古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

名古屋国際女子マラソン観戦記

2005-03-13 | マラソン

 今年も番狂わせの名古屋女子マラソンでした。昨年はオリンピック代表選考会を兼ねて、大本命のQちゃんがはじき出されましたが、今年も、日本最高記録保持者の渋井選手が34Km辺で後退。昨年37Km辺りで逆転された大島選手が,今日はその37Km地点で逆転。そのまま昨年の雪辱!と誰しも思ったのですが、38Km辺で、初マラソンの京セラ原選手にかわされる。なんと初マラソンの原さんが優勝して世界選手権のキップを得るという大波乱でした。
 日本の女子マラソンの層の厚さに改めて驚嘆です!

 1時ごろ、観戦に行こうと玄関を出ると,風が冷たい!この冷たい風は選手には応えるなと思いつつ、下の道路に下りると、それほどの風速でもない。しかし、ラジオで伝える”風速0.9m”よりは風は強い!と感じました。
 最初、中間点手前の路傍で待機していたら、タイム1時間10分ぐらいで、約10人のトップ集団があっという間に通り過ぎた。流石、鍛えているだけに、呼吸は、どの選手も乱れていない。
 その後、26Km地点に回る。しばらく待っていたら、一般参加の選手が来る(この地点は20Km地点でもある)。トップから随分遅れているな、しかし時計を見ると、まだ一時間半になっていない!20Kmを1時間半を切るというのは、アマチュアとしては相当早い。トップ集団がいかにエリートランナーであるかが分かる。
 トップ集団が来た。まだ8人ぐらい連なっている。次は30Km地点だ。
 折り返してきたが、まだ集団だ。これは予想と違う。前評判だと、この辺まできたら、渋井に付いて走れるランナーはいないのでは、ということだったが・・・
若しかすると,予想外の結果になるかも?と思った。
 UFJの大南が少し遅れてきた。左ひざの故障が伝えられていたが、やはり・・・
 その後、家に戻りTVで観戦。34Km過ぎてからの競り合いは圧巻。ゴールの瑞穂競技場、「先ほどまで雪が舞っていました」とアナウンサーが伝える。最高気温が8度ほどの名古屋でした。

 最後は、標記の結果になったわけですが,やはり、特に後半は風の影響があったようですね。マラソンという競技は、左足と右足を交互に前に出すだけの簡単な競技ですが、当日その時刻に体調を最高に持っていくのが難しいし、当日の天候に合わせてどの辺でスパートするか(ただ完走を狙うだけなら簡単ですが)、とても難しい競技です。

 TVの最終で、疲労困憊ながらもゴール(2時間31分)する大南選手を、
泣きそうな顔で見つめていた原選手の映像が印象的でした。
 (写真の3番手を走る赤のユニフォームが優勝の原選手)


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