第3回の2003年から毎年、区間参加している中山道
ウオーク。今年は10月10日(水)に京都・三条大橋を出発
し、途中、3日間のぶらり探訪日を含み、22日目の10月
31日(火)の、東京・日本橋ゴールを目指してスタートした。
全コースを歩きとおすのは、男子6名、女子2名の計8名。
区間参加を含めると延べ420人を超える参加者が見込まれ
ている。
私は、出発の京都~関ヶ原までの3日間と、最終日の大宮
~東京・日本橋に参加する予定である。
2007年10月10日(水) 第1日
=京都・三条大橋~大津宿~草津宿=
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=34/59/46.723,135/51/52.67&scale=500000)
午前中は雨も予想された予報が外れ、朝から快晴である。
集合時刻の9時30分前に、東北から九州まで各地からの
参加者約30名と見送りの方数名が、鴨川にかかる三条大橋
西詰めに集まった。
今回の隊長は、大阪市のHKさん。1999年1月から2年か
けて全国1万1千㎞余りを歩いた伊能ウオークの本部隊員の
一人。現在は、日本ウオーキング協会の専門講師などの立
場から、ウオーキングの普及に尽力されている。
Hさんの挨拶の後、ストレッチ体操や、日本橋への完歩を
目指してのげきを飛ばし、記念撮影後、9時35分に三条大
橋をスタートした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/e0/55ab68e078c5a7337a43020c2b3c796a.jpg)
今日の行程は、大津宿、草津宿を経て守山宿までの32.
1㎞。ちなみに京都から草津まで、中山道は東海道と同じ
道筋である。
三条通を東へ1.5㎞ほどで東山山ろくの蹴上(けあげ)へ。
ここで琵琶湖疎水(そすい)のそばに上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/a6/c72c28401352a3523fb0276f864c83fa.jpg)
レンガ造りの浄水場と満々と流れる疎水を見下ろすところ
で、Hさんから、「明治2年(1869)に、都(みやこ)が東京に
移った京都振興のカンフル剤として計画された、疎水事業
について」の説明がある。
市の年間予算の十数倍の費用を投入して、知事が託した
若干21歳の主任技師の手により、すべて日本人の手により
行った、わが国最初の画期的な大土木事業だったことを知
った。
蹴上から1㎞余り、中山道を外れて北へ回り、琵琶湖疎水
のレンガ積みのトンネルも見る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/6c/9e958671bd9a11143ef33565c4ec1870.jpg)
さらに疎水の左岸沿いに天智天皇陵のそばまで進み、そ
のレンガを製造した場所という御陵の家並みを抜け、JR
東海道線の南に出て中山道に戻った。
間もなくの、京阪電車とJR東海道線の山科駅前で休憩し、
各自弁当を調達する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/e6/5bc9ac65f1cef6357d4bea1500eb6f0f.jpg)
京阪電車の南側を並行する旧道を進み、名神高速道路と
京阪電車に並行して谷間を緩やかに上がり、京都と滋賀の
府県境を通過した。
逢坂山(おうさかやま)関跡付近から下りとなり、国道1号
から国道161号へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/7c/bd9a88fae900562b61b7a0cc81d4fed3.jpg)
大津市の市街地に入って大津駅前を左折、裁判所のそば
にあった小公園の芝生で昼食をする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/a2/b17f030a338980cb4e0d5568fe1e5b17.jpg)
公園からは西に、昨年同じころ上がった比叡山がよく見
えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/11/3d2394514d8df665a1c63898f6ea0c23.jpg)
ここまでで帰る女性三姉妹と、Hさんのもとの会社のOB
3人が紹介された後、出発する。
きょうは琵琶湖畔を行こうということになり、公園の通りを
真っ直ぐ進んで湖岸に出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/30/488f502d6d3eb6d2386f65af0425feec.jpg)
雲ひとつ無い青空の下に、広々とした琵琶湖の湖面が広
がり、車の通らぬ遊歩道なので安心して歩ける。湖面から
