あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

ドイツ・ハーゲン郊外の民家村

2010-02-05 19:01:35 | ドイツいろいろ
 2009年8月22日(土)、ドイツ中西部のヴァンデルン7日目は、グレーアゼー
(Glörsee)からハーゲン(Hagen)まで歩きました。

 この日の午後、コースの途中にあった、ウェストファレン州立の「Westfälisches
Freilichtmuseum Hagen」と呼ぶ、民家園のようところを訪ねました。

 入園する前に、東側の斜面上から見下ろした園内の一部。


 園は、ウナギの寝床のように南北に走る長い谷底にあり、池を挟んで幾つかの
エリアに分かれていました。入口は右端(北側)の真ん中からです。


 園内の建物を、順次回ってみました。


 いつ頃のものなのか、メモは取ってなかったので分かりません。



 このあたりは、木造の建物が並んでいます。



 どっしりとしたレンガ造り。




 木造3階建ての大きな建物は、博物館になっていました。






 多くの建物は、中に入って見られるようになっています。

 
 家内工業の作業場のようです。


 家内工業の工場で生産されたカマ。


 工場内の写真と、その模型。


 この日は、足の裏のマメが広がって痛くなっていたので、中ほどまで見て
引き返し、1時間ほどの観覧で出ました。

 入口付近にあった大きな鉄の車輪、直径5mくらいあったでしょうか…。  


 さらに1時間あまり歩いて、この日の宿・ハーゲン・ユースホステルに着き
ました。
 
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節分の夜のあわ雪

2010-02-04 18:41:44 | 所沢だより
 一昨日(2月2日)の雪かきで痛くなった腰痛治療に、午前中、整形外科に行
って来ました。超音波治療に、何日か通うことになりそうです。

 さて、節分の昨夜(2月3日(水))から立春の今朝早暁にかけて、関東南部に
発生した低気圧の影響で、細かな粒子の雪がチョットだけ積もりました。

 今朝撮った、わが家の庭の葉っぱに積もった、雪の表情の幾つかを…









 植えた場所が悪いのか、1年おきにしか咲かないシャクナゲ、今年は咲きそう。












 ふんわりとした小さな粒の雪でしたが、午後には消えてしまいました。
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ドイツ中西部・ヴッパッタール動物園

2010-02-03 22:11:47 | ドイツいろいろ
 2009年8月20日(木)、ドイツ中西部のヴァンデルン(歩き旅)5日目は、
Grafrathからヴッパッタール(Wuppertal)まで、21㎞を歩きました。

 その途中、昼食後に訪ねたのが、ヴッパッタール動物園です。動物園は町
の南西部郊外の住宅地にありました。

 動物園の本館、入口はこの右手です。


 動物園の園内地図、北向の緩やかな斜面に園路が回遊するように配置されて
いて、その間には豊富な樹木が緑陰をつくっていました。右下のEingangと書か
れた赤い矢印が入口です。

 私たちは、おおむね左から上に上がって右手に回り、池のそばを通って入口に
戻りました。観覧時間はおよそ1時間です。

 入園してすぐ先に、ステージのある広場があり、花がいっぱいです。


 その左手にはフラミンゴの池が。


 人工の岩にへばりついているのは、カモシカの仲間のよう。


 空冷された大きな建物の中に、ペンギンがたくさん飼育されていました。

 入園する前後から、空が曇ってゴロゴロしていましたが、ここで雷雨となり、
少しの時間ですが雨宿りをしました。 

 雷雨はたいしたことなく去り、再び園内へ。シカの仲間でしょうか。


 小型の馬の家族。


 これは、シベリアに住むオオカミだったように思います。


 ゾウ舎にも、ゾウの家族が10頭近くいましたが、その中の1頭。


 こちらは、イノシシの仲間か。


 まだほかに、たくさんの動物がいたのですが、撮ったのはこんなもので、ほん
のわずかな動物だけでした。

 たくさんの水鳥が泳ぐ池のそばを回って、入口に戻りました。


 このあと、ヴッパッタールの市街地に向かいますが、雷雨のあと暑さが厳しく
なり、大汗で何度となく顔をぬぐったことが思い出されます。8日間のヴァンデ
ルンの中で1番暑い日でした。
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東京下町ウオーク「神田・湯島・上野・浅草」②

2010-02-02 18:53:31 | 江戸・東京を歩く
 昨夜の雪は、わが家周辺では積雪4~5㎝くらいか。朝食後、わが家など
10戸の私道の一部と庭の雪かきをしたら、腰痛模様に。整形外科の
お世話にはなりたくないのですが、どうなることやら…

