あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

中欧5か国8日間の旅② ウィーン歴史地区などウィーン市内観光(後半)

2016-06-10 17:12:27 | 中欧5か国旅行
 2016年5月29日(日)午後

 == ウィーン歴史地区などウィーン市内の観光(後半) ==  

 13時15分にレストランを出て、トラム(市電)1、2番などの通るあたりからバス
に乗り、ウィーン市街中心部の南西4㎞ほどにあるシェーンブルン宮殿(Schloss Schönbunn)
に向かう。

 郵便貯金局

 
                                   オペラ座

 郵便貯金局やオペラ座前などを通過してウィーン川↓と地下鉄4号線に平行する道路を
進み、13時45分頃シェーンブルン宮殿の正門前に着いた。



 シェーンブルン宮殿はハプスブルク家の夏の離宮で、女帝マリア・テレジア時代の18
世紀半ばに完成し、左右の長さは180mあり、外壁の色は、「マリア・テレジアの黄色」
と呼はれる高貴な彩りを見せている。




 40分前後宮殿内を観覧し(撮影禁止)14時28分~15時10分の間フリータイム
となる。西側の門をくぐるとバラ園があり、見ごろなバラが咲き競う。











 南側一帯は東西、南北とも1㎞を越える広大な庭園で、とても短時間では回りきれない
が、宮殿の建物近くからその一部だけを眺める。



 中央部に「ネプチューンの泉」(Neptunbrunner)と呼ぶ噴水が上がり、その先の丘陵上
に「グロリエッテ」(Gloriette)と呼ぶ大きな門が見える。


 宮殿正面2階のテラスに上がり一覧して正門に戻った。

 15時10分に宮殿前からバスに乗ってウィーン川沿いに戻り、「黄金キャベツ」とも
呼ばれ黄金のオリーブをモチーフにした↓「ゼツェスィオーン」(Secession)前を通過し、
15時半頃に近くのオペラ座前でバスを下りる。


 このあと18時20分までフリータイムとなったが、気温が28℃位に上がり暑いので、
リングの東側沿いにあり緑陰の多そうな市立公園(Stadtpark)に行くことにした。


 リングの南東部、シューベルトリング(Shcubertring)の街路樹の下を進んで市立公園
に南西端から入ると、Kursalonと呼ぶ今世紀初頭に建設されたコンサートホールが目に入
った。



 ここに、夕食をするレストランがあり、この会場でコンサート観賞するとは、このとき
な考えもしなかった。
       

 東北に延びる公園の中央を、シェーンブルン宮殿の方から流れてくるウィーン川が貫い
ている。

 川の東側には回らず、リングに沿った西側だけを巡ることにした。


 芝生地には、暑さを避けて日陰で休む人、裸になって日光浴する人など多くの人たちが、
日曜午後の憩いのひとときを過ごしている。


     
 少し進むと、バイオリンを弾く黄金のヨハンシュトラウス像があった。
    


 公園内のあちこちに、純白のバラ系の花が咲いている。
      

 中央部にあった女性像の下から飲用水が流れ落ち、市民がのどを潤していた。
    

 近くには、ウィーンで没した作曲家アントン・ブルックナーの胸像もある。
      




 中心部にある細長い池に沿って進み、池が広がった辺りにはJ.E.SCHINDLER像がある。
Emil Jakob Schindler氏で19世紀の風景画家らしい。


 公園の中央部には対岸に渡る橋があり、その下流側に「シュタイラーエック」と呼ぶレ
ストランが見える。


 近くにはDr.ANDRLAS ZELINKAと刻まれた胸像が建っていた。1861~1668年
の間ウィーン市長だった人物のよう。
       


 広がった池の東側に回り、リングに近い園路を折り返す。こちらには大きなフランツ・
シューベルト像が設置されていた。
       

 園内は緑が豊富で、緑陰が暑さを和らげてくれる。



 市立公園の西側を一巡して、ほぼ同じ道をオペラハウス前に向かって戻る。


 途中の交差点から南側にも騎馬像が見えたが、誰の像かは分からない。
    


 天皇・皇后両陛下が宿泊したというインペリアルホテル↑前を通過し、17時25分過
ぎにオペラハウス前に戻った。

 集合時刻にはまだ1時間近くあるので、近くのスターバックスに入ってアイスコーヒー
でのどを潤す。集合時刻の18時20分近くにオペラハウス前戻り、皆さんと合流した。

 バスに乗って夕食をするレストランに向かう。目的のレストランは、なんと先ほど回っ
た市民公園のコンサートホールの建物の地階。19時近くから1時間足らずの間に夕食を
して、終了後に上階のフロアのコンサート会場に入る。

