第6日 2015年7月16日(木) 晴一時曇
== エストニアの世界遺産タリン歴史地区の観光とエストニア野外博物館へ(その1) ==
エストニアのの首都タリンの、ラディソン ブル スカイ ホテルで6時半に起床する。7
時30分から朝食をして9時にバスはホテルを出発した。
今日は、世界遺産タリン歴史地区の観光後、タリン市街の西方郊外にあるエストニア野
外博物館を巡る予定である。
今日午前中のタリン市内のガイドは、タリンに15年くらい在住という日本人女性のN
Aさん。 エストニアの人口は約140万人、日本の消費税相当の税率は20%、国内在
住の日本人は100人位、タリンの人口は約40万人、今朝の気温は18℃という。
バスはホテルから西に向かい、10分余りの旧市街の南西部で下車する。
緩やかな坂を北に上がり、最初にトームペア(Toompea)城に行く。すでにたくさん
の観光客で賑わっている。
エストニア人の砦跡に13世紀前半に建てられた騎士団の城で、支配者が変わるたびに
補強改築され、現在の姿になったのは18世紀後半とか。当時の権力者は知事官邸とする
ために改築したので、城というより宮殿のよう。
南西側には「のっぽのヘルマン」と呼ぶ高さ50.2mの塔がある。塔から北側にかけ
ての外壁とこの塔、そしてほかの2つの塔だけが15世紀の姿を残しているという。
建物には政府の一部と国の議会が入っていて、内部の見学は出来ない。塔の近くの緑地
では、何色かのバラが見ごろだった。
トームペア城の正面に相対するのが、アレクサンドル・ネフスキー(Aleksander Nevski)
聖堂。1901年に支配者の帝政ロシアにより建てられたロシア正教会で、エストニアが
最初に独立した時には移転する計画だったが実現しなかったとか。
議会のすぐ前にロシア正教会があるのは、エストニア人としては気持ちのいいことでは
ないらしい。
2つの建物の間を北へ延びる細い通り、Toom-Kooli通りを進んで、大聖堂の前に出る。
「聖母マリアの大聖堂」とも呼ばれ、1219年にデンマーク人がトームペアを占領後す
ぐに建設したもので、エストニアでは最古の教会とか。
タリンで中心的な地位にあるルーテル教会で、タリンの貴族たちが崇拝していたという。
バロック建築の鐘楼の高さは69mあり、上がるとタリンの街並みが一望できるようだ。
トームペア城からこの辺りにかけては「トームペアの丘」と呼ばれ、海抜約47mの高
台にある。大聖堂から北西に進んで、丘の北側にあるPatkuli展望台に行く。
北から北東側の展望が開け、中世を思わせる旧市街の赤屋根や幾つもの教会の尖塔、港
に停泊する大形クルーズ船などが一望できる。
もうひとつ、東側にも展望台があるという。トームペアの丘を右(南東)に回り込んで
次のKohtuotsa展望台へ。
赤屋根の旧市街の右手、旧市庁舎の向こうには新市街の高層ビル群なども望まれた。
南西に延びるコフトゥ(Kohtu)通りを大聖堂↑からアレクサンドル・ネフスキー聖堂の
そばまで戻る。途中の広場には、こんな木づくりの露店があった。
折り返すように東北に進んで、階段のあるリュヒケ・ヤルク通りを抜けて、旧市街の下
町の中心にあるラエコヤ(Raekoja)広場に行く。
15世紀建築という建物が並び、タリンの顔ともいえる場所のよう。
広場の南側には旧市庁舎↓があり、広場はたくさんの人出で賑わっている。
旧市庁舎は、北ヨーロッパにただ一つ残るゴシック様式の市庁舎とか。14世紀半ばに
最初の建物が建てられ、1404年の増改築後に現在の姿になったようで、塔の高さは
65mあるという。
広場の北側にある、「旧市庁舎薬局」あるいは「市議会薬局」と呼ばれる古い薬局
「Raeapteek」に入る。
1442年以前から営業していて、ヨーロッパで最も古い薬局とのこと。
手前の店舗部分が現在も営業していて、中世の治療薬から21世紀の薬まで販売してい
る。