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 2010年1月31日(日)続き



 不忍池を東に抜けて上野公園に上がり、精養軒前を通過して東照宮に向かう。
参道の入口に「お化け灯籠」と呼ぶ、大きな灯籠があった。

 佐久間大膳亮勝之が創建間もない東照宮に寄進医したもので、高さ6.06m、
笠石の周囲1.63mあり、同じ佐久間が寄進した京都南禅寺、名古屋熱田神宮
の灯籠とあわせて、「日本3大灯籠」と呼ばれているという。

 東照宮の一隅にあるぼたん園では、ボタン祭りを開催中。入園には有料なのと
時間の関係で入らず、入口のボタンの飾りだけ見る。 


 参道の両側は、全国各地の大名から奉納された、りっぱな石灯ろうが並ぶ。


 その突き当たりが東照宮だが、門の中に入ることは出来ない。

 ところでこの写真、チョット変だと気づいた人はいませんか? 種明かしは最後
にて…。

 この後、浅草まで歩くつもりだったが、予定より時間が経過したので、東京メト
ロ銀座線の上野駅から2駅先の田原町駅まで乗って、時間を稼ぐ。

 田原町駅から少し戻り気味に西から北に進んで、西浅草1丁目の東京本願寺
に行く。コンクリート製だが、築地本願寺同様に大きな本堂である。


 西側の通りが、いろいろな道具の店が連なるかっぱ橋道具街。日曜日なので
閉まった店が多いが、ここは食品サンプル店のショウウィンドウ。

 美味しそうな寿司やケーキ、ジョッキー入りビールなどのサンプルが並んでいた
が、ホンモノではないので、食べたり飲んだりすることは出来ません。

 こちらは茶碗の店、数え切れないほどの茶碗が所狭しと並んでいる。


 合羽橋交差点まで北上して右折、浅草寺の方向に向かう。途中にこんな看板の
店が…。62年前というと、昭和22~23年(1947~8)年頃の開業になる。


 南北につくばエクスプレスの走る国際通近くに、東京電力のテプコ浅草館という
展示施設があるので入館した。

 私は昨年1月の関東百駅巡礼歩行で、つくばエクスプレス浅草駅から来たことが
あるが、ほとんどの人が初めてのよう。

 1階ホールでは、昭和30年代頃のアメリカ映画のポスターがたくさん展示され、
2階には、「浅草下町ストーリー」と呼ぶ幾つかのコーナーがあり、これは、浅草
オモチャ館に展示されていた、昭和前半期かと思われる頃のすごろくなど。

 ほかに、水族館、巧芸館、浅草文庫、理髪店、写真館、発電所、電気館などが
あり、懐かしい浅草の雰囲気に浸ることが出来る。

 3階の展示室では、私もカントリーウオークの仲間の全国集会で行ったことの
ある、新潟県柏崎市高柳町のかやぶき民家の残る集落の写真展を開催していた。


 国際通を横切りさらに進む。正面に建設中の隅田ポートタワーの上部が見える。
東京タワーに代わり、首都圏のデジタルテレビの発信元になるもの。完成する再
来年春には、この倍以上の高さになるはず。

 それにしても、この乱雑な電線群はどうにかならないものだろうか。最近よく
見るテレビのヨーロッパの紀行番組では、こんな光景を見ることはない。

 沖縄料理の店に飾ってあった、たくさんのシーサー。


 仲見世通に入って浅草寺に向かう。相変わらずの人出で賑わっていた。


 宝蔵門↑を入ると正面が浅草寺本堂↓だが、今年11月末まで修理中で、
周囲は覆われていた。

 「浅草の観音様」で知られる浅草寺は、都内最古の寺で、坂東三十三観音
霊場の第13番札所である。

 縁起によると、推古天皇の36年(628)、檜前(ひのくま)兄弟が隅田川の
下流で漁をしているときに、網にかかった黄金像を祭ったのが起こりだという。

 広い境内にはほかに、伝法院、五重塔、仁天門(国重文)、淡島堂、鐘楼、
浅草神社(国重文)などがある。

 本堂の背後を回って西に戻り、花やしきの前を南に向かう。


 浅草演芸場前を通過し、再度東に向かい、浅草公会堂の東側あたりで、今日の
ウオークのゴールとした。

(天気 晴、参加 16人、距離 11㎞、地図(1/2.5万) 東京首部、歩行地 千代
 田区、文京区、台東区、歩数 20,000)

【東照宮の種明かし】 実はこの建物は、実物大近い大きな書き割りなのです。
 よく見ると、左側に空の色と違う部分がありますが、これが実際の空の色です。
 1番手前(最下部)の門はホンモノで、その上の屋根は同じ門を書いたもの。
1番上が東照宮の建物ということになります。

 現在、東照宮は修理中のため、姿が見せられないので、このような書き割りで
気分を味わってもらおうということのよう。 でも、よく出来ていて、私たちもそばに
行くまで気づきませんでした。
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東京下町ウオーク「神田・湯島・上野・浅草」①