 20時から22時までの間、途中休憩を挟んで数人の管楽器中心のグループによるウィ
ンナワルツやオペレッタなどの演奏に、男女の独唱や合唱、ダンスも加わり、音楽の都な
らではの宮殿コンサートを楽しんだ(演奏会場は撮影禁止なので天井のシャンデリアのみ
撮る)。



 会場のそばからデラックスバスに乗り、22時20分に連泊するホテル アメディアに戻
った。

                              (歩数 18,100)




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中欧5か国8日間の旅② ウィーン歴史地区などウィーン市内観光(前半)

2016-06-09 11:43:03 | 中欧5か国旅行
 第2日 2016年5月29日(日) 晴

 == ウィーン歴史地区などウィーン市内の観光 ==

 ウィーンのホテル アメディアにて6時45分に起床した。8時頃からホテルのレストラ
ンでバイキング朝食をして、ホテル↓周辺を少し散歩に出る。





 近くには、自転車や自動車のカーシェアリングポートがあった。
      

 9時30分にデラックスバスでホテルを出発する。デラックスバスは、進行方向右側が
2列、運転手側の左側が1列で全座席数は30席。参加者27人と添乗員やガイドが乗る
と余席は無いが、普通のバスより前後や左右がゆったりしている。
         
 中欧諸国もほかのヨーロッパ各国と同様右側通行で、運転席は左側にある。

 ちなみに、オーストリアの面積は北海道よりやや広い約8万4千㎢。東西に約540㎞
と細長く、国境は西北側のドイツから時計回りにチェコ、スロバキア、ハンガリー、スロ
ベニア、イタリア、スイス、リヒテンシュタインの8か国に接している。

 総人口は約850万人でそのうちウィーンは約176万人、公用語はドイツ語である。
全行程を通してのドライバー、マルコさんは、スロベニアやハンガリーの南に位置するク
ロアチアの人で、バスもクロアチアのものだという。

    
 今日はウィーン市内観光の予定。ウイーンは、神聖ローマ帝国の皇帝として中央を統治
したハプスブルク家の帝都で、建築、音楽、絵画など独自の中央文化が花開いた芸術の都
でもある。

 最初に訪れたのは中心部から南南東に2㎞ほどの世界遺産ベルベデーレ宮殿(Schlos
Belvedere)で、9時50分頃に着いた。

 ベルベデーレ宮殿は、オイゲン公の夏の離宮として18世紀前半に建てられ、バロック
様式の上宮と下宮の2つの宮殿からなっている。





 南側の上宮前には広いフランス式庭園があり、上宮内はクリムトの「接吻」や「ユディ
ット」などの絵画を展示する19・20世紀の絵画館になっていて、ガイドの説明を聞き
ながらたくさんの作品を鑑賞した(絵画館内は撮影禁止)。
    

        
         なぜかフランス式庭園には、雪だるまの飾り付けがある。 


 正面ホールのきらびやかな飾り付けや天井の絵画なども眺め、1時間10分ほどの観賞
を終えてベルベデーレ宮殿を出た。




     

     

 市街地中心部に向かい、中心部を囲む「リング」(環状・Ring)と呼ぶ19世紀後半に
旧市街の城壁を撤去して造られた環状の大通りに入り、ウィーンフィルの本拠地で元旦の
ニューイヤーコンサートで知られる楽友協会ホール、19世紀末の建築というカールスプ
ラッツ(Karlsplatz)駅舎、オペラ座(ウィーン国立歌劇場)前などを通過して、ゴシック
様式の尖塔の建つ市庁舎や国会議事堂に近い、市民庭園前でバスを下りる。

     楽友協会ホール↑
                     カールスプラッツ駅舎↓




           オペラ座↓


                市庁舎


    
 市民庭園(Volksgarten)に入ると、たくさんのバラがちょうど見ごろ。色とりどりの
バラを眺めながら公園内を一巡した。
    









 北側には、「ホーフブルク」(Hofburg)と呼ぶ王宮の建物が広がり、2つの大きな騎
馬像が目をひく。

 市民庭園側は皇帝レオポルト二世の三男でナポレオンのウィーン侵攻をくい止めたカー
ル大公騎馬像、新王宮側は対トルコ戦で活躍したオイゲン公騎馬像↓で、2人はウィーン
の英雄だという。
      

