魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

リーダー 2

2007年09月21日 | 兄弟関係

団塊は子供の時から、あれこれ言われて、打たれ強い。
自分のことをとやかく言われても、「何のこと?」で、せいぜい「うるせえ!」ぐらいだ。
自分のことを言われても気にしないから、他人に対しても配慮がない。言いたい放題批判する。
特に昭和24年生まれはアクがきつい。昔から、丑年はガンコと言われるが、確かに、丑を表す山羊座と水瓶座は反骨精神が強い。さらに、木星と天王星が180゜の爆発状態にあって、しかも、インパクト大将の六白となれば、かなり暑苦しい。
解りやすい例が、武田鉄矢、たかじん、永ちゃんだ。

近年、団塊後の世代の、団塊叩きがよく話題になっている。
発起人は、だいたい昭和30年代生まれで、本来は団塊好きがアンチ団塊になったような言い分だ。
こんなことを言えば必ず、そうではないと言いそうなタイプばかりだが、おそらくどこかで、団塊にバカにされたのではなかろうか。とすれば、おそらく犯人は昭和24年だろう。
(ただ、学生運動自慢などする団塊は、元は野次馬だ)

この構図は、昭和20年代を戦後の長子とすれば、30年代は次子となる。勝手放題に生きる長子にあこがれた次子が、真似しようとしてバカにされ、恨んでいる図だ。
長子は単純に、「お前はお前の道を行け、付いてくるな」の気持ちだが、下の子は独自の価値観を見いだせず、「何で兄貴ばかり!」と長子叩きをする。同じ例は、民主党若手の「世代交代」論にも見られる。

相手を叩くより、自分のビジョンを打ち出せば良さそうなものだが、足を引っ張るだけの野党になる。足の引っ張り合いにビジョンは生まれない。

中韓の反日に、意地になって怒っているのもこの世代だ。
近代アジアでは、日本が長子であり、中韓は次子だった。元来は長子である中国と違い、朝鮮半島は本気で足を引っ張ろうとする。
長子タイプの団塊がこれに鈍感なのに対し、次子タイプの昭和30年代は、「アホ言うモンがアホ」で、対等になって腹が立つ。

戦前派がアジアの長子として「はいはい」と相手の気を済まそうとしたら、戦後の次子世代が「何でやねん」とくってかかって、却って火に油となった。
戦前派小泉の靖国参拝にしても、マイペースの行動であり、相手との関係行動ではない。その長子的態度に次子世代は惹かれた。(小泉本人は長子ではない)
ところが逆に、次子タイプの安倍は、賛否とも関係ばかりを意識した。そのことが、同じ次子世代の反発をかう結果になった。

昭和30年代は、戦後派としては次子だが、ネット世代としては長子になる。ネット上のオピニオンリーダーの価値観が、いわゆる若者の意見を形成している。