2010-02-01 21:49:57 | 江戸・東京を歩く
 首都圏は午後から久しぶりの雨、いまはわが家周辺では雪になりました。明日
朝には、この冬初めての積雪となりそうです。

 暖かだった1月最後の日曜日、きのう1月31日(日)は、カントリーウオーク
グループの有志で、東京下町ウオークをして、江戸の名残の地などを巡りました。

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 2010年1月31日(日)



 JR御茶ノ水駅の聖橋(ひじりばし)際前に集まったメンバー15人は、10時4
分にスタートする。

 南へ下り、ニコライ堂の下を過ぎて、東側の神田淡路町に入った。通りの両側
には、名の知られた病院や医院が幾つかある。


 さらに進んで、老舗のそば屋や料理店などの建物の残る一角を過ぎ、旧交通博物
館前まで行って線路側を折り返して昌平橋を渡る。橋の欄干にカモメが羽を休めて
いた。

 神田川左岸沿いを緩やかに上がって湯島聖堂に入った。元禄3年(1690)、5代
将軍綱吉が、上野の孔子廟を移し、漢学の府としたところ。

 のち昌平坂学問所が設けられ、これが東京大学の前身となったという。

 広い敷地の西側にある孔子像。背後の大イチョウは、枝を大きく広げていた。


 入母屋造りの大成殿に上がる大きな鴟尾(しび)。


 聖橋の北側に出て、本郷通りから国道17号に回って近くの神田明神へ。

 天平2年(730)創建と伝えられる古社。江戸時代の神田祭は、江戸城内に
入った山車を将軍がご覧になるので、天下祭りとして有名だったという。 

 きらびやかな山門を入った社殿前の広場では、11時半から伊勢大神楽の奉
納があるとか。いすに座って待つ人もいた。

 社殿の西側から北側に幾つもある摂社を見ながら回り、北側の急階段を下り、
湯島3丁目に入って立瓜坂を上がる。

 通りのそばに、古いポンプが残っていた。


 ひとつ西の通りに出て、突き当たりが湯島天神。今日もかなりの人出である。
遅れてきたTさんが、ここで待っていて合流した。

 湯島天神は文和4年(1355)、湯島の郷人が菅原道真を祭り、のち文明10
年(1478)、太田道灌が再興したという。
 
 学問の神とあり、受験生による合格祈願のお札が何重にも納められていた。


 梅の名所としても知られているが、梅園の梅は、まだ咲いている木はわずか
だった。


 北側の春日通に出て西へ少しで、麟院(りんしょういん)がある。

 嘉永元年(1624)、徳川3代将軍家光の母、春日局(かすがのつぼね)が
再建し、65歳で没するまで20年の余生を送ったところとか。

 広い境内には樹木が多く、都心とは思えぬ静かなたたずまい。この周辺は
何度も歩いているが、この寺のことは知らなかった。


 境内の西北の隅に、春日局の墓がある。墓の中央に丸い穴があるが、局が
「黄泉(よみ)の国からこの世を見通せる墓をつくるように」と遺言したことから
だという。


 寺の背後に向かって、細い路地を鍵の手のよう縫って進み、文京区総合体育
館の横を過ぎる。この体育館のプールには、土曜半ドンの頃、仕事を終えた午
後、よく通って泳いだことを思い出す。

 その通りを北に突き当たったところに、東京大学の鉄門がある。狭い門から
東大構内に入った。

 ちょうど正午になったので、構内で昼食をすることにした。近くの東大病院の
建物の地階にあったコンビニで弁当を買い、そばのベンチで食べる。

 昼食を終えて病院の表側に回ると、建物の上部にあるデザインが目に入る。


 近くの広場には、明治初期にドイツから来日し、わが国内科学の基礎を築い
たベルツと、外科学の基礎を築いたスクリバの像が並んでいた。 

 グランドと剣道部の間から、構内の中心にある三四郎池に回る。もと加賀藩
前田家の上屋敷に築造された育徳園の園池で、夏目漱石の小説「三四郎」の
主人公が、よくここを散策したことから、名づけられた。


 安田講堂や理学部、工学部などの建物の横を回り、北側の弥生門で東大を
出た。

 近くには、竹久夢二美術館を併設する弥生美術館があるが、入館はせずに
通過して不忍池に向かう。

 
 少し先の建設業者の建物内に、珍しいものを見つけた。1964年の東京オリ
ンピックの時の台東区上野観光連盟の看板である。どこに掲げられていたのだ
ろうか…。


 不忍通(しのばずどおり)に出て横断、不忍池のボート池の北側を回る。

 池のほとりの柳が、かすかにふくらんでいた。


 池の中ほどにある弁天島に入り、弁天堂に参拝する。


 アシの茂る池に泳ぐ、たくさんのカモやユリカモメなどを眺め、上野公園に
向かった。    (続く)
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