転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



昨日の塾の保護者教室での話を、自分が忘れないために
書き留めておきたいと思う。
娘がお世話になっている塾は、地元中学入試専用の塾で、
全国展開ではなく、もともととても家庭的なのだが、
昨日の話も、今の時期の私にとってはなかなか良いものだった。

冒頭、塾長先生が、
「夏休み前の保護者教室で、確か、『夏休みがすべて』という
話をしたかと思いますが、……あれは全部忘れて下さい
と仰ったので大笑いだった。
日々新たな我々は、不都合なことは水に流して、前進あるのみだ(^_^;)。

********

・9月や10月は、子供には、まだまだ切迫感がない。
たかだか12年しか生きていない小学生にとって、
100日というのは、大人が考えるより、ずっと長い年月に相当する。
二学期の初めには、親だけが一方的に焦るが、まだ先は長い。

・塾がない日の家での勉強時間は2時間前後が良い。
3時間を超えてやっているとしたら、小学生には無理がある。
睡眠時間を犠牲にして長時間やる勉強方法は、改めること。

・各科目、苦手対策を心がけることは常に必要ではあるが、この時期は、
そのための時間を取るより、むしろ「まんべんなく」を重視すること。

・12月の初めから冬休み講座にかけては予習の要らないカリキュラムなので
時間はそこでたっぷりと取れるから、理社は冬から集中すれば取り返せる。
正月特訓も当教室では例年、おこなっていないので、
各自、自宅で休養を取り、体調管理を重視して勉強すること。

・苦手科目ほど、使用テキストの数を絞る。塾テキストだけで良い。
塾テキストも基本問題を中心に。発展問題は得意科目だけやる。
問題を数多く解くよりも、基本的なものを繰り返して身につけるように。
新しい問題をやったせいで、せっかくわかりかけていたことに混乱を来す、
という失敗を、苦手科目ほどしやすい。手を広げないこと。

・過去問は冬休み講座で本番さながらに時間を計って解くので、
先回りして今、解かないで、塾で扱うときまで残しておくように。

・合格のために必要なことは「基本を」「ていねいに(=ミスをしない)」。
6~7割の得点で充分に合格できることを忘れないように。
しかも合計点で競うのだから、科目ごと・単元ごとの苦手にばかり
心を奪われて偏った勉強をしないように。

・何より大事なのは、今こそ初心に返り、
『なんのための中学受験だったか』を思い出すこと。
不合格だったら失敗、という受験ならしないほうがマシ
中学入試は、客観的にみれば、人生の、小さな通過点に過ぎない。
目先の合否ではなく、将来伸びて行くための心身の力を、
この受験体験を通して得た、という結果になるように。

********

私の見るところ、娘の最大の欠点は「ザツい」ことで、
字が不揃いで汚いし、計算も速いのは良いが間違いだらけだ。
「積み木を上へ上へと積むときに、たとえストレスはたまっても、
ある程度、ゆっくり、そっと、丁寧にしないと、崩れるだろう?
乱暴にサッサとやったら、偶然にバランスが取れたときは良いが、
大抵、いくらも積まないうちに、がらがら崩れて台無しになるよね。
みーちゃんに必要なのも、そういう、我慢して丁寧に積む行動だよ」
と言ったら、娘は、
「そうか~~。今の、すごいよくわかったよ、おかーちゃん!」
と納得していた。
だが、十分後、彼女はテレビを観ながら「ケケケ」と喜んでいた。
きゃつはきっと、次のテストでも判読不能な字を書くんだろう(--#)。

Trackback ( 0 )



« 出ずっぱり 運動会 »