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てらまち・ねっと



 昨日5月30日、三重県の津地方裁判所に行政訴訟を起こしました。
 提訴期限の5月31日の前日でした。(訴状などは文末にリンク)

 フェロシルトの問題に関して、三重県と石原産業の関係に緊張感がない、若しくは蜜月だとの批判があります。
 昨年11月、兼松さんと、三重県と石原産業の共同研究について、三重県知事に「三重県と石原産業の共同研究のうちフェロシルト(無機性汚泥)に関して保持するもの」と記入して情報公開請求したところ、非公開部分がたくさんありました。その主たる部分は、なんと「請求されていない情報だから」、というのです。
条例上は、個人情報など非開示事由に該当しない限り公開義務があるにもかかわらず、「(請求)対象外」と多くを非開示としたことは信じられません。

 1985年度から当時の三重県環境科学センターや県工業技術センターなどが、石原産業四日市工場から年間約30万トンもの大量に排出されるフェロシルトと似た成分の産廃汚泥「アイアンクレー」の減量化について、再利用方法の研究をしていたとされています。
 2002年度からは、「産業廃棄物抑制に係る産官共同研究事業」として石原産業のフェロシルトなどを使い植物育成効果に関する研究を行い、植物の生育「抑制」効果があることが判明したにもかかわらず公表しなかったこと、その後にフェロシルトをリサイクル認定したこと、などなど、三重県と石原産業の関係には、懸念されることが多々あります。
 今回の私たちの情報公開請求に対する多くの非開示処分。直感的に、これは変な共同研究を他にもやっていて、それを隠したいのではないか、と受け止めざるを得ない心境です。開示されていない部分に、「何もないかもしれない、でも、何かあるかもしれない」。

 ところで、石原産業は5月21日に愛知県瀬戸市分の撤去命令の取消を求めて、愛知県知事を被告として行政訴訟を提起しました。意外です。

 この際だから、私たちは、三重県知事の非開示処分が違法であるとして被告を三重県知事として訴え、取消決定を得て、その結果として、三重県の共同研究の実態を明らかにしたいと考え、今般、津地方裁判所に行政処分取消訴訟を提起することとしました。
 5月30日(火)午後1時から裁判所に訴状提出。
 入るところは、3社のテレビカメラさん。
 午後2時からは、三重県庁で会見。4社のテレビ、16人の記者の皆さんでした。

 訴訟は、通常は、1ヵ月後くらいに第一回目の弁論が開かれます。
 詳しい内容は、下記のとおりです。

   訴状 PDF版(1.46MB)
   訴状添付の別紙 (非開示決通知書です) PDF版(75.4KB)
   証拠説明と書証趣旨の説明 PDF版(1.88MB)
   証拠 甲第1、2号証 PDF版(179KB)

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 庭の白い花を簡単に紹介します。
エゴノキ
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


バイカウツギ 

ゆず 

これ何 ?   これで分かる人はすごい。


ところで、うちの特製の選挙カーは皆にレンタルしています。
いろいろと工夫してあるこの車、詳しくはあらためて紹介。

本来は、うちの自宅まで、取りに来て、また返しに来て頂きます。

今回は、北陸の自治体合併後の初の議員選挙ということで、残り1ヶ月、大混戦で苦戦している友人のところに、「頑張って!」の意味を込めて届けてあげることにしました。

昨日、岐阜から運転してきて、途中3桁の国道が崩土で通行止め、それで8号線経由で目的地に到着。約4時間。その後、スタッフらに、実地込みでレクチャー。

今日は、このあと、午後1時に三重県知事の情報非公開処分の取消訴訟を津地裁に提起。2時に三重県庁で会見。訴状を持ってきているので、このまま三重県に行きます。夜、名古屋市内で所要を済ませて帰宅予定。
 

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 愛知県職員が、フェロシルトを掘り出して袋詰めしたら『撤去済み』と認識するといっていた問題があります。
   5月17日ブログ フェロシルト、愛知県知事は見解を修正。石原産業は処分場を契約。仮置き場増設

 石原産業に撤去命令の 5月22日のブログ 取消訴訟の被告された愛知県知事 、訴えられる前の会見がアップされていましたので紹介します。

 なお、私 (県民ネット) と兼松さん (市民ネット) は、あす5月30日、石原産業と三重県の共同研究がらみの情報公開請求に対する非公開(非開示)処分に対して、その取消を求める行政訴訟を提訴します。訴訟類型としては、石原産業が愛知県知事を被告にしたのと全く同じです。
 原告石原産業 vs 被告愛知県知事、かたや、原告は住民 vs 被告三重県知事。
 法律が定める提訴の期限は「行政処分から6ヶ月」なんですが、石原産業はその最終期限日に訴状を提出しました。私たちは、最終期限日の1日前に提出する予定です。
 今回、ちょっと、妙な構図ですね。
 30日は、午後1時に津地方裁判所に訴状を提出、2時から三重県庁で記者会見のセッティング。訴状などのデータは、報道された後にインターネットに載せる予定。

● 平成18年5月15日(月)午前11時  愛知県知事定例会見  5.フェロシルトの撤去について  知事のページ
【記者】 瀬戸市北丘町のフェロシルトの撤去期限は今日の15日。おそらく期限は守られてなかった。そのことについての所感と、また、地元で一応袋詰めにしたが、地元や一部の団体からは、現場から運び出されていない状況は撤去とは言えないという指摘も出ている。今後、どのような考えで、どう対応されるか。
【知事】 瀬戸市北丘町の現場は今日が期限で、まだ全面撤去には至っていない。大変残念で、遺憾。
 いろいろな事情はあるにしろ、今日現在、撤去は完了できなかった。この北丘町については、我々も憤りを持っておるが、何よりも少しでも早く撤去してもらうほかない。そのために、きちんとした石原産業に対する対応をしていかなければならない。
 問題は現場から搬出する条件として、持ち込み先の処分場の確保、一時の保管場所も含め、これをきちんとしなければならない。長久手町の方が終わって、搬出車両は現在、一日66台だったが、この北丘町にシフトして、こちらの方で集中的にやっている。どこへ持っていくのか・・九州などへの話も港湾の関係、あるいは廃棄物の関係、それぞれいろいろな法手続があるようで、まだ十分な量が持ち込めるだけの体制になっていない。そういうこともできるだけ速やかに状況を整えて、実施に移していただくことも必要。
 一体全体いつまでにできるのか、改めて会社の方にはそうした計画をきちんと出してもらい、今後の見通しをつけていただく。
 それから、バラであれ、袋詰めであれ、現場からきちんと搬出して、初めて撤去という状況になる。これまで、その辺り、言葉の上で若干曖昧な部分があったが、やはり地中に埋められているという状況が一番深刻な状況。撤去の前提として、袋詰めは今もいろいろな現場でやっているわが、ある程度隔離し、いつでも搬出できるというような形に持っていくことによって、現場での掘り起こしだとか、そうした作業の見通しがついた中で、不正確に申し上げたところがあったのかわからないが、厳密な意味では、御指摘のとおり、(バッグ詰めは)撤去だと言えないと考えている。
 このバッグ詰めも、やはり持って行き先の問題。石原産業の四日市工場の方もより拡張してもらうように、これはもう強力に求めていく。
 九州の方の処分場、今後のことを考えると、九州や今一部持って行っている関東、千葉県でしたか、こちらだけでももちろん足らないので、持って行き先、処分場の確保が大きな課題になる。これは、石原産業が責任持ってやるべき仕事。

