Ninox103UW
イスラエル企業のSPEARは潜航中の潜水艦から発射可能なUAV「Ninox103UW」を披露、米国防総省やイスラエル国防軍が同システムに関心を示しているらしい。
オランダの防衛展示会で披露された「Ninox103UW」の開発は相当進んでおり、昨年バージニア沖で実施された演習で国防総省の関係者向けにデモンストレーションを披露、イスラエル国防軍も評価テストを行っている最中で、SPEARの関係者は「Ninox103UWを潜水艦へ組み込むに大きな改修は必要なく、潜望鏡では得られない範囲の認識力と上空から視点を潜水艦にもたらす」と説明しているのが興味深い。
つまり米国もインドもイスラエルも「潜望鏡とソナーに限られた潜水艦の状況認識をUAVで拡張すべきだ」という認識で一致、英国のJanesも「米海軍がBlackwing導入を進めているためULUAV(水中発射型UAVのこと)開発に世界的な関心が集まっている」と報じており、もはやUAVがもたらす戦場認識力の拡張は「潜水艦」も無縁ではいられないのだろう。
@寝てるか起きてるか分からない岸では何ともならないが、我が国防衛族も積極的に取り組むように。