あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路第28 日、43番明石寺へ

2010-03-18 20:56:14 | Weblog
宇和島市三間町の民宿とうべやを6時48分に出発する。

まずは歯長峠を目指す。工事中の四国横断自動車道の横から上り坂
となる。

後半に200mの急登があり、標高480mの峠を越える。

肘川沿いの県道などを進み、43番明石寺に参拝する。明日で区切り
打ちにするので、最後の霊場である。

境内のソメイヨシノが満開だった。写真は、そのソメイヨシノ。

西側の卯之町は、国の伝統的建物群に指定された古い旅館などの
家並みが続く。

国道56号や平行する旧道を北に向かうと、雨模様となり、雨具を
着用した。

今日2つ目の峠は鳥坂峠。昔の幹線だけあり、幅広い林間の道が続き、
幸い峠に上がる頃には雨は止んだ。

標高470mの峠を越えて、旧国道を下って、番外霊場札掛大師堂に
参拝したが、かなりお堂は荒れていた。

国道を大洲市内に向かって急ぎ下ったが、宿に着くのが18時を過ぎ
そうで、腰痛の再発の懸念もあり、手前約4kmのところまで、宿の
若いご主人に向かえに来ていただき、17時30分過ぎ、大洲駅に近い
ときわ旅館に着く。

夕食には、今回初めての、4人の歩き遍路の皆さんと一緒になり、
美味しい料理をいただいた後、若ご主人ともども、遍路道のことや
遍路宿の情報交換に話がはずれ、20時近くまで楽しいひとときを
過ごした。
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四国遍路第27 日、42番仏木寺まで

2010-03-17 18:47:03 | Weblog
よく晴れたが冷え込んだ。7時05分に宇和島市津島の大畑旅館を後にした。

宇和島市街に向かう車が渋滞気味の、国道56号を進み、全長1720m
ある松尾トンネルの入口手前から、峠を越えるへんろ道へ。

ジグザグな林間を緩やかに、ひとのぼりで旧道に上がる。さらに林間を進み、松尾峠へ。
へんろ小屋26号わん屋があったので、休憩した。

下りも林間の気持ち良い遍路道が続く。再び国道に入り、宇和島の
市街近くから旧道にを進み、番外霊場の馬目木大師にて、次の休憩
をする。

宇和島城の下を南から東に回り、別格霊場6番の龍光院に詣でる。

宇和島駅で時刻を確認して北宇和島駅まで行き昼食後、JR予土線で
ひと駅先の務田駅まで乗り、腰痛が再発しないよう対処した。

田園地帯を進み、41番龍光寺と42番仏木寺に
参拝、近くの民宿とうべやに15時41分に到着した。

写真は、仏木寺のかやぶき屋根の鐘楼。
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四国遍路第26 日、柏坂を越える

2010-03-16 19:44:23 | Weblog
雨は上がった。7時13分に民宿磯屋を出て、国道56号を西に向かう。

向かい風が強く菅笠が飛ばされそうで、手が冷たい。緩やかに上り
坂が続く。

下り道となると間もなく、室手海岸が見えて来て、養殖真珠のいかだ
が見下ろせる。

風が強いのに、海はなんとなく霞んでいて、遠望は利かない。

内海の中心街から国道を離れて、柏坂への遍路道にかかる。

幅広い林間の上り坂を息のはずまぬよう、ゆっくりと歩む。

番外霊場の柳水大師を経て、最高点標高460mの
番外霊場清水大師を過ぎる。

気持ち良い林間の遍路道の下りが続き、茶堂休憩所で昼食にした。

さらに下って国道56号沿いにあるへんろ小屋19号津島で最後の休憩
をして、宇和島市津島の大畑旅館に15時29分に入った。

宿のおかみさんの話では、海や山が霞んでいたのは、黄砂のため
ではないかとのこと。
午後は晴れたのに気温は上がらず、真冬のような1日だった。

1日中向かい風が強く、昼食地で菅笠を脱いだら、知らぬ間に、
菅笠のビニールカバーが飛ばされて無くなつていた。

写真は、今日最後地点にあった清水大師のお堂。
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四国遍路第25 日、愛媛県に入る

