魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

もうひとつ

2007年09月11日 | 兄弟関係

身体感覚で、京都の親族殺人の男の話を取り上げたが、占い的見方についても書いておきたい。被告は26歳というから、おそらく一白だと思う。
九星と犯罪で、一白の犯罪傾向について

賄賂(贈賄)。性犯罪やセクハラ。思い込みによる怨恨。周到な保険金殺人。
と書いたが、今回も「思い込みによる怨恨」だった。

また、この件は兄弟関係の末っ子論にも合致する。
動機を、自分の母親をいじめていた伯母や伯父だからとしていたが、被告は母親の見方でそう思い込んだと見るべきだろう。でなければ子供である本人が、親の兄弟関係がわかるはずもないし、子供の時からその見方で見ていれば、何でもそのように見えるものだ。
実際、親類関係の怨恨は、親からの吹き込みが圧倒的に多い。
もし、自分の親の親兄弟に恨みを持っている人がいたら、もう一度、客観的に他人事として考えてみることをおすすめする。親の視点と自分の視点は違って当然なのだから。

この事件の詳細は知らない。だから断言できないし、スキャンダル的な興味はないが、親自身の兄弟関係の思い込みが子供に及ぶ例として興味深い。
末っ子論と言ったのは、兄弟関係で恨みを持つのは被害者意識の強い末っ子に多いからだ。
被告当人の兄弟関係はわからないが、今回の論理は末っ子の論理であり、親の感情移入であれば、お金を借りに行ったうえで逆恨みにつながる所など、親の影響と考えれば、母親が末っ子ないしは中間児ではないかと思われる。
長子が弟妹に対して愚痴るより、下の子が兄姉に対して日常的に愚痴る方が相対的に多いから、子供が影響を受けることも多くなる。
ただし、世の中、仲の悪い兄弟姉妹ばかりではないことは、言うまでもない。