【記者】 埋設量が大量である瀬戸市幡中町の現場については、地元などでは、そのまま置いていかれるのではないかという不安の声もある。これもあくまでも撤去なのかという県の考え方は。
【知事】 現時点で、県の基本的な考え方は撤去を念頭に置いている。地元が学者の先生方にも入ってもらい検討会を作って、フェロシルトを全部搬出すると二次的な環境影響も出るだろうということの心配の中で、何とか現場で収まる方法がないのかという議論が始まっていることは、もちろん承知しているが、まだその中身が進展したわけでもない。具体的な提案が地元から県にあったわけでもない。現時点では、やはり現場での撤去を念頭に置いて、対応している。
 そうした中で、今、北丘町を中心に、いろいろな撤去作業、袋詰め作業を進めているが、幡中町の現場においても袋詰めの作業を始めた。これは、九州その他いろいろな所への搬出が可能になれば、いつでも簡易に持って行ける。
 ただ、こちらは量が桁違い。桁違いという意味は、フェロシルトが塊としてではなく、土砂と混ざって埋め立てがなされいるので、土砂の量が膨大だという意味。しかし、それも、土砂も一緒に搬出しないとフェロシルトの撤去にならないから、そういう意味で大変な量になる。袋詰めの方は、今日から5チームでやる。


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 ユリノキ。街路樹にも使われ、蜜が多く、養蜂に欠かせないとも聞きます。特に東京都内に多いとか。うちは、畑の一番南に植えています。

(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)



今年は、じっくり撮りたい     (と思っていました)。
ひとつの花に盃(さかずき)いっぱいぐらいある
とまでいわれる蜜も吸いたいと思っていました。

でも、スズメバチが花をしっかりガード。
花に手をふれるとブゥーン、ブゥーン・・・
ホントに怖かった。

でも、スズメバチは、私が「写真を撮ること」は感知せず。
完全にリークされている、との感(観)。

去年は、ハチがいた記憶はないのに、シャクなこと。
  


   フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
・・・ユリノキ(百合の樹)は、モクレン科ユリノキ属の落葉高木。ごく近縁な種に、中国の揚子江以南に自生するシナユリノキ(L. chinense)があり、これは典型的な隔離分布の例で、大陸移動の生物的証拠であるとされる。
•原産 北アメリカ 中部 (明治初期に渡来)
•5~6月頃、枝先に直径6cmくらいでチューリップに似た形の、付け根近くにオレンジの斑紋のある淡い黄緑色の花を開く。雌蕊が円錐形に集合したものの周囲を、多数の雄蕊が取り囲んでいる。 
•性質 生長が速い。
•材 器具・建築・合板・楽器・ソーダパルプ
•別名  ハンテンボク(葉の形が半纏に似る)   チューリップツリー(花がチューリップに似る)  レンゲボク


やっぱり、芯はモクレンの仲間の風格。
  

  



   日本の母樹は新宿御苑にある 
・・・海外から輸入された多くの樹木がここで育てられ、苗木となって日本各地に広められていきました。したがって、新宿御苑には樹齢100年を越える、巨樹大木の宝庫になっています・・・

縦に伸びてくれると花が観賞できませんから、
うちでは樹の芯をとめて枝を横に広げています。
それでも高い樹。
  


   ある解説
・・・ユリノキはコブシやオガタマノキなどとおなじモクレン科に分類されていますが、ガク、花弁、離生した多数のおしべ、めしべが花床にらせん状に配列しているなど、それなりの共通点はあるものの、一見しただけでは類縁関係がピンときません。一番違うところは、モクレン属やオガタマノキ属では果托に埋まった果実がわれて、中から水分の多い赤い種子が白い糸にぶらさがって出てくるのに対し、ユリノキ属では風散布ができるように翼をもった乾いた果実がらせん状に配列した集合果になっていることです。
 公園などで普通にみかけるユリノキは北アメリカ東南部に自生する樹木ですが、これに極めて近い種類にシナユリノキ(L. chinense)があり、中国の揚子江以南に自生しています・・・



開花のステージ(いろんな段階の花を抜き出しました)
つぼみの元の方に見えるオレンジが、少しずつ増えます。
  

  


  

  
温帯の日本とは異質な雰囲気の
黄色の花弁に配色する鮮やかなオレンジ。
この熱帯を思わせるような品格は独特。



ほぼ開き切った同じ花を横から見るとこんな様子。
下から見ると、どんな様子にみえているかなぁ。。。
  



ハチを呼ぶユリノキの蜜。スズメバチがたくさん。
蜜を私には分けてくれません。

  (左) 基部にオレンジの見えていないツボミをカッターナイフでスパッと切ってみると・・・
    蜜は無い。
 (右) 基部にオレンジの見えたツボミをカッターナイフで切ってみると・・・
    切ると同時に、蜜が数滴こぼれ落ちてきました。
 もちろん、その指をなめました。


 蜜のあった花の方の雌しべをはずして横におきました。

 ビッシリの雄しべ


 オレンジのところに液体風に見える蜜(分かるかなぁ)



開いたばかりのどの花にもスズメバチ。
このころ、花床にたっぷりであろう蜜を、私には分けてくれない。
  

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 雨が多く晴れはわずか。その合間に撮りました。
 うちの枝垂れもみじは古木、ちしおもみじは20年くらい。

(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

彩りになる  ちしおもみじ  (漢字では・・・血潮、血汐、千汐)
 


やわらかな彩りの  べにしだれもみじ  (紅枝垂れ)
  


ヤマボウシ の花は白くなってきました
  

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 団塊の世代の皆さんのことが、いろいろな場面でとりあげられます。
 友人らでも、団塊の世代の人たちが好意的に参加して来てくれる、という声を時々ききます。地域活動への参加が期待されます。

 今年7月8日に 名古屋で講演 をお願いしている前宮城県知事の浅野史郎さんは、今年4月から慶応大学教授。各地に積極的にお出かけです。
 団塊世代の知恵や力を地域での市民活動に生かしてもらおうと、各地のNPOをつなぐ初めての全国組織として、NPO法人「地域創造ネットワーク・ジャパン」が設立されます。浅野さんはその代表に就かれるようです。

●「地域創造ネット」代表に浅野史郎さん 5月22日設立総会
 域創造ネットワーク・ジャパンの 呼びかけ
 地域創造ネットワーク・ジャパンの設立総会が5月22日に東京・霞ヶ関ビルで開催されることが決まりました。また、代表に前宮城県知事の浅野史郎さんの就任が内定しました。
 この件についてのお問い合わせは、NPO法人 地域創造ネットワーク・ジャパン設立準備会まで
  住所:港区六本木4-7-14みなとNPOハウスNPO事業サポートセンター内
  TEL:03-5414-2795 FAX:03-5414-2798

