あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国霊場を巡る遍路道(13)

2007-10-24 22:01:24 | 四国遍路あれこれ
 9月26日以来、1か月近く中断していましたが、「四国
霊場を巡る遍路道」の続きを再開します。

=======================



 四国遍路も終盤、最高所にある66番雲辺寺からの
下り道で香川県内に入りました。

 70番本山寺から71番弥谷寺へ向かう道筋。しばら
くは車の多い国道11号を進みますが、この県道31号
に入ると道幅も狭まりますが、交通量は減り、歩きやす
くなりました。


 少し飛んで、78番郷昭寺の参拝を終え、門前町とも
いえる宇多津(うたづ)町の古い家並みを抜ける遍路道。

 これは初回の写真ですが、2度目の時はこの通りは
「うたづのおひな祭り」で賑わっていました。

 宇多津町の隣は坂出市。市の中心街ではアーケード
を抜けて行きますが、ここもシャッター通りになっていま
した。


 79番高照院から80番国分寺へ向かう国道11号。

 広い歩道があるので、車の危険からは避けられます
が、車道は片側2車線で、交通量は相当なものです。

 80番國分寺の参拝後、背後にある稜線に向かって
上り、自衛隊宿舎のそばから81番白峰寺へ向かう林
間の遍路道です。


 白峰寺から自衛隊宿舎そばまで戻り、82番根香来へ
は、その先に向かいます。しばらくは稜線上の気持ちよ
いへんろ道が続きます。上の写真は雨模様の2度目、
下の写真は晴れていた初回のものです。


 標高365mの山上にある82番根香来寺から、JR
予讃線鬼無駅付近へ下がり、83番一宮寺への道は
2つありますが、こちらは、香東川の右岸の河川敷を
行く歩行者と自転車の専用道です。


 一宮寺から84番屋島寺への道は、高松市の中心街
を通過します。中心街を東に抜けたあたり。

 朝のラッシュ時で、市内に向かう車で混雑し、歩道は、
次々に来る通学の高校生の自転車に対向しなくては
なりませんでした。

 国道を離れて琴電志度線の潟本駅横を過ぎ、屋島
山上にある84番屋島寺へ向かって、簡易舗装の遍路
道を上がります。

 朝の遍路道では、毎朝ウオーキングをしているらし
い地元の方々と、次々に行き交いました。

 屋島寺から東に出て、眼下に見える平家の合戦場、
壇ノ浦の奥に下り、東側の五剣山(八栗山)の中腹に
ある85番八栗寺を目指します。

 鳥居をくぐると、八栗寺への上り坂となります。

 右はケーブルカー乗り場。歩かずにケーブルカーに
乗れば数分で八栗寺に上がれます。

 いよいよ最後の霊場、88番大窪寺へ向かう道。
前山ダム際にある「おへんろ交流サロン」に寄った後、
女体山(774m)越えの遍路道に入りました。

 譲波休憩所を過ぎ、車道に分かれて山道にかかり、
しだいに傾斜がきつくなります。


 車道を2度横断し、いよいよ女体山への最後の急登
となりますが、台風被害で崩壊した遍路道は修理中。

 通行禁止の立て札があったのですが、工事の方の
許可を得て通過させてもらいました。

 これは2度目のとき。初回は台風被害で通行止の
ため、この道は進めず、南側の県道3号を迂回して
大窪寺へ向かったのでした。   (続く)

 


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする