先日YAMAHAでアビテックスを見せて貰ったことから、
個人宅の防音室について、私も少し真面目に考えるようになった。
私の弾いているピアノは、ほかのお宅にはどの程度響くのか、
やはり集合住宅という点を考慮すると、防音部屋は必要か、
等々と、このところ思いを巡らせている。
現マンションは、ピアノ練習を考慮して買ったものではないが、
販売の段階では一応、遮音性がそれなりに高いというのがウリで、
壁や床が厚いので、楽器演奏も大丈夫、的なことがパンフレットにあり、
イラストには女の子とアップライトピアノが描いてあったものだった。
私の楽器は、小さいアップライトで消音装置がつけてあり、
夜の練習と、あまりにも譜読みの出来ていないヒドい状態のとき(笑)は、
ヘッドフォンを使っているのだが、昼間30分程度弾くだけのときは、
これまでのところ私は、そのまま、音を出して弾いている。
弾き方についてそのような判断をしたのには、一応の理由があって、
居住している私自身の感想として、真上のお嬢ちゃんのピアノは、
「ああ、何か練習しているな?」
とわかる程度には聞こえるが、特に気になったことはなかったからだ。
上のピアノは、こちらが静かにしているときなら気づくことは十分可能で、
精神統一して耳を澄ませば、メロディを辛うじて追えるくらいの音量だ。
私にとっては、それは生活の気配がわかる程度の音と変わらず、
これくらいであれば自分のピアノも許されるかなと、思ったのだ。
しかし、上階の音の感触から言って、私の音も下には聞こえてはいる筈で、
「全く漏れない」ことを初期設定として要求されるとするなら、
私のしていることも、迷惑行為だろうという怖れはある(大汗)。
上の階の方は、もしかしたら私が想像する以上に、
何らかの、防音の手立てを取られているのかもしれないし。
と、私が今、恥じ入っているのは、防音について検索していて、
マンションでのピアノに関する苦情の掲示板に偶然に出会い、
ピアノ練習をするお宅のせいで、どれだけ迷惑しているかを
非常に強い口調で書かれている文章を、たくさん読んだからなのだ。
「集合住宅では、電子ピアノ+ヘッドホン以外、ありえない」
「いくら音量を絞った電子ピアノでも、ヘッドホンでなかったら響く」
「300万以上出して、性能の高い完全防音室を作るならば、話は別」。
置き場所や窓の開閉など考慮したとしても、防音室無しの生ピアノは論外、
防音効果を謳うカーテンや遮音カーペットなど気休め、
……というのが、そうした掲示板での根強い意見だった。
官舎の時は「ピアノ練習等は、朝9時から夜8時まで」とだけ決められていて、
私自身は、近所のお子さん達のピアノにはある程度、慣れていたため
(とゆーか、官舎は生活音自体が筒抜けなので、お互い期待していない)、
こうした掲示板に出ているほどの、高水準を要求して暮らしたことがなかった。
それも、私の神経の太さを作り上げてしまった原因だったと思う(汗)。
悪かった。やはり防音室について、ちゃんと考えないといけなかったようだ。
ピアノは老後の楽しみになる可能性もあるから、
経済的にはかなり厳しいが、このあたりで、
ひとつ防音室については真面目に検討しようと思う。
それでも300万円は無理で、100万前後で分割払い、が精一杯ですが(殴)。
すみません、ワタクシあまりにも無神経だったでした<(_ _)>。
ただ、ご免なさい、ちょっと笑ってしまったのは、
「本当に迷惑。ぽかぽかと気持ちの良い昼寝時に限って、ピアノを弾き出す!」
というカキコミだった。
いや、おつらいのだろう、というのはお察しします。
しかし音量はともかくとして、時間設定に関しては、これは仕方が無いだろう。
ぽかぽかと気持ちの良い昼寝時、という時刻は、
ごく一般的な人なら、大抵、最も活動している時間帯だ。
一日のうち、家庭で音を出すための時間帯を選ばなければならないとすれば、
それは世の中の大半の人が登校・出勤して留守になり、太陽が高くなった昼時、
ということになるのは、消去法で行っても、無理もないことだと思う。
私も、娘が赤ん坊でお昼寝が欠かせなかった頃や、自分自身の体調不良などで、
昼の時間を様々な騒音に煩わされた経験は、たくさんあるので、
そのつらさはよくよくわかるのだけれども、それでもやはり真っ昼間は、
音に対して、ほかの時間帯より寛容さを要求されても仕方が無いと思う(逃)。
Trackback ( 0 )
|