あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路第2日12 番まで

2010-02-20 19:20:54 | Weblog
四国遍路2日目は、7時過ぎに6番安楽寺宿坊を出発し、吉野川左岸の町並みを西に向かい、
7番十楽寺、8番熊谷寺、9番法輪寺、10番切幡寺を経て、吉野川の冠水橋2つを渡り、
11番藤井寺まで参拝して、吉野川市鴨島の旅館に16時近く着きました。

午前中に、今年初めてのウグイスの声を聞き、10番切幡寺の最上部の多宝塔からは、
吉野川左岸の家並みや明日上がる山並みなどの、よい展望が得られました。

今日も少し風がありましたが、昨日ほどの冷たさはなく、広々とした田園地帯をたくさん
歩くことが出来ました。

明日はいよいよ12番焼山寺への、遍路転がしと呼ぶ山道を上がります。

写真は、宿泊した安楽寺本堂
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四国遍路第1日、1 番から6番まで

2010-02-19 20:17:30 | Weblog
朝7時49分にJR高徳線板東駅をスタートし、1番霊場霊山寺から3度目の四国遍路を始め
ました。

4番大日寺まで参拝して途中の東やで昼食、5番地蔵寺から標高450mの別格霊場1番大山寺
までひと汗かいて上がりました。

6番安楽寺には17時近く着き、お参りは明朝にして宿坊に入り、1日目の歩きを終えました。

徳島の予想最高気温は8度で、やや風があって寒さがこたえましたが、あちこちに咲く
紅梅、白梅がいずれも見頃で、目を楽しませてくれました。

写真は別格霊場1番大山寺本堂です。
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明日から3度目の四国遍路に

2010-02-18 19:29:29 | Weblog
明日2月19日からの四国遍路に備え、朝9時に家を出ました。

昨夜からの降雪の影響で、10時33分発車の新幹線ひかり号は10分遅れで東京駅を発車
しましたが、新大阪駅には定時に着きました。

大阪梅田14時発車の高速バスにて、16時16分に徳島駅前に着き、近くのビジネスホテル
に入りました。

普段家では、10~15度の室温で過ごしているので、新幹線や高速バスの20度以上の
高温にはちょっと暑すぎて参りました。

明日は1番霊山寺から出発して、6番安楽寺まで歩く予定で、途中、別格霊場1番大日寺
にもお参りする予定です。

写真は、新幹線からの雪の伊吹山

モブログ投稿後、宿泊中のビジネスホテルのパソコンで一部修正、追加しました。
明日以降は、モブログのみの投稿になり、コメントなどいただいても返信できません
ので、ご了承ください。
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3度目の四国遍路に

2010-02-16 23:16:53 | Weblog
 3度目の四国遍路に、出かけることにしました。

 2月18日(木)に出かけて徳島市内に宿泊、2月19日(金)に1番霊山寺を
出発して、前回、前々回同様、43番明石寺までの区切り打ちとし、JR予讃線
大洲駅か内子駅から3月18日(木)ころ帰途につく予定です。

 下の2枚は、前回の際の1番霊山寺山門と43番明石寺本堂の写真です。





 今回は、別格霊場も回る予定にしており、一応前回並みのスケジュールを立
てて見ましたが、前回から3年経過しており、体力・脚力の低下もあるので、
予定通りに行けるか心配の面はあります。

 しかし、足どりが遅くなるようなら無理はせずに、日々の歩行距離を短縮する
などして日程調整しながら参りたいと考えています。

 日々の経過は、できるだけモブログにて報告する予定ですが、投稿はしても、
自分で読むことは出来ないので、コメントなどをいただいても、返信は帰宅後に
なりますので、あらかじめご了承ください。