 域創造ネットワーク・ジャパンの 設立趣意書 や 計画書 定款 などのでているページ
   両者の関係は、私にはよく理解できていません。

● 団塊世代支援で初の全国NPOネット設立  2006年 4月22日 (土) 朝日新聞
 07年から大量退職期を迎える団塊世代の知恵や力を地域での市民活動に生かしてもらおうと、各地のNPOをつなぐ初めての全国組織として、NPO法人「地域創造ネットワーク・ジャパン」が5月に設立される。中核となる地域センターを全国約100カ所に設置。ボランティア活動に参加したい人やNPOを立ち上げたい人などの相談に乗り、退職シニアの地域参加を応援する。
 財団法人「さわやか福祉財団」、NPO法人「市民福祉団体全国協議会」(市民協)などすでに多くのシニア世代が活動している5団体の呼びかけで5月22日、東京都内で設立総会を開く。代表理事には浅野史郎・前宮城県知事が、副代表理事には作家の落合恵子さん、連合の笹森清・前会長らが就任する。
 5団体の地方組織や会員団体など計約3000団体の連携を足がかりに、シニア世代を対象とした相談・研修事業や人材・技能の登録などにあたる。全国ネットを通じ、シニア世代が参加したいNPOを探すための合同説明会や「地域デビュー」に備えた講座、NPOを設立する人のための研修会を開く際のノウハウなどを提供する。
 地域センターは、連合が地方組織改革の一環として再編を進める地域協議会の事務所を活用する計画。連合では全国106カ所の地域協議会をモデル指定し、全労済(全国労働者共済生活協同組合連合会)などと合同で7月から生活相談・サポート事業に取り組む。これに合わせて自治体などとも連携し、介護や子育て支援サービス、街づくり、環境保全など多様な活動情報を1カ所で得られるようにする。将来的には小中学校の校区ごとに全国1万~2万カ所、身近な情報交換の場も設けたいとしている。
 東京都が03年に実施した調査では、団塊世代でボランティアやNPO活動に参加している人は1割だったが、5年後のイメージとしてこうした活動に参加したいとした人は4割を超えた。
 関係者の間では、07年を前に、こうした意識をもつ人たちの参加を促す環境整備が急務との認識が広がる一方、団塊世代の企業などでの経験が、行政では対応しきれないサービスを地域で担う新たな「コミュニティー・ビジネス」の創造につながる可能性があるとの期待感が出ている。

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 ジャガイモの花が満開。
 品種が違うと花の色もこんなに違うのかと、今年、驚いています。
 ジャガイモもトマトもナスも、同じ「ナス科」。花の形は同系です。
 ナスはまだ、綺麗な花が咲いていなかったので、昨日は、撮りませんでした。

(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
  

  ↑       ↑       ↑
パープル。 インカのめざめ。 アンデスレッド

同じ「ナス科」のトマトの花


 2日晴れただけで、また「雨模様に」の予報。
 そこで、晴れているうちに、トマトなど夏野菜の整枝などの続き。
 2本仕立てにするトマトの側枝も順調に伸び、支柱も2本目を足しました。


庭の大きな桑の木。
昨年、陰がたくさんできるので、半分ほどの枝を切りました。
枝いっぱい実がついていて(一番拡大すると見える)、
既に自然落果を始めています。
 


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 石原産業による愛知県知事の撤去命令の処分取消を求める行政訴訟を突然に起こしたのは先日21日。
 もともとフェロシルトをリサイクル認定して問題の板印意拡大の発端となった三重県。しかし、三重県知事や行政にその責任の自覚が見えないことは昨年来指摘してきました。
 先の4月、5月の知事会見をみても、一連のフェロシルトの撤去の遅れ、三重県内の遅れについても、愛知県内の遅れについても、石原産業を擁護するかのような発言が続いています。
 加えて、三重県内の処分場で少しでも多量に引き取って、回収の促進に努めようとする姿勢は感じられません。
 石原産業を呼んで、岐阜県土岐市で開いた 3月25日の集会 でも、各地のフェロシルト撤去促進への三重県の積極的な行動を求めることが強く期待され決議されました。

 これらの状況認識から、 兼松さん と相談して、この際だから、愛知県知事も三重県知事ももっと頑張ってという意味で、三重県知事を訴えようかと・・・
 でも、石原さんみたいに裏をかいて突如として訴える、なんてことはしないので、こうやって予告。
 それで、今日は、急遽、訴状案作り・・・

● 知事「早急な撤去要求」 フェロシルト撤去問題
     5月23日中日
 土壌埋め戻し材「フェロシルト」の撤去に絡み、石原産業(本社大阪市)が愛知県を提訴した問題で、野呂昭彦知事は22日の定例会見で「愛知県(瀬戸市幡中町)の事案については、全量撤去は現実的ではない状況だと聞いている。私どもは現実的に可能な状況の中で、早急な撤去を求めていく」と述べ、措置命令に基づき期限内の全量撤去を求める愛知県との違いを強調した。(沢田敦)
 野呂知事は「例えばトラックで運び出す場合、大変な台数になって大気汚染も生じ、周辺住民の環境に影響が出る」と指摘。「県内は、当初計画の期限の8月末の全量撤去は困難ではないかと思う。最大限努力させ、現実的な修正計画を提出させたい」と述べた。愛知県瀬戸市の現場で取りざたされる封じ込め策については、県内では「検討していない」とし、従来通り全量撤去を前提に対応する方針を示した。
 フェロシルトをめぐっては、愛知県は廃棄物処理法に基づく措置命令を出し期限内の撤去を求めているが、県は措置命令を出していない。県内は亀山市辺法寺町といなべ市藤原町で撤去作業が始まっていない。

●三重県知事会見 平成18年4月18日会見から
     於 プレゼンテーションルーム

(質)昨日、愛知県で現地からの撤去以外に、その場でコンクリートで固めて処理をするとか、そういう学識者の方の案が出たことに対して神田知事さんがあくまでも全量撤去を進めるということでご発言された。例えば三重県で撤去が進まないということで、現地から撤去する以外に何か別の方法を検討されるようなことも考えのか、あくまでも全量撤去という形で進められるのか。
(答)愛知県のことについてとやかくコメントすることはできないが、三重県においては今は回収必要量が36万トン、そのうち既に回収されているのが3月末で約5.6万トン。これは順次この回収をやっていくということで石原産業に指導を強く行っている。まだ回収作業が始まっていないいなべ市藤原地区につきましては、地権者との協議が上手くいっていないので、回収が始まっていない。それから亀山は、今、地元亀山市のほう努力し、できるだけ早く回収作業に入れるようにしたい。三重県としてはこれまでの方針のように、順次早急に回収を行っていくように石原産業に強く要請をしている。

(質)あくまでも全量撤去というか、全量回収ということでよいか。
(答)愛知県のそういったことについては知らないし、その学者の人がどういう立場の人か、どういうふうにおっしゃったのか私としてはまだ聞いていない。

(質)亀山の遅れの理由は何か。
(答)亀山もやはり地権者やそういうところとのいろいろな話し合い。亀山市もいろいろと入り、ずいぶん話し合いを積極的に進め、まもなく回収に入のではないかという期待をしている。

(質)どこでもつれているのか。
(答)そういうわけではない。

(質)フェロシルトの産廃税の取扱いについて。
(答)産廃税は三重県としては産廃税そのものを産業廃棄物が中間処理ないしは最終処分場に持ち込まれた場合には、徴収するということになっている。条例に基づきまして、そういう状況があれば税の申告をしていただき納付を受ける。そのルールで全て対応していく。

(質)現実問題、かなり全量撤去というのは難しい状況になっていると思う。県として何か修正計画を出させたりとか違う方策を石原産業の方に考えるように伝える、そういったことはされないのか。期限内というか8月までは到底無理で、少々遅れてもちょっと難しい状況だと思う。
(答)とにかく一刻も早くということ。石原産業に係る処分場のいわゆる持ち込む先の確保の問題もあるかも知れないし、また地元の地権者等の理解、特に要請があって普通だと思うが、地権者との話がうまく行かないというようなことも、これも支障が出てくる一因になりる。

