霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

盛岡地検検事の不祥事について仙台高検検事長に抗議

2024-07-27 21:27:07 | 社会
 「田舎では、真っ当な意見は勿論のこと法律さえも通用しない」と批判する
意見がネット上に氾濫しているが、これは田舎暮らしを経験した人なら誰も
が感じていること。
 農業に転身して間もなく20年を迎えるが、上記の不満は地域社会のみならず
市役所等に対しても有することから再三に亘り抗議し続けている。
 残念ながら「糠に釘」となることが多いが諦めることなく追及し続けるのが
私の流儀。
 その一例として、今月初めに仙台高等検察庁へ送付した抗議文を紹介したい。
(文中にある資料1~6は掲載省略)



                          令和6年7月2日
仙台高等検察庁 
中村検事長 様   
      
        盛岡地検検事の不祥事について

 岩手県一関市在住の熊谷良輝と申します。
 令和2年4月15日に「御礼と報告」(資料1)をさせて頂いた事件が未だに
尾を引いており、当時の盛岡地検A検事の「お座なり捜査による不起訴処分」
に明白な「事実誤認と法解釈誤り」があったことから検察審査会に申立てる
事案ではないと判断し、A検事に再三に亘り文書で抗議し続けました。
 何故ならば、当該告訴状はA検事から「告訴状の書き方を説明するから盛岡
まで来るように」と指示され、事実関係を示す関係資料を持参し説明した後
にA検事が作成した告訴状だったので、不起訴理由は「告訴状に書いてある
事実は確認出来なかった」でしたが、実際は「事実確認を怠っただけ」だった
のです。
 その後、A検事の後任の後任であるB検事に他の事件の事情聴取の際に改め
て抗議しましたが「拒否」されたため、直接抗議を断念し検察審査会へ申立て
たところ「公訴時効成立」で却下されてしまいました。
 更にその後、被告訴人の虚偽主張の物証が出たことから再度B検事に告訴状
を送付したところ、即座に「不起訴処分」とされたことから、改めて検察審査
会に申立て(資料2)現在審議中となっているところです。
 以上がこれまでの経過で、特段問題となる事案ではないように思われます。
 しかし、私が別事件で告訴した某社長の典型的な営業妨害事件を一関警察署
が受理し、現場検証や供述書作成等を経て一関地検に送付した際に驚くべき事
実が判明しました。
 転出したA検事が「熊谷からの告訴はすべて不起訴処分にすべし」と盛岡地検
や一関地検の検事に「不当な引き継ぎ」をしていたことが判明したのです。
 一関署から営業妨害事件の送付を受けた一関地検のC検事は「供述調書を作成
したいので検察庁まで来るように」とし、「不起訴処分」とするための供述調書を
作成しようとしたことから、私はC検事に三度に亘り文書で抗議しました(資料
3、4、5)。
 その結果、突然「盛岡地検に移送」との通知が届いたため、C検事にその理由
を問い質したところ「分からない」の一点張りでした。
 想像するに盛岡地検から「C検事では不起訴処分に出来ない」との烙印を
押されたものと思われます。
 その後、盛岡地検のB検事から「一関の検察庁に自らが赴いて説明する」
と連絡が入りました。
 一関検察庁に於いて、B検事は開口一番「本件は不起訴処分とする。」とし、
その理由は ①正当業務である。 ②罪を犯す意思がない行為は罰しない。
③米に名誉は無い。 の3点でした。
 各種判例等からしても当然起訴するもの受け止めていたので驚き、「検事は
一体何を守ろうとしているのか」と問い質したところ、B検事は「私は検事
の仕事に誇りを持っている。社会正義を守るのが検事の使命である」と平然
と答えたのでした。
 不起訴とするための事実のみをツマミ食いし、黒を無理矢理白と言いくる
める姿勢に唖然とするだけでした。
 当然、納得出来るはずもなく本件も検察審査会に申立て(資料6)ましたが、
証拠は既に警察署経由で検察庁に提出済で添付出来なかったこともあり「起訴
不相当」とされたのでした。
 従って、表向きはB検事に大きな落ち度もなく「起訴便宜主義」の許容範囲
内の行為かと思われますが、問題は、面子丸潰れの一関のC検事でした。
 一関署のD刑事に「熊谷の告訴事件はすべて不起訴にするだけだから、告訴を
受理しないように」と連絡したのでした。
 そして、それを受けた一関署のD刑事は、前年7月に告訴を受け捜査中の二件
の刑事事件について「検察が起訴しない可能性が高いので告訴は受理しない」
と私に通告すると共に、被告訴人らが、批判封じのための違法提訴(脅迫罪に
該当)を提起したにも関わらず「あなたが提訴されるのは当然の報い」とまで
言い切ったのでした。(昨年5月)  
 それに抗議すると共に、新たな告訴状を提出しようとしたところ、D刑事は
告訴不受理の「結論は変わらない」と強弁すると共に、「あなたからの告訴状は
弁護士を通さいない限り受け付けない」と主張し始めたのでした。
 この6月になって前年の告訴不受理の抗議と併せ、新たな告訴状を提出しよ
うとして面談を求めましたが、面談を拒否すると共に、「あなたの告訴状は検察
が起訴しない可能性があるのではなく、『起訴しない』と検察から通知されてい
るために受理しないのだ」と明言するに至って、B検事やC検事の不可思議な
対応の理由が明白となったのでした。
 A検事からの引き継ぎを忠実に守るB検事、C検事の行為は「美しい同僚愛」
から生まれたものかと思われますが、法の番人として国家から唯一の起訴権限
を付与されている検察官にあるまじき「違法な検察権の行使」となります。
 B検事が平然と宣言した「検察官の誇り」は「埃」の間違いで、守ったのは
社会正義ではなく犯罪者だったようです。
 貴職に於かれましては、これらの事実関係の究明と併せて、検察への信頼を
損なう違法行為(公務員の職権濫用罪?)を犯した関係者の厳正な処分を求めると
共に恣意的不起訴処分とした3事件の再捜査、並びに一関警察署への「不当な
通知の取り消し」を可及的速やかに行うよう求めます。  
                           以 上                
                 
