大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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スウェーデン国防省発表 S-400は過大評価され過ぎ!

2021年12月21日 09時35分35秒 | 北eu リトアニア ラトビア エストニア ノルウェー スウェーデン フィンランド
スウェーデン国防省は昨年、バルト海におけるロシアの接近阻止・領域拒否(A2/AD)能力は過大評価されていると主張した報告書を発表した。ロシアの接近阻止・領域拒否(A2/AD)能力の核心は当然、ロシアが誇る防空システムS-400「トリウームフ」のことを指しており、このシステムはNATOにとって大きな脅威になると軍事アナリスト達が口を揃えて主張してきた部分だ。
ロシアのS-300やS-400などの防空システムは複数の用途が異なるレーダーと迎撃ミサイルを統合した総称であり、航空機や巡航ミサイルの迎撃から弾道ミサイル迎撃まで柔軟に対応できるのが特徴で、航空機や巡航ミサイル迎撃はパトリオットミサイルシステム、弾道ミサイル迎撃はサードミサイルシステムに分かれている米国製の防空システムとは考え方が異なる。
スウェーデン国防省は効果的なミサイルの誘導が出来ないOTHレーダーを使用するなら、おおよその位置に向かって40N6迎撃ミサイルを発射し、搭載されたアクティブレーダーシーカー(有効範囲30km)が目標を捕捉することに期待しなければならず、この方式で命中率は第二次世界大戦中に使用されたV-2ロケット程度しかないが、早期管制警戒機や空中給油機などの大型機に対しては一定の効果があるかもしれない。
結局、射程400km以上といわれる40N6迎撃ミサイルを有効に活用するためにはA-50などの早期管制警戒機や目標に近い空域を飛行している戦闘機などとS-400をネットワークで結び、地上から観測不可能な水平線以遠の目標データを得なければならず、同様のコンセプトは米国でも「共同交戦能力」や「ネットワーク中心の戦い」として研究開発が進められているが完全に実用化されてはいない。

参考:A2/ADとは「Anti Access(A2、接近阻止)」「Area Denial(AD、領域拒否)」を指す。米国に敵対する国や勢力が用いる軍事戦略で、自国や紛争地域への米軍の接近や、そうした地域における米軍の自由な行動を阻害すること。シナは日本の伊豆諸島からグアムに至るいわゆる「第2列島線」の内側でアメリカ軍の軍事行動を阻止し、南西諸島とフィリピンを結ぶ中国に近い「第1列島線」の内側へのアメリカ軍の進入を食い止める作戦を立てている。

@ワーオ! ロシアに報復攻撃されないといいですが・・・