あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

歩道を走る危ない自転車

2007-02-08 22:20:49 | Weblog
 昨夜のNHK総合TV、「クローズアップ現代」のテーマは、
『歩道か車道か▽危ない自転車』でした。

 まず、自転車はどこを走るべきなのでしょうか。

 警察庁交通局監修の「交通の教則」によれば、「自転車の
通るところ」として、以下のように書かれています。

(1)自転車は、車道を通るときは、道路工事などの場合を
   除き、車道の左端に沿って通行しなければなりません。

(2)自転車は、路側帯を通ることが出来ます。しかし、歩行
   者の通行に大きな妨げとなるところや、白の二本線の
   標示のあるところは通れません。

(3)普通自転車は、自転車歩道通行可の標識のある歩道を
   通ることが出来ます。この場合、次の方法により通行
   しなければなりません。
 
   ・歩道の車道寄りの部分(歩道に白線と自転車の表示
    がある場合は、それによって指定された部分)を徐行
    すること。

   ・歩行者の通行を妨げるおそれのある場合は、一時停止
    すること。

(4)普通自転車は、自転車道のあるところでは、道路工事な
   どの場合を除き、自転車道を通らなければなりません。

(5)道路を横断しようとするとき、近くに自転車横断帯があれ
   ば、その自転車横断帯を通行しなければなりません。
   また、自転車横断帯がないところでも近くに横断歩道が
   あるときは、自転車を押してその横断歩道を渡るように
   しましょう。

 自転車に乗る人で、このことを全部ご存じで、しっかり守っ
ておられる方は少ないのではないでしょうか。

 そのため、歩行者の私にとって歩道を通る自転車は、『走る
凶器』に思えることがよくあります。

 今日日没近くに歩いた所沢航空記念公園周辺は、歩道に
自転車通行帯が設けられていますが、それを守らずに走行
する人を何人か見ました。

 自転車歩道通行可の標識や、自転車走行者などの模様を
紹介します。

 歩道と自転車道が植え込みで分離されているところです。

 歩行者も自転車通行者も、それぞれの区分を守ってくれ
れば、お互いに安心して通行できます。

 白線で分離するほど広くない歩道です。自転車は車道
側と標示されています。


 自転車歩道通行可の一般的な標識ですが、自転車はどこ
を走るのかが標示されていません。

 何も知らない自転車通行者は、車道側を走行してくれる
とは限りません。

 この歩道は、白線で歩道と自転車走行路が分離されてい
ます。車道はけやき並木の右側なので、自転車は車道寄り
の右側を走らなければいけないのですが、この自転車は歩
道部分を走行しています。


 この歩道も上と同じで白線で分離してありますが、自転
車も歩行者もおかまいなくそれぞれのゾーンに入ってしま
っています。歩行者もゾーンを守って欲しいですね。


 自転車横断帯のある横断歩道です。ここで待っている人
のように決められた横断帯を通行してくれるといいのです
が……


 左の自転車のように、自転車横断帯を無視して(全く意
識してない)横断する自転車が多いのは困りものです。


 いつも自転車を利用される方、初めに書いた『自転車の
通るところ』の説明と、下の図をよく理解していただき、自転
車通行可の歩道を通行するときは、歩行者に十分注意され、
『歩道は歩行者優先』で『自転車は通らせてもらっている』と
いう意識で走行してもらえると、歩行者も安心です。

 ぜひご理解のほど、よろしくお願いいたします

 
コメント (3)
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