津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■半夏生という夏

2021-06-21 16:51:08 | 徒然

 熊本の今日の日の出は5時09分、眠りが浅くて何度も目が覚める私は、4時過ぎころからやや明るさが増してくると、もう起きようかとべっどの中で何度も寝返りを打ちながら時間を過ごしている。
時計を眺めつつ、起床時間はいつも6時前後である。あまり早起きをして、ごそごそやりだすと奥方の機嫌を損ねてしまう恐れがおおいにある。
6時はすっかり明るい。カーテンを開け、サッシュを開けて部屋に新鮮な風を入れる。
PCをひらいてメールをチェック、気になるニュースを読んだりしていると奥方が起きだして朝食を作り始める。
ものの10分もすれば我が家の朝食は準備が整う。
もう長いこと朝食は、季節の果物とヨーグルトのみである。だから片付けも簡単である。
私はまたPCの前に陣取り、ブログをUPしたり、新たなストックの為のブログを書いたりする。
あまり暑くならないうちにと、9時・10時には散歩に出かける。今日はAコース3.4キロ、木陰を選びながらコース選びを考えるのだが、半分ほどはもろに太陽に照らされて、半そでシャツで出かけると日焼けがこわい。

 今日は夏至、日中の時間が一番長い日で、熊本の日の入りは19時28分、昔の人は夜の時間が短くて睡眠時間も短かったろうにと思うとお気の毒である。
私はといえばほぼほぼ8時間、夜10時前になると眠くて仕方がない。
これが老いたということかと、しみじみ実感している。
「半夏生にはタコを食べる」という習慣があるところがある。奥方に話したら「知らない」という。
なんとなくタコを食べたいというリクエストをしたつもりだが、スルーされてしまった。

 7~8年前、「古文書を読む会」の会場であったあるお寺様の前庭に、葉っぱが半分ほど白粉を吹いたような奇妙な植物を発見、Hさんが「これが半夏生ですたい」とご教示いただいた。
「何のために」と思わせる不思議な植物だが、あとにも先にもたった一度拝見した植物である。
半夏生とは季節を表す言葉でもあり、植物の名前である。

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■有吉家文書解説「御着座之式」‐1

2021-06-21 11:50:01 | 史料

 十数年ばかり前、熊本史談会では有吉家文書「」を一年以上かけて勉強してきた。
これは御三卿家老有吉家の御子孫から提供された初出の貴重な資料であった。12編からなり、種々の御規式の大変面倒な決まりごとが記載されており、これは有吉家の手控えであったのだろう。
いま改めて眺めてみると、当時の私の勉強がいささかいい加減であったことを自覚するばかりである。
ここに改めて取り上げ、少々の解説を試みたいと思う。
まずは、参勤から帰国された藩主が、花畑邸に到着された日の「御着座之式」から始めたい。

    ○御着座之式
 一、大津 御発駕之御注進ニ而麻上下着出仕之事
    大津から御発駕の注進が到着したところで麻裃を着して出仕

 一、御注進左之通
    御立 大津 四里木 三里木 二里木 壱里木 龍田口構 観音坂 慶宅坂
    注進はそれぞれの場所からお立ち以後、以上の場所から順次発し、慶宅坂を最後とする  参考:人の道マップ
 一、御迎二参候人昨日於大津御意之趣御着座前於詰間御一門衆 同席中三家嫡子申達 例之面々江者口之間ニおいて申達
   御意之趣稜付御用番差出、右御意之御礼ハ当番之御用人を口之間呼申達候事
    お迎えに参った人は昨日の大津での御意の趣を、殿様ご着座の前に詰め間において御一門中・同席中三家の嫡子へ伝え、例の面々へは口の
    間に於いて伝え、御意の稜付けは御用番に差し出す、御意のお礼は当番の用人を口の間に呼び伝える
    家伝書付
     御意之趣御一門衆其前例之面々へ申伝候而、皆々御礼と申上候儀ハ、御花畑へ被遊御着坐候、御中柱之御間ニ
     罷出御用人謁、右之面々お礼を引取申上候事  
      御意の趣を御一門衆や例の面々へ申し伝え、皆々がお礼申し上げることは、殿様が花畑邸へお着きになり、中柱の間へまかり出て、
      御用人に会いお礼申し上げ引き取ること、
 一、詰間之玄関草履取を坊主共より出置観音坂之御注進ニて御一門衆同席中一同ニ御玄関前栗石罷出坊主も附参り
   候、尤先御門外桝形之所参御先御行列御門より入候時分、銘々之立場へ相揃候事
    詰間の玄関へ草履取りを坊主共より出しおいて、観音坂からのご注進があってから、御一門衆・同席(家老)中は御玄関前栗石敷へ罷りで
     坊主共もつけ参る事、まず御門の外桝形の所へ参り御先御行列が御門から入られた時分に、銘々の決められた場所へ相揃うこと

