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沖縄の変貌

2017-01-17 04:37:46 | 石垣島

沖縄は急速に変貌している。それは稲作農業が消えかかっていることにある。沖縄が好きである。日本が残っているからだ。沖縄の中でも八重山が好きだ。八重山の唄が好きという事がある。八重山の水土が好きという事がある。八重山の人たちのさっぱりした感触も好きだ。昨年石垣島では悲しい事件が2つあった。一つは高樹沙耶という元女優が、マリファナ所持で捕まったことだ。もう一つが中山市長が自衛隊基地の受け入れを発表した。マリファナ事件は長野県の美麻でもあった。ここも良く絵を描きにゆくところだ。私が絵を描きにゆく行くところで、こういう事件が2つも起ったことがつらい。車を止めて、何日も同じところで描いている。何やら怪しいではないか。そばの家で大麻を栽培していたとすれば、気持ちが悪い。多分あの家だというものは知っている。そのあたりで絵を描いたようだ。こんなところに家がある。移住者だなと思ったわけだ。知らない民宿など泊まれないなと思う。

以前も、関西の漫才師がテレビ番組と称して、忍野の友人の家の隣でいい加減な畑をやったことがあった。畑の様子を見て、インチキだという事はすぐわかった。それはすぐやめて、今度は同じ芸人が石垣でおかしなテレビ番組をやった。今はその芸人は除名処分になった。石垣での活動もやめたようだが、都会から石垣島に来る者には碌なものがいない印象である。車を停めて絵を描いて、公園の警備員が来たこともあった。誰かの通報かもしれないと思った。迷惑はかけないようにひそやかに描いているのだが、マリファナ事件は気分が悪い。そして、もう一つは中山石垣市長の突然の自衛隊の受け入れ表明である。全くの突然である。自衛隊が来るという4つのは、公民館単位になっているのだが、4つともが反対を表明している。その反対住民から話を聞くと、議会では表明していた。ところが、会いもしないうちに自衛隊受け入れを表明した。

中山市長は以前から受け入れるとみられてきた。言動行動が、むしろ誘致したのではないかというような人だからだ。そして、中山市長の行動発言は、自衛隊の情報操作を受けている。反対住民に会ってはまずいという、指令の下急遽12月26日に受け入れが発表されたのだろう。理由は国防は国の専権事項だから、住民が賛成とか、反対とか議論すること自体がそぐわないというのだ。ミサイル基地が作られるという。北朝鮮の核爆弾が落とされて、死滅する時にも国の専権事項だからなどとうわ言を言うのだろうか。いろいろの考えがあっていいのだから、誘致して石垣の安全を図るという考えもあるだろう。いずれにしても、まず十分の事態を把握してから、住民投票をするのが筋である。このまま行けば辺野古の二の舞になる。あの仲井眞前知事は選挙の時には反対を表明しておいて、知事を止める直前に工事を承認して、沖縄の歴史に悪代官として名を残した。中山市長も同じ運命なのか。

八重山と沖縄本島と較べると、田んぼがあるかないかである。田んぼがあるから八重山は素晴らしいのだ。それは瑞穂の国の原型を感じるからだ。沖縄本島にもたくさんの田んぼが戦前にはあった。ところが本島では田んぼはほぼ無くなった。理由は米軍基地である。ベイ軍基地が出来て、瑞穂の国の文化がずたずたになったと思われる。田んぼを継続する意思が失われた。田んぼを失うとともに瑞穂の国の心も薄れた。利益の出る仕事であれば、田んぼである必要が無くなった。八重山の小浜島では祭りのために5穀を辞める訳にはゆかないと言われていた。米軍基地ができるとこういう地域を大切にする気持ちが失われる。石垣に自衛隊基地ができると、田んぼが無くなる可能性がある。今でも田んぼは利益が出るからやっている訳ではない。田んぼに惹かれる思いがあるからだろう。自衛隊が来て、こういう瑞穂の国に思いをはせる気持ちが失われることが怖い。

 

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