その奥の幾つかの部屋には、古い調剤用器具や薬のコレクション、薬草類などが展示さ
れ、天井の梁には彩色された模様が施されていた。
10時30分に薬局を出て、11時までフリータイムとなり、ラエコヤ広場周辺を回っ
てみる。
広場の南側にある聖霊教会は、14世紀初めに記録が残る古い教会で、壁面の大時計は
1684年製で、タリンで最も古い公共の時計だという。
11時に集合後はヴィル(Viru)通りを東へ進む。
2つの城門の残るヴィル門を出た先には、生花を販売する店が続き、どの店にもきれい
な生花が所狭しと並んでいた。
生花店街の背後の台地は緑地になっていて、上がると2つの城門や周辺の賑わいが一望
できる。
ヴィル門に戻り、城壁に沿って北に延びるムーリヴァ(Muurivahe)通りへ。
城壁の下には、マフラーやセーター、靴下、帽子など暖かそうな衣類を販売する露店が
並び、客引きの声には片言の日本語も混じる。
その先、ヘレマン(Hellemann)タワーにつながる城壁の上には、200mにわたって続
くという歩道が見え、上がると旧市街の街並みの展望が楽しめるという。
ヘレマンタワーの下から、西に延びる「カトリーヌ(Katariina)の小道」と呼ぶ城壁の
間の細い通りに入る。
昔からの聖カトリーヌ商業組合があり、工芸品の工房が集まっている。
左側の建物に入り、それらの店をのぞきながら通りの西端まで進み、南北に延びるVene通
りへ。
北に見える聖ニコライ正教会↑は、1820年に建てられた新古典主義の教会とか。
Vene通りを反対の南に向かい、旧市庁舎を中心に人出で賑わうラエコヤ広場に戻った。
11時45分に広場の↑一角にあるレストランに入り、13時まで昼食をする。(続く)
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== エストニアの世界遺産タリン歴史地区の観光とエストニア野外博物館へ(その1) ==
エストニアのの首都タリンの、ラディソン ブル スカイ ホテルで6時半に起床する。7
時30分から朝食をして9時にバスはホテルを出発した。
今日は、世界遺産タリン歴史地区の観光後、タリン市街の西方郊外にあるエストニア野
外博物館を巡る予定である。
今日午前中のタリン市内のガイドは、タリンに15年くらい在住という日本人女性のN
Aさん。 エストニアの人口は約140万人、日本の消費税相当の税率は20%、国内在
住の日本人は100人位、タリンの人口は約40万人、今朝の気温は18℃という。
バスはホテルから西に向かい、10分余りの旧市街の南西部で下車する。
緩やかな坂を北に上がり、最初にトームペア(Toompea)城に行く。すでにたくさん
の観光客で賑わっている。
エストニア人の砦跡に13世紀前半に建てられた騎士団の城で、支配者が変わるたびに
補強改築され、現在の姿になったのは18世紀後半とか。当時の権力者は知事官邸とする
ために改築したので、城というより宮殿のよう。
南西側には「のっぽのヘルマン」と呼ぶ高さ50.2mの塔がある。塔から北側にかけ
ての外壁とこの塔、そしてほかの2つの塔だけが15世紀の姿を残しているという。
建物には政府の一部と国の議会が入っていて、内部の見学は出来ない。塔の近くの緑地
では、何色かのバラが見ごろだった。
トームペア城の正面に相対するのが、アレクサンドル・ネフスキー(Aleksander Nevski)
聖堂。1901年に支配者の帝政ロシアにより建てられたロシア正教会で、エストニアが
最初に独立した時には移転する計画だったが実現しなかったとか。
議会のすぐ前にロシア正教会があるのは、エストニア人としては気持ちのいいことでは
ないらしい。
2つの建物の間を北へ延びる細い通り、Toom-Kooli通りを進んで、大聖堂の前に出る。
「聖母マリアの大聖堂」とも呼ばれ、1219年にデンマーク人がトームペアを占領後す