(質)石原の方から修正計画は出ているのか。
(答)聞いていない。
(答:環境森林部)出ていない。

●三重県知事会見 平成18年5月22日会見から
     於 プレゼンテーションルーム

(質)昨日、石原産業が愛知県に対し、瀬戸市にあるフェロシルトの撤去命令を取り消すように提訴をした。率直なご感想と、もしそういうことが三重県にあった場合、どのようにお考えになるか。
(答)愛知県の事案については、現実的に全量撤去という方法を考えたときに、例えばトラックでの運び出しは大変なトラックの台数になることで、大気汚染だとか周辺住民への環境の逆影響、そういうことも出るというような、少し現実的でないという状況もあるように聞いている。今の段階では、例の愛知県の瀬戸市の幡中町の事案以外については、石原産業は自主撤去の方針には変わらないという。この撤去量については、フェロシルトが販売された量に土砂等を混ぜて、2倍、3倍の量として使っていたり、それから境界線の所は土砂ももちろん余分に取らなければならないというようなことがある。そんなことから、全体の撤去量というものは相当多くなって、現実として多くせざるを得ない、多くなっている。とにかく最大限努力をさせて現実的に撤去計画、これは可能な状況の中で早急な撤去を求めていかなければいけない。

(質)現実的でないとは、石原がトラックを動かすことによって大気汚染の被害があるとかいう主張、そのことに対して現実的でないということか。
(答)そうではなく、撤去期限は撤去命令のもとで出されているがなかなか現実的に撤去が難しい。

(質)他の地域は三重県内を含めて、一応予定どおり全面撤去するという石原産業の言われていることを知事は信じられてるということか。
(答)三重県内においても、亀山市、いなべ市の事案、これは着手が非常に遅れてきている。近々、撤去が開始されるとは聞くが、当初計画の撤去期限である8月末までの撤去というのは、三重県においても物理的に困難ではないか。現時点では、最大限努力をした上で、現実的な撤去計画、修正計画を提出させるということであろう。

(質)それは瀬戸のように封じ込めのような、そういうことも含めて可能ということか。
(答)いや、そういう検討をしているとは聞いていない。

(質)石原産業が、言ってみれば出してきた撤去計画に間に合わないから、逆に提訴してやれと、「逆ギレ」みたいなところがあると思う。そういう石原のやり方に対してどう思われるか。
(答)愛知県の事例、ご指摘のとおりの状況なのかどうか、判断つきかねる。

(質)愛知県の方は、撤去が現実的に無理なら提訴の前に話し合いをすればいいのに、という。そうではなくていきなり提訴というのは、それについてはどう思われるか。
(答)それもよく分からない。ただ、愛知県の方ではいろいろ現実的な方法について、県も含めていろんな協議が行われつつあるということはちょっと聞いていたが、詳しいことは分からないし。私の方から答えられることではない。

(質)亀山、いなべを始め、8月までの撤去は現実的には不可能という、困難だということだが、現実的な撤去計画はいつまでとお考えか。
(答)時期は分からない。ただ、この2つの地域は特に地権者との交渉がなかなか進まなかったというような状況。したがって、早く着手できればかなり撤去は進んできた、もう既に進んできているはずであったわけだが、まだこれからだから、物理的にそれは期限内にということは無理な状況にある。

(質)知事は、愛知県の撤去命令というのは少々無理があったということか。
(答)私の方から、それについて論評することはできない。

(質)三田処分場の受入量だが、以前も「今後のことを考えて検討する」と言われた。今いろんな所で間に合わないことが分かってきて、何か変化はあるか。
(答)三田処分場でも、受け入れに限りがある。それから搬入方法だとかそういうことを考えると、今、現実的にやっているのが、その能力いっぱいという状況なのかなと思う。


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 山県市のテレビ局における公金の横領事件。
 昨日5月24日 に続いて、2日目の新聞です。市長の「お詫び」にもリンク。

 ・・・なぜ氏名を公表しないのか、市長ら処分が甘すぎる、金を返したら済むのか、二度と起きないようにしてくれ、他のところでもあるのではないか、毎年チェックしているのではないのかそれが何年もなんて、上司も知っていたのではないか、HP見てますよ・・・
 声が寄せられています。
 それらは、私に対しても向けられたものでもあると受け止めるようにしています。

 ● 分かりやすい他の自治体の公表基準の例
      厚木市・職員の懲戒処分に関する公表基準の改正について
 12月1日から懲戒処分(免職、停職)を受けた職員の氏名を公表するよう厚木市職員の懲戒処分に関する公表基準を改正します
・・・免職処分事案及び故意又は重大な過失による事件・事故のうち社会的な影響が大きな事案での停職処分は、実名公表とする。・・・公表は、処分後速やかに記者へ資料提供及び厚木市ホームページへ掲載することとし・・・・

 ● 平均的な例
      千葉県・職員の懲戒処分等に関する公表基準の制定について
 公務員倫理の確立と綱紀保持のより一層の徹底を図るため、懲戒処分等を行った場合は、原則として公表することとし、もって職員の公務員としての自覚を促し、不祥事の未然防止等に資することを目的として公表基準を制定し、今後はこの基準に則り対応する。
・・・社会的影響の大きな事件(収賄、横領、飲酒運転による交通事故等)に係る処分については、所属、氏名も公表する・・・・方法は、県ホームページへの掲載及び報道機関への発表又は資料提供により行う。


 05.24 中日
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


 05.24 岐阜   05.24 読売


   山県市のWebページ  (リンクが切れるといけないので、全文を下記に記録)
市民の皆様に心からお詫び申し上げます
-市職員公金等横領事件-

 合併して4年目、市民の皆様による「参画と協働」のもと、「山県市をさらに住みよいまちにしたい」という願いを共有しながら「安らかで快適な21世紀の住みよいまちづくり」に努めているとき、今回の有線テレビ局職員(2人)による公金等横領事件は『極めて残念で許しがたく』その責任者として心から市民の皆様にお詫び申し上げます。
 特に、地域情報化計画に基づき市全域への光ファイバーによる有線テレビ網の整備を行い、有線テレビ放送やインターネットサービス、IP電話サービスなどを提供する事業を推進していただけに、有線テレビ局において加入金等900万円余りの横領が発生したことは大変遺憾であります。
 職員(2人)は5月23日付けで懲戒免職、関係監督職員には厳しい懲戒処分を科すとともに、市長及び助役については6月定例会に給与の減額条例を提案します。
 なお、公金等の管理体制については厳しく点検し、二度とこうしたことを起こさないシステムづくりと体制確立に全力で取り組むと共に、綱紀粛正と倫理観の醸成に努め、市民の信頼回復に不退転の決意で臨んで参る所存でございます。
 また、有線テレビ事業につきましては、今後とも有線テレビやインターネットなどのサービス向上に努めてまいりますのでご理解をお願いいたします。

                      山県市長 平野元

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 フェロシルトの瀬戸市の分について、今回5月21日に石原産業が愛知県知事を訴えるという奇策?? 
 その背景、あるいは異議申し立て期限日の提訴に向けての布石は直前にもありました。
 瀬戸市での検討委員会の立ち上げに続いて、 
 (1) 撤去開始と同時に期限内完了は困難として、愛知県に延期の計画を示して拒否されておく
 (2) 埋設地の近くにある「クリーン開発」の処分場への搬入の準備
 (3) フェロシルト期限内撤去「めど付かぬ」と石原産業社長が辞任先送りの意向を決算発表の席上で表明。

 やっぱり、すごい会社だ。
   (明日のブログは、石原産業をかかえる三重県知事の動向について触れたい)

