津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■「地獄極楽御倹約仰出候事」その5-了

2019-09-18 08:19:22 | 細川小倉藩

                    

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■熊本中心街から車が消えた

2019-09-18 07:33:28 | 熊本

 14日にオープンした桜町再開発ビル「サクラマチクマモト」は25万人の人出だったそうな。
1階には東洋一と称するバスターミナルがあり、熊本におけるバス路線がここに集結している。
この事業の本体は「九州産交ホールディングス」だが、かっては九州産業交通(株)と称したバス会社である。
そこで同社と熊本市は、当日全県下のバスと熊本市電を終日無料とした。壮大な社会実験である。
その結果、当日は公共交通を使う人でごった返し、中心市街地から自家用車が消えてしまった。
結果、10万人の人出が予想されていたが、なんと25万人の人が訪れたのである。壮大な社会実験は見事に成功し、この再開発ビルの存在を知らしめたのである。
この企画は見事というしかない。
2,500人の収容力がある「熊本城ホール」は、今後会議都市を目指す熊本にとっては、大きな力を発するであろうし、若者たちにとっては著名なアーチストの音楽などにも触れる機会が増えてくるだろう。

しかしながら一点豪華では、人の流れにはならない。熊本の歴史や文化を体現できるような魅力ある施設が望まれる。
熊本城をはじめ諸観光地、美術館や博物館などの既存施設などの点を線となして、回遊性のある街づくりが必要であろう。
夏目漱石は「熊本は森の都」だといった。果たしてそうであろうか?。豊かな街路樹に包まれた品格ある「森の都」を再生してほしい。

熊本駅が整備され、ここにも再開発ビルの建設が進んでいる。こちらも完成すれば陸の玄関口としての賑わいが爆発するだろう。
頑迷な明治の熊本人は街中に「ステンション」ができることに反対した。
その結果熊本駅は中心地からいささか離れた場所に位置している。中心市街地と熊本駅周辺をいかに魅力的につなぎ合わせるかが課題である。

壮大な社会実験で、桜町再開発ビルは県下一円に認知され、満帆の船出をとげた。
素晴らしいアイデアを駆使して、更なる発展を願いたいものである。

 

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