津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■「北村甚太郎覚書」を読む--24

2014-10-09 09:47:39 | 史料
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■「北村甚太郎覚書」を読む--23

2014-10-09 09:46:27 | 史料
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■「旦夕覺書」--風・2

2014-10-09 07:05:11 | 史料

                     元禄十三年、傳右衛門嫡子土之進熊本にて死去、ならびに養子弾蔵のこと

                一、拙者江戸詰の時廿五年以前に熊本より状参り一子土之進果候由申來十左衛門殿も自筆にて此節忠義
                  の出候所とて平野九郎右衛門方へ被仰遣候由にて拙者居申町屋へ態と参被申聞候 本よりあきれ居候
                                (綱利嫡子・與一郎、元禄十三年・十四歳没)
                  へとも其三四十日前 恵雲院様七月廿一日御遠行被遊候 土之進は八月十六日にて間もなく覺 恵雲
                  院様の時力を落し食事給候事土之進事承候時分に心中にて引くらへ見候に神以土之進時には萬事
                  輕く覺申候故扨は未御奉公勤申にさのみ草臥不申事と日本の神心を心にてためし申候 御前にも被
                  聞召上江村節齋に御意被成候は最早只今より出来たる子は傳右衛門為には成ましく思召候間養子を取
                  持させ候へとの御意の旨にて拙宅へ節斎被参候 扨々難有仕合涙を流し申候は、私儀如御存知歩行より
                  段々御取立被下子果候とて又養子を仕候事は先祖の儀を存名字致断絶は不幸と承及申候 如御存知三
                  盛事親の名迄付居申又喜左衛門も私同前に新知被為拝領居申候、私儀は以段々御恩兄共より重く
                  蒙り存る様御奉公不仕上養子と申事ハ老父草の陰にても心に叶申間敷と申候へは節斎いかにも拙者
                  申趣も尤もに存候、然共兼ての御意に御代に被召仕候衆も代々にて何も跡の断絶仕候事不便に思召就中
                  當御代に御取立の衆は尚以不便に被思召候との内々御意にて候 拙者儀は別而御重恩との仰に候へは
                  右の御意の筋、養子被成間敷との儀は御心に叶ひ申間敷と被申候、誠に左様に兼て御意初て承申候
                  御家中一同に承申難有に奉存候 然らは乍御六ケ敷御自筆にて熊本に居申候同名中に連紙にて右の
                  趣被仰遣可被下候、私手前よりは少遠慮に存候儀も御座候と申候へは扨々御得心別て大慶仕候 御飛脚
                  立候はゝ御同名方へ可申遣とて則息悰陸に書せ同名中に被申入候 角入初として扨々難有仕合御取持
                  被下候へと返事も見せ被申候てしからは養子に誰をかと其時工夫仕候處に村井源兵衛参被申候は此
                  間節斎と拙者養子の噂申事に候 差當り堀内中に無之様に存候 たとへ有之共今度の事は亡妻存生の内
                  にて別て力を落し可被申候 左候へは御同名のうちにたとへ心當有之共御内方の為と存寄候へは式は弟
                  か甥か兎角其心寄可然と申候 拙者いかにも尤と存幸に妻の弟有之候 是を願上可申とて其後は熊本
                  へも申遣取遣済其年極月廿八日養子如願被仰出候 ケ様に節斎に申候儀も前々老父咄長谷川久兵衛殿
                  實子被果候て跡養子の事幸孫有之候取持可申と筑後殿御申候時断申候 筑後殿委細直に御聞承置候
                  尤成事と感じ被申然らは拙者方より願可申とて久兵衛殿に構はず御願被成候事兼々承候 日本の神其
                  時長谷川殿存たるにて無之候へども老父心に拙者存寄叶可申と壹筋に奉存候へは右の通恭次第三悦
                  養子候時弾蔵口上書のことく拙者養子同名中承難被存返事節斎見せ申候 右の熊本へ連状を被申候を
                  三盛なとにも尋候へども何方に有之哉見出し不被申候 此後にも自然出申候はゝ傳次に御渡し可有候 

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