● (1) フェロシルト撤去開始 瀬戸・幡中、期限内完了は困難
   5月16日 中日
 土壌埋め戻し材「フェロシルト」の撤去が未着手だった愛知県瀬戸市幡中町で15日、製造元の石原産業(大阪市)による撤去作業が始まった。同日は50袋(1袋1トン)分を詰め、16日からは当面、1日当たり約70袋分を詰める方針だが、撤去期限である8月15日までの全量撤去は不可能とみられる。
 同所のフェロシルト埋設量は全国最大規模の約13万7000トン。土砂との混在分とを合わせた総撤去量は150万-300万トンと推定されている。
 愛知県と瀬戸市、石原産業などは4月中旬、「撤去方法等検討会」を設置。愛知県によると、石原産業は四日市工場への搬入量に制約があることから、福岡市内の業者と契約し、海上輸送で九州の最終処分場にも運ぶ方針という。
 また、瀬戸市北丘町の造成地からの撤去期限を迎えた15日夜、石原産業は住民説明会で「新たな期限を12月中旬とする計画を事前に県に示したが『遅すぎる』と不受理だった」と明らかにした。
 同所では搬出を見込む約15万トンのうち、15日までに撤去できたのは袋詰めした800トンを含め約2万5000トンにとどまっている。同社の安藤正義常務は「16日に県から対策の指導を受けた上で、早期撤去をあらためて検討し直したい」と陳謝した。
 さらに同所北側の同市余床町の造成地でも約1万5000トン分の搬出が必要なことが明らかになった。

● (2)「瀬戸市内で処分」提案 フェロシルト撤去で石原産業
   5月20日 中日
 愛知県瀬戸市北丘町の造成地に埋められた土壌埋め戻し材「フェロシルト」の撤去問題で、製造元の石原産業(大阪市)が、埋設地近くにある民間の産業廃棄物最終処分場に運び込む計画を県に示していたことが分かった。地元住民らは「瀬戸から撤去するのが筋で、とうてい納得できない」と、同社の方針に反発している。
 関係者によると、搬入先は埋設地の西約1キロにある瀬戸市余床町の「クリーン開発」の処分場。9月開設を目指し隣接地に第二処分場を造成中という。
 北丘町の造成地では2月中旬から撤去作業が始まったが、これまで撤去できたのは混ざった土砂を含む搬出見込みの約15万トン中、2万8000トンのみ。今月15日の撤去期限は守られず、新たな撤去期限も示していない。
 石原産業は四日市工場への搬入量に制約があるため、福岡市内の業者と契約し九州への搬出を始めた。撤去量が膨大であることから、瀬戸市北丘町では隣接地での“処分”も検討しているとみられる。
 一方で、まだ造成中の隣接の最終処分場への搬入を認めることは、撤去期限の大幅延長を容認することにもなる。愛知県幹部は「今の段階では、9月完成の第二処分場をあてにするような計画の相談には乗れない」とし、地元の男性は「(フェロシルトを)隣に持って行くだけ、というのは道義上受け入れられる話ではない」と批判している。

● フェロシルト期限内撤去「めど付かぬ」 石原産業社長、辞任先送りの意向
   5月20日 中日
 土壌埋め戻し材「フェロシルト」の撤去が遅れている問題で、製造元である石原産業(大阪市)の田村藤夫社長は19日、これまで同社が今年8月末としていた撤去期限について「めどが付かず、明言できない」と述べた。撤去量についても、90万トン超とされていたこれまでの見通しよりも増え、混ざった土も含めて総計107万トンに及ぶことを明らかにした。
 大阪市の大阪証券取引所で開かれた決算発表の席上で明らかにした。
 同社によると、フェロシルトが埋められた33カ所のうち、4月末までに撤去が完了したのは19カ所の計約32万トン。残る14カ所でさらに約75万トンを撤去する必要がある。
 同社は処分場を全国で5カ所確保しているが、田村社長は「この5カ所で残っている分をすべて受け入れるのは無理。ほかの処分場との契約は思い通りに進んでおらず、めどを付けてから進退を明らかにしたい。ご迷惑を掛けておわびする」と、辞任を先送りする意向を示した。
 田村社長は昨年11月の中間決算発表時には、撤去完了を見込んでいた今年9月までに引責辞任する考えを表明していた。
 決算によると、2005年度に撤去に伴って計上した損失は約326億円。同年度の最終赤字は約107億円となり、7年ぶりに赤字転落した。
 経営責任を明確にするため、役員賞与は全額カットする。

●提訴 5月21日のブログ

※ なお、(2)の処分場については、反対運動もある。 要望書
 「 一、同社は現行産業廃棄物施設から出す放流水による水質汚染が基準値を度々大きく超え、愛知県から施設の改善勧告や操業一時停止処分を受けている。・・・」


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 山県市の職員の公金の使い込み不正の発覚。
 今朝5月23日の新聞、夕刊に速報。 さらに 続報 5月25日
 市民の方からも、「どうなっとるんやっ!」「市は、公金をどう思っているのか!」「上司はチェックをしてたはずだろう!」「もっと。解明してくれ!」などと私にも電話が。

 岐阜県の予算は年間7000億円から9000億円程度。
 その岐阜県庁での先年の不正で、記憶では、千万前後の公金横領で、当該の相当の金員を弁済した後でも刑事事件として有罪になった例も。

 山県市の予算は100億円から150億円程度。
 800万円台とか100万円台とかの今回の横領の額、岐阜県の予算規模に換算してみれば、数億円から数千万円の額に相当。こんな大金になぜ気づかなっかたのかということは、誰しも思うところ。

 公金の帳簿上の記録と現金が異なることが無いのは、当然。
 それが見過ごされた。

 一般の議員は収支の全部の事実と公文書の整合は、通常は把握できない。
 監査委員ならできるかもしれないが。議員としての責任をぼかすつもりは無いけれど。

 今の山県市政になって 「職員が緩んでいる」 との指摘は、外部は無論、内部からも来ていた。今回の事件、2003年(H15年)4月に自治体合併した直後の2003年7月からだという。

 今回の事件にかかって、市長と助役の減給10分の1(2ヶ月)とは・・・

 山形県山形市に迷惑をかけた岐阜県山県市。

 ・・・とりあえず、新聞の速報で。
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

 5.23 (右)中日 (左)毎日

 5.23 朝日   5.23 岐阜

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 春は初物が多い。
スナック(スナップ)エンドウ
塩茹でして、スジはとらずに、片方の端をつまんで
クチの中に入れて歯でしごけば、すっととれる。
これが一番お手軽で美味しい。
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


新タマネギ
サラダや炒めてダシと卵で。
まだ収穫まで半月ほどあって、
茎葉はまだ柔らかいので、酢味噌のネギヌタに。
 

ルッコラ、春キャベツ
ドライトマト、ナッツ類にドレッシングのサラダを大鉢で。


アスパラ
塩茹での場合は油を少し入れて。
最近気に入っているのが、
バター(orマーガリン)とワイン蒸し焼き風(塩コショウ)


アスパラの知られざること

 アスパラの保存は、必ず、水で濡らしてから、袋などに入れて冷蔵庫に立てておく。
 その理由は、アスパラは新芽で勢いのある食べ物(植物)であること。
 温かいと、どんどん伸びようとして自ら消耗していき味が落ちる。
 横に置くと、この写真のように上に伸びようとして頭を持ち上げてきて、自ら消耗していき味が落ちる。
 宅配便で送るときは、クール便で「立てた状態」で送る指定が必定。