 
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カントリーウオーク鴻巣・北本(埼玉)続き

2010-02-15 21:52:11 | カントリーウオーク
 2009年2月12日(祝) 続き

 馬室キャンブ場での昼食を終え、記念撮影をして13時20分に午後のコース
に向かう。


 近くの水道タンクの横から台地上に出て、愛宕神社へ。

 社殿は愛宕塚古墳の上に鎮座している。社殿左の古木に、大きなこぶが付い
ていた。


 古墳背後の林に設けられた遊歩道を下り↑、枯れアシがいっぱいの、休耕田
が湿地化したところに出る。

 一帯は「トンボこう園湿地」と呼ばれ、27種のトンボが生息するという。

 対斜面に、まだ開花前の梅林を眺め、湿地沿いの遊歩道を進んで、鴻巣市か
ら北本市に入った。

 以前の例会で梅干しを分けてもらった民家の横を上がり、高尾四丁目の民家
の前にある、小さな社の山王神社の中をのぞく。

 地域の人々が「下(しも)の神様」と呼び、安産などの祈願信仰の対象という、
石刻の猿像がたくさん奉納されていた。そばの畑では、フクジュソウが花を開
いている。


 高尾六丁目に入り、趣ある長い塀を巡らした旧家の前を通過、阿弥陀堂の前
を進んで少し下ると、高尾カタクリ自生地がある。

 北向の斜面林にたくさんのカタクリが花を咲かせるのだが、まだその面影は
何も見られない。

 阿弥陀堂は、山門の上が鐘楼で、上がると周囲が見晴らせる。


 南側の高尾さくら公園で小休止。全国各地からの寄進で植えられた何種類も
の桜があるが、いずれもまだ枯れ枝だった。


 公園の一角には、阿弥陀堂遺跡と大宮館の説明板があり、古墳時代や奈良・
平安時代の住居跡などが発掘されたことが記されていた。


 高尾八丁目に入り、谷地田や斜面林一帯を県の緑のトラスト保全地とした
「高尾宮岡の景観地」をぐるりと回り、北向観音のところに上がった。



 北側の三差路際には、道路を挟んで須賀神社と高尾氷川神社↑があり、須賀
神社北斜面の弁天池には、弁天堂が祭られ、古くからこの地の信仰の厚いこと
がうかがえる。

 氷川神社前を東北に進むと、色鮮やかに紅梅が咲く。


 その先の五差路の一角には、「これより石と舟とみち」と記された道標のこと
が記されている。鴻巣市馬室から石戸宿に通じる鎌倉街道沿いに建立された
もので、実物は教育委員会で保管し、現在は模造の道標が立てられていた。

 その先を2度V字状に迂回して、石戸一丁目の真福寺に入る。大きな山門を
くぐった境内には、いずれも北本市保護樹木のクスノキの大木2本とイチョウの
高木3本が枝を伸び伸びと広げていた。


 本町二丁目から緑一丁目の解会(げだつかい)の森の横を進み、16時ちょ
うど、ゴールのJR高崎線 北本駅に着いた。

 ゴール近くでは霧雨模様となったが、何とか傘は差さずに歩き終えることが
出来た。

(天気 曇後雨、参加 16人、距離 12㎞、地図(1/2.5万) 鴻巣、歩行地
 鴻巣市、北本市、歩数 25,100)
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カントリーウオーク鴻巣・北本(埼玉)

2010-02-14 23:26:49 | カントリーウオーク
 2010年2月11日(祝)



 まる17年の記念日を迎えたカントリーウオークグループの、第170会例会に
参加した。集合はJR高崎線の鴻巣駅。午後から雨の予報で冷え冷えしていた
が、16人集まった。10時10分に西口をスタートする。

 広い通りを真っ直ぐ西へ、つつみ学園の前を過ぎて荒川左岸堤防上に出る。
標高22.1mの三角点を探したが、見つからなかった。


 岸信介書の「災害復旧記念碑」の横から荒川左岸に広がる田んぼの縁の農
道に下り、県道の御成橋下を通過し、氷川神社に行く。

 境内の池からの流れにホタルを養殖しているようで、「氷川の里ほたるの会」
の看板があった。1月12日の例祭では、五穀豊穣を祈っての的祭(まとまつり)
りが行われるという。

 滝馬室(たきまむろ)の集落を南へ。白梅の老木が花盛り。


 鴻巣市立第二体育館そばにあった、ふるさと総合緑道休憩施設でトイレを
借りる。

 体育館の先を下って、広い境内の常勝寺に入る。大本堂や方形屋根のお堂、
六角堂、山門など、皆新しくりっぱな造り。よく手入れされた庭園には、季節の
花がいろいろ植え込まれていた。


