Shizuko Diary

日々の記録として・・

まちづくり・人づくり・・

2018-05-25 23:10:27 | Weblog
産業厚生委員会で三市の行政視察をしてきました。

1日目、[宮崎県日南市油津応援団]・・商店街再生事業(人口54,130人)
シャッター通りと架した250メートルの商店街に4年間で20以上の新規出店!という目標を果たした木藤さんのおはなしを聞いてきました。
小さなまちで、人やモノやお金を動かすためには,まちへ「応援」を集めないといけない!まちへの応援を集めるために必要なのは「覚悟」であるといいます。
人口が減っているのに人が増えようがない!商店街の課題ではなく地域の課題。
課題設定の中に商店街に何ができるのか?考えるだけではなく、動かすまちづくり・・
最初の店舗づくりは、地元で愛されていた喫茶店を改修したカフェ「ABURATSU COFFEE」・・この開業と並行してまちの同志で株式会社油津応援団という会社を設立した木藤さん、そのお話しには引き込まれるものがありました。
■ 店舗誘致・起業家支援(開店後のサポート支援)・人が集う場所・まちに出るキッカケづくり。
日南市は広島東洋カープのキャンプ地であることから、球場までの誘導路を真っ赤な歩道をつくったり、商店街の中に神社をつくったりと発想が豊かでした。
ないものねだりではなく、あるもの活かし・・印象に残った言葉です。

二店舗目出店のお豆腐屋さんのご主人も木藤さんとの信頼関係が厚く、お話を聞かせて下さいました。

2日目、[宮崎市小林市]・・地域資源を活かした食と農産物(人口45,002人)
・農産物のブランド化
・六次産業化
・観光促進PRムービーと食と農の魅力発信との連携
■ 豊かな自然と水から生み出される農畜産物の品質は全国でも指折り。
マンゴー・メロン・宮崎牛・梨にブドウに栗にゆず・・地元の食材を生かした6次産業や食育・味覚教育にも力を入れています。
「おはんとさるこ」⇒あなたと一緒にぶらぶら歩く!!
てなんど(一緒にの方言)小林プロジェクト・・市民ワークショップを通して、この地域の魅力を見つめ直し、もう一度考え・磨き・地域の人たちに向けては発信する。
ラインのスタンプ・PRムービーづくり、地元出身のアーティストNOBUさんと一緒に高校生を巻き込んだ「日々のうたごえプロジェクト」のビデオ「田舎女子高生」は感動ものでした。
食と農の魅力創出事業では、フランス・スイス・オーストラリアの日本大使館で公邸料理長を務めた地井シェフを小林市の食と農の魅力創出シェフとして活躍してもらっており、また、地方創生人財支援制度により派遣された矢野さんを市の観光政策参与として事業展開しています。
この二人のキーパーソンによって、事業が具体化されていました。
全て地元の食材!
小林市の知名度を上げる・・移住地の選択地の1つに上がればよい!!
自然やふるさとの温かさ、方言も含めて故郷の持つ魅力を最大限事業展開に結び付けているという印象を受けました。
まさにここの事業は、ふるさとの良さを見直すところから始まるのだと思いました。

3日目、[鹿児島県鹿児島市]・・鹿児島市観光未来戦略(人口596,319人)
稼ぐ観光の実現のために、基本目標を設定し横断的に取り組む3つの強化プロジェクト。
戦略推進のためにマーケッティングを強化し、ターゲットを絞った効果的な観光プロモーションを行うとともに観光消費額を増やすために広域的な観光誘致を官民一体となっておこなっている。
観光といえば桜島・大河ドラマ西郷どん・港に入るクルーズ船・・観光資源はたくさんあるけれど更なる観光立地、観光客を増やすだけではなく大いに鹿児島を体験してもらい観光消費額を増やすための戦略。
外国人観光客への対応、観光プロモーションによる鹿児島の認知度の向上を図るためにさまざまなチャレンジをしていました。

説明いただいた課長の名刺のお写真・・眉が西郷どんになっていました

それぞれの視察項目を・それぞれの自治体の取り組みを学ばせていただきましたが、やはりそこにはキーパーソンとなる人や市民・地域を取り込んだ仕組みがありました。
1つ1つの施策の根底に流れるものは、人とのつながり・人づくり・まちづくりであり、すべての取り組みを見附に当てはめることはできませんがヒントがちりばめられた3市視察となりました。




コメント
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