のさわやかな風が心地よい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/d8/00b63eb6bb712ef79ddcaaa2520189b3.jpg)
ふり返ると、比叡山がまだゆったりとした山容を見せて
いた。
城のような造りの琵琶湖文化館や、巨大なびわ湖ホール、
超高層のホテルのそばなどを通過し、琵琶湖南岸をまたぐ
近江大橋下を抜ける。
その先は膳所(ぜぜ)城跡の公園。松の木陰などの緑陰で
休憩した。
すでに時刻は14時半過ぎ。スタートが遅かったので、守山
まで行くと暗くなると予想され、予定を変更し、今日は草津
までとする。
さらに湖岸の遊歩道を進み、JR東海道線と国道の瀬田
川大橋下を通過、瀬田唐橋際で中山道に上がり、大きな擬
宝珠(ぎぼし)の欄干が並ぶ日本三大名橋、瀬田唐橋を渡る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/44/c158dc1e75eb803a17a3ecd464a2d107.jpg)
大江の住宅地を進んで一里山にある一里塚跡を過ぎ、住宅
に囲まれた月輪池の横を抜ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/94/4f7f8fc1e6041a0b4c812376037b9f78.jpg)
野路町に入ると、国道との交差点近くに草津市の保存樹木
になっている樹齢150年のアベマキと樹齢百年のエノキが、
双子のように並んで立っていた。
間もなくの、東屋(あずまや)のある小公園、野路上北池公
園には、新しい野路一里塚の標識がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/59/43ed3f5adba0ee1f6b61bc725da4d886.jpg)
かやぶき屋根の山門がある立木神社を過ぎ、草津宿に入
った。
街道宿らしい建物が残る町並や、アーケードのある本四
商店街を通過する。「草津宿がわかる歴史館」や脇本陣の先、
天井川(てんじようがわ)になっている草津川のトンネル手前
が、中山道と東海道との分かれ道。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/57/92701dd9ddd059ded03ff0cf524baca7.jpg)
道しるべの大きな常夜灯が立っていた。
トンネルを抜けると、今日のゴールとなったJR草津駅は
近い。17時12分に着いた。
通勤帰りの乗客で混雑する東海道本線下り快速電車で守山
駅まで行き、駅に近いホテル近江守山に入る。
18時半からホテルロビーを借り切りで結団式のパーティを
開催し、20時半頃まで賑やかに顔合わせの歓談をした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/77/2deb74ab5fb031dbd088d394609a2296.jpg)
〈コースタイム〉京都・三条大橋9・35ー蹴上10・00~15ー天智
天皇御陵際11・05~10ー山科駅前11・29~50ー京都・滋賀府
県境12・12ー大津裁判所横の公園(昼食)13・00~30ー武道館
14・11ー膳所城跡公園14・35~40ー瀬田唐橋西詰15・14ー
一里山の一里塚跡15・55ー野路の玉川16・25ー立木神社前
16・55ーJR草津駅17・12
(天気 快晴、距離 28㎞、歩行地 京都市、大津市、草津市)
ウオーク。今年は10月10日(水)に京都・三条大橋を出発
し、途中、3日間のぶらり探訪日を含み、22日目の10月
31日(火)の、東京・日本橋ゴールを目指してスタートした。
全コースを歩きとおすのは、男子6名、女子2名の計8名。
区間参加を含めると延べ420人を超える参加者が見込まれ
ている。
私は、出発の京都~関ヶ原までの3日間と、最終日の大宮
~東京・日本橋に参加する予定である。
2007年10月10日(水) 第1日
=京都・三条大橋~大津宿~草津宿=
午前中は雨も予想された予報が外れ、朝から快晴である。
集合時刻の9時30分前に、東北から九州まで各地からの
参加者約30名と見送りの方数名が、鴨川にかかる三条大橋
西詰めに集まった。
今回の隊長は、大阪市のHKさん。1999年1月から2年か
けて全国1万1千㎞余りを歩いた伊能ウオークの本部隊員の
一人。現在は、日本ウオーキング協会の専門講師などの立
場から、ウオーキングの普及に尽力されている。
Hさんの挨拶の後、ストレッチ体操や、日本橋への完歩を
目指してのげきを飛ばし、記念撮影後、9時35分に三条大
橋をスタートした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/e0/55ab68e078c5a7337a43020c2b3c796a.jpg)
今日の行程は、大津宿、草津宿を経て守山宿までの32.