 王宮は、1220年頃に建てられた最初の建物を中心に、20世紀初頭までの約640
年間、ハプスブルク家の歴代皇帝が次々に建て増しており、様式の異なる各時代の建物が
連なり、宮殿のほか乗馬学校、王宮礼拝堂、国立図書館、庭園などが附属し、多くが博物
館やギャラリーとして公開されている。


      
 王宮の正面入口だったというミヒャエル門(Michaelertor)から、中庭のミヒャエル広
場に入ると、中央にフランス一世像が立っていた。


     

 中庭には観光馬車も入ってくる。



 ミヒャエル門は18世紀の建築で、円形のドームに覆われている。



 ミヒャエル門の東側はミヒャエル広場で、正面に尖塔の目につく聖ミヒャエル協会があ
り、広場には発掘された古代から幾世代かにわたる遺跡が層をなして姿を見せていた。
     



      
 聖ミヒャエル協会の横から、細い通りをペーター教会(Peterskirche)に向かって北東に
進む。


     

     
 グラーベン(Graben)と呼ぶ細長い広場には、三位一体像が立っていた。ウィーンを
代表するポスト・モダン建築家、ハンス・ホラインが1990年に制作したものとか。
        


 観光客で賑わう賑やかな通りを東に少しで、旧市街のほぼ中央に位置するシュテファン
広場(Stephansplatz Nold)に出た。正面の大きなモザイク屋根と尖塔の建物は、ウィーン
の顔ともいえるシュテファン寺院(シュテファン大聖堂)(Stephansdom)。
     

     
 1147年にロマネスク様式の小さな協会として建てられたが、14世紀にハプスブル
ク家のルドルフ四世によりゴシック様式の大教会に建て替えられたという。

 モザイク模様の瓦屋根には、ハプスブルク家の紋章が描かれ、1番高い南塔の高さは
137mあり、塔に上るとウィーン誌全体が一望できるようだが、時間の関係で建物には
入らず、外から眺めるに留めた。
      

 

 南に延びる賑やかなケルントナー通り(Käntner Strasse)などを10分余り進んで近く
のレストランに入り、シュニッツェル(Schnitzel)と呼ぶウィーン料理の昼食をした。

                                    (続く)




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中欧5か国8日間の旅① 成田国際空港からウィーンへ

2016-06-08 21:33:35 | 中欧5か国旅行
 半月余り投稿できなかったのは、5月28日(土)~6月4日(土)、阪急交通社・ト
ラピックスの「デラックスVIPバスで巡る! オーストリア航空往復直行便利用 決定版中
欧5か国8日間」という長い名のツアーに参加したためです。

 以下、日程に従いその行程のあらましを紹介しますが、たくさん撮った写真とその場所
や建物の確認に時間がかかりそうなので、全コースを終えるのは日にちがかかるかもしれ
ません。

======================================== 

 第1日 2016年5月28日(土)

 == 成田国際空港からウィーンへ ==

 自宅を8時07分に出て、池袋、日暮里を経由して京成電車の成田空港駅に10時53
分に着く。成田国際空港第1旅客ターミナル4階南ウィングKカウンターの、阪急交通社
受付カウンターで受付を済ませる。今回の添乗員はKKさん、参加者は27人とのこと。
行程のあらましは以下の通り。
    


 13時45分発オーストリア航空ウイーン行きOS52便のボーイングB777-200
型機は、ほぼ満席で13時46分に成田国際空港を離陸した。


 ウィーンまでの距離は9,170㎞、所要時間は約11時間20分の予定という。
    

 飛行機は北に向かい、札幌上空近くを通過して日本海で西北に進路を変えてシベリア東
部に入る。ヤクーツク付近ではかなり揺れたがさらに西へ、ノリリスク上空を経て航路の
半分以上はシベリア大陸の北部を通過する。

 さらに、ロシア西部のサンクトペテルブルグや、昨年訪れたバルト3国とポーランドの
ワルシャワ付近の上空を通過した。


 オーストリアの首都ウイーン(Wien)の、ウィーン国際空港に17時55分に着いた。
空港はウィーン中心部から南東10㎞ほどのところ。下の写真は空港の管制塔。
      
 ちなみに、オーストリア時間(夏時間)は日本より7時間遅い。

 預けたスーツケースを受け取り、空港アシスタントのTさんの出迎えを受けて18時55
分頃デラックスバスで空港を出て、19時20分に今日明日連泊するホテル アメディア
(AMEDIA HOTEL WIEN)に着いた。

 227号室に入ってスーツケースを開け、シャワーだけして21時過ぎにベッドに入る。
日本時間では29日(日)の午前4時過ぎになる。        (歩数 8,300)




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