 馬室小の手前を東に入り、谷津集落の野宮神社へ。


 社殿の背後はケヤキや常緑樹などの豊富な林が残る。背の高い木のこずえ
で、コゲラがドラミングをしていた。



 ひとつ南の通に出て氷川神社に向かう。少し手前にナノハナが咲き、近くの
食品工場には、ビニール袋に入れたたくさんの梅干しが干してあった。



 開放的で木々の少ない氷川神社↑を南に抜け、水下集落を回って三差路際
の妙楽寺観音堂へ。

 延宝4年(1676)の建立で、明治、大正年代に改築、昭和50年代に大改修
されたというが、歴年を感じさせない堂々としたお堂である。その前に、背の高
いクスノキが3本立っていた。


 色鮮やかな紅梅の咲く小道を進んで妙楽寺に回る。創建は応永12年(1405)
という古寺。現在の本堂は、昭和58年(1983)の改築という。

 本堂右手には、薬師堂もあった。

 荒川左岸田園地帯に再び下り、少し先の昼食地、原馬室(はらまむろ)キャンプ
場に12時25分に着いた。


 隣には、県史跡で登り窯が2基あったという原馬室埴輪窯跡(はにわがまあと)
が保護地区に指定され、説明板などが置かれていた。


 キャンプ場の東屋(あずまや)で食事とするが、気温が低くじっとしていると寒い。
だが、心配された雨はまだ落ちてこないのが幸い。

 目の前の水田には、10㎝前後に伸びた麦の緑が広がる。(続く)

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ドイツ鉄道の車両(フランクフルト中央駅)

2010-02-12 23:25:52 | ドイツいろいろ
 2009年8月13日(木)、ドイツ・フランクフルト中央駅から列車に乗り、ライ
ン川沿いのバッハラッハまで行きました。

 列車の出発前、フランクフルト中央駅で時間があったので、駅構内をめぐり、
ホームに停車していた列車を撮りました。

 中央駅には24本のプラットホームがあるので、ひっきりなしに列車が発着
し、その種類もいろいろです。

 ドイツ鉄道の車両は、赤い色彩の車両が多いようです。これは中距離向け
の電車形式のよう。


 こちらは電気機関車牽引の列車なので、比較的遠距離向きかもしれません。


 電車のなかでも新型車両のよう。


 たいていの列車に、自転車をそのまま積み込める車両があり、1両全部では
なく、車両の半分ほどを自転車の保管エリアにしているのが多かったように思
います。


 やや旧型の電気機関車。でもパワーはかなりありそう。


 ICE(インターシティエクスプレス)と呼ばれるドイツの新幹線で、専用線区間
では最高時速280㎞になるとのこと。


 やはり日本の新幹線同様、動力分散の電車形式です。



 上と下の電気機関車は似ていますが、よく見ると型式は違います。


 やや旧形式の電車が到着しました。


 こちらは、2階建ての新型車両。


 2階建て車両はこんな感じ。私たちも何度か乗りました。



 この上下2つは電車ですが、特徴のある顔をしていますね。


 フランクフルト中央駅以外でも、撮った車両があるので、別途紹介します。

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ドイツ鉄道・フランクフルト中央駅

2010-02-10 21:55:40 | ドイツいろいろ
 昨年8月中~下旬、ドイツ中西部への歩き旅に出かけましたが、その際、何回
か鉄道を利用しました。

 ドイツの鉄道は1835年にニュルンベルクにてスタートし、以後約170年あまり
もの間、交通手段の主役として利用されてきました。

 現在、総延長は約8万㎞、ドイツ全土を網羅しており、日本の鉄道同様、どの
列車もほぼ時刻表どおりに運行しているようです。

 その中で、ドイツの空の玄関口、フランクフルト空港に近い、フランクフルト中央
駅は、国内のいろいろな街道へのアクセスがよく、北ドイツ方面への路線が充実
しています。

 1日の乗降客は約35万人で、ドイツの主要駅の中で最多のようです。

 今日は、そのフランクフルト中央駅の中で、IC、ICEなど長距離特急列車の発
着する地上ホーム周辺の様子を、ご覧いただくことにしましょう。ホームの構造
は、行き止まり式になっています。

