古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

駅ちかウオーキング

2011-05-06 | 旅行
 名古屋の地下鉄桜通り線が、3月27日、野並から徳重駅まで延長になりました。駅名で言うと、野並、鳴子北、相生山、神沢、徳重です。これを記念して、4月30日、「駅ちかウオーキング」のイベントが行われました。以下、その参加記です。ご笑覧ください。
 10時15分、野並駅に着くと、駅は黒山の人だかり。健康意識の高まりで、ウオーキングの人気は高いようです。3番出口で地図を受け取り歩き始めました。
 最初に『曹洞宗桂林寺』、次に『古鳴海八万社』。ここで知ったことですが、鳥居が2種類あることです。上から2番目の梁(正式名は貫(ぬき))が柱の外側まで伸びているタイプと柱までのタイプです。その両方がここにはあります。
 明治時代以前はここに神明社がありました。明治の神社合祀令によって1909(M42)年、ここから200メートルほど北西、現在の県営古鳴海住宅地にあった八幡社と神明社が合祀され、以来ここは古鳴海八幡社となったため、天照大御神と応神天皇ふたつの神さまを祀っています。
 鳴海といえば、往年の桶狭間合戦。今川軍が敗走した道の全域が戦場で、主戦場が特定できませんが、鳴海城跡の近いこの辺りも古戦場なのでしょう。

 南に歩くと伝治山交差点。ここに鳴海製陶があります。日本で一番最初に米国にディナーセットを輸出した会社だそうです。その傍に中日電子という会社があります。X線カメラや人工衛星用CCDカメラ、アミューズメント機器用のディスプレイなどを作る会社。この会社、元は放送局用の機器を作っていて、その名のとおり中部日本放送(CBC)の子会社だったのです。実はここがもうひとつの日本初の場所なのです。かつてCBCラジオの鳴海送信所がありました。1951(S26)年9月1日午前6時30分、CBCは日本で初めての民間放送として、ここから本放送の電波を発射しました。
交差点で左折。右側に新海池公園。新海池(にいのみいけ)は緑区内最大の池だそうです。
東へ歩き、滝の水公園南の交差点(ここまで3km)で左折、直ぐ公園の高い坂を上がります。坂の上は、名古屋一、夜景の美しいスポットとか。
名古屋薬学専門学校(昭和6~26年;現在の名古屋市立大学薬学部)の跡地です。 平成元年(1989年)開園ということですが、それまでは、昭和34年(1959年)に起こった伊勢湾台風のときに発生した古木、瓦、水に浸かった畳、 布団等あらゆるごみが集められていた場所だったそうです。そのゴミの山に土をかぶせ、芝を植えて造られたため、 現在のような山型の公園になったそうです。公園の北面角辺りには、ゴミから出るガスを抜くためのパイプが立っています。
(東日本大震災の瓦礫はどうするのでしょう。)
公園を下りると螺貝(ほらがい)公園。この辺りの地名は「篠の風」、優雅な名前です。直ぐ相生山の交差点。傍に地下鉄の駅です。相生山緑地も近くです。
この日は、その後、鳴海配水場を見て(配水場の見学では当初、飲料水の缶「名水」を配る予定でしたが、大震災で中止)、徳重駅まで7kmを歩いて解散でした。