あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

2度目の高野山町石道を上がる(和歌山)〈続き〉

2008-12-29 21:23:01 | ウオーキング
 2008年12月2日(日)続き

 神田地蔵堂での昼食を済ませ、町石道の後半に向かう。写真は、
地蔵堂からの神田の田んぼの眺め。


 気にしていたのだが二里石は見つからず、100町石を通過する。
樹林下の気持ちよい土の道が続き、快適に歩を進める。

 再びゴルフ場沿いを少し通過し、90町石を確認した。


 笠木峠周辺は、右側が開けた明るい一角になっていた。72町石の
そばに三里石が立っていた。


 64町石の先では左手が開け、東方の山並みが望まれる。


 左下に車道が近づき、車の騒音が気になり、60町石のある矢立
峠に下った。標高は481m、国道480号際で、名産の柿を売って
いる。


 国道の傍らにある矢立茶屋に入り、抹茶とおやきのセットを注文
して休憩した。

 この抹茶セットは525円。おいしくいただいた。


 茶屋の先から再び林の中に入ると、弘法大師の袈裟掛け石があり、
その先には押し上げ石もある。

 空海が押し上げて、ご母堂の危機を救ったのだという。

 標高600m前後まで上がり、色づいた葉も現れる。


 30町石付近までは上り道が続いた。

 
 緩やかな下りとなり、高野山上まで続いていそうな車で渋滞して
いる国道を横断する。


 展望台と記された東屋があったが、木が伸びて展望はほとんど得
られない。先に休んでいた大阪・摂津市のご夫妻から、グレープフ
ルーツのお接待をいただく。お2人は毎年春秋の2回、日帰りで町
石道を上がるとのことだった。

 町石道は、しばらく国道に並行して進む。鏡岩を過ぎると、小さい
流れ沿いとなり、数個の木の橋を渡った。

 やがて緩やかな上り道となり、10町石を通過し残り1km余りと
なった。


 最後はやや傾斜が強まり、ひと汗かいて15時56分に、朱塗りの
色鮮やかな大門前に上がった。

 大門は高野山一山の総門で高さ25.8m、現在の門は宝永2年
(1705)の再建という。

 3連休の中日とあり、大門前の車道も車で渋滞中。標高848mの
大門付近の気温は、14℃を示していた。

 高野町の町並みに入り、トンネルをくぐって壇上伽藍の北側に回り、
根本大塔の北にある宿坊・西禅院に16時10に着いた。


 西隣の宿坊・宝城院のもみじが色鮮やかになっていた。


[コースタイム]九度山駅8:19ー真田庵8:25~31ー慈尊院
8:50~9:02ー丹生官省符神社9:04~12-展望台9:43
~50ー雨引山分岐10:15ー一里石10:35ー六本杉峠10:52
~11:05ー二ツ鳥居11:26~30ー地蔵堂(昼食)11:45~
12:17ー笠木峠12:59ー三里石13:25-矢立13:43~
14:00ー30町石14:25ー展望台14:45~57-鏡石15:15
ー20町石15:29-大門15:56ー宿坊・西禅院16:10

(天気 晴、距離 23㎞、地図(1/2.5万) 橋本、高野山、歩行地
 和歌山県九度山町、高野町、歩数 37,600)
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