解職請求の手続きが進行しており、影響を与える可能性があると判断した」(秘書課)と説明している。市長は25日に臨時議会を招集することなどを知事に説明する予定だったという。

●阿久根市長 委員会出席また拒否 保育園補助金問題の審議で 職員も命令で欠席
    =2010/08/20付 西日本新聞朝刊=

●「阿久根市に負担かけたくない」 仙波氏が給与供託
           南日本 (2010 08/21 06:30)
 阿久根市の副市長に選任された仙波敏郎氏は給与支給日の20日、月額給与38万400円のうち、社会保険料に当たる共済掛け金を引いた残額を、鹿児島地方法務局川内支局に供託した。

 仙波氏は「市の財政が厳しい中、負担をかけたくない。専決処分で副市長に選任されたことをめぐり、住民訴訟も想定されるので給与を受け取らないことにした」と話した。

 また、職員人件費の張り紙をはがしたとして懲戒免職処分となり、判決に基づき復職した男性職員(46)に対して同日、7~8月分の給与が支払われた。市が支給しないとして、裁判所に市の口座差し押さえを求めていた給与(3~6月分)と夏季賞与も、同日までに支払われた。

●阿久根市長が26日記者会見 事前に選別、再質問認めず
         2010/08/20 23:56 【共同通信】
 マスコミ批判を重ねてきた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、同市議会の26日の臨時議会終了後に記者会見を開く。一部のテレビ局や雑誌などを除き、竹原市長が報道各社の取材に応じるのは、昨年11月に自身のブログに障害者差別ともとれる記載をして問題となり、取材拒否して以来。

 ただ、今回の会見は報道各社が事前に提出した質問から市長が選んで答える形式といい、住民による署名活動が始まったリコール(解職請求)問題など“際どい”質問に市長がどこまで応じるかは不透明だ。

 市長の専決処分で副市長に選任された仙波敏郎氏は、事前の質問提出について「質問の重複を避け、明確に回答するため」と説明。市長の回答を受けての再質問は想定していないという。

 一方、仙波氏は23日に竹原市長と県庁を訪れ、伊藤祐一郎知事に臨時議会招集や市政運営などについて説明したいとの意向を示している。

 竹原市長は今年3月、「マスコミが議場にいる」を理由に市議会を欠席。6月定例議会も招集せず、議員報酬の日当制導入や職員のボーナス半減などの専決処分を繰り返した。

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