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負けるな、蓮舫!

2024-07-20 07:15:29 | 社会
 都知事選で3位に甘んじたに蓮舫氏が「共産党と連携したため浮動票が
逃げた」或いは「キツイ印象があるので嫌われた」等々各方面から言いたい
放題の露骨な批判に晒されている。
 しかし、「真の敗因」はそこにはない。
 さしたる実績も無いまま安芸高田市長を辞職して都知事選に立候補した
石丸信二氏の「新手の選挙戦術」に負けたのである。
 そのような選挙結果の分析が報道されないまま石丸氏がマスコミの寵児と
化しているのを不思議に思えた。
 しかし、今朝の毎日新聞では「好きなものに群がるのは消費行動にすぎない。」
と正鵠を得た論評が為されていた。



「石丸現象」の失敗=伊藤智永(毎日新聞編集委員兼論説委員)2024.7.20

 今や国家目標と化している出生率向上、その対策として、一夫多妻制導入
や遺伝子操作を提案する自称「政治家」を初めて見た。
 東京都知事選で約165万票を獲得した石丸伸二氏である。
 今すぐにではなく、100年先をめざし社会を変えると言い訳したが、どんな
思考と理念の持ち主かは、これで十分。皮肉なのは、その正体が選挙後、
あれだけ敵視したテレビのバラエティー番組で明らかになった点である。
 「石丸現象」は、候補者と有権者がメディアを介さず、ネット交流サービス
(SNS)で直接つながる新しさがはやされた。石丸氏は自分が何をするかは
ほぼ語らず、「変えるのはあなたです」と一人一人にささやきかけ、投票した
人のたぶん100万人超は、その言葉に夢を見た。
 既存の政党やメディアに幻滅し、変化を求めた人々の受け皿になったと識者
は説く。変化。何を、何に、どうやって。政治に問いは欠かせない。問いは
批判精神から生まれる。好きなものに群がるのは消費行動にすぎない。
 SNSは双方向伝達なのに、必要な問いと応答が成立しなかった。政治の意思
疎通として、石丸氏には成功でも、正確な情報を得られなかった有権者に
とっては失敗である。そして、投票日までに十分な問いを発しなかったメディ
アは、深刻な敗北を喫した。
 余計なお世話だ、石丸氏の一夫多妻制に賭ける、という有権者もいるだろう。
 小池百合子都知事の疑惑や公約不履行もメディアはかなり報じたが、現職
は強かった。膨大な予算に黙ってぶら下がる既得権益層はそれほど厚い。
 米国では議会襲撃を扇動したトランプ前大統領が、なお熱狂的な有権者に支持
されている。民主主義は、有権者の自分本位むき出しの投票だけでは健全に機能
しない。
   (以下省略)
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驕れる者久しからず

2024-07-16 21:53:50 | 社会
 就農以来役所(市、県、国、警察、検察、裁判所)との確執が続いている。
 彼らのスタンスは「如何にして成果を出すか」ではなく「如何にして責任
を負わずに済ませられるか」のようだ。
 そして、責任回避のためには明らか誤りさえも糺すことなく正当化し
しまう。
 中央ではモリカケサクラや裏金キックバック事件がウヤムヤなままだが、
レベルは異なるものの地方でも似たような事例は満載で、民主主義とは無縁
世界が広がっている。