 ところで、アスパラは種を播いてから3年目あたりから収穫ができる気長な作物。あとは植えっぱなしで15年位採れる。あとは土が荒れるという。
 このブログのBOOKMARKのYoshiさんが、3年目に入った株を 今回、収穫途中で引越しさせた貴重な写真 。3年目で根がこんなに張っているという極めて珍しい姿。10年も経ったらどれだけの株張りになるか・・・

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 21日の突然の提訴。翌日の22日、石原産業社長らが愛知県庁を訪問、そのやりとりや知事の言動が報道されています。
 私の見たポイント。

▲5月23日中日
 ・予想外の提訴に態度を硬化させた県

 ・愛知県の部長「どういうことか真意が理解できない」「提訴された以上は県幹部をまじえての正式な交渉ごとはできかねる」「事務レベルで何が困っているのか話をしてほしい」

 ・石原産業の田村社長「瀬戸市が設置した検討で封じ込め方法を何通りか示し、理解を求める」

 ・瀬戸市長「あらためて全量撤去を求めていくことを確認」

 ・地元・菱野自治会フェロシルト対策特別委員長「各地で撤去が進む中、幡中だけ撤去しないのは通らない。安全といっても将来の保証はなく、聞ける話ではない」

▲5月22日朝日夕刊
  神田知事 「同社を刑事告発する可能性に言及。その与えで、『現在はできるだけ早く撤去させることを第一に考えたい』」

 以下、実際の新聞から。
●石原産業が「フェロシルト」提訴で経緯説明 愛知県「真意理解できぬ」
   5月23日中日
 土壌埋め戻し材「フェロシルト」の撤去をめぐり、製造元の石原産業(大阪市)が愛知県瀬戸市幡中町の埋め立て分に対し、撤去命令の取り消しを求めて同県を提訴した問題で、同社の田村藤夫社長らが22日午前、県庁を経過報告のため訪れた。
 同町での撤去作業が15日始まったばかり。予想外の提訴に態度を硬化させた県に対し、同社は「ほかに手だてはなかった」と説明した。
 応対した林清比古環境部長は「撤去に努力してもらえると思っていたのに、提訴は心外な気持ちだ。寝耳に水で、どういうことか真意が理解できない」と話し、怒りと困惑をあらわにした。
 そのうえで林部長は「提訴された以上は県幹部をまじえての正式な交渉ごとはできかねる」と突っぱね、「事務レベルで何が困っているのか話をしてほしい」と求めた。これに対し田村社長は「提訴するという事態になったが県の指導が第一で、地元との意思疎通を大事にして努力したい」とだけ述べ別室に移った。
 終了後、記者会見した田村社長は「県は全量撤去の意向だが膨大な量の撤去は周辺住民への二次公害が懸念され、フェロシルトを封じ込めるなどよりよい方法があるのではと考え、提訴の手続きを取った」と説明した。
 同席した安藤正義常務は、18日に幡中地区の撤去命令の再考を求める陳情書を県に提出しようとしたが、8月の撤去期限まで時間があるため受理されなかったことを明らかにし、「異議申し立ての具体的方策として訴訟の手だてしかなく、21日の提訴の期限まで検討した」と説明した。
 田村社長は「全量撤去すれば期間は長期で大量の粉じんも出る」と述べ、瀬戸市が設置した6月の「幡中地区フェロシルト撤去方法等検討会」で封じ込め方法を何通りか示し、理解を求める考えを示した。

     「安全の保証ない」地元、不安封じ込められず
 愛知県瀬戸市幡中町でのフェロシルト撤去問題で、石原産業の提訴という事態に同市の関係者の間では憤りと困惑が広がった。
 瀬戸市役所では22日朝、増岡錦也市長と担当部課長らとの緊急会議で、あらためて全量撤去を求めていくことを確認した。
 21日には県や石原産業らを交えた「第2回幡中地区フェロシルト撤去方法等検討会」が同市役所で開かれたばかりだが、市も提訴については知らされておらず、井上勝・市市民生活部長は「まさに寝耳に水。こんな対応をされては信頼関係が揺らぐ」と不快感をあらわにした。
 4月中旬の検討会で、現地での“封じ込め案”が浮上。21日の会議では石原産業の追加ボーリング調査の結果から、検討委員の学識者が「(地中に埋まっている)今の状況では健康への影響はない」と報告している。
 こうした経緯から、地元住民の中には「検討会は封じ込め案を認める場になるのでは」と懸念する声が上がっている。井上部長は「撤去が前提の検討会だけに、6月10日の次回以降の検討会は中断せざるを得ない」と話した。
 地元・菱野自治会フェロシルト対策特別委員長の伊藤明さん(66)も「各地で撤去が進む中、幡中だけ撤去しないのは通らない。安全といっても将来の保証はなく、聞ける話ではない」と憤る。
 同所の造成地には全国最大規模の約13万7000トンが埋まり、石原産業は土砂との混在分を合わせた撤去量がナゴヤドーム1・2-2・4杯分の150万-300万トンに上ると試算。8月15日の撤去期限を守るのは不可能で、全量撤去には数年かかるとみられている。

●埋め戻し材有害物質検出、石原産業社長「全量撤去の代案ある」──命令取り消し求め愛知県を提訴
   日経ネット関西版   【2006年5月22日】
 有害物質が検出された土壌埋め戻し材「フェロシルト」の撤去をめぐり、製造元の石原産業(大阪市)が愛知県瀬戸市幡中地区の埋設分に関して同県による撤去命令の取り消しを求め提訴したことについて、同社の田村藤夫社長らは22日、同県庁で記者会見し、「(全量撤去ではなく)よりよい方法があるのではないか」と述べた。

 会見で田村社長は、提訴の理由について(1)県の調査でも六価クロムが検出されておらず、住民の健康上の保全には支障がない(2)撤去には1日延べ1000台のトラックの通行が必要で、近くに中学校もあり健康問題が懸念される――などと説明した。

 同社は、幡中地区での撤去方法について、学識経験者や地元自治体でつくる「撤去方法検討会」が出す結論を待っていたと説明。にもかかわらず県が4月末に同地区の撤去開始を指示したことについて「結論が出ていないのに、いかがなものか」(安藤正義常務)と疑義を呈した。

 さらに安藤常務が「今月18日に(撤去命令の再考を求める)陳情書を県に提出しようとしたものの、受け取ってもらえなかった」と説明、「(提訴の)ほかに手段はなかった」とした。

●石原産業が提訴で県に謝罪 「慎重に検討した」と説明
   西日本新聞 5月22日
 化学メーカー石原産業(大阪市)の土壌埋め戻し材「フェロシルト」から有害物質が検出された問題で、同社の田村藤夫社長らが22日、愛知県庁を訪れ、県のフェロシルト撤去命令の取り消しを求めて提訴したことについて「ぎりぎりまで慎重に検討した結果」と説明、事前に県や住民に連絡がなかったことなどを謝罪した。

