津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■畏友の思い出

2021-06-15 14:38:50 | 熊本史談会

                    

 二年前の今日は史談会の例会が開催された日である。そのときの澤氏の出席の連絡である。
添え書きにあるように、この例会では澤氏に「ヒマラヤの東西を分ける世界のドングリ文化」という、アカデミックなそして少々色違いな議題でお話をいただいた。
氏はまぎれもない史談会の会員であったが、世界を股にかけたどんぐりの研究家で、「世界のドングリ博士」と言われた人である。
ドングリの研究は仕事の延長上のものだろうが、彼の本職は環境設計家(ランドスケープデザイナー)である。
その彼が、当日出席者のためにドングリのクッキーを焼いて持ってきてくれたのである。
熊本日々新聞に例会開催の記事が出て、一般のドングリ愛好家も多く出席された。

 好評に味を占め、その一年後に再度お話をいただいた。その時はペットボトルにドングリコーヒーを作ってこられ出席者にふるまわれた。
そして二か月ほど後に、原因不明の病になられて長い入院生活となった。コロナ禍もありお見舞いにも行けずにいたが、帰らぬ人となられた。
痛恨の極みである。捨てることのできないこのハガキは、その時彼がまとめた「ヒマラヤの東西を分ける世界のドングリ文化」の冊子とともに大事に保管している。
ご苦労をおかけしたことにお礼申し上げたところ、「この機会にまとめ上げることが出来たので、お礼はこっちから申し上げたい」とのことであった。
長年にわたり「澤家累代の歴史」をまとめあげられ、私もいささかのお手伝いをした。後書きには特に名前をご紹介いただいた。
海釣りが趣味で、釣果のタイなどを車でわざわざ届けてくれたこともあった。史談会会員の垣根を超えお付き合いいただいたが、ハガキに見えるやさしさが御人柄であった。
コロナ禍の中、お見舞いもできずお別れしたことが、まことに無念である。合掌。

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■じい様四苦八苦

2021-06-15 09:01:22 | 徒然

               

 Dellに入っていたHDDをとりだし、購入したケースに入れたのは良いが、転送ツールが見つからず悪戦苦闘している。
自分ではできないかなと、少々あきらめにも似た気持ちになっている。
「スタート→すべてのプログラム→アクセサリー→システムツール→Windows転送ツール」とルートははっきりしているが、そもそもWindows10には転送ツールが入っていないようだ。
そこで「個人用設定」からいろいろ操作してみるが立ち上がらない。
どうやらウイルス対応のソフトが邪魔をしているようだ。これを一時的に遮断してみたが、なかなか転送ツールまでは行きつかない。
コロナ禍のなか、時間はあるがこのような作業は老人は大いに疲れる。
これはpcレスキューに頼むしかないと考え始めている。
このHDDの中には、先祖附そのた、古文書の釈文などが数多く入っているから、放り出すわけにはいかない。
すべてUSBに落としておけば良かったと思うが後の祭りである。まあデータは消えてなくなるわけではないからあわてずに行くことにする。
しかし、このくらいのことが出来ないとは情けない話で、根気がなくなったことが悔しい。

コメント (1)
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