あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

「歴史街道へのいざない」講演会へ(東京・銀座)

2012-02-28 22:17:15 | Weblog
 2012年2月28日(火)

 今日は、東京・中央区銀座2丁目にある銀座ブロッサム中央会館で開催された、「歴史
街道へのいざない~歴史を楽しむ、ほんものに触れる~」という講演会に出かけました。

 この催しのことは連れ合いが情報を入手し、昨年暮れのうちに応募したところ、入場
券のはがきが送られてきたので、連れ合いと2人で出かけました。

 最寄り駅は、東京メトロ有楽町線の新富町駅。多分私は初めて降りたように思います。
駅のそばに中央区役所があり、その向こう、もとの築地川を活用した高速道路のすぐ向
こうに銀座ブロッサムのビルがありました。


 高速道路の上の、こ道橋からの高速道路の眺め。


 付近は高層ビルが林立していました。


 会場はこのビルの2階と3階にあたるところ。1階にあったレストランで早めに昼食
を済ませ、少し列んで待って12時開場の会場に入りました。


 開演は12時45分からですが、開演後の撮影は禁止なので、待ち時間に撮ったもの。


 そろそろ開演時刻なので、その前にとトイレに行くために受付付近を通ったら、思い
がけず、やまさんと敬子さんも来ているではありませんか…。

 もうかなり席は埋まっていたので、やまさんたちは別の席に座り、間もなく講演会が
始まりました。

 今日のプログラムは以下の通りです。

開 演 主催者 歴史街道推進協議会会長あいさつ

第一部 基調講演 「歴史に触れる旅~日本人のルーツ探し~」
        旅の文化研究所長・民俗学者・宇佐八幡宮(岡山県)宮司 神崎宣武氏
                              (かんざきのりたけ)   

第二部 特別講演 「春日の祈りの歴史~心のふるさと・大和を知る~」
         春日大社宮司 花山院弘匡(かさんのいんひろただ)氏

第三部 鼎  談 「歴史を見る喜び、伝統に触れる楽しみ」
         パネリスト     花山院弘匡氏
                俳優 紺野美沙子氏
         進   行     神崎宣武 氏

内容の幾つか

第一部
 日本の歴史は舒明天皇の629年からは明らかだが、それ以前の3世紀、崇神天皇から
 垂仁天皇の時代に、皇女の倭姫(やまとひめ)が、大和の御室(現在の三室)から伊賀、
 近江、美濃、尾張、伊勢、度会(わたらい・三重県)の幾つかの宮を32年にわたって
 伊勢神宮まで巡幸した理由、当時の大和の勢力範囲、神(天照大神)が鎮まる地として
 なぜ伊勢に落ち着いたのかなど。

第二部
 平城京を都とした地形的な背景、遣唐使を送る歌と返歌に読まれた大和の地のこと、
 平安京に遷都した後も、大和はロマンの地として歌われ、伊勢物語の初めにも記された。
 藤原道長の頃には、現職の政治のトップが競って大和巡礼をした。
 その大和の日出でる方向(東)に造られた春日大社は、平成27年に20年に1度の第
 60次造営を迎えるが、神仏習合だった平安時代の春日宮曼荼羅に描かれた時代と変わ
 らぬ造りになっている。

第三部
 歴史の旅で印象に残ったこと 
  紺野さん:奈良国立博で見た鑑真和尚、奈良公園の鹿を見ているだけで幸せを感じる
 春日大社の年1回のおん祭りは、夜のしじまの中で神に会える日
 次世代の人たちに日本の伝統文化などを伝える努力が必要
 心のよりどころが求められている現代だからこそ、パワースポットが人気に。
 東日本大震災を機に「絆」がキーワードになっている→あなたの祖先は何人いますかと
 問えば、20代も前までさかのぼれ血縁の絆だけでも大変な数になる。

 講演会は16時に終了しましたが、私が特に興味を引かれたのは、神崎先生の「倭姫巡
幸の道」の地図。この地図をたどり、古代の宮の跡をたどる歩き旅をしたら、どんな発見
や出会いに恵まれ、古代のロマンに触れることができるのでしょうか…。 
 
 
 
コメント
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