 田村社長は記者会見し、同県瀬戸市幡中町の埋設分について県と市、同社などで構成する撤去検討委員会の撤去方法が決まっていないと指摘。

 提訴期限が21日だったため、「(提訴は)期限ぎりぎりまで社内で慎重に議論した結果」とした。住民に対しては今後、説明会を開き理解を求めていく。

●「時期みて告発も」 愛知県知事が方針 5月22日 朝日夕刊

 (写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
 愛知県瀬戸市幡中町に埋められた土壌埋め戻し材「フエロシルト」について、製造元の石原産業(本社・大阪市、田村藤夫社長)が、撤去を求める県の措置命令の取り消しを求める訴訟を起こした問題で、田村社長らが22日、県庁を訪ね、林清比古環境部長らに21日に提訴した経緯などを説明した。
 一方、神田真秋知事は22日、廃棄物処理法違反容経で同社側を刑事告発するかどうかについて、「必要な時期になれは、もちろん」と述べ、撤去状況を見ながら検討する考えを示した。
 会談で林部長は「提訴は『寝耳に水』で、真意が理解できない。撤去期限(8月15日)もまだ来ていないし、フエロシルトの袋詰めも始まったばかり。何に困っているのか」と不快感を示した。
 田村社長は全量撤去を求めている地元住民が強く反発していることを念頭に、「地元との意思疎通が大事だ」と答えた。
 これに先だって神田真秋知事は22日、同社の提訴について、「住民の理解を得ながら協議をしている段階であり、残念。訴訟は訴訟として、石原産業は説明責任や状況報告を継続し、住民の不安解消に努めなけれは、製造会社として責任を果たしたことにならない」と記者団に語り、同社の対応を批判した。
 また、神田知事は同社を刑事告発する可能性に言及。その与えで、「現在はできるだけ早く撤去させることを第一に考えたい」と述べた。
 県への説明後、記者会見した田村社長は「県があくまで全量撤去を原則に指導してきたので、やむを得ず、提訴に踏み切った」と述べた。提訴が21日になった理由については、安藤正義常務が説明。同日が昨年⊥1月21日に県が出した措置命令に対する訴訟の期限だったことをあげ、「期限ぎりぎりまで慎重に検討したうえでの緒論だ」と述べた。


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 昨日5月21日の石原産業による愛知県の撤去命令処分の取消訴訟の続報。
    石原産業の提訴の昨日の公表はこちら
 インターネットで新聞が出てこないので、とりあえずはコピー。
 寄せられた声や私見を少し(今日は忙しくて時間が無いので改めて)。


 ●提訴で瀬戸市の撤去がストップするのでは?
   ⇒インターネットでそういう風にいう人もいる。しかし、提訴したからといって、法律上は、命令の履行義務が凍結になるわけではない。よくある、大規模道路建設で、計画決定し事業を遂行しているとき裁判を起こしても工事が進むのと同じ。
 ただし、石原産業が提訴を理由として、「撤去作業を自主的に止める」可能性はある。

 ●和解狙いでは?
   ⇒現地処分を認めさせたいという意味では、「撤去命令」と「不法投棄の現状」との中間点を強引に要求しているのかも知れない。が、愛知県知事の廃掃法にかかる今回の命令は、国の統一した事務の一端なので、愛知県知事が特例的にあるいは任意に緩やかな判断・対応をする、つまり「和解」なんてことは許されていない。
 単に「撤去期限の超長期の延長狙い」の可能性もある。

 ●撤去命令の行方は?
   ⇒どちらにしても、愛知県知事が瀬戸市の撤去命令期限を延長(変更)するのは流れとみられていたところ、提訴されてしまっては、あるいは、石原産業が撤去作業を中断すれば、愛知県知事による撤去命令期限の延長(変更)は無くなるのが道理。
 こんな中での提訴の真意は、結局は、「瀬戸市の撤去・搬出はもうイヤ」、なんだろう。現地処分の強引な道付けかな。

 ●撤去命令期限に遅れたとき
   ⇒いずれにしても、撤去命令の期限が履行されなければ、措置命令違反で発令者の愛知県知事が告訴・告発するとか、住民が告発するとかの段階になる。
 既に昨年11月、三重県と岐阜県から告発されて、合同捜査本部の捜査が続いている中、自ら新たな法違反の状況に飛び込む真意は、はかれない。

 昨日のこのブログの投稿へのコメントにもあったが、「ヒューザーの小島社長」なみ。マネしたのか??
   ・・・・

 (22日18時にリンクを追加→)
  愛知県の吉川さんの 昨日の瀬戸市の検討委員会の傍聴記

県と瀬戸市「フェロシルト封じ込め案」否定 石原産業は撤去取り消し求め提訴
    5.22中日 尾張版
 瀬戸市幡中町に埋められた大量の土壌埋め戻し材「フェロシルト」の撤去計画が立っていない問題で、県と市、製造元の石原産業(大阪市)、地元住民でつくる「幡中地区フェロシルト撤去方法等検討会」の第二回会合が二十一日、瀬戸市役所で開かれた。県と市は現地に留める「封じ込め案」を否定したが、石原産業は同日夕、県の幡中町地区分の撤去命令取り消しを求め名古屋地裁に提訴したことで、県や市側の発言が即座に打ち消される形となった。 (鈴木智重)
 四月十五日の初会合で、大量で長期間の撤去により飛散などの危険性が増えるとして、委員の学識者が「除去しない方法もあり得る」と提言していた。この日の会合では、県と市の担当者が「住民への影響に配慮した方法が原則で、撤去以外は検討しない」と確認、封じ込め案を打ち消した。
 会場で石原産業は、撤去命令取り消しを求める訴訟を起こすことについては全く触れなかった。
 会合では、追加ボーリング調査で六価クロムは検出されず、「現時点の健康への影響はない」と評価。具体的な撤去方法や期間などが提示されなかったため、地元住民代表から「(六月十日予定の)次回には複数の計画モデルを示してほしい」と要望があった。
 幡中町の造成地には全国最大規模の約十三万七千トンが埋まり、土砂との混在分を合わせた撤去量は百五十万-三百万トンに上る見込み。十五日から現地での撤去作業が始まり、二十一日までに約千トンを袋詰めした。八月十五日の撤去期限を守るのは事実上不可能で、完全に撤去するには数年かかると予想されている。

 05.22中日 社会面
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

 フェロシルト撤去取り消し求め提訴  石原産業「健康に支障ない」
 土壌埋め戻し材「フェロシルト」の撤去問題で、製造元の石原産業(大阪市)は21日、愛知県瀬戸市幡中地区の埋め立て分について、愛知県による撤去命令の取り消しを求める訴えを名古屋地裁に起こした。同社は「量が膨大で撤去が難しい。問題となった六価クロムが検出されていないため、現場での『封じ込め策』を選択肢にしたいと考えた」と説明。他県を含めたほかの現場は「従来通り全量撤去する方針」としている。
 同社によると、命令を受けて半年を経過する直前のこの日が、提訴可能な期限だった。炭野泰男経営企画管理本部長は「命令に従いたくても物理的に不可能になる恐れが強かった」と説明。従来の「全量撤去」の約束を裏切る点については「誠心誠意、地元の理解を求めたい」とした。
 訴状では、環境基準を超えるフッ素が検出されている点について「自然に由来する可能性が極めて高い。すぐに撤去しなくても住民の健康に支障はない」と主張。逆に20万トンともいわれる撤去を進めた場合、延べ10万台を超えるトラックの運行で交通事故や粉じん被害などが懸念されるとし、土壌流出を防ぐ策を講じた上での「封じ込め策」を選択肢に挙げた。
 この日、瀬戸市では同社と愛知県、瀬戸市、地元住民でつくる「撤去方法等検討会」の第2回会合が開かれたが、同社からは一切、提訴に関する説明はなかった。封じ込め策は先月の初会合から浮上していたが、県や市は反対の立場だった。市民団体「瀬戸市にこれ以上産廃はいらない会」の川村正子代表(66)は「裏切り行為だ」と批判。同県環境部は「訴状を見ておらずコメントのしようがない」としている。   05.22中日



