魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

天秤座1968~1974年

2006年10月19日 | 世相史観

天王星 天秤座1968~1974年 <男性星座>
天秤座は夕焼けの「平和」と宴の始まり。「結婚」に象徴される異文化との出会い。多様性の共存。調和の美。公社会への意識を表す。
美と平和、相手、結婚、公正、バランス、身体は腎臓。国なら日本。

アポロ計画によって、人類は月という他の世界から、初めて自らの地球を見ることになった。相手の立場で考えるという、天秤の象徴的な出来事と言える。

乙女座時代からの混乱ベトナム戦争が続き、世界中が平和を求めていた。戦争と平和がせめぎ合う「騒がしい」時代。
1968年プラハの春をきっかけに始まったデタント(緊張緩和)は、米ソ軍事バランスを背景にした平和共存の模索だった。また、米中接近やパリ協定(ベトナム撤退)などの和平工作が進められた。
文革など乙女座の学生興奮は、1968年にはいると、フランスの五月革命など、世界的な多様化と平和運動へ変質した。日本でも乙女座(医療や学費)で始まった興奮が、安田講堂事件に進む過程で、反戦運動や世直し運動に変質して行った。

「日の出」の日本は日没の天秤にあたる。
逆のようだが意味的にはピッタリだ。日本の文化は「袋小路」シルクロードの終点の文化といわれる。一日をふりかえりながら楽しむ時。多様な文物が集まり融合する。
日本は融合文化の昇る国だ。

天秤座の時代はあらゆる価値が集合し、美を競い合う。
音楽はウッドストツクが文化的な象徴となり、日本ではフォークからニューミュージックが生まれた。

この時代の象徴句は「ピース」。
戦争勝利の「V」が平和を表すピースサインに変わり、今日でも写真は「ピース」。また、ピースマークとしてスマイリーフェイスが出現。笑顔も天秤座の象徴だ。