 駅構内は、大きなドームに包まれています。右手前がホームで、向こう側が
中央出口方面。


 逆に、中央出口側からホーム方向を見たところ。


 ホームは、1番から24番まであります。1番ホーム付近から見たところ。
番線の数字の左側がプラットホームです。


 15番ホームには、列車が入っています。

 
 23番線付近からふり返ったところ。右側がプラットホーム。


 いちばんはずれの24番線。


 中ほどのホームから、中央出口方面を見たもの


 列車の発車時刻、列車番号、行き先、発車する番線などの表示。同じ行き先で
も、日により発車番線は変わります。発車30分くらい前にならないと、その日の
発車番線は分かりません。


 ホームの端にある公衆電話。


 こちらは、駅職員による切符売り場。ホームからは少し離れています。


 対話しながら切符が買えるので、割引きっぷなどの相談が出来ます。


 ホームの端などにある、2種類のきっぷの自動販売機。


 左に書いてあるのは駅名です。真ん中の数字ボタンの上に、説明用の言語が
国旗で記されているので、ドイツ語以外でも読むことが出来ます。




 それぞれのホーム上にある、発車時刻や行き先表示。

 8月13日(木)に乗ったのが、ここ20番線からの11時8分発コブレンツ行き
列車でした。

 この列車の発車直後、駅構内を抜けるあたりでふり返ってみたフランクフルト
中央駅方面。


 このあとも何回か、ドイツ鉄道の駅や車両などについて紹介します。

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当ブログ、きょうで4周年に

2010-02-09 15:58:52 | Weblog
 2010年2月9日(火)

 連れ合いが庭で鉢植えにして育てているサクラソウ、いつもは4月になって
咲くのですが、壁際に置いた一鉢が、先月半ばから小さい花を付けました。


 4月に咲くのに比べると半分くらいの大きさのちっぽけな花ですが、形だけは
いつもの花と同じです。でも葉は、昨年12月から雨がほとんど降らないためか、
みずみずしさが感じられず、何となくカサカサとしています。


 そのサクラソウの上では、ようやく紅梅がほころび始めました。


 近所ではかなり見ごろになっている古木もありますが、わが家は庭が寒いの
か、いつも遅めです。


 ざっと眺めるとこんな調子で、見ごろはまだ少し先になりそう。

 去年は、花は咲いても実がほとんど付きませんでしたが、1年おきに実る
ような気がするので、今年はたくさん実のではないかと期待しているところ
です。

 ところで、今日2月9日(火)は当ブログの誕生日、ちょうど満4歳になりま
した。大勢の皆様にご覧いただいているお陰で、それを励みに日々アップ
しております。

 これからも、ウオーキングのレポートを中心に、出来るだけ楽しめるような
話題をお届けしたいと思いますので、引き続きご覧下さいますよう、
よろしくお願いいたします

 なお、誤りとか、気になることなどありましたら、どしどしコメントもいただき
ますよう、あわせお願い申し上げます

 

 
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関東百駅巡礼歩行 東武日光線合戦場駅(栃木)

2010-02-07 22:26:38 | 関東百駅巡礼歩行
 立春寒波で日本海側は大雪の2月6日(土)、関東百駅巡礼歩行の第62番
に参加した。集合地は東武日光線の合戦場(かつせんば)駅。関東もこの冬で
一番という寒さで、無人の駅に降りると風が冷たい。



 参加者は、東京、神奈川、埼玉からの6人、ボックス型の小さな駅を背に記念
撮影して、11時にスタートした。


 ときどき、風に乗ってパラパラと風花(かざはな)が舞う。

 閑散とした駅前を東へ、細い路地を抜けて行くと、「家中村警防団器具置場」
と右書きで記された古い消防器具置き場があり、中には、自動車でなく人手で
引く消防ポンプ車が残っていた。