2010-03-15 17:23:13 | Weblog
1日雨の予報なので、雨具を付けて7時07分に、宿毛市の岡本旅館
を後にした。

町外れの宿毛貝塚の横から遍路道に入り、県境の峠を目指す。

途中、ナノハナやブラム、レンゲなど咲く3つの集落を通過し、
山道にかかる。

山の斜面は、ヤマザクラの白い花が点々と望まれる。

宿を出て1時間半ほどで、標高300m、高知県と愛媛県との県境の
松尾峠に上がる。

峠には、土佐藩と宇和島藩の標石が立つ。

写真右は、宇和島藩のもの。

下りは緩やかな道で、四国遍路道の中でもお勧めの、気持ち良い
コースである。

下の小山集落に降りたら、雨となった。県道299号に入り、一本松
町の町並みを抜ける。

上大道集落に、立派な遍路小屋とトイレが出来ていたので、昼食をした。

僧都川沿いに出て左岸をしばらく進み、40番観自在寺に着く。

参拝を終え、地元御荘町の一角にある、民宿
磯屋に14時47分に到着した。
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四国遍路第24 日、39番延光寺へ

2010-03-14 18:57:43 | Weblog
快晴の朝、7時51分に宿毛市小筑紫の大島屋旅館をスタートした。

宿毛湾沿いを北に向かう。山の斜面のあちこちに、ヤマザクラが
咲いている。

高知最西端の宿毛市、中心街にある岡本旅館にザックを預け、
延光寺を目指す。

町外れの松田川の左岸堤防に、たくさんの武者のぼりが並び、
両岸はナノハナの花盛り。

今日の写真は、その武者のぼりとナノハナである。

高知県最後の霊場、39番延光寺に参拝後、近くの田んぼの畦道で
昼食とした。

同じ道を戻って、岡本旅館には14時30分に着いた。
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四国遍路第23 日、月山神社へ

2010-03-13 19:08:50 | Weblog
土佐清水市の景勝地、竜串の民宿とさやのご主人に、車で8km余り
先の叶崎まで送ってもらい、7時22分に歩き始める。

岩礁や波打つ海の眺めが続き、向かい風がやや強い。

小才角の小集落では、スルメにするイカを干していた。

次の大浦集落にあるへんろ小屋14号で小休止後、月山神社への遍路道へ。

1町ごとに置かれた古い遍路石が、幾つも残っていた。

番外霊場月山神社に参拝、少し先から再び林間の遍路道へ。大月小
3年生の記した激励の言葉の札がたくさんあり、元気づけられる。

海岸に下り、ゴロゴロした石の上を100mほどで車道にあがる。

大月町赤泊集落の、Nさんのお宅に立ち寄り、前回、古い遍路札を
見せていただいた際のお礼を申し上げる。

今日も、お茶や奥様手作りの文旦の砂糖漬けなどをごちそうになり
、文旦をいただいた。

国道321号に出て、道の駅大月にあるへんろ小屋9号で休憩する。

今日の宿は、宿毛市の南端に近い大島屋旅館、15時40分に着いた。

写真は、スタートの叶崎黒潮展望台からの景観。
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四国遍路第22 日、ジョン万の里へ