     但雨天之節ハ手傘用意之事
      雨天の折は傘は手傘を用意すること
 一、御玄関前ニてハ東之御塀際ニ御一門衆初南頭ニ立並御駕拝見二得ハ下坐 雨天之節ハ此時傘を畳 御駕近付候節進出一
           同ニ御辞儀御駕之戸明キ御一ト通御意被為在候 夫より直ニ元之塀際ニ退居候而御玄関之方を向被遊御上り候跡ニて
   立上り直ニ中柱御間江罷出御一門衆始一同ニ御用人御歓謁候、尤風鳥御杉戸後二〆東向北頭ニ罷出候、又右之引
   取懸於口間御一門衆東側同席中西側双方南頭ニ向合恐悦申述候事
     玄関前では東の塀際に御一門衆、初めに南かしらに並び立ち並びお駕籠を拝見したら下座、雨天の節はこの時傘をたたむ、お籠が近づいた
     ら進みで一同お辞儀、お籠の戸が開いたら一通りの御意(ご挨拶)がある、それからすぐに元の塀際に退き玄関を向き、お上がりなされた
     後立ち上がりすぐに中柱の間へまかり出て、御一門衆ご家老衆一堂に御用人に御喜びを申し上げる、風鳥の杉戸を後ろに閉め東向き北頭に
     罷り出、又引き取りの時は口の間に於いて御一門衆は東側、同席(家老)中は西側に双方南頭に向かい恐悦を申し上げること、
     但右中柱御間ニて之謁者太守様上々様之御歓二て御隠居様若殿様江者便状差上候事
      中柱の間に於いての謁は、太守様・上々様への御歓びにて、ご隠居様若殿様へは便上(手紙)を差し上げること
 一、御当日被差立候御帰国之御使者を詰間へ呼 御一門衆同席中一同ニ奉伺御機嫌 夫より御一門衆ハ直ニ御退去付 其跡
   ニ而御用番より添状并伺御機嫌之稜付相渡候事
    当日江戸へ差し立つ殿様ご帰国を伝える使者を詰め間に呼び、御一門衆・同席中一堂にご機嫌伺い奉り、御一門衆は直に退去され、そのあ
     とに御用番から使者に対しご機嫌伺いの稜付けを相渡すこと

     初旅之人江者慎之書付相渡候但右者 御隠居様若殿様 上々様江御一門衆同席中奉伺御機嫌候隠居其外例之面々
     伺者無之候 且又急之御使者故京都御姫様方へ之伺ハ無之候事
      初旅の者にに対しては慎みの書付(道中の心得?)を渡すこと、但し、ご隠居様・若殿様・上々様へ御一門衆同席中ご機嫌伺い奉り、
      隠居その他例の面々はこれなく、また急ぎの使者は京都の御姫様方への伺いはこれなき事
 一、召出之節ハ御用人より案内有之 御一門衆同席中一同ニ多門落間鷹之御間 佐野御間御入側之通り佐野中柱御入側 境
   杉戸より、九曜之御間御入側東之突当之御襖明キ居、右此所より歌仙御間江一同ニ坐着、尤同御間南御襖際より西
   御中連子際之様ニ打廻り東頭ニ座着之事
    召し出しの節はご用人から案内があり、御一門衆同席中一同に多門落間・鴈の御間・佐野の御間の御入側を通り、佐野の御間・中柱のお間
     御入側境の杉戸から、九曜の御間御入側の東の突き当りの襖明けられており、このところから歌仙の御間へ一同座着、同間南の襖際より中
     連子際へと廻り東を頭に座着すること
    
      
 

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■ねじ花

2021-06-21 11:07:49 | 徒然

 現状スマートホンの写真がPCに取り込みが不可能なため、別途デジカメで証拠写真を撮りました。
右側のたかいものは、高さ40㎝をこえています。

        

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