 県道3号の合戦場郵便局横に出る。向かいの、古いりっぱな構えの民家前に、
「小平浪平生誕地」の石碑があった。

 小平浪平(おだいらなみへい)は1874年1月生まれ、明治・大正・昭和期の
実業家で、日立製作所の創業者で初代社長だという。

 南側の三差路を西に入り、駅南側の踏切を渡って、駅舎の裏手にある磐根
(いわね)神社に入る。

 創立は慶長元年(1596)、現社殿は文久3年(1863)再建のものとか。
参道に並ぶ木製の小灯ろうは、ほかではあまり見ないものだった。

 神社の背後から、上原の住宅地を通過、北端の小さい林を抜けて自動車学校
の前を通り、田園地帯に出た。

 田んぼの真ん中に落葉樹の大木が立つ。太い幹にはしめ縄が巻かれ、ご神木
のようだが、何の木なのかは分からない。


 三本木集落の西に進み、地図上の湿地マークのところへ。遊水地のような感じ
だが水は無い、しかしその下流からは、きれいな流れがかなりの水量で湧き出て
いた。


 流れに沿って少し進み、杉木立に囲まれた鹿島神社に入り、冷たい風を避けて
昼食とする。境内には、開け放たれた神楽殿があった。


 広々とした田園地帯に出ると、風がいっそう冷たい。北集落の北側で、細い
あぜ道を抜けたりして、標高66.5m三角点表示のある小さい隆起や、吹上小
の北を回って東北自動車道の下を抜け、片蓋集落に入った。

 赤津川の橋を渡り、すぐ北にある下野(しもつけ)三十三観音23番札所の伊吹
山聖観世音の善応寺に上がる。

 無住だが、山号の伊吹山は「美濃と近江の境にある山にあらず下野なり」と記
され、平安時代以降、多くの歌人に詠(よ)まれた、「かくとたにえやはいふきの
さしも草 さしもしらしなもゆる思ひを」の歌も、この地を歌ったものだという。

 畑のあぜ道や日陰に残る残雪の小道を抜けて、住吉神社に東側から入る。
境内は、杉やイチョウなど豊富な木立に囲まれていた。


 近くの駐在所でトイレを借り、片蓋の古い民家の間を南に向かう。やはり杉木
立の多い長宮神社の先で東北自動車道と赤津川の橋を渡り、台集落の地福寺
に寄る。

 境内に樹木は少ないが、新しい石灯ろうや、経箱を背負った玄蔵三蔵法師像、
伝教大師像などの石仏が幾つか奉納されていた。

 東北自動車道の栃木IC付近で、交差する県道32号の南に回り、赤津川右岸
沿いをしばらく進む。川には、欄干の低い同じ形の古い橋が幾つもかかっていた。


 右からの永野川と合流する永野川緑地公園のそばまで進み↓、川を離れて前方
に見える錦着山に向かう。


 山の北東山ろくまで行き、北から西へと半周する坂道を上がって行くと、標高
80.5mの二等三角点があった。


 さらに北側から展望塔のような建物の下に回ったが↑、施錠されていて上が
れない。そばに、予科練の歌の石碑や、いかりを形取った鉄造のモニュメントが
ある。三角点と塔の間には護国神社があり、海軍ゆかりの地であるようだ。

 高台なので、南側に栃木市街が一望でき、南東方には筑波山の双耳峰もよく
見える。桜やツツジも多く、花どきには賑わいそう。


 神社の石段を下り、南東に延びる直線の細い通りを、市街の中心に向かう。
 古くからの商店街だったようだが、多くの店が閉められていて、その面影は残
された看板で想像するしかない。

 第一小と栃木市役所の間を流れる「県庁堀」と呼ばれるコイの泳ぐ用水沿いに
入った。東側の三差路際に「文豪 山本有三文学碑」があり、近くには、木造洋
館の旧栃木県庁舎も残っている。


 清流の巴波川(うずまがわ)の橋を渡って東へ向かう。


 南北に走る広い通り、「蔵の街大通り」に出た。

 信号を渡ったところが、山本有三の生家である「山本有三ふるさと文学館」。
入館はせずに駅の方向に向かう。

 電線を地中化してすっきりした通りの両側には、蔵づくの古い商店が幾つも並
んでいる。蔵の街観光館に入って栃木市のパンフレットなどをもらい、少し話を
聞く。

 蔵の街大通りを1㎞ほど進み、ゴールのJR両毛線と東武日光線の栃木駅に
16時ちょうどに着いた。16時7分発浅草行き区間快速にて帰路につく。

 この日、宇都宮の最高気温は4℃、近くの小山では2.3℃とのこと。風もあり
体感温度はさらに低い感じ。手が冷たく、始終寒さを感じながらの歩きだった。

(天気 曇時々晴、参加 6人、距離 14㎞、地図(1/2.5万) 栃木、歩行地
 都賀町、栃木市)

 ちなみに都賀町は、近隣の栃木市、大平町、藤岡町と合併して3月29日に、
 新しい栃木市となる。
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