あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

カントリーウオーク蓮田(埼玉県)

2007-02-06 23:07:40 | カントリーウオーク
 本日は、埼玉県内を中心にカントリーウオークをしているグル
ープの、一昨年2月例会の模様を報告します。

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 =カントリーウオーク蓮田=  2004年2月11日(宿)



 JR宇都宮線蓮田駅に集まったメンバー23人は、10時16分
に出発する。

 まずは、東口から南東へ直線の道を1㎞ほどの神亀(かみか
め)酒造へ行く。

 神亀酒造の創業は嘉永元年(1848)という老舗。日本で最初
の、純米酒だけの醸造を始めたことで知られているという。

 酒造のHさんの案内で、洗米して蒸す釜場、大きな貯蔵タンク
群、吟醸中のこうじ室、積み上げたこうじ棚を圧力をかけて絞る
絞り機などの行程を拝見し、絞ったばかりの新酒の試飲もさせ
てもらう(写真はこうじの棚積み)。


 さらにお土産に「神亀」300ミリ㍑ビンと酒粕までいただき、
深謝して神亀酒造を出る。

 道路を隔てて直売店もあり、何人かが神亀酒造の酒や酒粕を
購入した。

 この後はグループごとに分けて昼食地へ向かう。梶ヶ谷戸公
園を抜け、住宅地を南西に進んで慶福寺へ。

 まにわ塔と呼ぶ新しい大きな半円塔がある。

 まにわとは摩尼珠のことらしく、塔に108体の摩尼珠車が
あり、回して礼拝するようだ。

 古い本堂のぬれ縁には、田んぼの耕耘(こううん)に使ったと
思われる木製の古いそりや竹製のビクがある。


 庭には、新潟中越地震物故者の慰霊と復興祈願にご住職が
制作したという、かわいい河童五百羅漢がたくさん並んでいた。


 また、精巧な彫刻を施した石灯ろうも立っていた。


 県道322号を横切り、蓮田南中の東から北を回って、JR宇
都宮線の西に出る。

 見沼代代用水右岸沿いに進んで、瓦葺伏越(かわらぶきふせ
ごし)にある小公園に12時ちょうどに着いた。

 瓦葺伏越は、見沼代用水が綾瀬川と交差するところ。綾瀬川
の下を樋管(パイプ)で潜るサイフォンとなっており、代用水はここ
から西縁(にしべり)、東縁に分流されている。

 少し風があり小公園は寒い。南側の田んぼは、風よけになり
そうな土手と、はさ掛けに使う丸太の保管場所があるので、乾い
た田んぼにシートを敷く。



 
 午後は、もう1度グループを組み変えして13時に出発する。
最後のグループがザックの忘れ物を発見し、呼びかける。背中
が軽いのに気づいたのはIさんだった。

 見沼代用水右岸の緑のヘルシーロードを北に向かう。豊富な
流れにカイツブリが2羽浮いていた。1.5㎞ほど先、見沼町の
勤労青少年センターでトイレを借りる。

 県道150号を東に少しの駐車場に、関山式土器の説明板が
あった。約6千年前の縄文前期の遺跡で、3軒の住居跡やほぼ
完形の関山式土器、5千点を越える土器の破片が出土したと
いう。

 県道を代用水の西まで戻る。栄6丁目の住宅地の北側に出
ると、一面に田園地帯が広がり、東北新幹線の向こうに雪の
赤城山や日光連山などが遠望できる。

 途中から2本北の農道に進んで西に向かったが、吹きさらし
なので風がやや冷たい。

 本集落に入ると樹木畑が多く、マンサク、ロウバイ、梅などが
咲いていた。

 東北新幹線の西側に出て、県道311号の薬王寺へ。小さめ
のお堂に薬師如来を中心に十二神将像が並び、みこし蔵には
百貫みこしが保管されていた。

 新幹線の東に戻り、南に進んで別所の法光寺に寄る。延暦
10年(791)開山という古寺。本堂は工事中で、境内に上の方
が欠けた十三仏板碑があった。

 約束の集合時刻、15時丸山駅到着に間に合いそうにないと
気づく。小室別所交差点から県道323号を急ぎ、丸山駅前を
通過し、原市の長久寺前のだんご屋・もみじ庵に15時28分
に着いた。

 予め担当のAさんが連絡し、休業日なのに特に営業してもら
ったもの。

 厄除け、みそだれ、磯部などの素朴なだんごや、コーヒー、
抹茶などを各自注文して味わった。

 ゴールの沼南(しょうなん)駅には16時6分に着いた。埼玉
新都市交通のモノレールで大宮駅に出て、有志は西口のT倶
楽部で、グループ発足12周年記念の宴を開く。

 いつもの居酒屋とは違うふんい気でにぎやかに歓談した。

(参加 23人、天気 晴、距離 12㎞、地図(1/2.5万) 岩槻、
 歩行地 埼玉県蓮田市、伊奈町、上尾市)
コメント
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