津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

去ん候

2013-10-18 15:15:45 | 徒然

                                   wikipediaから
 肥後六花で有名な「肥後菊」も今頃が見ごろであろうか。

 漱石の俳句に 去ん候これは名もなき菊づくり がある。
どういうスチレーションでこの句が出来たのか知らないが、いかにも謡曲好きの漱石の句である。
「去ん候」とは、「かしこまって肯定の返答をするときに用いる」とされる言葉だが、半藤一利氏は「大した者ではありませんと卑下している」と解説している。

重賢公の時代ある医者が父親が見事に仕立てた菊の花を献上した。公は喜んでこれを受けられたが、「菊を仕立てるには大変手が懸るときくが、こんなに立派に仕立てるには、相当手が懸ったことだろう」と言われ、「そんなことばかりしていると、医者の腕は下手だろう」と言われたという。面目を失ったことは間違いない。


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レファレンス「希首座」

2013-10-18 13:28:11 | 保存

 今日図書館に出かけた折、カウンタに在ったレファレンス「希首座(きしゅそ)」をいただいてきた。
こういう事に興味を以て尋ねられる方が居られるし、ちゃんと回答がなされていることに嬉しくなった。
大方の事は承知しているが、「大坂プロレス所属の政宗の技「希首座」は、この悲劇を名の由来にしています」という説明には驚いてしまった。
世の中いろいろある。 

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