小沢一郎(68)を巡っては、資金管理団体「陸山会」による2004年10月の土地購入に絡む政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑について、東京第5検察審査会の第2段階の審査が進められており、今秋にも議決が出されるとみられる。
この事件で、特捜部は今年2月、石川知裕衆院議員(37)ら元秘書3人を、陸山会の政治資金収支報告書に土地購入代金を記載しなかったなどとする容疑で起訴したが、小沢については、「秘書らとの共謀が十分に立証できない」として不起訴(嫌疑不十分)とした。
これに対し、東京第5検察審査会は4月、土地代金などを04年分の収支報告書に記載しない方針を事前に小沢に報告し、了承を得たとする石川被告の供述などをもとに、11人の審査員の全員一致で小沢を「起訴相当」と議決。議決書は、事件への関与を否定した小沢の供述について、「極めて不合理で信用できない」と述べた。
特捜部は5月、小沢らから再び事情を聞いたが、小沢の関与を示す新たな供述は得られず、再び不起訴とした。現在、同審査会では新たな審査員による第2段階の審査が行われており、審査員のうち6人の任期が満了する10月末までに議決が出される可能性がある。その際、8人以上が「起訴すべき」だと判断(起訴議決)すれば、強制的に起訴されることになる。
@小沢の代表選出馬については法務・検察内部でも驚きの声が上がっているようで、ある検察幹部は「本当なの?」と戸惑いを隠せない様子を見せ、「何ともコメントしようがない」と口を閉ざした。別の幹部は「小沢は既に不起訴処分にしており、捜査は事実上終結している。検察審査会には政治的なことを考えずに淡々と審査してもらうしかない」と話す。そのうえで「仮に小沢が首相になって起訴議決が出た場合、どのように対処するのか、司法と行政にとって非常に難しい問題となる」と述べている。 結果、小沢が負けて民主党が割れれば一番いいし、それを祈るしかない。
この事件で、特捜部は今年2月、石川知裕衆院議員(37)ら元秘書3人を、陸山会の政治資金収支報告書に土地購入代金を記載しなかったなどとする容疑で起訴したが、小沢については、「秘書らとの共謀が十分に立証できない」として不起訴(嫌疑不十分)とした。
これに対し、東京第5検察審査会は4月、土地代金などを04年分の収支報告書に記載しない方針を事前に小沢に報告し、了承を得たとする石川被告の供述などをもとに、11人の審査員の全員一致で小沢を「起訴相当」と議決。議決書は、事件への関与を否定した小沢の供述について、「極めて不合理で信用できない」と述べた。
特捜部は5月、小沢らから再び事情を聞いたが、小沢の関与を示す新たな供述は得られず、再び不起訴とした。現在、同審査会では新たな審査員による第2段階の審査が行われており、審査員のうち6人の任期が満了する10月末までに議決が出される可能性がある。その際、8人以上が「起訴すべき」だと判断(起訴議決)すれば、強制的に起訴されることになる。
@小沢の代表選出馬については法務・検察内部でも驚きの声が上がっているようで、ある検察幹部は「本当なの?」と戸惑いを隠せない様子を見せ、「何ともコメントしようがない」と口を閉ざした。別の幹部は「小沢は既に不起訴処分にしており、捜査は事実上終結している。検察審査会には政治的なことを考えずに淡々と審査してもらうしかない」と話す。そのうえで「仮に小沢が首相になって起訴議決が出た場合、どのように対処するのか、司法と行政にとって非常に難しい問題となる」と述べている。 結果、小沢が負けて民主党が割れれば一番いいし、それを祈るしかない。