 (門口の沙羅双樹)
 力の無い市民は、そんな役人に「平家物語の冒頭の一節」を送って溜飲を
下げるしかない。

 祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。
 娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
 おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
 猛き者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
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都知事選は「反自民」で投票を!! 小池知事は半自民ではなく全自民

2024-07-02 03:52:43 | 社会
 「東京都知事選挙は国政選挙ではないから、自民党の裏金キックバック事件
は争点にならない」はマスコミが流す一流のフェィクニュース。
   都知事選は国政選挙以上に国政に影響を及ぼす重要な選挙である。


   
 小池知事は半自民ではなく全自民。
 当選すると、都民は「抜け穴だらけの政治資金規正法に免罪符を与えた」
となる。
 また、現在の円安、物価高の原因を作ったのはアベノミクスであることも
忘れてはならない。 
 日本を真に国民主権の国に戻すためにも、都民には「反自民」での投票を
願って止まない。
コメント (4)
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「うんざり」はどっち

2024-06-10 05:52:14 | 社会
  政治には全く無縁と思えるようなコメンテータが、したり顔で田崎史郎
もどきの野党批判をすることがままある。
  TV局はどのような判断基準で出演者を選んでいるのか疑問に思える。
 その内の一人が「真鍋かをり」だったが、松尾貴史が昨日の「ちょっと
違和感」で解説してくれていた。


 毎日新聞「松尾貴史のちょっと違和感」(2024.6.9)
     「『うんざり』発言 批判の矛先、そこじゃない。」

 7月7日、東京都知事選挙が投開票される。小池百合子知事が2期目を終えようとしているが、彼女が最初に立候補した際に掲げた公約「七つのゼロ」は、「ペットの殺処分ゼロは達成した」と主張したものの、その他多くが達成されないまま、約束がほごにされようとしている。また、「カイロ大学卒業」という学歴が詐称ではないかという疑惑も残されている。かつての側近が「文芸春秋」で「学歴詐称工作に加担した」とする手記を発表したが、小池氏本人は「大学が卒業を認めている。選挙のたびにこういう記事が出るのは残念」と否定した。とても納得できる説明とはいえない。
 蓮舫氏が参院議員を辞職、立憲民主党を離党して、都知事選に立候補すると表明した。現職の小池氏にとって手ごわい対抗馬になりうるかもしれないというのに、テレビの情報番組の扱いの小ささ、短さはどうしたことなのだろうか。
 あるワイドショーでは、タレントの真鍋かをり氏が奇妙なコメントをしていた。「蓮舫さんが出てきたことで、国政の構図がそのまま都知事選に流れて来ちゃっているような感覚になる。都民としては、選挙に対してテンションがあまり上がらない。自民党の裏金問題があって野党がわああ、と言うけど、文句しか言っていないみたいなのがもううんざり。それを都知事選にも持って来られても、ちょっとおなかいっぱい」という趣旨の感想だそうだ。
 我々が「うんざり」しているのは、裏金をごまかし続け、問題の解決を渋る自民党に対してであって、それを批判している野党にうんざりと言うのは、単に自分が自民党の支持者であるからそう感じるのではないだろうか。よしんば支持者ではないとしても、これまでの活動や言動をみれば、さもありなんと思っても無理はないだろう。そう言えば以前、彼女が「桜を見る会」に参加して、当時の首相のすぐそばで写真に納まっていたのを思い出す。
 なぜ彼女が都民の心境を把握し代表しているのかが不可思議ではある。かつて東京パラリンピックのPRをするなど、小池都政に親しみを感じているのかもしれない。しかし、テレビで出馬表明についてこのようなコメントをするのは、それ以上の何かしらの役得があるのではないかとすら勘繰ってしまう。
 彼女はTBSの番組にも出演して同様のコメントをしていたが、おそらく偶然ではないだろう。もちろん彼女は一例だが、各局のあまりにもバランスを欠く扱いに、ちょっとどころか強烈な違和感を覚える。
 都庁の建物になんだかわからないプロジェクションマッピングを投影するのに何億円もかけ、「新たな観光スポットだ」と胸を張る小池氏。彼女が都知事でなくなってしまったら困る勢力や企業があるのだろうか。テレビ局が、そういう利権にそんたくしてこぞって小池氏を利するように報じているのだとすれば、逆にわかりやすい。まさか、今回の選挙の準備のためにその予算を費やしたとは思いたくないが。
 自分たちの周辺だけが潤うように誘導する自民党による長年の政治が、日本をむしばんでいるにもかかわらず、この期に及んで「批判にうんざり」などと言えるのは、よほどの安全地帯で何不自由なく暮らしている人だけではないか。 所属の女性議員があちらもこちらもおかしなことになっている昨今、次あたりの国政選挙では自民党から真鍋氏に立候補要請の声がかかるのではないか、と想像したら面白くなった。

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