2010-03-12 19:25:18 | Weblog
海を見下ろす高台にある民宿青岬を、8時02分に出た。

椿の多い林間のへんろ道を抜け、ジョン万次郎
の生誕地、中浜の集落へ。

生誕地の石碑や生家跡などに寄る。生家は、今年中に復元されるという。

集落の先も、林間の気持ち良いへんろ道を通過して、土佐清水市の
市街地を西に抜ける。

あしずり港を回って、海の駅あしずりで昼食をした。ここでは、
土佐清水ジョン万次郎くろしお社中という催し
を開催中だったので、観覧する。

国道321号を、主に海岸沿いに進む。道の駅めじかの里土佐清水に
ある、新しいへんろ小屋35号で休憩する。

今日の宿は、近くの竜串の民宿とさや。15時19分に着いた。

予定では、8km余り先に宿をとる積もりだったので、ザックを預け、
少し先まで歩くことにした。

戻ってくるバスの時刻を考えながら進み、約6km先まで歩くことが
でき、17時過ぎに宿に入った。

写真は、海の駅あしずりにある、ジョン万次郎の新しい石像。
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四国遍路第21 日、38番金剛福寺へ

2010-03-11 19:41:30 | Weblog
民宿久百々から、海に上がる日の出を見て、7時21分に出発した。

足摺岬に向かって、岬の東岸を進む。風も治まり海も波静か。

大岐海岸は砂浜の波打ち際を進み、あとは県道27号が主だが、
ところどころにあるへんろ道も、幾つか通過した。

窪津漁港のそばにあった鰹の加工場をのぞかせてもらい、1日蒸した
というメジかを試食させてもらった。

椿の純林の間を抜け、足摺岬にある38番金剛福寺に13時半近くに
着いた。

参拝を終えて、展望台から足摺岬の雄大な展望を楽しむ。

更に岬の西岸を、高見から海を見ながら進み、
お気に入りの宿、民宿青岬に16時過ぎに到着した。

写真は、38番金剛福寺本堂。
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四国遍路第20 日、土佐清水久百々へ

2010-03-10 16:56:43 | Weblog
民宿日の出を7時22分に出発し、近くの土佐
くろしお鉄道の海の王迎駅から下り列車に乗り、
4つ先の古津賀で降りた。

歩行距離を短縮して、腰の負担軽減を図るためである。

にわか雨模様なので、雨具を付ける。清流
四万十川左岸に出て南下し、四万十大橋を渡る。


昨日の雨でかなりの水量。、風が強く、菅笠を押さえながら渡った。

橋の先で千葉県のお2人と会い、以後同道する。

四万十川を離れてすぐのうどん屋田子作に入り、磯の香りたっぷりの
青さうどんを味わう。

山間部に入ったら、時々にわか雪となり、風が冷たい。

全長1620mある新伊豆田トンネルを抜けて、土佐清水市に入った。

ドライブインそばの店に入り、風を避けての昼食をさせてもらう。

下ノ加江川沿いに下り、水量満々たる河口の
大橋を渡る。風がいっそう強く、吹き飛ばされそうだった。

下の加江湾の景勝を眺めながら進み、今日の宿、
久百々に15時ちょうどに着いた。

1日風が強く、真冬の寒さは久しぶりのことだった。

写真は、下の加江湾の眺め。
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四国遍路第19 日、黒潮町大方まで

2010-03-09 20:31:56 | Weblog
今日も雨となった。雨の完全装備をして、
岩本寺に近いまるか旅館をあとにした。

次の札所、足摺岬の金剛福寺までは80kmある。あと2泊しないと
到達できない。

今日も車の多い国道56号が主なルート。5kmほどで市野瀬遍路道
を抜ける。

工事中の佐賀温泉のそばにあるへんろ小屋13号佐賀で休憩。
佐賀温泉は8月に完成予定で、へんろ小屋のそばに足湯が出来ると、
小屋で休んでいた関係者は話した。

荷稲から伊与喜までの5kmほどは、川を挟んで
国道の対岸を走る道を進み、会った車は1台で済んだ。

佐賀の町並みを過ぎると、鹿島が浦や白浜海岸の景勝地。幸い雨も
上がり、海を見下ろしながら進む。

しかし今日も午後には腰痛となり、後半は休み休みしながら進み、
17時25分に、ようようの思いで民宿日の出に着いた。

いまの腰の具合では、1日30kmは厳しいので、明日は少し列車を利用して歩く距離を減らしたいと思う。

写真は、白波立つ白波海岸。
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