1㎞。ちなみに京都から草津まで、中山道は東海道と同じ
道筋である。
三条通を東へ1.5㎞ほどで東山山ろくの蹴上(けあげ)へ。
ここで琵琶湖疎水(そすい)のそばに上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/a6/c72c28401352a3523fb0276f864c83fa.jpg)
レンガ造りの浄水場と満々と流れる疎水を見下ろすところ
で、Hさんから、「明治2年(1869)に、都(みやこ)が東京に
移った京都振興のカンフル剤として計画された、疎水事業
について」の説明がある。
市の年間予算の十数倍の費用を投入して、知事が託した
若干21歳の主任技師の手により、すべて日本人の手により
行った、わが国最初の画期的な大土木事業だったことを知
った。
蹴上から1㎞余り、中山道を外れて北へ回り、琵琶湖疎水
のレンガ積みのトンネルも見る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/6c/9e958671bd9a11143ef33565c4ec1870.jpg)
さらに疎水の左岸沿いに天智天皇陵のそばまで進み、そ
のレンガを製造した場所という御陵の家並みを抜け、JR
東海道線の南に出て中山道に戻った。
間もなくの、京阪電車とJR東海道線の山科駅前で休憩し、
各自弁当を調達する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/e6/5bc9ac65f1cef6357d4bea1500eb6f0f.jpg)
京阪電車の南側を並行する旧道を進み、名神高速道路と
京阪電車に並行して谷間を緩やかに上がり、京都と滋賀の
府県境を通過した。
逢坂山(おうさかやま)関跡付近から下りとなり、国道1号
から国道161号へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/7c/bd9a88fae900562b61b7a0cc81d4fed3.jpg)
大津市の市街地に入って大津駅前を左折、裁判所のそば
にあった小公園の芝生で昼食をする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/a2/b17f030a338980cb4e0d5568fe1e5b17.jpg)
公園からは西に、昨年同じころ上がった比叡山がよく見
えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/11/3d2394514d8df665a1c63898f6ea0c23.jpg)
ここまでで帰る女性三姉妹と、Hさんのもとの会社のOB
3人が紹介された後、出発する。
きょうは琵琶湖畔を行こうということになり、公園の通りを
真っ直ぐ進んで湖岸に出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/30/488f502d6d3eb6d2386f65af0425feec.jpg)
雲ひとつ無い青空の下に、広々とした琵琶湖の湖面が広
がり、車の通らぬ遊歩道なので安心して歩ける。湖面から
のさわやかな風が心地よい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/d8/00b63eb6bb712ef79ddcaaa2520189b3.jpg)
ふり返ると、比叡山がまだゆったりとした山容を見せて
いた。
城のような造りの琵琶湖文化館や、巨大なびわ湖ホール、
超高層のホテルのそばなどを通過し、琵琶湖南岸をまたぐ
近江大橋下を抜ける。
その先は膳所(ぜぜ)城跡の公園。松の木陰などの緑陰で
休憩した。
すでに時刻は14時半過ぎ。スタートが遅かったので、守山
まで行くと暗くなると予想され、予定を変更し、今日は草津
までとする。
さらに湖岸の遊歩道を進み、JR東海道線と国道の瀬田
川大橋下を通過、瀬田唐橋際で中山道に上がり、大きな擬
宝珠(ぎぼし)の欄干が並ぶ日本三大名橋、瀬田唐橋を渡る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/44/c158dc1e75eb803a17a3ecd464a2d107.jpg)
大江の住宅地を進んで一里山にある一里塚跡を過ぎ、住宅
に囲まれた月輪池の横を抜ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/94/4f7f8fc1e6041a0b4c812376037b9f78.jpg)
野路町に入ると、国道との交差点近くに草津市の保存樹木
になっている樹齢150年のアベマキと樹齢百年のエノキが、
双子のように並んで立っていた。
間もなくの、東屋(あずまや)のある小公園、野路上北池公
園には、新しい野路一里塚の標識がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/59/43ed3f5adba0ee1f6b61bc725da4d886.jpg)
かやぶき屋根の山門がある立木神社を過ぎ、草津宿に入
った。
街道宿らしい建物が残る町並や、アーケードのある本四
商店街を通過する。「草津宿がわかる歴史館」や脇本陣の先、
天井川(てんじようがわ)になっている草津川のトンネル手前
が、中山道と東海道との分かれ道。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/57/92701dd9ddd059ded03ff0cf524baca7.jpg)
道しるべの大きな常夜灯が立っていた。
トンネルを抜けると、今日のゴールとなったJR草津駅は
近い。17時12分に着いた。
通勤帰りの乗客で混雑する東海道本線下り快速電車で守山
駅まで行き、駅に近いホテル近江守山に入る。
18時半からホテルロビーを借り切りで結団式のパーティを
開催し、20時半頃まで賑やかに顔合わせの歓談をした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/77/2deb74ab5fb031dbd088d394609a2296.jpg)
〈コースタイム〉京都・三条大橋9・35ー蹴上10・00~15ー天智
天皇御陵際11・05~10ー山科駅前11・29~50ー京都・滋賀府
県境12・12ー大津裁判所横の公園(昼食)13・00~30ー武道館
14・11ー膳所城跡公園14・35~40ー瀬田唐橋西詰15・14ー
一里山の一里塚跡15・55ー野路の玉川16・25ー立木神社前
16・55ーJR草津駅17・12
(天気 快晴、距離 28㎞、歩行地 京都市、大津市、草津市)