津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■松寿庵先生 第118講

2014-10-10 09:08:36 | 史料
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■「旦夕覺書」--風・3

2014-10-10 06:55:43 | 史料

                                                   詮索するのは如何かとも思うがさて話の主人公は何方・・・・・

                  一、金津助十郎飽田詫摩両御奉行勤候時去る人三百石取祖父島原討死にて候 其者の宇土郡奉行被仰付候
                    時拙者へ咄申候は助十郎も同前拙者も宇土郡奉行に成無是非事と申候故何と戦場に不被召れ候役と
                    思召被申候哉助十郎は左様には存間敷候承及ひ候へは両人役は其時くじにて何役にても一人は被召
                    連候 たとへは夫を苦に被存候ても其時に至ては銘々心に有事にて候 常々役儀心に叶不申候とも御静
                    
謐にいか様の居役も勤申か本意にて候 其上しはりからけて不被召置候 御軍法背候て討死と存切
                    腹の覺悟にて昔も御留守より参候て致討死天下に名顕はしたる侍藤堂和泉殿家中には同玄蕃は関原
                    合戦に留守に居申一人ぬけて陳場に参候へは和泉殿も心有りて甲を給はり候 頂戴仕討死いたし候事
                    承及び候 此類幾たりも御座候軍書にも見へ申候と申候へはひしとこまり一言出不申候 尤拙者より十
                    を余うへかと覺申候 後には御鉄炮三十挺御預け利口者餘程當世に叶たる男にて候 子孫有之候 名は記
                    不申候 先此一事も拙者にはおとり申候 是も古き能侍の事心かけ申故に與風言葉にも出候 助十郎には
                    申聞笑ひ候 右の為に書置候 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする