あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

中山道に残る近代化遺産

2007-10-20 22:21:48 | 中山道を歩く
 昨日まで報告した第8次中山道ウオークの初日に、
H隊長から現地で、琵琶湖疏水のことを説明してもら
ったことを報告しました。

 そこで、琵琶湖疎水についてもう少し調べてみたい
と思い、昨日書店に行ったら、10月から11月にかけ
てNHK教育テレビで放映中の「知るを楽しむ」の『ニッ
ポン近代化遺産』という番組のテキストを見つけました。



 この中に、「夢の総合開発プロジェクト」というテーマ
で、琵琶湖疏水が取り上げられ、すでに放映は済んで
いるのですが、テキストには17頁にわたり、詳しく述べ
られています。

 まだ全文を読んではいませんが、このプロジェクトが
京都市の近代化や、東京遷都後の京都の活性化など
に大きな貢献をしていることが分かりました。

 写真は琵琶湖疏水の、あるトンネルです。


 ところで、このテキストにはほかに、「桃介と貞奴の
愛のかたち」という題で、木曽川の電源開発が、また、
「急勾配に挑んだ機関車」というテーマで、旧信越線
の碓氷峠越えに使われた電気機関車のことが取り上
げられています。

 いずれも、いま皆さんが歩行中の第8次中山道ウオ
ークの沿線にあり、昨年、一昨年の前回や前々回など
のウオークでゆかりの場所を通過しており、中山道が、
日本の近代化にとって、大変重要な街道であったこと
が分かります。

 ほかに、「シルクカントリー秘話」というテーマで、中山
道に近い、群馬県の富岡製糸場なども取り上げられて
います。

 テキストにはないのですが、埼玉県の深谷市は、明
治維新後の日本の産業や金融の基礎を築いた、渋沢
栄一の出身地で、東京駅などのレンガを製造した工場
の遺構も残っています。

 テキストを見て、中山道ウオークの中で、これら日本
の近代化遺産を訪ねながら歩いてみると、当時の中山
道の重要さが、さらに認識できるのではないかと感じ
ました。
コメント (2)
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