ぐに建設したもので、エストニアでは最古の教会とか。
タリンで中心的な地位にあるルーテル教会で、タリンの貴族たちが崇拝していたという。
バロック建築の鐘楼の高さは69mあり、上がるとタリンの街並みが一望できるようだ。
トームペア城からこの辺りにかけては「トームペアの丘」と呼ばれ、海抜約47mの高
台にある。大聖堂から北西に進んで、丘の北側にあるPatkuli展望台に行く。
北から北東側の展望が開け、中世を思わせる旧市街の赤屋根や幾つもの教会の尖塔、港
に停泊する大形クルーズ船などが一望できる。
もうひとつ、東側にも展望台があるという。トームペアの丘を右(南東)に回り込んで
次のKohtuotsa展望台へ。
赤屋根の旧市街の右手、旧市庁舎の向こうには新市街の高層ビル群なども望まれた。
南西に延びるコフトゥ(Kohtu)通りを大聖堂↑からアレクサンドル・ネフスキー聖堂の
そばまで戻る。途中の広場には、こんな木づくりの露店があった。
折り返すように東北に進んで、階段のあるリュヒケ・ヤルク通りを抜けて、旧市街の下
町の中心にあるラエコヤ(Raekoja)広場に行く。
15世紀建築という建物が並び、タリンの顔ともいえる場所のよう。
広場の南側には旧市庁舎↓があり、広場はたくさんの人出で賑わっている。
旧市庁舎は、北ヨーロッパにただ一つ残るゴシック様式の市庁舎とか。14世紀半ばに
最初の建物が建てられ、1404年の増改築後に現在の姿になったようで、塔の高さは
65mあるという。
広場の北側にある、「旧市庁舎薬局」あるいは「市議会薬局」と呼ばれる古い薬局
「Raeapteek」に入る。
1442年以前から営業していて、ヨーロッパで最も古い薬局とのこと。
手前の店舗部分が現在も営業していて、中世の治療薬から21世紀の薬まで販売してい
る。
その奥の幾つかの部屋には、古い調剤用器具や薬のコレクション、薬草類などが展示さ
れ、天井の梁には彩色された模様が施されていた。
10時30分に薬局を出て、11時までフリータイムとなり、ラエコヤ広場周辺を回っ
てみる。
広場の南側にある聖霊教会は、14世紀初めに記録が残る古い教会で、壁面の大時計は
1684年製で、タリンで最も古い公共の時計だという。
11時に集合後はヴィル(Viru)通りを東へ進む。
2つの城門の残るヴィル門を出た先には、生花を販売する店が続き、どの店にもきれい
な生花が所狭しと並んでいた。
生花店街の背後の台地は緑地になっていて、上がると2つの城門や周辺の賑わいが一望
できる。
ヴィル門に戻り、城壁に沿って北に延びるムーリヴァ(Muurivahe)通りへ。
城壁の下には、マフラーやセーター、靴下、帽子など暖かそうな衣類を販売する露店が
並び、客引きの声には片言の日本語も混じる。
その先、ヘレマン(Hellemann)タワーにつながる城壁の上には、200mにわたって続
くという歩道が見え、上がると旧市街の街並みの展望が楽しめるという。
ヘレマンタワーの下から、西に延びる「カトリーヌ(Katariina)の小道」と呼ぶ城壁の
間の細い通りに入る。
昔からの聖カトリーヌ商業組合があり、工芸品の工房が集まっている。
左側の建物に入り、それらの店をのぞきながら通りの西端まで進み、南北に延びるVene通
りへ。
北に見える聖ニコライ正教会↑は、1820年に建てられた新古典主義の教会とか。
Vene通りを反対の南に向かい、旧市庁舎を中心に人出で賑わうラエコヤ広場に戻った。
11時45分に広場の↑一角にあるレストランに入り、13時まで昼食をする。(続く)
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つ一つの細かい事を覚えていませんので 再度 頷きながら写真と文を読ませて頂き~有難いです。 薬局では菩提樹のお茶を求めました。
間違いないようにしているつもりです。
違っている所がありましたら教えて下さい。