津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■「地獄極楽御倹約仰出候事」その1

2019-09-14 21:16:05 | 史料

 以前■奇特な方は・・を書いて、私が所蔵する古文書を読んで下さる方がいらっしゃらないか、虫の良いお尋ねをした。
これは空振りに終わったのだが、親しくお付き合いさせていただいているS先生から、「何か面白い史料があれば?」とのお話があり、それではとお願いをした。
写真の如くかなりの長文であるが、短期間にお読みいただいた。ただただ感謝である。

藩政批判の文書であるが、三家老のK家の史料がオークションに流れ出たものである。陽の目を見ることはなくないまま、長く家老家に秘匿されていたものであろう。
こういった資料に陽の目を当て、藩政時代の裏面史を公にしたいものである。
長文であるため5回にわたりご紹介する。 

             

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■元和拾年 萬覚書(20)

2019-09-14 08:24:56 | 細川小倉藩

                                 (元和十年三月)十一日

         |
         |一、十一日 晴天 米田甚左衛門〇 国遠道倫〇当番、但、道倫ハ国東郡安岐八兵衛所ゟ、書物持せ越候ニ付而、
         |  返事仕候とて
         |  〇飯後登城
         |        (主膳、衛則カ)(癰・たん)                小人
谷衛則室癰    |一、卯之下刻、谷主善殿御内儀庠之由、申来り候ニ付而、御長柄之者両人罷上候事
         |                          〃〃〃〃〃
         |   (政三)                                     (幸長)
薮政三懸銀借米  |一、薮三左衛門御かゝり銀・御借米ハ、いかゝ被仕候や、被申越候、野田小左衛門申候ハ、上池ニ而、
         |  御取立可被成由、申候事                              くじ
明屋敷籤取    |一、平岡甚兵衛・小谷下屋敷、上井上六右衛門屋敷、高橋九左衛門・高橋五郎作・小川五郎八・鬮取
         |              〃
         |  ニ而取候事、但、小谷下地 五郎作、平岡甚兵衛家 九左衛門、井上六右衛門家 小川五郎八取之事、
         |
拾郡山奉行誓紙ヲ |         (誓)
上グ       |一、御山奉行三人、請人紙上ヶ申候事 
         |          〃
         |
有馬刑部規矩田川 |       (規矩郡)
両郡ノ山ヲ請取ル |一、有馬刑アハ、当郡・田川の両郡ヲ請取候事
         |
下毛上毛両郡ノ算 |一、下毛・上毛之御郡代佐藤半介・堀江半兵衛、両人登城ニ而、御郡代被易ニ付而、去御取立之御米
         |  算用之儀、仕かゝり候は、大坂へ罷上候儀延引、めいわく、亦、それ仕廻候まて、御惣庄屋ヲ是
         |  ニ留置候へバ、時分からの事二而候、御惣庄や根を存候間、両人大坂へ罷上候共、御算用とげ可
         |                              (尋)
         |  申由、被仰付候へと、申候へバ、先、野田小左衛門ニ、内證相聞候而、可仕義ニ候は、其分ニ被
         |                              〃
薮政三ノ借米ニツ |                                  民ア殿へ
キ談合      |一、八つ已後、中津ゟ申来候薮三左衛門かゝり御借米之儀談合ニ、御奉行衆〇被参候事
         |
高札ニ記ス牛市開 |一、有馬刑ア、牛市立申高札日限、御奉行衆へ申入くれ候へノ由、申候ニ付而、則、申候へバ、其分
設ノ日限     |  別可仕由、被申候事
         |                          (国遠)
         |一、民ア殿へ、御奉行衆被参、談合、甚左衛門被参ニ付而、道倫不参事
         |          

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