 05.22朝日 左・社会面 右・一面


 05.22毎日 一面   05.22毎日 社会面


 05.22読売 一面
フェロシルト撤去命令 石原産業、愛知県を提訴  瀬戸13万トン分 取り消し請求 「二次被害の恐れ」
 土壌埋め戻し材「フェロシルト」の不正処理問題で、全国最多の13万7000トンが埋められた愛知県瀬戸市幡中町の埋設分について、製造元の石原産業(大阪市)は21日、同県を相手に撤去命令の取り消しを求め、名古屋地裁に提訴した。同社は「県の調査でも、周辺や現場から環境基準を超える六価クロムは検出されていない。すぐに撤去しなくても周辺住民の健康に及ぼす影響は低い」としている。
 同社によると、現場では、フェロシルトは土砂と混ぜて埋められているため、土砂を含めた撤去量は150万トン以上に上る。すべてを撤去する場合、延べ10万台を超えるトラックの通行による粉じん、排ガスなどによって、周辺住民に二次被害を及ぼす恐れがあると主張している。
 同社が埋設したフェロシルトは全国4府県で、計約72万トンに上り、撤去作業を進めている。愛知県は、この地区を含め、県内9か所について、同社に撤去命令を出している。
 同社の炭野泰男・経営企画管理本部長は「埋設現場の外周に遮水層を設置するなどして、フェロシルトを安全に封じ込める案を検討している。他の地区については、撤去する方針に変わりはない」と話している。
 愛知県の林清比古・環境部長は「実際に撤去した場合、どれくらいの二次被害が出るのかも明らかにしないまま、撤去に応じないというのは残念だ。石原産業に真意を聞きたい」と話している。  5月22日 読売新聞


 05.22読売 社会面
  石原産業提訴 「話し合い何だった」 地元住民 怒りあらわ
 愛知県瀬戸市幡中町に埋設されているフェロシルトについて、石原産業が21日、撤去命令の取り消しを求めて提訴したことについて、地元住民からは反発の声が上がった。処分場が確保できないことから、同社の撤去作業は大幅に遅れており、東海3県では計13か所で、計約56万トンが残されたまま。うち6か所は手つかずの状態となっており、住民の間に不安が広がった。
 この日は、幡中地区のフェロシルトの処理方法を検討する会議が開かれた。同社側も参加したが、提訴の話は一切なく、6月10日の次回会合までに撤去の作業計画を示すよう求めたばかり。会議後、提訴を知った地元の菱野自治会フェロシルト対策特別委員会委員長の伊藤明さんは「ほかでは撤去に応じているのに、ここだけ撤去しないというのは、納得できない。話し合いは何だったんだ」と怒りをあらわにした。
 今月15日に撤去期限が過ぎた同市北丘地区では、同社が今月になって、土砂を含むフェロシルト約8万トンについて、現場に隣接する民間処分場に運び込む計画を県などに示した。しかし、その処理場は工事中で、9月ごろまで持ち込めないため、県は撤去期間が長すぎるとして拒否。地元自治会の伊藤佳宏・前会長は「石原産業は信用できない。北丘で同じようなことにならないよう、同社に撤去を強く求めていく」と話した。
期限内の撤去は困難
 東海3県では、岐阜県の6か所で計約4万トンが残され、撤去の見通しは立たないままとなっている。三重県では、10万トンを超える現場2か所が手つかずの状態。石原産業は8月末までに撤去するとしているが、10万トンを運ぶには10トントラックを1日に100台以上走らせなくてはならず、期限までに撤去するのは困難な状況だ。  5月22日 読売新聞


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 石原産業が愛知県知事の撤去命令の取消を求める行政訴訟を提訴したと、先ほどの夜9時前のNHKニュースで流れました。
 ・・・インターネットにも出ていない。
 ・・・・あったあった。会社の発表。

 なお、 ◎「昨年公表されていた石原産業の社長の辞任延期するとのこと」、 ◎「瀬戸市の既設処分場への搬入案のこと」 ◎そして、このブログでカテゴリー 行政訴訟 を立てている私として、「今回実行された『行政訴訟』の意味や位置づけ」などについては改めて掲載します。
  (翌日追記 → この翌日の私の見方や新聞記事)

行政処分取消請求訴訟の提起について
   平成18年5月21日 石原産業株式会社 代表者名 取締役社長 田村藤夫
 当社は、本日、愛知県知事より平成17 年11 月21 日受領しました廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「廃掃法」といいます。)第19 条の5 第1 項の規定によるフェロシルト等の撤去を命ずる処分(以下「本件処分」といいます。)のうち瀬戸市幡中地区に係る部分に限り処分の取消を求める訴えを名古屋地方裁判所に提起しましたのでここにご報告します。
 愛知県からの本件処分による講ずべき支障の除去等の措置の内容は、埋め立てられたフェロシルト及びこれと混合した土砂等を全量撤去し、廃掃法の基準に従い適正に処分することであります。当社も、勿論その趣旨の理解に努め、周辺住民の方々の生活環境の保全とその支障の除去に全力を尽くすべく努力してまいりました。
 然るところ、愛知県の調査によっても該当地においては問題の六価クロムは検出されておらず、土壌環境基準を超えたフッ素については自然に由来するものである可能性が極めて高いと考えられることから、フェロシルトをすぐさま撤去しなくとも周辺住民の方々の健康上の保全に支障はないものと考えられます。
 加えて、本件処分にある瀬戸市幡中地区においては、ボーリング調査の結果、フェロシルトの撤去量は周辺土も含め極めて膨大な量になると予想され、かつ、その埋設分布が広範囲で深度も表層から30mに斑状で多岐にわたっていることが判明しております。その撤去については、事前に埋設フェロシルトに至るため、移動、搬出する大量の土砂を含めると延べ10 万台を超えるトラックの通行が必要となります。その上、撤去作業期間は長期化し、通学時の交通事故、粉塵、振動、排ガス、CO2 の大量発生など、周辺住民の方々への二次災害が懸念されています。
 当社といたしましては、かかる実情を踏まえ、必ずしも全量撤去の方法によらず、地元にお住まいの方々の健康と生活環境を最優先に配慮した安全な方法について、学識経験者と検討し、周辺住民や地権者の方々のご意向を踏まえ、生活環境の保全を図り早期に実行可能な方策、例えば本件土地の外周及び表層部に人工的に遮水層を設置することでフェロシルトを封じ込める案等を検討し、さらに全社を挙げて適切に対応してまいりたいと考え、本件処分の取消を求める訴えを提起したものです。
 なお、本件訴訟の推移によっては、当社の経営状態に影響を及ぼす可能性はありますが、現時点ではその影響額は不明であります。
 フェロシルト問題につきましては、株主、取引先の皆様をはじめ関係者各位に、ご心配とご迷惑をおかけしておりますことを心より深くお詫び申し上げますとともに、当社はこの問題については、全ての地域において、住民の方々の生活環境保全上の支障を除去することを社会的責務と考え、その実現の確保の為に不退転の決意で取り組み、一日も早い社会からの信頼回復を得るよう努めてまいります。
          以上
(参考)
廃掃法第19 条の5第1 項
産業廃棄物処理基準(特別管理産業廃棄物にあつては、特別管理産業廃棄物処理基準)に適合しない産業廃棄物の処分が行われた場合において、生活環境の保全上支障が生じ、又は生ずるおそれがあると認められるときは、都道府県知事(当該処分を行つた者が当該産業廃棄物を輸入した者である場合にあつては、環境大臣又は都道府県知事。次条及び第十九条の八において同じ。)は、必要な限度において、次に掲げる者(次条及び第十九条の八において「処分者等」という。)に対し、期限を定めて、その支障の除去等の措置を講ずべきことを命ずることができる。
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